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 全日本大学対抗王座決定試合  10月26〜31日 岐阜メモリアルセンター



 早慶対決制し、史上初の7連覇!

最後のダブルスを勝利で締めくくった飯野(左)・遠藤組
 降りしきる雨の中行われた、全日本大学対抗王座決定試合(王座)決勝戦。勝つことが当たり前である早大庭球部にとって、今大会は男子史上初の7連覇への期待や、連覇を止めるわけにはいかないという責任が重くのしかかったものだった。学生最後の試合に臨む者、4年生を優勝というかたちで送り出そうとする者――。それぞれ立場は違うが、連覇への思いは誰も同じ。選手たちは一丸となって連覇に挑み、すべての重圧をはね退け、7連覇という栄光をつかみ取った。

 先に行われたダブルス。ダブルス1には伊藤潤主将(スポ4=佐賀・龍谷)、ダブルス2には片山翔(スポ4=福岡・柳川)、ダブルス3には飯野翔太(教4=青森山田)といったように、すべてのペアに4年生がいる。そのため、どの試合もそのペアでの最後の試合。選手たちの思い入れも一層強かっただろう。まず行われたのはダブルス3とダブルス2。ダブルス3では飯野・遠藤豪(スポ2=三重・四日市工)組が第1セットを6―2で奪取。続く第2セットでは一進一退の攻防が続くも、二人で点を取りに行き、7―5で慶大を下した。ダブルス2の片山・田川翔太(教2=神奈川・湘南工大付)組は、6―2、6―3と快勝。ペア最後の試合は、「今まで練習してきたことが全部出せた」(片山)という満足のいく試合だった。次に行われたダブルス1。伊藤潤主将・廣田耕作(スポ3=龍谷)組は第1、第2セットともに接戦を繰り広げる。結果、7―5、7―5で勝利し、ダブルス3―0という最高のかたちでシングルスにつなげた。

勝利が決まった瞬間、雄たけびを上げる伊藤潤主将
 シングルスでは、初めにシングルス4に遠藤、シングルス6に大城光(スポ1=埼玉・秀明英光)が登場。遠藤が終盤で相手の勢いに押されるも、6―0、6―3と危なげなく勝利。その直後に大城が、高校時代の同級生である権に6―4、6―1とストレート勝ちし、優勝を決めた。ここまで順調に勝ち続けたワセダだったが、優勝決定後に待っていたのは、いままでの試合とは正反対の大熱戦だった。シングルス5の廣田は第1セットでは多彩なストロークで相手を翻弄し6―3でセットを取るも、第2セットではミスが目立ち始め、5―7で相手にセット取得を許す。最終セット、両者譲らず、タイブレークに雪崩れ込む。タイブレークでは気持ちを切らした相手から続けざまにポイントを連取し、長きにわたる試合を制した。

 4年生も苦しい試合を展開した。シングルス3の伊藤潤主将は序盤から流れをつくれず、第1セットを3―6で取られる。第2セットに入ってからもなかなか波に乗れず競った展開となるも、徐々に本来のプレーを取り戻し、7―5で最終セットへ。第1セットを落とし、第2セットは取ったもののどちらに転ぶかわからない状態。「本当にダメかと思った」という伊藤潤主将を救ったのは、「自分を奮い立たせてくれた」という周囲の応援だった。その応援に答えるように、最終セットでは攻めのテニスを続け、6―1で試合に終止符を打った。シングルス2の片山は第1セットを6―3で取るも、第2セットで2―6と相手のペースに飲み込まれる。最終セットでもフォアハンドで攻めていく片山らしいテニスができず、2―6でセットを落し、学生最後の試合は悔しい結果となった。「勝ちを意識しすぎてしまってあまり上手くいかなかった」と片山が語ったように、強すぎる勝利への執念ゆえの敗北だった。

 最後にコートに立ったのは、インカレ王者・田川。全ての部員が注目する中、「自分のフォアハンドを信じてやるしかないと思って、思い切り打ちました」(田川)という言葉通り、持ち味のフォアハンドで攻め続ける。シングルス1という立場の重み、プレッシャー。そのすべてに打ち勝ち、第1セットを6―4、第2セットを6―1というスコアで勝利を手にした。「僕が勝って、4年生を送り出したい」という田川の願いが通じた瞬間だった。

