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 JOC杯ジュニアオリンピック 4月26、27日 神奈川・横浜文化体育館



 松本桂、武富が優勝と好結果を残す

優勝で自信を深めた松本桂(右)  今大会は早大から11選手が出場し、多くの男子部員にとって今季初戦となった。試合は松本桂が60kg級で武富隆(ともにスポ2)は74kg級で優勝と5月8日から始まるリーグ戦に向けてはずみをつける結果となった。

 松本桂の決勝の相手は京都八幡高・田中。第1ピリオドを先取するも第2ピリオドを落として、迎えた第3ピリオド。「手の内はだいたい分かっていた」と田中の攻撃を上手く交わし、反撃の機会を待つ。すると90秒時点でバックを取り、流れをぐっと引き寄せるとそのまま逃げ切り勝利。「勝っても反省の残る試合」ではあったが、優勝という結果がこれから先の自信につながるだろう。

アクシデントもあったが、それをものともせずに優勝した武富(左) 松本桂のすぐ後に武富の決勝が行われた。相手は専修大・江藤。序盤から試合を優位に進めたが、第3ピリオドで唇を縫うアクシデントが武富を襲う。だが本人は「(影響は)いたってない」と意に介さず、むしろ江藤の方が攻撃のリズムを狂わされたようだ。江藤の攻撃が単調になり、武富は冷静にそれをかわす。「相手をたくさん動かせ」と試合中に太田拓弥コーチ(アトランタ五輪銅メダリスト)に言われた通りのレスリングを実践。優勝が決まると早大部員の歓喜の雄叫びが横浜文化体育館にこだました。

 松本桂、武富の優勝で同階級の上級生には大きな刺激となった。悲願のリーグ戦優勝へ底上げされた下級生の力は非常に明るい話題である。

(中島直輝) 



スーパールーキー・石田(上) ★スーパールーキー・石田 準優勝でデビュー

 高校3冠(選抜、インターハイ、国体)のスーパールーキー・石田智嗣(スポ1)が66kg級に転向して大学デビューを果たした。本来の60kg級からの転向初戦ということもあり、「身体がまだ慣れておらず、体力的に課題が残る試合となりました」と語るも随所にセンスの高さを披露。常に相手の身体を支配し、勝負どころでタックルを決めるシーンには貫録すら漂った。結果は準優勝と潜在能力の高さからすればやや不安が残るものの、リーグ戦のレギュラーは濃厚。石田のこれからの活躍に注目だ。


◆コメント
太田コーチ
(松本、武富選手が優勝しました)昨年はあまりよくありませんでした。優勝したら世界やアジアに行ける大会なので、そういった場に行ってもらいたかった。リーグ戦の10日前でいいはずみになりました。(期待された石田選手は準優勝でした)普通にやれば勝てるはず。結構抑えられた試合があり、本来の動きがなかった。実力ではない。(西選手はまたも日大・三村選手に敗れました)女子3人は勝ちたいという意識が行動に伴っていない。普段の練習から勝ちたいという意識を持って、レベルを上げなければならない。(三村を)越える可能性は秘めている。性格を変えるぐらい。内に秘めたものを表に出して欲しい。(今年の一年生は例年と比べてどうですか)レベルは高いです。モチベーション、目的意識も高い。練習も一年とは思えないほどです。(優勝した二人以外に動きの目立った選手はいますか)鈴木です。2回戦負けでもいい動きでした。時間がかかるかもしれないですが、インカレまでに仕上げられそうです。(リーグ戦に向けてどんな調整をさせますか)いつも通りです。試合を想定します。この結果で同じ階級の上級生がいい面でプレッシャーを感じると思います。

