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秋季関東大学リーグ戦入替戦
10月30日 東京・駒大玉川キャンパス体育館
魅せた!宇都宮大にストレート勝ち
勝利を喜ぶ吉村
「絶対に負けられない試合だった」(梅澤成龍=スポ3、東京・早実)――そんな思いでこの日ワセダが迎えたのは、宇都宮大との秋季関東大学リーグ戦入れ替え戦だ。負けたら2部降格という重いプレッシャーがのしかかる中、結果はセットカウント3―0(25―14、25―22、25―20)のストレート勝ち。ケガによるエース七里幸洋(社2=大阪・清風)の欠場で空いた穴を、チーム全体でカバーするという最高のプレーを見せた。 第1セットは圧巻だった。ケガの七里に代わって出場した倉坂正人(社4=石川県工)が序盤から大活躍。強烈なスパイクを次々と決め、相手を圧倒する。勢いづいたワセダはそのまま8連続ポイントを奪うと、宇都宮大を一気に引き離す。最後まで主導権を握り続け第1セットを危なげなく獲得した。
この日1番の活躍を見せた倉坂
続く第2セット。圧勝だった第1セットとはうってかわって、試合開始早々から点の取り合いに。一時は逆転されることもあったが、中盤からは倉坂に加え吉村康佑(スポ2=長崎・佐世保南)と専田和也(スポ1=神奈川・弥栄)がスパイクを中心に得点を重ねる。4連続ポイントが決まると、流れを取り戻したワセダは25−22で第2セットを逃げ切った。
いい流れで迎えた第3セットであったが、またもや序盤から一進一退の戦いに。必死に食い下がろうとする宇都宮大との点差をなかなか広げることができない。しかし中盤になると、市川智之主将(スポ4=東京学館新潟)のクイック、北地航(スポ2=東京・早実)のサービスエースによって順調に得点を奪うことに成功。そして、最後は倉坂がレフトからの鋭いスパイクを見事に決め、第3セットも獲得した。
「きょうは絶対に負けたくなかったので、本当に我武者羅にやった」。そう語るのは、今日一番の活躍を見せた倉坂。吉井勝彦監督(昭61教卒)も「もうひとり舞台という感じでした」とその活躍ぶりを認める。今回、エース不在とは思えないプレーを見せることができたのも倉坂をはじめとする4年生の力が大きかっただろう。きょうの試合で波に乗ったワセダが見据える先は、1か月半後に控える全日本大学選手権(インカレ)だ。「最初に立てた目標がインカレベスト4」という市川主将の言葉どおり、12月にはセンターコートで熱いプレーを繰り広げるワセダが見られるに違いない。
(記事 高原亜弥、カメラ 久保田啓介)
秋季関東大学リーグ戦入れ替え戦
早大
3
25−14
25−22
25−20
0
宇都宮大
【スタメン】
レフト 吉村康佑(スポ2=長崎・佐世保南)
レフト 専田和也(スポ1=神奈川・弥栄)
センター 市川智之(スポ4=東京学館新潟)
センター 濱松啓陽(スポ1=佐賀商)
ライト 倉坂正人(社4=石川県工)
セッター 梅澤成龍(スポ3=東京・早実)
リベロ 本間隆太(スポ2=神奈川・弥栄)
◆コメント
吉井勝彦監督(昭61教卒)
――試合を振り返って
1セット目の入りが良かったのでリラックスできました。濱松(啓陽)のサーブが良くて、濱松のサーブで崩して流れをつかむことができました。サーブで攻めようとこの2週間サーブの練習に力を入れてやってきたのでその成果が出て良かったです。宇都宮大はサーブカットがちゃんと返ってしまうと怖いので、サーブでリズムをつかもうと選手たちが工夫してやってくれました。濱松は居残り練習をするなど頑張ってくれましたし、きょうも良いところで決めてくれました。
――これで1部残留です
これでやっと胸を張って1部のチームだと言うことができます。今までは自動昇格だったりで少しあいまいな感じだったので。8月からずっと休みなく練習してきて1部残留を決められて良かったと思います。
――1セット後半あたりから競った展開になったように思います
相手のサーブカットが安定してきたので。サーブで崩せなくなり、相手のセッターも上手なので攻撃を組み立てられました。
――倉坂正人選手はすごい活躍でした
もう一人舞台という感じでしたね。しかし倉坂だけでなくピンチサーバーで出た北地(航)やほかの選手もいつも通りの力を出して良い活躍をしてくれました。
――ストレート勝利でしたね
1部で戦ってきた成長が見えたと思います。自信をもってプレーできていました。
――インカレに向けて一言お願いします。
昨季はベスト8で終わってしまいました。ここまで良いチームになることができたので、今年はもう一つでも多く勝ち進みたいと思います。
市川智之主将(スポ4=東京学館新潟)
――試合を振り返って
ホッとしています。試合が終わったときには安堵で泣きそうになりました。
――宇都宮大戦までの2週間はどんな気持ちでしたか
宇都宮大は天皇杯で東京ベルディ(V・チャレンジリーグ)に勝ったり、2部で全勝とか前評判がすごくて、やるチームだなと思っていました。エースの七里(幸洋)がいないのでやばいなと不安にも思っていました。
――きょうはサーブで崩す場面もありました
サーブ練習の時間を少し多くしてやってきたので、個人のサーブに対する意識というのも変わったのだと思います。でもまだ攻めるサーブを打てている人がほとんどいないのでまだまだだと思います。