 今大会を最後に伊藤潤主将や片山といった、1年生の頃からワセダを支え続けた主力が引退する。絶対的なエースの卒業がチームにもたらすものは大きいはずだ。だが、心配することはない。「絶対に王座8連覇します」(田川)――。後輩たちは既に次のステージを見つめている。

(記事 渡辺早貴、カメラ 小笠原芳) 


男子部の集合写真。王座を笑顔で締めくくった


◆結果
男子決勝 対慶大
▽ダブルス
D1 ○伊藤潤主将・廣田組(7−5、7−5)井上悠主将・長谷川組
D2 ○片山・田川組(6−2、6−3)加藤・近藤組
D3 ○飯野副将・遠藤組(6−2、7−5)志賀・井上善組

▽シングルス
S1 ○田川(6−4、6−1)長谷川
S2 ●片山(6−3、2−6、2−6)井上悠主将
S3 ○伊藤潤主将(3−6、7−5、6−1)志賀
S4 ○遠藤(6−0、6−3)加藤
S5 ○廣田(6−3、5−7、7−6(1))近藤
S6 ○大城(6−4、6−1)権

計 ○早大8−1慶大
※7年連続19度目の優勝(ともに新記録)
MVP=田川



◆コメント
伊藤潤主将(スポ4=佐賀・龍谷)
――王座7連覇のいまの率直なお気持ちを
最高にうれしいです。
――ダブルスの試合の感想を
かなり緊張しましたが、準決勝で関西学院大に負けていたので絶対に負けられないという気持ちがあって、すごく集中することができました。でも相手もすごく集中してきていて、ずっとキープキープが続いて接戦だったし、本当にどうなるかわからなかったのですけれど、今までやってきたことを信じて最後までやりきってなんとか勝てたし、全体的にもダブルス3−0というかたちにできたのはすごく大きなことだと思うので、本当にうれしいです。
――やはりきのうの敗戦というのはさらに勝ちたいという思いを増すようなものだったのでしょうか
もちろんそうですね。絶対負けられないという気持ちはありました。
――きのうの敗戦から克服したものはありますか
作戦的にはもう少しロブとかを上手く使ってということと、あとはペアの廣田に「思いっきりやれ、気楽にやれ」とずっと言っていました。
――7−5、7−5の接戦でしたが、ダブルス1としてのプレッシャーはあったのでしょうか
いや、そういうのは特に…。ダブルス1というか2−1になるか3−0になるかというのは全然違うので、そこはちょっと意識したのですが…緊張しましたね。
――シングルスの試合の感想を
負けたことがない相手だったので、きょうも結構自信を持って試合に入ったのですけれど、予想以上に相手が粘り強くプレーしてきて、僕もちょっと緊張してしまって、立ち上がりが本当に良くなく、セカンドセットも本当にどっちに転ぶかわかりませんでした。もう本当にダメかと思ったときに、ベンチコーチの田村(圭=スポ4、新潟・長岡)であったり、応援のみんなであったり、監督だったりコーチだったり、いろんな人に「最後なんだから出し切れ、悔いの残らないようにやれ」と言われて、本当にあきらめそうだったのですけれど、そこで自分を奮い立たせてくれたみんなに本当に感謝したいなと思います。
――ファーストセットを落としてしまったときはやはり焦りはあったのでしょうか
ファーストセットはちょっとこのままずるずる行くかなと、セカンドから切り替えようかな、という気持ちは少しありましたが、そこまで焦ってはいないという感じです。
――セカンドセットに入るときのお気持ちはどのようなものでしたか
絶対挽回してやろうという気持ちでした。
――ダブルスの試合もありお疲れだったと思うのですが、最終セットは体力的には
結構きつかったですね。ずっと足にきてました。
――でもたくさん走られていたようでしたが
そうですね、もうそんなこと言っていられないので。なんとか時間を上手く使いつつ、体を休ませつつプレーしていました。
――シングルスの試合のとき、横のコートで片山選手や廣田選手も苦戦を強いられているのを見て、何か感じたことはありますか
勝負はついていたのですけれど、慶大も勝負がついても最後の最後まであきらめていないなという気持ちが伝わってきました。なんとか僕が、出だしは良くなかったのですけれど、盛り返してまわりに良い影響を与えられるように頑張りました。
――以前改善したいとおっしゃっていたサーブの成果はいかがでしたか
結構良かったのではないかな、結構サーブでポイントをとれていたのではないかな、という感触はあるけれど、まだ完ぺきではないですね。ある1つのコースだけはちょっとあんまり良くないかなという(笑)。
――ここからはこれまでのことについておうかがいします。一緒に戦ってきた同期の4年生への思いを
こんなわがままで自分勝手で、頑固だし…ダメなところばかりな僕がキャプテンになってしまったがために、本当にまわりのみんなは苦労したと思います。それでも僕が弱音を吐いたりとか少し元気がなくなっているときとかに、励ましてくれたり話を聞いてくれたりしてくれてすごく力になったし、僕が知らないところでみんなすごく頑張っていました。キャプテンというのは結構まわりの人の目につくというか、チームの代表として前に出る場面が多いのだけれど、本当にそれはみんなのおかげで、ここに今こうして立っていることを本当に感謝しています。
――後輩へのメッセージを
富崎(優也前主将=平23スポ卒、現三井住友海上)さんの代から受け継いだものすごいプレッシャーをさらに大きくして君たちに授けます(笑)。まあ今のは冗談として、もちろん来年も優勝してほしいけれど、それを目標にして、本当に必死になって本気で取り組んでやれば結果は後からついてくるものだし、どうなっても誰も責めることはないと思うから、本当に悔いのないように大学生活を過ごしてほしいなと思います。
――この王座期間をふりかえっていかがでしたか
短かったですね。もう本当に明日勝つことだけ、その次の日勝つことだけ、明日勝つ明日勝つと3回続いて、あっという間に過ぎ去った感じです。
――最後の王座ということについては
自分の個人的な思いになるかもしれないけれど、やっぱり4年生はみんな最後の年は優勝したい、優勝して引退したいという気持ちは誰もがあるのではないかなと思うし、僕もやっぱりそういう思いはかなり強かったですね。
――これで引退ということになりますがいまのお気持ちを
正直あんまり実感がわいていないなというのはあるし、この後全日本選手権(ニッケ全日本テニス選手権)もあるので、学生大会はこれで終わりだけれど、自分のテニスは全日本選手権で終わりなので何とも言えません。きょうはもう本当にやりきったというぐらいしか言えないですね。後からいろんな思いがまた出てくるのではないかなと思います。
――主将として引っ張ってきたチームで王座7連覇なさいましたが、このチームはどのようなチームだったと思われますか
主将として引っ張ってきたと言うけれど、みんなが頑張ってくれたから優勝できたわけだし、本当に僕だけの力ではないので。みんなさすがやっぱりワセダのテニス部、ワセダスピリッツを1人1人持った良いチームだったと思います。
――最高のチームでしたか
はい!


