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 第8回全日本学生選抜選手権 11月26〜27日 大阪・近畿大学記念会堂



 中島、初優勝にあと一歩及ばず…

激しい打ち合いを繰り広げた笠原(右)と御内
 10月に行われた全日本大学総合選手権(個人の部)(全日学)でベスト16入りを果たした選手たちに加えて留学生が集う全日本学生選抜選手権。8回目を迎えた今大会もハイレベルな戦いが繰り広げられた。ワセダからは男子3人、女子3人の合計6名が出場。中島未早希(スポ3=神奈川・横浜隼人)は予選から順調に勝ち進み決勝戦の舞台へと上がるも悲願の初優勝にはあと一歩及ばず、準優勝に終わった。男子も笠原弘光(スポ4=京都・東山)が3位、御内健太郎(スポ4=大阪・上宮)は4位と優勝には届かなかった。

 中島は予選から好調だった。次々と留学生の強豪たちを倒し、予選リーグを4勝負けなしで文句なしの1位通過を決める。決勝トーナメントでは準々決勝でカットマンの北岡(中大)と対戦。カットマンの対策をするために御内と練習を積み重ねたという中島は苦しみながらもフルゲームの末、見事勝利を収める。準決勝も接戦を制し、迎えた決勝。相手は予選リーグで戦ったリュウ(専大)。その予選では3―1で勝利しただけに中島ペースで試合は進められると思われた。しかし1ゲーム目こそ先取するも、2ゲーム目は3−11と相手にペースを握られてしまう。「予選よりもサーブが鋭くなっていた」と試合後、中島が語ったようにサーブに苦しめられたのか続く3ゲーム目もデュースの末に落とし、ゲームカウント1−4で惜しくも初優勝には手が届かなかった。

惜しくも2位に終わった中島
 一方、男子は決勝トーナメントに岩崎栄光(スポ3=山形・鶴岡東)、笠原、御内が進出。笠原は1回戦で同士の岩崎を倒し、準々決勝で前回覇者の上田(青森大)と対戦。「うまく試合をコントロールできた」と調子が悪いながらも4−2で見事な勝利を飾る。そして迎えた準決勝。対するは全日学でストレート負けを喫した神(明大)。雪辱を果たしたいところであったが神の勢いは止まらず、1−4で惨敗。リベンジは叶わなかった。御内も、1回戦で相性の悪い伊積(中大)を倒し、準々決勝ではフルゲームの末に逆転勝利を収め準決勝まで勝ち進んだものの、準決勝ではストレート負けを喫し決勝進出はならず。これにより3位決定戦では御内と笠原の同士討ちに。結果は4−0で、笠原が2年ぶりの対決を再び制した。

 試合後、あと一歩で優勝を逃した中島は「悔しいが、いい反省点の見つかった試合だった」と気持ちはもうすでに前に向いていた。年明けにはいよいよ全日本選手権が開かれる。「表彰台以上を目指したい」と力強く語った笠原。ひと回りもふた回りも成長した選手たちの姿に期待したい。

(記事 栗坂美祐、カメラ 亀井未希) 





◆結果
【男子】
▽シングルス 3位 笠原、4位 御内、ベスト16 岩崎
【女子】
▽シングルス 2位 中島、ベスト16 中尾


◆コメント
【初日】
御内健太郎(スポ4=大阪・上宮)
――今日の試合を振り返って
1戦目、強い相手ですしけっこう緊張してたんですけど、3ー0で勝てて良かったです。
――明選手との戦いを振り返って
自分は勝ったことはなくて、だから今日勝ったのが初めてでした。勝ちたい気持ちはもちろんありましたが、予選リーグを勝ち上がることが大事で、1戦目で勝ってあがれることは決まっていたので、楽に臨めました。
――2ゲーム目は、19ー17で取りました
このゲームを落としたら厳しいと思っていたので、取れて良かったです。どっちが勝ってもおかしくなかったので。
――明日に向けて
ゾーン的にはけっこう強い人が反対側になったので、決心まできけるようにまずがんばりたいと思います。