――第1セット序盤でいきなりリズムをつかめましたが、初めからどんどん攻めようと話していたのですか
そうですね。うちはいつも出だしが悪いのでとにかく最初からいこう、最初から攻めようと言い続けてはいました。
――きょう一番の活躍は誰だったと思いますか
倉坂(正人)ですね。4年生の意地を見せてくれたなという感じです。七里(幸洋)がいないところをよく埋めてくれました。
―インカレに向けて一言お願いします
最初に立てた目標がインカレベスト4なので。今年こそセンターコートに立てるように、あと1か月頑張っていきたいと思います。
倉坂正人(社4=石川工)
――1部残留を決めました。感想をお願いします
しんどかったです。とにかく。リーグ戦は2週間前に終る予定だったんですけど、そこから入れ替え戦に出ることになって。入れ替え戦は初めてだったんですけど、どういうところかわからない状況の中でみんな切羽詰っている感じで。怪我人も多い中で、風邪を引いている人も出てきて大変な2週間だったんですけど、やっとほっと出来たなという感じです。
――初めての経験である入れ替え戦に向けて、2週間、どのように調整してきましたか
ずっとリーグ戦で大黒柱としてやってきた七里が怪我してしまって、自分が出るしかないっていうときに、やったことがないポジションだったので、とりあえず僕自身が打ち込みをやって。セッターの梅澤はトス回しが上手く、リーグの時には調子が良かったので、そのとおりにやってもらえば梅澤の負担も軽くなるかなと思って、とりあえず僕は打ち込みました。いつもどおりのプレーが出来るようにやってきました。
――きょうはライトから多数のスパイクを決められていました。ご自身のプレーを振り返って
たぶんもう一回やれと言われたら出来ないです。きょうは絶対に負けたくなかったので、本当に我武者羅にやりました。気持ちだけできょうは動いていた感じなので、調子が良かったという印象も特に無いですし、ただ我武者羅にやってたかなという思いです。
――約1ヶ月後にはインカレも控えています。意気込みをお願いします
まず怪我人や病人が多いので、それを全員完治させて、ワセダの全員バレーでことしはセンターコートにいけると思うので、それを目指して全員で頑張っていきたいと思います。
梅澤成龍(教3=東京・早実)
――1部残留を決めた試合となりました。感想をお願いします
絶対に負けられない試合だったので、1セット目の出だしから集中して気を引き締めて出来たと思います。
――入れ替え戦出場が決定してから2週間、どのような意識で調整してきましたか
今まで、左利きの大エース七里がいて、僕も七里を頼りにしていた部分があって。正直不安はあったんですけど、そこは受け入れて気持ちを切り替えて練習に励みました。
――きょうのトス回しで意識したことは
僕の売りはライトへのトスで、そこに今までは七里が入っていたんですけど、そこがちょうど代わって、でもそこで僕のトスを変える必要は無いかなと思って。やっぱりライトで攻めました。
――そのライトには4年生の倉坂選手が入って、多くのスパイクを決めていました。トス回しの際に心がけたことは
昨日、ボールを集めますということは伝えてあったので。とりあえず、どんなカットでもアタッカーが打ちやすいところに持っていけるように。ブロックを振るとかということより、アタッカーの打ちやすいところに、ということを心がけました。
――約1ヶ月後にはインカレも控えています。意気込みをお願いします
ワセダは気持ち次第ですごく変わるチームで。強い時は強いと思うんですけど、弱い時は本当に弱いので。そういうところもしっかり練習から気合入れて、全カレでは去年のベスト8以上にいけるように、みんなで一丸となって頑張りたいと思います。
吉村康佑(スポ2=長崎・佐世保南)
――どのような気持ちでこの試合に臨まれましたか
負けたら2部降格というプレッシャーから緊張もありましたが、応援に後押しされ自分のプレーができました。
――1部残留を果たした今の気持ち
嬉しいです。次につながる課題も見つかったので、ためになった試合でした。
――七里幸洋選手不在のチームでどのように練習されましたか
倉坂さんがそのまま入る形で、他のポジションは崩さずに、ずっと練習をしました。4年生の力を感じた試合でしたね。
――きょうの試合に点数をつけると何点ですか
いい点数があげられると思います。
――インカレに向けての意気込み
センターコートに立つことが目標です。そのためにも、一戦一戦、目の前の試合に勝っていこうと思います。
専田和也(スポ1=神奈川・弥栄高校)
――どのような気持ちでこの試合に臨まれましたか
4年生の市川(智之)さんが緊張していたので、僕はプレーよりも場を和ませる担当に回りました。
――1部残留を果たした今の気持ち
嬉しいです。
――七里幸洋選手不在のチームでどのように練習されましたか
倉坂(正人)さんが頑張ってくれたので、自分は特に変わらずプレーできました。
――きょうの試合に点数をつけると何点ですか
80〜90点です。
――インカレに向けての意気込み
4年生の目標を達成できるように頑張ります。
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