松本桂
(優勝おめでとうございます。率直な感想をお願いします)同世代で優勝できたことが今後の自信につながる。動きの悪い試合があったので、勝っても反省の残る試合でした。(決勝では相手の身体を支配していました。決勝前、何を意識して挑みましたか)(相手は)よく練習に来ていたので、手の内はだいたい分かっていた。スパーリングをイメージしながらやるということです。(試合中、コーチからはどんなアドバイスを受けましたか)足を触らせないということです。(リーグ戦に向けて強化していきたいことは何ですか)組み手からの流れです。タックルをとってテイクダウンしてグランドで返す、これの完成度を高めたいです。

武富
(優勝おめでとうございます。率直な感想をお願いします)取らなきゃいけない大会なので取れてほっとしています。(決勝での口を縫うアクシデントの影響は)いたってないです。(相手のタックルを上手くかわし、効果的に得点を重ねたと思います)全然です。軽く取れるポイントも取れなかった。これでは世界じゃ通用しない。(世界ジュニアでは)勝ちます。(試合中、コーチからはどんなアドバイスを受けましたか)(武富は)スタミナがあるから、相手をたくさん動かせと。(リーグ戦に向けて、強化していきたいことは何ですか)気持ち。全員で勝つという気持ちです。

石田
(デビュー戦の率直な感想を)階級を60kg級から66kg級に上げたばかりで身体がまだ慣れておらず、体力的に課題が残る試合となりました。その対策を取りつつ次の試合へと繋げたいです。(決勝戦ではタックルが上手く決まらなかったようです。今までの相手との違いは)相手の腰に力が入っていたため、組み合った時に上手く処理することが出来ませんでした。やはりそれも(前述の)体力的な問題なのだと思います。(大学でレスリングという競技をする上で、高校時との違いは) 自分のレスリングスタイルを変える気はないし、変わらないと思います。ただ、大学には力のついた選手が多いし、階級を上げたこともあるので、それに負けないようにしたいです。そのために今は基礎を積む時期だと思っているので、練習をしっかりしようと思っています。 (早大で4年間を過ごす上での目標を聞かせて下さい) まずは5月8日からのリーグ戦で、自分に出来る限りのことをしてチームに貢献したいです。また、高校(立命館宇治)の先輩がインカレ(全日本大学選手権)4連覇を達成したので、自分も狙っています。もちろん4年後のロンドン五輪も視野に入れています。

西のどか(社2)
(前回のクイーンズカップからどんな調整をしてきましたか)前負けた選手(日大・三村)のビデオを見てどうすればいいかということを意識して練習してきました。(決勝の相手が三村選手と分かり、何を考えましたか)勝たなきゃいけないのに全然だめでした。(弱気になったか)ちょっとありました。(前回と同様に三村選手に返されて主導権を渡してしまいました。三村選手との差は何だと考えていますか)力と気持ちです。(準優勝という結果をどう受け止めていますか)優勝じゃなきゃだめ。だめな結果です。(準決勝では社会人の鈴木選手に勝ちました)年下なので。でも高校のときに負けたリベンジは果たせました。内容は悪いです。(ご自身の収穫は)ありません。(これからどんな練習に取り組みますか)練習相手でも負けないことです。(アジアジュニアの目標は)優勝です。

新井千明(社1)
(3位という結果について)準決勝では力を発揮できず、もの凄く課題が残る試合でした。相手が同級生だった事もあり、これからライバルになるので、次は負けたくないです。(自分のレスリングのスタイルは)どちらかと言えば、パワー系だと思います。(自分がやろうとしたレスリングはできたか)まだできなかったです。大学に入ってから指摘された事なんですが、基礎である構えが高い・バランスが悪いと言われました。そこをしっかりと直してから強くなりたいです。ここには強い先輩がいるので、それを活かしたい。(収穫は)自分の技術を見つめ直せたこと。負けたことで、悔しい、負けたくないという気持ちを持てたことです。(課題は)フットワークの強化、構えをしっかり直す、前へといくアグレッシブな気持ちを持つことです。(自分のアピールポイントは)絶対に負けないという気持ち。(早大レスリング部で過ごす4年間の目標は)インカレで優勝です。







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