笠原弘光(スポ4=京都・東山)
――この大会はどのような気持ちで臨んでいますか
この大会は特に何かを狙っているわけではないので。勝つに越したことはないですけど、特にこれに向けて何かをやってきたわけではありません。むしろこれからの全日本や世界選手権選抜について考えています。
――今日の2戦を振り返って
調子は全然良くなくて、1戦目もまぐれで勝ったようなものだと思います。全体的にラッキーでしたね。
――尻上がりに調子が上がっているように見えましたが
まあ、最後の方は予選通過できるという心の余裕があったので、色々なプレーができたというだけですね。
――具体的にプレーで調子が戻っていない所は
自分はオールラウンドにこなせるタイプだと思っているので、どこが悪いというよりは全体的に精度が低いというのと、練習が不十分だったので足が動いていなかったです。
――チームとしての雰囲気はいかがですか
御内もあまり練習できていないかなという感じです。岩崎は初めて出る大会だし、来年のことも考えると、強い選手にあたれていいんじゃないですか。
――強い選手がたくさん出場していますが、山だと思うところはありますか
上田(青森大)や神(明大)は強いので、今の調子だと勝てる気はしないです。
――明日への意気込み
調子は良くないですけど、負けるのは嫌なので勝っていきたいです。

岩崎栄光(スポ3=山形・鶴岡東)
――決勝トーナメントに進出しました
全日学でランク入りできたのは本当に嬉しかったんですけど、ここですぐ負けたらたまたまランク入りできただけと思われてしまうのでまずは最低でも決勝トーナメントに進もうと考えていました。2位通過ではありますが決勝トーナメントに進めたのは自信になりました。
――今日は全て接戦となりましたが、まず第1、2試合を振り返って
一試合目が大きかったですね。負けたらダメだったので。勝てて結果的には良かったんですけど、両方とも2−1とリードしてて仕留めきれなかったのは良くなかったです。
――最後の3試合目は惜しかったが
あれだけ1、2試合で動いていた割には疲れていなかったですね。決勝リーグに進めることは分かっていたのでその分気楽にできたんですけど、相手が上手でしたね。
――その言葉通り、最後まで体が動いているように見えましたが今日の調子は
悪くはなかったですね。よかったといえばよかったです。ただやっぱり仕留めきれなかったのはよくなかったですね。
――初めて挑む全日学選抜だと思いますが雰囲気など違いは
貴重ないい雰囲気の中でできていると思います。1、2試合とも初っ端から緊張しっぱなしでした。でもその中でしっかり勝つことができてよかったです。
――決勝トーナメントに向けて
まずは1勝したいです。5000円ゲットします(笑)。ベスト8に入りたいです。

田中彩能(スポ4=宮城・秀光中教校)
――今日の試合を振り返って
練習不足ですね。練習のときは良いんですけど、試合で最近力を出せないです。何かを見失っているというか。とりあえず少し休憩して東京選手権に向けて、頑張りたいと思います。
――今大会に出場したことについて
こないだの全日学でベスト16に入ったうちの二人が出れなくなって、それで関東学生ランク入りしたり、こないだもランクにもう少しだったので多分それで出させていただけたんだと思います。練習はしましたが、その前の全日本予選に向けてやっていたのですが、今日みたいな感じで負けてしまって。残念です。
――今後について
びびってるわけでもないですけど、多分練習でもっと追い込めば大丈夫だと思うので、頑張ります。

中島未早希(スポ3=神奈川・横浜隼人)
――今日の試合を振り返って
1年生の時から出場していて、今回で3度目でした。対戦相手が当日わかるので、対策を練るのがとても難しかったです。決勝トーナメントは2位でも通過できますが、いい結果が出たので良かったです。
――全勝されたお気持ち
1試合目が勝負だと思っていました。関東学生選手権や新人戦で優勝した、とても強い相手だったので緊張もありましたが、1ゲーム目を取られて吹っ切れたのが良かったと思います。でも1試合目で勝ててほっとしてしまい、2試合目本来は競るはずの相手だったのに押されてしまった感じはありました。
――反省点
レシーブ対策が練れていなくて相手のサーブ等もわからなかったので、誰と当ってもすぐ対処できるように、当たったことのない色々な人と練習をしようと思いました。
――明日のトーナメントに向けての意気込み
全日本学生選手権は1年生の時から奇跡的に出場していて、全日本学生選抜のほうがランクが上という自信もありますが、逆にそれをプレッシャーと感じないようにしようと思います。留学生や上位の選手に向かっていくしかないですね。

