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 第48回全日本学生室内選手権 12月9〜11日 大阪・江坂テニスセンター



 廣田・古田組がインカレ準Vペアを撃破!

新コンビながら、息の合ったプレーを見せる廣田・古田組
 今季も大阪での開催となった全日本学生室内選手権。球足の速いサーフェスという条件の中でも早大勢は奮闘した。新ペアで臨んだ廣田耕作(スポ3=佐賀・龍谷)・古田陸人(スポ1=愛知・名古屋)組が、全日本学生選手権(インカレ)準優勝ペアに勝利。田川翔太(教2=神奈川・湘南工大付)と遠藤豪(スポ2=三重・四日市工)の次世代Wエースは、単複ともに勝ち進んだ。

 『黄金世代』の4年生がチームを去ったことで、新たなペア編成となったダブルス。存在をアピールしたのは、廣田・古田組だ。インカレの準Vペアである奥(日大)・長尾(上武大)組にストレート勝ち。特に、第1セットは6−2と圧倒。伊藤潤(スポ4=佐賀・龍谷)とのペアで今季のインカレを制すなど経験豊富な廣田が、長身の古田を生かすというパターンでポイントを挙げていき、決勝進出を果たした。さらに、早大の看板コンビとなりつつある田川と遠藤もペアを結成。第1セットを6−1と簡単に取るも、その後は苦戦する。第2セットを取り返され、ファイナルセットも3−4とリードを許した。敗戦のピンチとなるも、「勝負どころで引かなくなって、思い切って勝負できるようになった」(田川)と必死のプレーで挽回(ばんかい)。ブレークバックして4−4と追いつくと、第9ゲームで1ポイント落とした後は8連続でポイントを奪って勝利。最後に底力を発揮した。

大城は善戦するも、先輩を破ることはかなわなかった
 シングルスは早大対決が2試合あり、大城光(スポ1=埼玉・秀明英光)は敗れたものの遠藤から1セットを奪う健闘を見せた。「ストレートに打っても、クロスに鋭角に飛んできたので、ぼくはちょっと嫌で」と、クロスへの展開は遠藤も舌を巻くほど。「本来の力を出せばいけるんだと思った」(大城)という強気の発言からも、来季の飛躍への頼もしさを感じさせる。田川はインカレ王者として初めて迎えた学生大会となったが、只木信彰(教3=神奈川・湘南工大付)を相手に6−1、6−2と完勝で強さを示した。

 ダブルス決勝は同士討ちとなった。「練習(試合)をやって1回勝ったことがあるので、強気でいきたい」(古田)。格上を倒し、勢いのある廣田・古田組を今大会の第1シードである田川・遠藤組は止められるか注目だ。また田川と遠藤には、勝ち残っているシングルスにも期待が懸かる。

(記事 佐藤敬久、カメラ 中丸聡史) 



◆結果
【本戦1日目】
▽男子シングルス1回戦
○只木(6−3、6−4)渡辺(専大)
●廣田(3−6、6−7(8))長尾(上武大)
○遠藤(6−0、3−6、6−3)熊谷(大院大)
○田川(6−4、7−6(5))志賀(慶大)
○大城(6−2、6−4)星野(法大)

▽男子ダブルス1回戦
●西優馬(スポ3=福岡・柳川)・横山良輔(スポ3=佐賀・龍谷)組(4−6、7−6(5)、4−6)福田・野口組(関大)
○廣田・古田組(6−7(2)、6−3、6−3)加藤・近藤組(慶大)
○田川・遠藤組(7−5、6−4)黄・辻田組(関学大)

【本戦2日目】
▽男子シングルス2回戦
○遠藤(6−1、1−6、6−3)大城
○田川(6−1、6−2)只木

▽男子ダブルス準決勝
○廣田・古田組(6−2、6−4)奥(日大)・長尾(上武大)組
○田川・遠藤組(6−1、1−6、6−4)福田・野口組(関大)


◆コメント(本戦2日目)
廣田耕作(スポ3=佐賀・龍谷)
――ダブルスでの決勝進出おめでとうございます。率直な感想は
良かったです。うれしいです。
――きょうの試合を振り返って
インカレ決勝でも当たっていたし、強いなと(思って)。結構、気合いを入れて臨んでいたんですけど、古田もきょうはよかったということもありましたし、意外とすんなりいけたなと。少しびっくりした部分だったんですけど、とにかくあのスコアで勝てて良かったなと思います。
――セカンドセットはファーストセットに比べて少し競る展開となりましたが
4−2でぼくのボレーミスだったり、こっちのミスがあったりしてちょっともったいないところで競った展開になってしまったところは、もったいなかったなと思いました。
――全体的には調子は良かったですか
まあどうでしょうね…もうとりあえず勝てれば良いなと思っていたので、調子とかは関係ないですかね。
――古田選手とペアを組まれた経緯は
ぼくもよく分からないですけど、組んで、ということだったので、分かりました、という感じです。
――練習などはどうですか
結構してます。
――コンビネーションはどうですか
組み始めたばかりなので分からないですけど、色々とよく話し合っています、試合中に。
――古田選手を生かすようなダブルスとなりますか
はい。そうですね。攻撃を組み立てるかたちになります。古田が決めれるようにという感じです。
――ワセダ対決です。意気込みを
相手は第1シードなので、後輩だからというのはあるかもしれないですけど、ぼくらはチャレンジャーなので。ノーシードですし、とにかく当たっていこうかなと。