飯野翔太副将(教4=青森山田)
――優勝おめでとうございます。前人未到の7連覇を達成したいまの心境は
すごくうれしくて、ほっとしています。優勝できたので。
――今大会で最後の王座。どのような気持ちで王座に臨みましたか
僕たちの代で連覇を止める訳にはいかなくて。相手は慶大でしたし。僕は去年も王座決勝に出ているのですが、去年とことしではことしの方が気持ちも重いし、緊張もしました。色々な思いで王座に臨んで、最終的にに優勝という結果になったので、すごく良かったです。
――今大会はダブルス専門での出場でしたが、そのことについてどのように考えていますか
ダブルス3という一番勝たなくてはいけないポジションですし、僕と遠藤が勝ってチームに勢いをつけるということも言われていたので、その役割がしっかり果たせたと思います。
――きょうの試合についてお聞きします。きょうの試合ではボレーがよく決まっていましたが、ご自身ではどのように感じていますか
ボレーは僕が得意なショットでもあるので、きょうは積極的に前に出て叩いていこうと思っていて。それが上手くできて、相手にもプレッシャーをかけることができたので、すごく良かったと思います。
――第2セットは競った展開になりましたが、勝敗を分けたポイントは
4―4に何回もデュースがあったのですが、そこで取りきれなかったので切り換えて、5―5の時に1回相手がトイレットブレークを取って、そこで考える時間があったので1回落ち着いて。でも、上手く遠藤と2人で点が取れたのが一番大きかったと思います。
――きょうの試合は、1年間個人戦、団体戦共にダブルスを組んできた遠藤選手との最後の試合でしたが、遠藤選手への思いを
遠藤とはことしから組んでいたのですが、すごく楽しくて。遠藤はテニスのセンスもありますし、僕にないショットがたくさんあって。逆にそれが僕と上手く合って、最終的に早慶戦(早慶対抗試合)、リーグ(関東大学リーグ戦)、王座と全勝できたので、すごく良かったと思います。遠藤には来年もチームを引っ張ってもらわないといけないので、今よりも期待しています。
――今までの4年間を振り返っていただきたいのですが、飯野選手にとって4年間の庭球部生活はどのようなものでしたか
4年間あっという間で、すごく楽しくて。練習はきつかったのですが、練習以外のみんなとご飯を食べに行ったり、くだらない話をしたりする時間が僕はすごく楽しくて、本当に毎日毎日が楽しくて。「やめたい」という思いもせずに4年間やってこられたので、すごく楽しかったです。
――ことしは副将としてチームを支える立場でしたが、重圧はありましたか
重圧はまったくなくて。多分主将の伊藤の方はすごく感じていたと思いますが、僕はのびのびと最後の1年間をやらせてもらえました。
――後輩に向けて何かのメッセージは
後輩は来年の8連覇に向けて、また明日から1年間かけてチームを作って、王座で優勝してくれると思いますし、僕も後輩が大好きなので、機会があれば応援に行きたいなと思います。
――最後に同期に向けてのメッセージを
僕は早稲田大学に入って初めて部活というものに入って。最初は色々と大変だったのですが、この同期で良かったと思いますし、これからも良い付き合いでやっていきたいと思います。本当に同期には感謝しています。


