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 関東大学リーグ戦  9月7〜15日 東京・有明テニスの森公園



 リーグ戦8連覇!王座へ進出決定!

相手にストロークエースを決められ下を向く菊川
 関東大学リーグ戦(リーグ戦)がついに最終戦を迎えた。ここまで全勝で勝ち進んできたワセダ女子庭球部は専大との対戦。シングルスで苦戦を強いられたものの5−2で勝利を収めたワセダは、全勝でリーグ戦8連覇を達成するとともに全日本大学対抗王座決定試合(王座)への進出を決めた。

 常勝軍団ワセダにとっても、王座進出までの道のりは長く険しいものであった。最終日にもそれは顕著に表れる。ダブルス1、2をともに制し、幸先の良いスタートを切ったワセダであったがここからアクシデントが起きる。ダブルスに出場した田中優季(スポ4=愛知・椙山女学園)が体調を崩し、シングルスへの出場を回避。シングルス5と4にそれぞれ出場した加藤ゆい(教3=東京・早実)と菊川栞(スポ2=長野・地球環境)にプレッシャーがかかる。そのせいか両者とも動きに精彩を欠き波に乗ることができない。菊川はそのまま2セットを奪われて黒星を喫し、加藤ゆは第2セット中盤で足を捻挫して涙の途中棄権。この早大戦に勝てば王座進出への望みがつながる専大はさらに勢いを増していく。

返球の狙いを定める伊藤絵
 決して良い雰囲気とは言えない中、迎えたシングルス3に出場したのが伊藤絵美子女子主将(スポ4=静岡・日大三島)だ。選手としても主将としても負けられない一戦に臨んだ伊藤絵女子主将は序盤から攻勢に出る。持ち味の粘り強さと力強いショットを駆使し、緊張からか硬さの取れない相手にリードを奪う。しかし4−1で迎えた第6ゲームから次第に相手に主導権が移り始める。落ち着いたプレーを見せ始める相手に対して、「合わせるテニスをしてしまった」と伊藤絵女子主将。みるみるゲーム差は縮まり追いつかれると、ここから粘ることができずに第1セットを落としてしまう。挽回を図りたい第2セットであったがここで相手にアクシデントが起きる。お互いに1ゲームずつをキープして迎えた第3ゲーム。ここまでハードワークを続けてきた相手が足をつり、プレーがままならない状態に。このチャンスを逃さなかった伊藤絵女子主将はしっかりと1本ずつポイントを奪い、粘る相手を突き放す。結果的に第2、最終セットを大差で取り、白星を挙げた。この試合の途中にシングルス2に出場した大竹志歩(スポ3=東京・富士見丘)が勝利していたため、伊藤絵が主将自ら王座進出を決定づけた結果となった。

 王座行きの切符を勝ち取ったワセダ。しかしあくまで目指すは王座6連覇のみ、ここで満足はしていられない。体力的に厳しい夏を乗り越えたワセダはさらにその強さに磨きをかけた。王座の頂きを見据えて――。王座まで残り約1か月、その歩みを止めることなく部員一丸となって突き進んでいく。

(記事 中丸聡史、カメラ 小笠原芳、及川侑子) 


リーグ戦8連覇を決め、表彰式で笑顔を見せるワセダ女子


◆結果(女子)
▽ダブルス
D1 ○田中優・大竹組(7−5、6−1)重藤・難波組
D2 ○伊藤絵女子主将・岩崎舞(スポ3=滋賀・栗東)組(7−6(4)、6−3)小金井・木川組

▽シングルス
S1 ○桑田寛子(社3=東京・早実)(6−4、6−1)難波
S2 ○大竹(6−0、6−1)木川
S3 ○伊藤絵女子主将(5−7、6−1、6−0)金子
S4 ●菊川(3−6、3−6)中束
S5 ●加藤ゆ(3−6、1−3RET)多田

