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インカレ開幕目前 大学日本一の庭球部を直撃!(5/6回)

女子をプレーで引っ張る福井久美主将と荒川望(ともにスポ4)。テニスに対する真剣な気持ちと、ダブルスも組んでいる二人の結束がチームに与える影響は大きい。春は就職活動による練習不足から成績的には振るわず、悔しい思いをした。その分、春関以後の取り組みでは、監督・コーチだけに頼らず、チーム全体と各個人で明確なテーマを持たせ、主体的な練習をしてきた。荒川が「(試合が)楽しみ」とまで語った充実の練習で、最後のインカレに挑む。
充実の取り組みで最後のインカレに挑む/福井久美主将・荒川望選手(ともにスポ4)
――春関からインカレに向けて特に取り組んだことは
荒川 朝練ですね。6時45分集合で、7時から9時までやって、その後普通の義務練もこなす感じで。授業ある人は授業に出て、練習して・・・ってやる日が多かったです。春関後から量は増えました。
福井 4年になって、個人としての練習も大切ですけど、一番はまとめる身としてチームを上げていかないと、という思いが強いです。朝練も、土橋監督がやってくださっていますが、それに甘えてないで、自分たちの勝つ気持ちを出し切ってインカレに向かおうとしました。一人ひとりの授業をチェックして、みんなが練習できる日を選んで、朝練して、授業出て、練習して、という感じでやってました。
――他にはありますか
福井 春関後ミーティングをして、春関ではベスト4に3つ残れたけど、ダブルスをどうするかについて話し合いました。自分のやるべき練習をわかっている子もいますが、やっぱり中にはわからない子もいるんですよね。でも、自分が意識してやるとやらないのでは身につく度合いも全然違うし、各自がどんな練習をしたいかをわかることによって自立させたいので、練習を自分で組ませたりもしました。それに、トレーニングは荒川が組み立てているので、荒川に追い込む時期などを教えて、きつくしたり、軽めの調整にしたりしてきました。今年はそうやって朝練が増えて、自分達で考えて練習をやったりしているので、充実してます。
荒川 そうですね、充実感が違います。
――春関(ダブルス準々決勝敗戦)を振り返ってどうですか
荒川 一番の反省は、練習ができてなかったことです。でも今回は試合もたくさん出来ていて、練習も出来ています。
福井 ミーティングで、スマッシュの強化と、ポーチ(※)を打たれたときの返しなどを話し合ってきました。練習中は、先輩後輩関係なく思いっきりやれと。ぶつけてこいと言ってきました。遠慮していては後輩にとっても練習にならないし、良くないですし。
――最後のインカレという意識は
福井 私は、あまり意識はしてないです。ダブルス組むの、最後だなとは思います(笑)
荒川 意識して無いというか、あまり考えないようにしていますね。
福井 最後だと思っていると萎縮してしまいますし。
荒川 今年は、初めてこんなにダブルスを練習したという感じがあって、今までは自信がなかったんですけど、今年は楽しみです。早くやりたいです。
――荒川さんはシングルに向けては
荒川 シングルスでは、インカレはいつも成績悪いんですよ(苦笑)去年もリードしていたのにまくられたりとか、2年の時も同じような試合をしていて、あと一歩が出てなくて。今回は最後なので、一つでも多く勝ちたいです。ダブルスもシングルスも、練習してきたことを出せれば。出し切らないで負けるのは悔しいので。
――秋以降を含めての今後の展望は
福井 個人としてはインカレ、夏関(関東学生選手権)がありますが、チームとしてはずっと王座三位に甘んじていて、王座への思いが強くなっています。(王座までの)流れというか、リズムに乗っていきたいので、一戦一戦が大事です。個人の頑張りとかも励みになると思うので、個人でもみんなに頑張ってもらいたいですね。
――最後にインカレに向けてのコメントを
荒川 勝つしかないです。負けたくないですね。これだけ練習してきたし、一個一個勝っていきたいです。
福井 勝つというか…、負けるとかないです。一個一個ですね。やはり、これだけのレベルになってきたら、負けず嫌いじゃないとやっていけないと思いますよ。
※ポーチ…テニスのダブルスでは主に、後方の選手同士が打ち合うことが多い。積極的にポイントを取りに行くため、前衛が相手後衛の放つボールのコースに入り、ボレー(ノーバウンドで打つこと)で打つ攻撃のことをポーチと呼ぶ。
(取材・編集 田村里沙、寒河江真奈、増田 仁)
◆福井久美(ふくい・くみ)
1984(昭59)年10月23日生まれ。166センチ。京都・西舞鶴高校出身。スポーツ科学部スポーツ医科学科4年。右、左ともに両手打ち。パートナーの荒川曰く、「銭湯によく行くよね?」。好きなことは、「きむ」のポストカードを始めとした、福井の心に止まった言葉を集めること。お父さんからもアスリートの言葉などが送られてくるのだとか。特に中田英寿の「自分は頑張るという言葉が嫌い。それは当たり前のことで、その上をやるかやらないかが人との差になってくる」という言葉には、共感するところが多いそうだ
◆荒川望(あらかわ・のぞみ)
1984(昭59)年9月4日生まれ。167センチ。埼玉栄高校出身。スポーツ科学部スポーツ文化学科4年。左手打ち、右両手バックハンド。最近は「マンガの『DEATH NOTE』にはまっています」。それ以上に荒川がはまっているのは愛犬「イヴ」。種類はトイプードルの愛犬を「とにかく本当にかわいいんです!」と大絶賛。練習の疲れを癒してくれる存在だとか

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