片山翔(スポ4=福岡・柳川)
――優勝おめでとうございます。いまの率直な感想をお願いします
正直いま本気でへこんでいます。うれしいですけどね。
――まずダブルスについてですが、試合を振り返っていかがですか
ダブルスは調子良かったですね。いままで練習してきたことが全部出せた、って感じでした。
――シングルスの試合を振り返っていかがですか
相手が良かったです。

――緊張して固くなった部分はありましたか
ありましたね。確かにありました。
――ご自身で敗因は何だと思っていますか
ちょっとあせってしまった部分はありますね。あせってちょっと早まっちゃって、空回りしてしまいました、全体的に。
――どういうことを意識して試合に臨みましたか
自分の中では、もう勝負は(S6大城が勝った時点で)決まってたので思い切ってやろうと思っていたのですが、やっぱちょっと勝ちを意識しすぎてしまってあまり上手くいかなかったですね。
――最後の王座を振り返っていかがですか
このために一年間全員でやってきたので…この一日のためにきつい練習とかやってきて、優勝できて本当に良かったというか…正直ほっとしています。
――やはり連覇の重圧はありましたか
やっぱりありましたね。負けるかもしれないとか、どうなるかなという不安は大会が近くなっていくにつれて大きくなっていきました。
――庭球部4年間を振り返っていかがですか
本当にいろんなことが自分のなかで学べたので、周りの部員、同期や後輩に感謝してますし…なんか言葉で表すのは難しいですけど、得るものがあったのは事実ですし、本当に自分のためになったと思うので、ワセダの庭球部に入って良かったなと思います。
――最後に後輩へのメッセージをお願いします
残された時間はあっという間なので…僕は一年目から王座に出てるのですが、もうことしで最後ということで、本当あっという間で…。残された時間思い切ってテニスをして、庭球部に入ってるんだったらテニスを楽しんでほしいなと思います。


