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 バレーボール特集 



 CHANGE〜ワセダ、進化のとき〜第1回 森田絵美・高橋里枝

 北京五輪最終予選によって今、バレーボールは注目され、脚光を浴びている。早稲田スポーツも、これを機会に女子バレーボール部を追った。一般入試組が多く名を連ねる今年、台風の目になるべく、着々と進化を遂げている。今、最も目が離せない部の一つと言っても過言ではない。計3回の特集のうち、まず第1回目の今回は、先日モンゴルにて行われた第6回東アジア地区バレーボール選手権大会で日本代表として戦った3年生の二人(森田絵美・高橋里枝=ともにスポ)に話を伺った。

豪快にスパイクを決める高橋 ―まず、お二人はモンゴル(東アジア選手権)で「JAPAN」を背負ったわけですが、どうでしたか
高橋 ワセダの代表として行って、行く前は名前を背負うというプレッシャーを感じていました。
森田 何か変わったかな…。私は行く時、いろいろあったんですよ。ケガでリーグ出てなかったし、話をもらった時は行きたいと思っていたけど、リーグ出てないのに行くとか、正直図々しい話だし…。不安はありました。でも、皆が快く送り出してくれて、行ったからには成長して帰ってこないといけないと思いました。「JAPAN」でやったからには「WASEDA」で、それ以上をやらなきゃという責任感は生まれました。
高橋 モンゴルでは世界と戦って優勝して、日本よりも高いレベルでやらせてもらって、ワセダのレベルを上げなきゃという意識でやらないと。

―他大の選手と一緒にプレーしてみてどうでした。また、ライバルとかいましたか
高橋 いろんなチームのいろんな良いところを見ることができました。うまい人のうまい所、例えばバレー感であったり、ボールの行くところの読みであったりとか、とにかくうまかったです。
森田 私は自分がワセダの時には、負けたくないと思っていたんですが、あっち(日本代表)では、短期間なのに団結力があって、他大なのに関係なく全員で勝ちたいと思ってできました。1年やっているくらいのチーム力があって、ライバルとか考えずにプレーできました。

―先ほど、ケガの話をされていましたが、リーグ序盤に出場できなくて、いかがでしたか
森田 リーグ出ないかもってなったのが結構早くて、最初、監督に言われた時は、自分で出る気満々だったのでショックでした。でも、いつもインカレとかも私は良い状態でプレーしたことがなくて、皆に全快でやってほしいとか励まされました。春は体づくり、目標はインカレに合わせました。
高橋 その期間は絵美なしで試合しなきゃいけなくて、それははじめてのことだったんです。今まで二人エースとしてやっていたのに一人でやらなきゃと思いこんで、周りのチームメートを信頼しきれてなかった部分がありました。「心技体」で定める目標のうち、私の心の目標が「みんなを信じる」だったので、ここで絵美がいればとか考えることもあったんですが、それを乗り越えて、成長できたと思います。

華麗にスパイクを決める森田 ―春リーグを終えてみて、どうでしたか、また今のチームに足りないもの
高橋 負けた試合には理由があると思う。それをうやむやにしてはいけないです。日体大戦では2セットとった後に3つ連続で取られてしまいました。最後の詰めの甘さですね。
森田 私はバレー人生で初めて、ピンチサーバーとかピンチレシーバーとかで出場してみて、自分がどんな状況においても常に同じようなプレーができるような精神力が身についたと思います。リーグ後半で戻った時には久し振りにテンパって、自分がそうなるとチームもそうなるとわかりました。里枝と一緒で、みんなを信じ切れていませんでした。自分がということばかりでなくて、一人でバレーしてはダメだなと感じました。
高橋 いっぱいありますけど…。チームとしては、崩れた時に立て直せる雰囲気づくりをできる人がいないんです。雰囲気ができれば、攻撃力あるし、崩れることはないと思います。
森田 これなら絶対決まるっていうプレーが少ないですね。例えばキャッチからの切り返しとか。それをみんなが理解して、できるようになればブレないチームになると思います。

―話は変わって、お互いにここはすごいと思うところはありますか
二人 それは照れますねー。
森田 里枝は強いですよ。大学で一番、威力があると思います。同じチームで良かったです。
高橋 絵美はムードメーカーですね。周りにいる人が明るくなる。本当に見習いたいです。
森田 里枝は和むじゃないですか。私は意識してやっているんですけど、里枝は自然とね。あと、冷静にチームを見ています。私は冷静さに欠けると思うんですけど、そこで「ちょっと待って」とか言えるのが里枝のいいとこですね。

取材に答えてくれている二人 ―似ているところといったら
森田 負けず嫌いなところかな。私はむき出しにするけど、里枝は秘めています。あとは二人ともネチネチしてないでさっぱりしてますね。
高橋 あと、よく食べるとことか。

―では、自分自身はどんなプレーヤーだと思いますか、また何を意識してプレーしていますか
高橋 私は本当に単純な人間だと思います。バレーでも生活でも。人をだますとかやり方がわからなくて、うまさがないんですよ。
森田 私は逆に「どうやってだまそう」とか考えています。でもダメだと思います。努力しないし。もっと努力しなきゃとわかっているんですけどね。努力できないタイプですね。
意識は、自分を信じるということですかね。もちろん、みんなもスタッフも信じていますけど、自分を一番信じています。エースはここぞという時に頼られるので正直つらいんです。でも自分にしかできないからトスが上がってくる。元々弱いタイプなんで強がってないと。だから自分を信じて、心で言い聞かせています。
高橋 意識というか、よく言われるのは、力を抜くことですね。力を抜くと良いプレーがでるので。リラックスするように心がけています。

―下級生の活躍も見られるが、どう感じていますか
森田 特に1年生の子(平田結莉=スポ)が1年生らしいと思う。3年生になって責任感が出てきたけど、ありすぎてもダメだと思います。思いっきり声出してガムシャラにプレーすることも大事だと1年生を見ていて感じました。
高橋 とにかく下級生には楽しいバレーをしてもらいたい。そういう雰囲気づくりが大切だと思う。2年生の二人は、もっと自信をもってほしい自分の思っていることを信じてやってほしいです。

―最後に、これから始まる東日本インカレについて
森田 チームの目標は“ベスト4”です。そうすれば、東西インカレに出場できるので。
高橋 全体の目標のためには、春リーグでダメだったところを克服して、よかったところを全面にだして、東日本は数少ないですけど、その中で練習の成果を出していきたいと思います。

(取材・編集 見村恭央、亀本勇也)


笑顔で応じてくれた両エース ◆森田 絵美(もりた・えみ)
 レフト 171cm/292cm(身長/最高到達点) 東京・文京学院大学女子高等学校出身 スポーツ科学部3年

◆高橋 里枝(たかはし・りえ)
 レフト 178cm/292cm 新潟・帝京長岡高等学校出身 スポーツ科学部3年











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