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レスリング特集
現役部員が語るレスリング観戦の楽しみ方
レスリングにはルールが複雑というイメージがある。そこで、安澤薫主将、浅見哲郎、大月葵斐(ともにスポ4)の3人にレスリング観戦の楽しみ方を直撃取材。レスリングについて熱く語っていただいた。
――レスリングはルールが複雑なイメージがあるが、みなさんはそれについてはどんな考えを持っていますか
安澤
確かにレスリングは五輪ごとにルールが変わるちょっと珍しい競技なんですね。サッカーとかっていうのはゴールに球を入れればいいシンプルなスポーツだと思うんですけど、レスリングはメジャーにならない理由の1つにルールの変更が多々行われるというのがある。だから、見ている側も理解し難い部分があるかなと思います。
浅見
複雑な分、知っていくうちに楽しくなる。自分たちからしてもハイレベルな試合は得点が割れて、どっちだどっちだってなったりするんですけど、そういう争いがまた醍醐味(だいごみ)というか面白みだと思います。自分、最初始めたころは全然分からなかったですけど、分かるようになってレスリングが楽しくなってきて、奥深さをやっていて感じます。
大月
まあ2人と同じ意見ですね。
――レスリングを知らない人はどういったところに注目すれば楽しく見られますか
安澤
そもそもレスリングは何かって言うと、相手をマットの上で背中をむかす、つまりフォールをする競技なんですね。そのなかで今複雑になっちゃってポイントとかあるんですけど、レスリングの基本としては相手の背中を押さえつけるっていうのが元です。ポイントは初めのうちは分からないと思うんですけど、相手の後ろに回ったら1点とか相手を返したら2点とかまあ見ているうちに分かると思います。スタイルによって見るとこは違うと思うんですけど、フリースタイルの場合、魅力はタックル。グレコ(グレコローマンスタイル)の場合はやっぱり大きい技であったり、投げ技であったり、そういうスタイルごとの魅力はあるとは思います。
浅見
僕ら3人フリースタイルやっているんですけど、フリースタイルの魅力はタックルじゃないですか。細かくいくと最初はとっつきにくいと思うんで、やっぱどっちかがタックルにいくっていうのと今はタックルを返すっていうのも結構、主流になってきているんで、テレビで見るような試合とかも。タックルいってバックに回れるかとか。相手を背中つけて倒せるかとか。そこから相手は返したとか。グラウンドっていう寝技のほうになっても相手をひっくり返す、っていうそういう単純な(技が)返る返らない、取る取らないっていうのは見ていてもおもしろいかなと注目してもらいたいとは思います。
大月
2人が言ったようにやっぱりタックル。フリースタイルはやっぱタックルが主流なんで。
――基本的な動作に注目してもらいたい
安澤
そうですね。やっぱり駆け引きがおもしろいと思うんですよ。相手の力であったり、上手く相手の懐に入っていくタックルをフリースタイルは志としてるんで、そのタックルの入り方であったり、何か取り方を「ああ、すごい」って思ってもらえればいいんじゃないかなって思います。。
――社会人の試合でみなさんはどういったところを注目して見ていますか
安澤
1つ1つの技が正確であったり、力強さであったり、そういう自分たちが持っていない面を持っている選手が多いんで、そういうのを参考に自分のレスリングに取り入れたいなってみんな思っている。
浅見
レスリングのレベルが段々高くなると、組み手というかそういうのであったり、細かいところで押さえるとことかやっぱりあるんですよね。関節の間とか。やっぱり弱いじゃないですか。筋肉のついているところではなくてそういうところを上手く取ったり、取られた時も相手に力が伝わるように一気に体重かけたりだとか。そういうのが上手いんですよね。強い人は。段々(レスリングが)分かってくればそういうのを見るのも面白いと思いますよ。自分はそういうとこを勉強していますね。
大月
強い人って絶対取れる技っていうのが多分あると思うんですけど、そういう1個のことを誰にでも使えるという技に大きくしていくというか、そういうとこを見習っています。
――みなさんのプレースタイルは
安澤
僕は結構、タックルを取りにいくスタイルで組み手でごまかしていって、あんま良いとは言えないんですけど、パーンと速いタックルを取りにいくスタイルで今はやっています。悪い面もあるんですけど。1つで取れなかったら、次取りにいけなかったり。今の自分の中での実力としては1発でしか取れないんで。その1つの技を正確に取りにいけるレスリングを今はやっています。