計 ○早大5−2専大

◆コメント
伊藤絵美子女子主将(スポ4=静岡・日大三島)
――今の率直な感想を
リーグ戦を優勝することができて本当にうれしいです。
――ダブルスの試合について
やるべきことを2人でいつも話し合ってから試合に臨んでいるんですけど、課題である出だしでまずまずの調子で入ることができました。ただ4−1でリードできそうな所でも3−2になってしまったりと、突き放せる所で突き放せていれば1セット目はもう少し自分たちの良い展開で取れていたんじゃないかなという課題もありました。逆にいえば1セット目を取ることができて良かったなと思います。
――シングルスの試合について
2−2で自分の試合が回ってきて自分にかかる試合であるということもあって、相手も1年生で勢いもあるという中でファーストセット5−3の時に合わせるテニスをしてしまったせいで流れが向こうにいってしまい、結果ファーストセットを取られてしまって。結果的に向こうが足をつったおかげでラッキーなかたちで勝つことができたんですけど、あの試合に関してはファーストセットを取らなければいけなかったと思います。
――相手の勢いは感じましたか
自分がリードしている時になんとしてもポイントを取りたいという感じで、ロブでミスしないようにつないできたのに対して、自分が本当にポイント取りたい時に焦って打ち過ぎてしまったのでそれで相手に完全に流れがいってしまったなという感じでした。
――悪い流れで回ってきたプレッシャーは
やはり自分がやらなければいけないという気持ちになったんですが良いかたちでそれを表現できなかったというか、本当に桑田と大竹が良いかたちで勝ってくれて。本来なら自分もそういうかたちでファーストセットを取りたかったです。
――あまり納得のいかない勝利ということか
そうですね、取るべき所で取れなかったということが。結果的に相手がつったことや応援のおかげであり、自分の力というよりラッキーだったという方が大きかったです。
――自身最後のリーグ戦を振り返って
先輩方が築いてくださったものをリーグ戦8連覇というかたちでしっかりと次につなぐことができて良かったという気持ちと、やはり王座に向けて残り1ヶ月やるべき課題はたくさんあるので、リーグ戦の自分の反省をチームに持ち帰りたいと思います。
――プレー面での課題は
団体戦の中で自分にかかった試合になった時に焦らずしっかり勝ちをもぎとることができる力が不足していると思うので残りの期間で自分に何ができるかを考えていきたいと思います。
――チームとしての課題
団体戦ではダブルスがキーポイントとなるので、王座までにダブルスをもっと強化して2−0でつなげることができるようにしたいと思います。
――王座に向けて意気込みを
最終的な目標は王座6連覇なので、全員でそれを成し遂げたいと思います。

田中優季(スポ4=愛知・椙山女学園)
――きょうの試合を振り返って
昨日から体調があまりよくなくて、ボールも全然伸びなくて相手のやりたいようにやられる展開で内容としてはよくなかったです。でも最初にダブルス2本とるというのはチームとしてすごく大事なことだと思うので、きょうの自分にできることは最低限できて、しっかりシングルスにバトンをまわせたと思います。監督からはちょっと怒られてしまったんですけど、自分の役割は最低限は果たせたんじゃないかなと自分では思っています。
――試合後に足を引きずっていたがその状態は
足が直接つっているというわけではないんですけど、過呼吸に最近なりやすくなっていて、試合終わった後も軽めだったんですけどなってしまって、あんまり感覚がなくて地面に足がついてるのかついていないのかわからなくなってしまいました。シングルスの前の円陣の時もちょっと息が荒くなってしまって声を出せなかったんですけど、その後しっかり休ませてもらったので今はだいぶ良いです。でもきょうの自分の体ではシングルスは万全の状態では戦えなくてチームに迷惑がかかってしまうと思ったので、代わりに強い後輩もたくさんいるのでしっかりやってもらおうという気持ちで、今回はシングルスはやめさせてもらうようにダブルスの途中に伝えました。
――今回で最後のリーグ戦でしたが、振り返ってみて
全体としてはすごく安定した試合が結構できてたかなって思って、チームとしても自分個人としてもいい形でこのリーグ戦は戦えたんじゃないかなって思います。
――王座に向けての意気込み
過去2年は専大だったんですけど、今季は亜大ということで、ダブルスもシングルスも層が厚い大学でもちろん関東だけじゃなくて関西も気合が入っていると思うので、もう1度自分たちのプレーも見つめなおして、またレベルアップしたワセダというチームで王座に望みたいと思います。

岩崎舞(スポ3=滋賀・栗東)
――試合の感想を
ダブルスは最初競ってしまったんですけど、しっかりダブルス1も2も勝つことができて良かったと思います。途中全体的に苦しい場面もあったんですが、最終的に勝つことができたので良かったです。
――第1セットは追いつかれた末のタイブレークという展開でしたが
引き離す場面はすごく多くあったのに自分たちが良くなくて追いつかれてしまったので、そこは反省するべき所だと思います。タイブレークに入ってリードされてしまったんですけど、そこをしっかり取りきれたのは良かったと思います。
――課題を挙げるとすれば
自分たちは(伊藤)絵美子さんが後ろで私が前というかたちが一番点が取れるんですが、その良さをもっと生かしてプレーしていくことと、出だしが良くない所ですね。
――リーグ戦を振り返って
初戦の亜大戦で絶対に勝たなければいけない立場だったんですけど負けてしまって。チームに申し訳ないという気持ちから始まったのですが、そこで負けて落ち込むのではなくしっかりと後の4戦に向けて気持ちを切り替えられました。最初の負けはチームにとっては良くないものでしたが、自分たちにとってはつなげることができた試合だったので良かったと思います。ただこれはリーグ戦だから言えることであって、王座ではないようにしたいと思います。
――王座に向けて
(伊藤)絵美子さんと組む事ができるのもこれで最後ですし、チームとしても王座6連覇が懸かっているので自分ができることを全て出し切りたいと思います。

