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 ワセダクラブ特集 (4月11日 早大本部キャンパスフェンシング場)

 「楽しさを伝えたい」――フェンシングスクール 開校

 新学期が始まったばかりの4月11日、早大フェンシング場に小学2年生から中 学2年生までの男女8人が集まった。スポーツ少年団でフェンシングをやってい るという子から、まったく未経験の子まで、年齢や経験は様々。スクール初日と いうこともあってか、家族そろって来ている姿も見受けられた。

 ワセダクラブ・フェンシングスクールのスタッフは、早大フェンシング部監督 の川名宏美氏、同助監督の中村立雄氏、同部のOB、若手OB、そして現役の部 員で構成されている。川名監督は、以前から子供向けのスクールを作りたいとい う思いを持っていた。そんな折にワセダクラブの話が飛び込んできて、フェンシ ングスクール開校は「即決だった」という。川名監督の挨拶から始まったスクールは、他のディビジョンと比べて、少々寂しいスタートかという印象もあった。しかし、逆にその人数が幸いして、生徒1〜2人にスタッフが1人つくことができるという、非常に密度の濃いものとなった。

 「楽しくケガのないようにということを心がけている」(杉山文野コーチ)と いう言葉の通り、1時間にも渡る入念なアップから練習が始まった。練習メニュ ーは学生(部員)が行っているものが基盤となっているという。しかし、鬼ごっ こなど遊びの要素を混ぜることや、スタッフの「お兄ちゃん」や「お姉ちゃん」 が声をかけることで、小さな子供たちも楽しそうに取り組んでいたのが印象的だ った。アップの後は、未経験者と経験者に分かれて実際に剣を使っての練習となった 。経験者の組では、型などの基本から試合形式の練習まで行い、スタッフに教わ りながら審判をする姿も見られた。未経験者の組でも、剣の持ち方や型などの基 本を教わり、終盤には防具をつけての練習をするようになっていた。

初めて持った剣を「重かった」と語る女の子や「思ってたよりも周りが強かっ た」と語る男の子など、経験や年齢に関わらず笑顔の見られるのびのびとした雰 囲気の中で第1回スクールは終了した。 「強くなって、ワセダに来てくれれば……」(杉山コーチ)、「早大の(フェンシング)部につながればベスト。世界レベルの基盤作りをしたい」(川名監督)とスタッフの夢は広がる。一方、「目標はオリンピックで世界一」というコメントが飛び出すなど子供たちも意欲満々である。

決してメジャーとはいえないスポーツ、フェンシング。しかし、ワセダクラブ がフェンシングに触れ、楽しむ場を提供することで、子供たちの、そしてフェン シング界の未来と可能性も広がっていくのではなかろうか。

(久光真実) 
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