遠藤豪(スポ2=三重・四日市工)
――シングルスはフルセットまでもつれる試合でしたが
いやあ、もう疲れました。
――第1セットをすんなり取ってから第2セットを簡単に奪われましたが
きのうもファースト(セット)を6−0で取って、セカンド(セット)を落として、あっさり。それで、ファイナル(セット)で勝つというかたちで、きょうもまた同じようなかたちで。調子とかそういうのは悪くないと思うんですけど、メンタル的なところで、きのうもきょうも、セカンドセットで特に長いジュースとかめっちゃ続くんですけど、ファーストセットとかファイナルセットは取ってるので、実際勝てたわけで。セカンド(セット)になってそういう長いジュースとか続いたときに、きのうもきょうも落とすことが多くて、そのまま気持ち的にも落としてしまって、粘れなくて落としてしまうというのが、ぼくの中では結構感じていました。
――大城選手の良かった点や苦しんだ部分は
やっぱり大城はどっちかと言うとぼくみたいなタイプで、しっかりストロークし合うというところだと思うんですけど、クロスラリー、クロスへの展開が結構、角度があって、ぼくの中ではそれが(苦しんだ部分でした)。ストレートに打っても、クロスに鋭角に飛んできたので、ぼくはちょっと嫌で。それが大城の得意なパターンなのかなと。
――遠藤選手自ら仕掛ける場面も多くみられましたが
どんどん攻めるところは攻めていかないと、やっぱり守っているだけだと相手の勢いに押されて負けてしまうということがあると思うので、大事なところでいかに挑戦、駆け引きできるかということかなと思いました。
――ダブルスもシングルスと同じような展開でしたが
ダブルスは、ぼくたちが全然ダメだったからセカンドセットを取られて、しかもファイナル(セット)も危ない展開になったわけではなくて。ぼくたちもそれなりに良いプレーはしていたんですけど、それ以上に相手の方が良いプレーをしていて。実際、多分、負け試合、普通にいけば先に1ブレークもされていたので、もっていかれそうだったんですけど、しっかりそこは、最後は相手が「これいけるんじゃないか」という気持ちと、ぼくたちの「ここは取らなければいけない」という気持ちがちょうど重なって、たまたま逆転できたという感じだったのかなとは思いました。
――セカンドセットから流れが悪くなる中でどういった対策をしましたか
何かは変えていかなきゃいけないと思っていたんですけど、さっきも言ったんですけど、打つコースとかしか変えたりしかぼくたちはできていなかったので、相手みたいにアイフォーメーションをしたりとかそういうことをもっと色々試していければ良かったのかなと思いました。
――明日のダブルス決勝では大学初タイトルが懸かりますが
そこは考えずに、しっかり勝てるように頑張ります。

田川翔太(教2=神奈川・湘南工大付)
――シングルスについてです。ニッケ全日本テニス選手権(全日本)の際に「学生大会どうなってしまうんだろう」とおっしゃっていましたが、実際に今大会を迎えてどうですか
そんなプレッシャーを感じずに、自分のプレーができているかどうかは別として、それなりにうまくは(できています)。全日本の後、豊田チャレンジャーという大会でプロの竹内研人さんに勝って、(同大会で)準優勝した外人に負けたという試合があったんですけど、それでもかなりまた(球足の)速いコートでもある程度戦えるという自信がついて。豊田のコートは本当に(球足が)速いので、板張りで。そこでも戦えたので、かなり自信になって。自分の精神状況としてはかなり良いんですけど、まあ調子はそんなに良くないです。
――具体的にどの部分で調子を落としていますか
フォア(ハンド)の体の開きが早いところだったり、しっかり構えて打っていたのがちょっとルーズになって打てなかったりとかそういうのがあったので。明日からはそういう戦いはできないと思うので、そういうところを修正していきたいです。
――ダブルスについてです。ファーストセットを簡単に取った後、セカンドセット以降は苦しみましたが
セカンドセットとファイナルセットの3−4まではもう相手に完璧なプレーをされてしまって、もう負けたなとも思ったんですけど、3−4になったときに遠藤と「やるしかない」という話をして、自分たちができることは何だと考えて、そういうところを徹底できて、それ以前に比べてああいった勝負どころでひかなくなって、思い切って勝負できるようになったかなと思います。
――具体的にはどの辺りに苦しみましたか
二人ともサーブは速くて、基本的に。一人はボレーがうまくて、もう一人はリターンがうまくてといったすごいバランスの取れたペアで。リターンがあまり得意じゃない方の人もきょうはかなり良くて。かなりスピーディーな感じで、展開としてはぼくらが走らされて、決められて。そういう速い展開に苦しみました。
――会場であるコートにも球足が速くなるという影響はありましたか
そうですね。きのうはあっち(別のコート)でやっていて、あっちの方は(球足が)速くて、こっちの方は(球足が)ちょっと遅くなっていたんですけど、でも普通よりは(球足が)速いので、それもあって。ぼくらはそんなに(球足の)速いコートは好きじゃないし、相手は一発勝負で速いコートの方が好きだと思うんですけど。そういった面も相手にうまく作用したのかなと思うんですけど、そんなこと言い訳してたら始まらないので。頑張りました、きょうは。
――明日はダブルス決勝で早大対決です。意気込みを
ぼくは1年目、インカレ(全日本学生選手権)準優勝、インカレインドアも準優勝で、今季はインカレベスト4と、インカレというタイトルをダブルスで取ったことがないので、遠藤と二人で力を合わせてタイトルを取ってやろうと思います。