大竹志歩(スポ2=東京・富士見丘)
――きょうの試合を振り返っての感想をお願します
ダブルスは2−0といいかたちで取れたのですがシングルスを落としてしまって、2−2で自分に回ってくるということが今までなかったのですごく緊張しました。選手は王座にいくのに後がない状態で向かってくるので入るまでは圧力と戦いながらだったのですが、やはり負けちゃいけないという気持ちが一番強くて、今までで一番の集中力で試合に入って内容もよかったと思うので、きょうは良かったです。
――2−2でまわってきて、どういう心境でシングルスの試合に入りましたか
全体的にピリピリした雰囲気があったのと、シングルス3、2と同時に試合に入ってすごく大事なポジションだったので、初めてというくらい緊張しました。
――リーグ戦を通して単複フル出場全勝でしたが、精神面や体力面はどう維持していましたか
初戦の亜大戦が一番体力的にはきつかったかなと思うのですが、全体を通してはけが人や体調不良者が出たりする中では自分はまだ元気だったかな、と思います。試合中のポイント間の疲れや体力的な疲れはあったのですが、ほかの人に比べたら自分はまだ元気だったな、と今感じました(笑)。
――リーグ戦全体をふりかえっての感想をお願いします
きょねんより厳しい試合がいくつもあって、結果的に全部7−0というわけにはいかなかったですが、どこの大学にも負けることなくワセダの強さを見せつけられたと思うので良かったと思います。でも、まだまだ課題点はいっぱいあると思うので、王座にむけてもっと隙のないチームにしていけたらいいなと思います。
――最後に、王座にむけての意気込みをお願いします
王座の6連覇がかかっていて、リーグ戦とは違って王座は本数が少なくてダブルスがすごく重要となってくるので、もっとパートナーの田中優季さんともコミュニケーションをとって、隙のない完璧なプレーにしたいのと同時に、チームとしても全員が全力で戦えるいいチームにしたいと思います。

加藤ゆい(教3=東京・早実)
――まず、前回の早慶戦についてお話を伺わせてください。初めてのシングルス4での出場はいかがでしたか
あまり順番は気にしたことがないのですが、一回早慶戦に出させていただいていたので、雰囲気にはのまれないで順番もあまり気にせずやることができました。
――早慶戦で意識することは何かありましたか
やはり特別な戦いで、慶大もすごくワセダに対して強気でくるし、またたくさんOBやOGの方も見てくださっていていつものリーグ戦とは違う雰囲気だったので、いつもより準備をしっかりするように、また気持ちを全面に出していこうとは思っていました。
――ではきょうの最終戦についてお聞きします。シングルスは残念なリタイアとなってしまいましたが、足はどうされたのですか
セカンドセットの途中で足をひねってしまって、結果的に捻挫でした。
――リーグ戦全体を振り返っての感想をお願いします
去年は1回しか出ることができなかったのですが、今回は3回も出させていただいて、その中でしっかり勝ちきる難しさや、いつも単複で出てる人たちがしっかり勝ってくることの大変さや重要さがきょねんよりもわかったので、自分もそうなれるようにもっともっと頑張っていきたいな、と思いました。
――王座にむけての意気込みをお願いします
王座が今の4年生とやれる最後の団体戦ですし、今回は関東から亜大がでていて、ダブルスも1本今回落としているので、王座は本数も少なくなるのでしっかり準備して、また連覇できるようにみんなで一つになって頑張りたいと思います。

桑田寛子(社3=東京・早実)
――きょうの試合を振り返って
今までに2本落としたことがなかったのでちょっとチームの雰囲気とか流れもいい方向にはいってなくて、みんな緊張している中で、試合を待っていました。でも結果的に3−2の状態で自分に回ってきて隣で絵美子さんがやっている状態でちょっと緊張もしたんですけど、その中で(森井)大治コーチ(平2教卒=千葉・八千代)に振り切れっていうことを言われました。緊張していたんですけど、その中でしっかり打ち切って勝つことができたので、緊張している割にはいいテニスができたかなって思います。
――リーグ戦全体を振り返って
ユニバーシアード、インカレから連戦がすごく続いていたんですけど、すべての大会でしっかり自分のやるテニスを発揮することができて、結果全勝もできて王座にも進むことができたので、個人としてもワセダとしてもすごくよかったなと思います。
――王座への意気込みを
4年生とする試合も残り3試合となってしまったんですけど、王座で出させてもらうとしたらシングルス1としてだと思うので、その立場の責任としてチームにいい流れを持っていって、本当に最後4年生に良い思いをしてもらいたいなと思います。そのためにこれからまたがんばって調整をして、王座で絶対に優勝したいと思います。

菊川栞(スポ2=長野・地球環境)
――試合を終えての感想を
3戦目に出させていただいた時は調子も良くて良い勝ち方ができましたし、チームの流れも良いかたちでつなぐことができたんですけど、体調の悪い選手が出てしまいシングルス4で出場することになって。隣のシングルス5もアクシデントがあり、自分がしっかり勝ってチームの勝ちを確実にしなければならない中で良い試合ができなくて、チームの流れも嫌なものにしてしまったので。個人戦とは雰囲気も違ってすごくやりにくい部分もあったんですが、次回団体戦に出場する時は頑張れるようにしたいと思います。
――リーグ戦を振り返って
全体としては試合の内容は色々あったんですけど、全て勝ち切ったので良かったと思います。
――今後への意気込みを
今季は個人戦であまり良い結果が残せなかったので、来季以降の試合では満足した結果が残せるように頑張りたいと思います。





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