廣田耕作(スポ3=佐賀・龍谷)
――優勝おめでとうございます!いまの率直な感想を
もううれしくて。年々やり切った感は出ているんですけど、ことしはきつかったのもあって…。勝てて本当に良かったです。
――7連覇の実感は
連覇はまだあんまり実感はないんですけど、このチームで最初で最後の王座で勝つことができて、本当に良かったなという思いでいっぱいです。
――決勝の朝をどんな気持ちで迎えましたか
怖さ、がすごくあって。僕の中では。本当にいつも以上に何だか怖くってやばかったんですけど、部員みんなの顔を見たら、もうやるしかないという気持ちにさせてもらいました。
――早慶対決だからなおさらだったのでしょうか
よくわからないです。相手が誰であれ、(こういう気持ちになったのは)なかったことなので。いつもも怖いんですけど、ここまではなかったです。
――昨夜は眠れましたか
まあ、なんとかです。
――決勝の試合について。ダブルスは7−5、7−5という競った展開になりましたね
競るのは分かっていたことなので、むしろストレートで勝つことができてちょっとびっくりしています。
――第2セットの途中、1−4とリードを許した場面から、お二人のプレーに思い切りが増したように思いましたが
特に吹っ切れたポイントとかはないんですが、やっぱり目の前のやることをやろうと決めて、『このセットをただでは終わらせない』という気持ちでいったらああなりました。
――ダブルス勝利後は、今まで見たこともないようなガッツポーズが見られましたね
それはもう、よくわからないです(笑)。でもやっぱり気持ちが入ってました。
――シングルス、慶大ルーキー近藤選手とは白熱した戦いになりましたね
もう毎度毎度ですね(笑)。
――ファイナルにもつれ込んで、精神的にも体力的にもぎりぎりの戦いだった中でどういう心境で試合をしていましたか
やっぱり勝負が決まっていた(ワセダの優勝自体はS6大城の勝利によって決定していた)というのがすごく僕の中では大きくて。精神的に、楽というわけではないんですが、そこまで変なプレッシャーを感じずにプレーできていました。また、ここでしっかりとプレーすることが次につながると思っていたので、全日本選手権もあるし半分は自分のためにもしっかりプレーしようと思っていました。でもやはりそんな余裕もなくなってきたんですけどね、最後の方は。
――最後の方はむしろ廣田さんの方が体力的に疲れているようにも見えましたが
ラッキーですよ(笑)。タイブレークまでいっちゃったらもう、時の運もありますし。
――タイブレークの1ポイント目、ロングラリーの末にバックアウトを取れたのが非常に大きかったと思いますが
はい。そうですね。
――何がタイブレークの明暗を分けたと思いますか
それまでそんなに積極的に打てていなかったのを、タイブレークで打ちにいってそこで勝負をかけることができたのが最終的な勝因だったなと思います。
――この王座を通して最も印象に残った試合は
やっぱり…きょうですかね。きのうの関学大との試合も悪い意味で印象に残っているんですけど、やっぱりきょうです。ダブルスは、ペアの伊藤さんもこれでもう最後でしたし…単複共に色々と思うところはありました。
――その伊藤潤主将への思いを
まずは今まで組んでいただいてありがとうございました。僕は正直ダブルスできないんですけど、そんな中でもずっと我慢してくれてありがとうございましたって言いたいです。あと、来年は僕らが頑張るので、任せてくださいって言いたいです。
――4年生全体への思いを
一番長く付き合った先輩なので、本当に色々あって。まだ明日からいないって全然実感はないんですけど…4年生の人たちはもう、本当にかっこよかったです。ことしまた連覇をつなげられたので、また来年も僕たちの代でしっかりと連覇できるように頑張るので、任せてくださいって思います。
――きょう、隣のコートでは4年生の片山さんが負けてしまいましたが
相手もすごく良いプレーしていましたししょうがないと思うんですけど、正直、僕の試合が競っちゃったのでそれが少し影響しちゃったのかなってちょっと思いました。
――影響はし合うものですか
やっぱりスコアを見て、ああ勝ってるとか負けてるとかは分かるので。まあそんなにないとは思うんですけど…。
――最後に、3日後に開幕する全日本選手権への抱負をお願いします
やっぱりこの王座が一番の目標ではあったので、もしかしたらモチベーション上げにくいかもしれないですけど、そんなことも言っていられないので、チャレンジしてまずは予選を上がれるように頑張りたいなと思います。
――昨季は予選突破を目標と言っていましたが、今季は
昨年はそう言っていたら本戦上がったところで負けちゃったので、ことしはベスト16を目標に頑張りたいと思います。


遠藤豪(スポ2=三重・四日市工)
――優勝おめでとうございます。いまの率直な気持ちを
チームの目標であった優勝というかたちで4年生を送りだすことができて良かったし、うれしかったです。
――大会全体を通じての感想をお願いします
自分の調子も良くて自信を持ってプレーができてよかったです。
――王座に懸けてきた思いは
リーグ戦の時に自分の調子もあまりよくなくて、最終日、一戦一戦するごとに調子はあがっていったんですけど、自分の中で納得したペースじゃなかったので、この王座ではベストなプレーができるように練習に集中してきました。その成果があったかどうかわからないんですけど、この王座では今までになかったいいプレーができてよかったです。