大城光(スポ1=埼玉・秀英明光)
――フルセットまでもつれる試合でしたが
もうちょっとファースト(セット)から、セカンド(セット)は良くなったんですけど、もっとファーストセットからセカンド(セット)のようなかたちでしっかりと(試合に)入っていければ、少しは余裕を持てたかなというのが率直な感想です。
――セカンドセットで巻き返せた要因は
(ファーストセットの)スコアは1−6だったんですけど、自分の力が全く出せていないというのを自覚していて。本来の力を出せれば試合は分からないというふうに思っていたので、1−6で取られましたけど、しっかり切り替えてプレーすることができたところだと思います。
――セカンドセットから特に変えたところはありますか
ファースト(セット)は自分の単純なミスが目立ったので、自分はエラーを少なくしてしっかりコースを突いてやっていけてるときは、自分の良いプレーをできているときなので、セカンドセットはそういうふうにプレーしていこうと思って。
――勝ち切れなかった原因は
やっぱり少し『勝ちびびり』ではないですけど、自分の方が数少ないチャンスをものにできなかったかなと。
――遠藤選手から1セットを奪ったことは自信となりましたか
確かに(1セットを)取ったということは、自分の中で本来の力を出せばいけるんだと思ったんですけど…自信になったというよりは、きょうはセカンド(セット)を取った時点でいけるかもしれないという思いもあったので。確かに自信にはなっているんですけれども、悔しい気持ちの方がちょっと上回っていますね。
――実質的に新チームとして動き出しました。ご自身の立場をどう捉えていますか
自分は1年目からリーグ戦(関東大学リーグ戦)や王座(全日本大学対抗王座決定試合)にも出させていただいたので、本当に貴重な体験をさせていただいて、色んなことを学んできたので、その中でしっかりこれからもおごらずにやっていきたいなということは自分の中にあって。あとは、まだ先の話なんですけど、新しく入ってくる後輩もいるので、さっき言ったような、1年間通しての経験をしっかり後輩に伝えることは伝えていけるようになりたいなと思います。
――今季、団体戦にはシングルスのみの出場でした。ダブルスへの意欲は
あります。ただ、他の先輩方や同期の古田に比べてダブルスの技術は少し劣っているところがあるし、目指すというだけじゃ単複で出るというのは厳しいと思うので、しっかりダブルスを研究していきたいです。ことしのオフシーズンにダブルスにも力を入れていきたいなというふうに思っています。
――冬場で特に強化したい点は
一番はフィジカル面ですね。決して体力があまりない方ではないと思うんですけど、やっぱり体の線もまだ細いし、実際、きょうの試合でも結果的に遠藤さんの方が最後まで戦い切れてたからこういう結果になったわけで。土橋(監督=平元教卒、福岡・柳川)さんも普段の練習からフットワークドリルなどを入れてくださっているので、そういった練習に対してしっかり取り組んで、もっとフィジカル面を鍛えればもっとプレーも安定してくると思うので、そういったことを重点的にやっていきたいです。

古田陸人(スポ1=愛知・名古屋)
――きょうの試合を振り返って
まさか勝つと思っていなくて。自分は調子が良かったんですけど、(廣田)耕作さんのおかげでもあります。
――廣田選手が、「古田が良かった」とコメントされていましたが、ご自身では具体的にどこが良かったですか
ボレーとかリターンがきのうと比べても良くて、調子が良かったです。
――廣田選手とのコンビネーションは
練習はあまりしてないんですけど、練習ではアイフォーメーションとか色々取り入れていて、それが試合でできたなという感じです。
――決勝は田川・遠藤組との早大対決ですが
練習(試合)をやって1回勝ったことがあるので、強気でいきたいと思います。







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