浅見
自分は本当、例えて言うなら「日本の戦争スタイル」的な(笑)。無謀なところでもいっちゃうみたいな。そういう感じでガーといって、まあまだ荒いスタイルなんですよね。なんか安定しないレスリングなので。そこをもっと安定しないとっていうのが、話ちょっとズレちゃったんですけど。まだ荒いスタイルってことで。
大月
自分は柔道やっていたっていうのが関係あるんで、投げ技とか足技。足使って相手を倒したりだとか。というのを使うようにしているんですけど。やっぱり大技なんで、そればっかりになっちゃって、逆に相手につけこまれて取られたりあるんですけど。
――みなさんはどんなプレーに注目してもらいたいですか
安澤
(自分のプレースタイルを)見て評価されるのは悪い気持ちはしないです。
浅見
やっぱりタックルをどうして取っていくのかとか。攻めて攻めて最後まで攻め切ってタックルを取ったとか。そういう前に出ているとこを見て欲しいです。
大月
投げが決まった時とかそういうとこを見てもらいたいです。
――先日、塚本さん(建未=スポ4)に取材したとき、「レスリングは頭を使う」と仰っていたのですが、みなさんはどんな戦術を持って試合に臨みますか
安澤
レスリングはだまし合いなんで、相手をいかにどうだましてどう足を取るかであったり、相手の意表を突くような行動に出たり、そういう面ではすごい頭使わないとやっぱ人間ですし、もちろん簡単に倒れないから、塚本さんも「頭を使う」って仰られたと思います。
浅見
頭使わないと勝てないというか。使っているやつが強くなっているっていうのが証明されているので、特にレスリングは自分だけの勝負ですし、団体競技ではないので、相手の体をいかにコントロールするか、どうやって点をとるかっていうのになっていると思うんで、そういう部分で勉強しないとっていうのはあると思います。
大月
やっぱり相手がどう動いて来るかって言うのを考えないと自分が入りたいときに入って相手がいなかったら意味がないんで。そういう相手の動きを考えるっていう点では頭を使いますね。
――日々の練習で意識すること
安澤
相手をいかにどうだますか。自分のタックルを上手く相手の懐に入るには相手をコントロールしなければいけないじゃないですか。相手をコントロールするには自分は今何をしなければいけないのか。どういう形で相手をだますのか。だますっていう言い方は悪いかもしれないですけど、相手を崩す、そういうのを日頃の練習でやっておかないと試合で出来ない。日頃の練習からやっぱりどういなすのか、だますのか、どういうタイミングで入るのかを意識して僕はやっています。
浅見
練習でもいかに相手に合わせないで自分のレスリングを展開して自分が思うレスリングを貫くっていうのを意識してやっています。結局は勝った選手が貫けたってことじゃないですか。負けた選手は相手のレスリングになってしまったということになっていると思うんで、一貫して自分のレスリングをやりにいくってことですね。
大月
試合と練習がかけ離れたら意味ないんで。出来るだけ試合と練習のスパーリングを同じレベルでやっていくっていうのと弱点をなくしていって得意技を増やしていくっていうことを心がけてやっています。
――最後に今季の意気込みと目標をお願いします
安澤
僕、今主将を務めさせていただいているんですけど、やっぱチームをまとめる人間としてやっぱり1番に立てるような見本であるような人でありたい。その分、みんなについて来てもらえるような人になることです。チームとしてはリーグ戦優勝が強くありますけど、個人的には後輩が見ている中、自分負けらんないんで、そういう意地というかインカレや学生選手権がいっぱいあるんですけど、その大会の中で常に1番を取っていけるような選手になっていきたいです。
浅見
自分も今季、4年生なんでね。出る試合全部、学生最後ってなってしまうので、団体戦なんてのも大学で最後なので、最後に団体戦という名の付く大会は全部優勝して、個人戦も全部制覇っていうのを狙って、最後に全日本(全日本選手権)という社会人が入った試合でも自分が優勝するっていう意気込みで頑張ります。
大月
やっぱりリーグ戦優勝。個人でも全国大会優勝。っていう目標を掲げて頑張ります。
レスリングは相手の背中を押さえつけるのが基本である。この基本が分かればレスリングの楽しさを知ることが出来るだろう。4月からいよいよ早大レスリング部は公式戦に突入。今後の早大レスリング部の活躍に注目だ。
(※学年は新学年)
(取材・編集 中島直輝)
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