――王座に対するプレッシャーはありましたか
僕はあまりプレッシャーとか感じるほうではないので、自分の中では(プレッシャーは)そんなになかったです。
――王座で一番印象に残った試合は
やっぱりきょうの決勝です。早慶戦が一番印象的でした。
――きょうの試合を振り返って
ダブルスの面は、飯野さんと話し合って本当に元気を出し合って。お互い組みはじめた当初は本当に個人プレーみたいなかたちになっていたんですけど、きょう最後の試合で二人でしっかりダブルスらしいプレーができたのかなと思って、すごく良かったと思います。シングルスも調子が良かったので、最後までちゃんと勝ちきれてよかったですね。
――飯野さんへのメッセージを
飯野さんには今までダブルスで色々と引っ張ってもらっていて、本当に『ありがとう』の一言です。
――4年生へのメッセージを
1年半一緒にいて、色々とやらかしちゃった部分も色々あったんですけど、指導していただいて、そのおかげでいまの自分があると思います。やっぱりありがとうの一言ですね。
――これからの目標を
まず来週から全日本選手権がはじまって、僕はシングルス、男子ダブルス、ミックスダブルス全部出るんですけど、体調を調整して一つでも多く勝って上位にいければいいかなと思います。それ以外の大会は…僕はあまり先のことは考えないので(笑)。一番近い試合から集中して頑張りたいと思います。


田川翔太(教2=神奈川・湘南工大付)
――思い入れが強かった片山選手との最後のダブルスをストレート勝ちで終えられたことについて
前日まで足をひっぱりまくってて、どうしようもなかったので、決勝戦くらい僕にやらしてくださいよっていう気持ちでプレーしました。自信はなかったんですけど、自分から攻めるっていうかつてのスタイルが少し取り戻せたかなと思います。僕のリターンも冴えてましたし、片山さんと2人で前に出てプレーするっていう、ダブルスの持ち味も出せました。片山さんとの最後のダブルスをこういった良いかたちで終えることができて、本当に良かったです。
――そのダブルスのなかで見つけた新たな課題は
新しい課題ではなくて、ずっと前からなんですけど、パスボレーだったり、ダブルスの基本的なところはまだ自信が持てないですね。きょうは気持ちで押し切ったところもあるんですけど、やっぱり気持ちだけじゃなくて技術も磨けば、もっと上を目指せると思うので。
――シングルスはどんな心境でプレーしていたのか
今回初めてシングルス1を任されたので、今までよりも強く、勝たなきゃいけないなという気持ちでプレーしていました。あと試合中に思ったのは4年生が部員として最後に見るプレーが僕の試合なんだということですね。凄く感慨深かったです。試合の間、4年生の顔、土橋監督の顔を見てたらこの試合はやらなきゃいけないと思いましたし、無様な姿は見せられないなと。僕が勝って、4年生を送り出したいという気持ちでいっぱいでした。
――シングルスのマッチポイントは緊張していたか
マッチポイントの時だけじゃなくて、第2セット、4ゲーム目の僕のサービスゲームの時に、若干足がつりそうになってて危なかったんで、ちょっときつかったですね。あとは、相手が強かったので、こんな簡単に勝てると思ってなくて。だから、あっさり勝っちゃっていいのかなって考えて本当に緊張したんですけど、自分のフォアハンドを信じてやるしかないと思って、思い切り打ちました。
――インカレ(全日本学生選手権)でシングルス王者になってから、今回の王座のシングルス1を任されるまでの過程で強くなったものはあるか
このチームのシングルス1っていうのは本当に重くて・・・。伊藤潤さん、片山さん、そして遠藤っていう僕より強い人たちの上に立って、自分がどんなプレーができるのかって考えたら、やっぱり僕は僕のこのスタイルを貫こうってより強く思うようになりました。そういう意味で自覚は芽生えたと思います。来年は遠藤と僕でシングルスもダブルスも伊藤さんと片山さんみたいに、このチームを引っ張っていけるようにしたいです。
――実際に王座で戦ってみて感じたこと
7連覇の始まりであるOBの方々がたくさん応援に来てくださって、改めて王座っていうのは特別な場所だなと感じました。
――前人未到の7連覇を達成できたことについて
僕たちの代はまだ2回しか優勝した経験がないので、7連覇という重みを実際に知ることはできないんですけど、今までの先輩方は1年のときから4連覇しているので、その積み重なりがこのような凄い記録につながったのだと思います。だから、記録に驕って良いとか全く思わないし、逆にやるべきことは増えたんじゃないですかね。
――全日本選手権に向けての意気込み
ダブルスは3年連続で本戦に出ているんですが、シングルスはこの大会自体出るのが初めてなんです。シングルスは夏からずっと調子が良いので、その調子でどこまでいけるかっていうのを試したいし、僕の新たな課題が見つかるのもこの大会だと思うので、しっかり照準を合わせていきたいなと思います。ダブルスに関しては、僕は遠藤と組むんですけど、公式戦ではまだ1回しか負けたことがないし、本当に仲も良いのでしっかりコミュニケーションをとって楽しんで勝ちたいです。
――引退する4年生にメッセージを
僕はレギュラーとして2年間、4年生の先輩方にはお世話になっていたので、すごく思い入れが強いです。先輩方が作ってくださったこの記録を更に伸ばして、続けていくことが恩返しだと思うので、絶対に王座8連覇します。


