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全日本学生選手権
8月29日〜9月1日 東京・駒沢体育館
予想外のアクシデントも9選手が上位へ進出
初戦を豪快なフォール勝ちで突破した山口主将
今季の全日本選手権(インカレ)も前半戦が終了し、3日目からはフリースタイル(フリー)部門の試合が行われる。今大会で連覇がかかる田中幸太郎(社3=京都八幡)、55キロ級のエース、西洸大(スポ2=京都・網野)が怪我でまさかの欠場。しかし、出場した13選手のうち、9選手が4日目まで残るなど健闘を見せた。
安定した滑り出しを見せたのは4年生2人。山口剛(スポ4=岐阜・中津商)主将は初戦をフォールで勝利する。今大会はグレコローマンスタイル(グレコ)での出場はなし。「自分の得意とするスタイルで優勝する」と昨季準優勝に終わったリベンジを強く誓う。もう1人の4年生、石田は減量中に発熱。減量が思うように行えなかったが、「きつい状況でも強い選手は、(体重を)落としてしっかり勝ってくる」と、余裕の見える発言だ。両人とも落ち着いた話しぶりの中に、静かな闘志がうかがえた。
まさかの初戦敗退で頭を抱える柏木
実力がありながら、思うように結果が出なかった選手もいる。1年生ながら、4月に行われたJOC杯ジュニアオリンピックなどで力を見せている保坂健(スポ1=埼玉栄)、桑原諒(スポ1=静岡・飛龍)だ。66キロ級での出場だったが、両人とも3回戦で0−1、0−1と1ポイントに泣いた。特に、60キロ級で出場した柏木健太(社3=埼玉・花咲徳栄)は3ピリオドまでもつれる激戦の末に初戦敗退。昨季の今大会でベスト8だっただけに、この結果は納得いくものではないだろう。次こそは実力を発揮し、好結果を掴み取ってくれるに違いない。
実力者の怪我や、予想外敗退はあったものの、残った選手は表彰台が狙える選手ばかり。グレコで優勝し勢いに乗る大坂昂(スポ2=秋田商)や、昨季準優勝のリベンジに燃える北村公平(教2=京都八幡)、120キロ級の前川勝利(スポ1=茨城・霞ヶ浦)は有望だ。多数の部員を抱える日体大や拓大に比べ、少数ではあるもののすべての選手が精鋭。最終日に向け、各々が爪をとぐ。
(記事、カメラ 辻耕平)
※掲載が遅くなりまして、誠に申し訳ございませんでした。
◆結果
55キロ級 堀井研作(教2=茨城・常総学院) 2回戦敗退
60キロ級 石田 3回戦進出
同 池田圭介(スポ2=群馬・館林) 3回戦進出
同 柏木 3回戦敗退
74キロ級 北村 4回戦進出
同 花山 4回戦進出
同 板垣光生(教2=埼玉・早大本庄) 4回戦進出
84キロ級 山口 3回戦進出
96キロ級 大坂 2回戦進出
同 廣瀬裕太(社3=静岡・沼津城北) 2回戦進出
120キロ級 前川 2回戦進出
◆コメント
山口剛主将(スポ4=岐阜・中津商)
――きょうの試合を振り返って
自分の力を出し切れたかなと思います。
――去年は準優勝でしたが、今回の意気込みを聞かせてください
1番の目標は、今は天皇杯全日本選手権で優勝することなので、今大会で優勝してステップアップしていけたらと考えています。
――今回グレコローマンで出場していない理由は
全グレ(全日本大学グレコローマン選手権)があるというのと、やはりフリースタイルも優勝していないのにそっちに出るのもどうかなというのが自分の中にあって、まずは自分の得意とするスタイルで優勝してからにしようと思ったので、今回はフリースタイルのみにしました。
――最後にあすに向けて一言お願いします。
優勝します。
石田智嗣(スポ4=京都・立命館宇治)
――今大会の意気込みをお願いします
4年生最後のインカレなので、良い形で締めくくれるように、優勝したいです。
――今日の試合を終えて調子はいかがでしょうか
自分的にはまだまだ思うような動きではなかったですけど、明日までにもうちょっと身体を調整して、ベストの状態でやりたいと思います。
――減量で少し危ない場面もあったと聞きましたが
そうですね。熱が軽量の前の日に出て、体重が中々落とせない状況だったんですけど、減量に予想外の展開、まさかの展開はつきものなので。自分も何回も経験していますし、きつい状況でも強い選手というのは、落としてしっかり勝ってくると思うので、まったく問題ないです。
――インカレは内閣杯や全日本選手権にも影響してくると思いますが
もちろん、12月の全日本選手権に勝つためのステップアップというか、ここで負けていたらそこで勝つのはムリだと思うので、やっぱり見ているところが違うということを見せつけるような試合をしたいと思います。
北村公平(教2=京都八幡)
――きょうの試合を振り返って
全然動けていないという感じでした。若干疲れがあるというのと、普段と違って初戦が夕方からで6〜7時間程待ち時間があっことで、調整の仕方を失敗してしまったというのもあってあまり動けなかったので、あすには調整したいと思います。
――ライバルである拓殖大学の高谷選手へのリベンジというのは意識していますか
そうですね。もし今回決勝で当たった場合、高校時代から含めて10回目の対戦になるので、記念すべき10回目じゃないですけど、良い節目なのでそこで初めて勝ってやろうかなという気持ちはかなりあります。でもやはり決勝まで行くのは簡単じゃないと思うので、とりあえずあすは一つ一つ勝ちたいです。
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