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 第64回全日本大学選手権 女子 12月8日 東京・墨田区総合体育館



 関西王者を追い詰めるも一歩及ばず・・・

要所要所でブロックが有効に決まり、辛抱強くボールを繋いだ
 全日本大学選手権(全日本インカレ)2回戦で長崎国際大をセットカウント2−1(20−25、25−20、25−15)で下したワセダ。3回戦では関西大学リーグを制した強豪・龍谷大と対戦した。第1セットを先取し、幸先良いスタートを切ったワセダであったが、続く第2、3セットを落としセットカウント1−2(25−21、19−25、21−25)で逆転負け。関西王者を追い詰めるも、悔しい敗戦で今季の戦いを終えた。

 龍谷大相手に臆することなく、第1セットはワセダが主導権を握った。最初の得点を町田実穂(スポ3=東京・八王子実践)のスパイクで奪うと、1度も逆転されずに試合を進める。17−14からセッターの黒木麻衣(スポ1=大阪国際滝井)が相手の意表をつくツーアタックを放つなど、セット中盤の4連続ポイントでリードを広げた。一方守備では、「ブロックが効いていた」とリベロの平田結莉(スポ4=東京・駒場)が語ったように、相手のスパイクをブロックに当て、流れを渡さなかったワセダが第1セットを奪う。

 第2セットも序盤はワセダのペースで進む。だが、14−13からまさかの5連続失点。この試合初めてリードを許す展開となり、このセットを落とす。迎えた第3セット序盤、平田の好レシーブでつなぎ町田のスパイクで追いつくと、その後は激しい点の取り合いに。交互に得点を重ねていき、なかなか点差が開かない。しかし、セット中盤に差し掛かった9−9から3連続ポイントを奪われると、その後も点を重ねられ、15−22と龍谷大に突き離されてしまう。窮地に立たされたワセダだったが、ここから意地を見せる。町田のブロックポイント、高野彩主将(スポ4=千葉・小金)のレフトからのスパイクなどで猛追。19−22とその差を3点とする。しかし、反撃及ばずセットカウント1−2(25−21、19−25、21−25)で惜敗し、ワセダは3回戦で姿を消した。

スタンドに挨拶する選手たちは悔しさを隠しきれなかった
 「守りに入らないように」(高野主将)とこの試合に臨んだワセダ。最後の最後まで粘り、関西王者である龍谷大を苦しめるも、中盤の連続失点が大きく響いた。しかし、「最後の試合にチーム一丸となって臨むことができた」(平田)と胸を張ったように、素晴らしい試合を披露した。来季からは2部でリーグ戦を迎えるが、引退する4年生たちの思いは一つ、『1部復帰』である。先輩たちの期待を胸に、来季は1部昇格を狙う。

(記事 塩澤毅志、カメラ 菅沼龍太郎) 








第64回全日本大学選手権 2回戦
早大
20−25
25−20
25−15
長崎国際大
【スタメン】
レフト 高野彩(スポ4=千葉・小金)
レフト 高橋早紀(スポ2=東京・下北沢成徳)
センター 濱野安希子(スポ2=東京・共栄学園)
センター 木暮美波(人1=群馬・高崎女)
ライト 町田実穂(スポ3=東京・八王子実践)
セッター 黒木麻衣(スポ1=大阪国際滝井)
リベロ 平田結莉(スポ4=東京・駒場)


第64回全日本大学選手権 3回戦
早大
25−21
19−25
21−25
龍谷大
【スタメン】
レフト 高野彩(スポ4=千葉・小金)
レフト 高橋早紀(スポ2=東京・下北沢成徳)
センター 濱野安希子(スポ2=東京・共栄学園)
センター 木暮美波(人1=群馬・高崎女)
ライト 町田実穂(スポ3=東京・八王子実践)
セッター 黒木麻衣(スポ1=大阪国際滝井)
リベロ 平田結莉(スポ4=東京・駒場)



◆コメント
高野彩主将(スポ4=千葉・小金)
積極的に声を掛け、チームをまとめる高野主将(中央)
――きょうの試合を振り返って
正直勝ちたかったですし、本当に悔しいですけど、一言でいえば悔いはないです。
――第3セットの粘りのシーンについて
点数は離れていたのですが、まだいけると思っていました。これはチームのみんなも同じ気持ちだったと思いますし、声や表情からもまだまだこれからというのがチーム全体にありました。最後詰め切れなかったのはありますが、底力を見せられたと思います。
――相手は龍谷大でしたがどのような意識を持って臨みましたか
守りに入らないようにしました。自分たちは失うものは何もないので、挑戦者の気持ちでぶつかろうという気持ちで試合に臨みました。
――今季を振り返って
1年間を振り返って、ことしは上手くいかないことばかりで、自分たち4年生としても苦しい1年でしたし、後輩たちにも苦しい思いをさせてしまった1年でした。つらいことばかりでしたが、最後こうして自分たちの力を出せた試合ができて、最後の最後でチームになれたかなと思います。
――4年間を振り返って
ワセダは推薦で入った人と一般で入った人がいるのですが、自分たちの代は推薦がいなくて、1年生の時に4年生になってこうしてコートに立っている自分を想像していませんでした。本当にワセダで成長できたという風に思っています。
――これからの女子バレーボール部に向けて伝えたいことは
自分たちの代で2部に落としてしまったので、まずは1部に戻ってほしいです。自分たちも練習を手伝って、チームが早く1部に戻れるよう応援したいと思います。

平田結莉(スポ4=東京・駒場)
──今日の試合を終えて
本当に明日に行きたかった気持ちはあるし、勝てると思っていました。負けてしまったけど、本当に良いチームで、良い試合が出来たので、悔いは無いです!
──第1セットは早々にリードを奪いました。上手くいった点は
ブロックがすごい効いていましたね。あとは、繋ぎのプレーでミスが無くて、全力で攻める気持ちっていうのが前に出ていました。そこは良かったと思います。
──第2、3セットは終始後手に回る展開だったが
勝ちたい気持ちが前に行き過ぎて、焦りが出てしまいました。ドリブルもすごい多かったし、気持ちが空回りした感じが強いですね。
──今季一年間を振り返って
最終的には私たちの代がリーグ戦2部に降格させてしまったんですが、この最後の試合で本当に1つのチームらしくなったので、最後の試合にチーム一丸となって臨むことが出来て良かったと思います!
──この試合をもって平田選手は早大女子バレー部を引退となりますが、4年間を振り返って
辛かったです(笑)。私たちの代はスポーツ推薦がいなくて、あとからスポーツ推薦で入ってくる後輩の子たちの足を引っ張ってしまうこともあったし、技術力では負けていたので、そういう中でチームを引っ張るのは難しかったです。だから辛かったですね何でも(笑)。でも最後は楽しかったです!
──最後に、後輩の皆さんにメッセージを
後輩は1人1人良い子たちばかりで、みんな技術力も高いと思うので、自信を持って来季の春季リーグに臨んで、1部に戻ってほしいと思います。







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