大城光(スポ1=埼玉・秀明英光)
――優勝して7連覇した率直な感想は
この王座にどれだけ重みがあるのかという実感はまだ1年目なので正直ここに来るまで先輩たちに比べるとわからない部分があったんですけど、ここに来た時点でやっぱり王座の特別な重みをすごく感じて、結果こうして7連覇することができたので、来年につなげていけたらなと思います。
――きょうの試合を振り返って
僕個人としては相手が権でほんとにあいつとはちっちゃい時から友達で、あいつと戦えてよかったなと思います。試合は平常心ではいられなかったです。緊張しましたし。ただ本当に周りの応援してくれる方々だったり、久さんもずっと最初から最後までいてくれて、周りからカバーしてくださったんで、きょうの勝ちは森井コーチだったり監督だったり応援してくださった先輩や同期といった周りの方々がいてくれたおかげで勝てたと思っています。
――大城さんの試合が優勝を決めたことについて
試合に集中しちゃってたんで自分が5勝目っていうのは気づいていなくて。試合が終わってから周りからもなんかやってほしかったって言われました(笑)。
――王座全体を振り返って
今の4年生と一緒に戦えるのは最後の大会だったので、僕が選手として出させていただいてる以上、やっぱり4年生の方々を最高のかたちで終わらせるために貢献したいと思って、最初から優勝決まるまでできたので、王座は忘れられない思い出になりました。
――1年生で唯一王座に出場したことについて
出させてもらえているということが光栄なことで、シングルス6という出られるか出れないかの狭間にいて、同じぐらいの力を持った先輩方や同期がいる中で自分が出させてもらっているので、ギリギリで出られない人たちの分も自分が恥ずかしい試合をしないようにしようと思っていました。1年目で出させてもらっていることが当たり前のことではないので、それを肝に銘じてやってきました。
――王座で成長したことは
いままでは個人の戦い方をしていたんですけど、チームの一員としての戦い方というか、チームの重みやプレッシャーを感じながらやれたことが成長できた点だと思います。
――きょうで引退する4年生への思い
練習中とかも厳しいことを言われることもありましたし、いろんなことがあったんですけど、先輩方が言うべきことはちゃんと言ってくれて、背中を押してもらったという思いがあります。そうやってしかる時はしかってくれたからこそ、自分は1年目にしてこうして成績を上げることができたというのがあると思います。自分が1年目で団体戦のメンバーとして出させていただいて、夏関も優勝できてっていうのは4年生の先輩方が練習でしっかり指導してくださったおかげだな思います。だから本当にすごく感謝しています。
――最後に今後の目標をお願いします
まずは田川さんや遠藤さんといった1年上の先輩方と比べると、まだまだ未熟で練習試合でもいつも負けてしまったりしているので…この冬は自分のテニスレベルを上げることに集中して、インカレインドア(全日本学生室内選手権)は頑張るとして、この冬は追い込んで、来年の春関(関東学生トーナメント)ではことし以上のいいスタートを切れるようにしたいです。








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