中尾優子(人2=岐阜・富田)
――今日の試合を振り返って
今日は2勝1敗でおそらく2位通過となると思います。1試合目に0−3で負けてしまったのですが、今日は自分自身でも調子が良いと感じていてそれよりも相手が上回っていたので今はすっきりしています。そして、後の2試合は自分の実力を出し切れたのでよかったと思います。
――誰と対戦するかわからない明日のトーナメントについての意気込み
明日のトーナメントは抽選で決まるのでまだ誰と試合するかわからないのですが、1位の方と対戦することになると思います。今回の大会は実力ある選手たちがたくさんいるので、思い切ってひとつひとつの試合を着実に勝っていきたいと思います。
――1戦目の敗戦について
1試合目は0−3で負けてしまったので、早く調子を上げれていればもう少し健闘できたと思います。でも1試合目の反省を2試合目と3試合目に活かせたのでそこのところはよかったと思います。

【最終日】
御内
――ベスト4という結果について
2年前もベスト4だったので、決勝に残れなくて残念です。王選手もそこまで試合で勝っていない選手だったのですが、優勝できるチャンスをつぶしてしまったので、もったいない気持ちでいっぱいです。やりにくいとかはなくてむしろやりやすかったのですが、点数が欲しいときに自分がミスばっかりしてしまって。
――伊積さんに勝利、藤本さんには逆転勝ちでした
伊積もあまり練習できていなかったみたいなんですけど(笑)、勝てて良かったです。藤本さんに関しては、やりづらかったですね。いろんなことをやってきて、けっこう厳しいかとも思ってんですけど、最終的に勝てたので良かったです。
――3位決定戦は笠原さんとの同士討ちでした
正直決勝で2人でやる予定だったので、3位決定戦は誤算でした。負けたあとなので、あまりいらないと思いますし。笠原と対戦したのは一昨年の全日学選抜以来で、まあ勝つのは難しいと思っていましたね(笑)。今回も全日学でも決勝で当たれるかなと思っていたのでショックというか、残念です。ずっと4年間一緒にやってきたのでやりたかったですね。
――今大会を振り返って
全体的には自分の卓球ができたかな、という感じです。卒論や教習所と並行して練習しているので大変でした(笑)。
――次戦に向けて
12月のなかばに世界選手権の選考会があるので、それに向けて練習していきたいと思います。

笠原
――全日学選抜3位という結果について
まあ、こんなものかなという感じですね。
――3位になった要因は
自分の調子の悪さもありますが、相手も強かったです。
――昨日強いとおっしゃっていた上田さんと神さんと対戦しました
上田の時は自分が思ったように試合を思い通りにコントロール出来ました。神は全部思い切ってくるので、向こうの勢いに対して受け身になってしまい、難しかったです。
――前回の大会で敗れた神に負けたということについて
相手の実力が上がってきているということです。
――チームメイトとの対戦もありました
岩崎とは実力差がまだあるので問題はなかったです。御内とは実力差は別にないと思うんですけど、カット打ちが得意なのと慣れているという事があるんで、こういう結果になったと思います。
――この大会の満足度は
優勝できなかったから満足はできないですね。
――全日本に向けてはどのように調整していきますか
全部の調子を上げて、自分のいい部分を出していけるようにしたいです。
――全日本への意気込み
去年はベスト8で簡単に負けてしまったので、今年はベスト8以下は許されないし、表彰台以上を目指していきたいです。

岩崎
――同じチームメイトの笠原さんとの試合でしたが
強かったです。
――バックサイドを狙われているように見えたが
バックを狙われたあとフォアで回り込んで打とうと思ったら今度は逆方向に打たれたりしてフォアに回り込めなくなりました。そしたら今度は逆にバックにしか来なくなって。実力は笠原さんの方が上なのに、戦術もよく考えられていてさすがでした。
――良かったところは
笠原さんはラリーはもちろん強いんですけど、サーブでチャンスを作ってどんどん攻めていくタイプなんですよね。でもそこで今回は、サーブに対するレシーブをしっかり打つことができたと思います。ただやっぱりラリーは笠原さんの方が上手なので攻められてしまいました。
――試合後何かアドバイスなどもらったか
あの人はそういうタイプではないので(笑) でも試合をやっている中で笠原さんのいい部分を取り入れなくてはと思いました。これからも練習して良い部分を盗んでいきたいです。
――この大会を通して得たもの
緊張や寒さもありましたし、めちゃくちゃ調子がよかったわけではないんですけど競った場面でものにできたというのは自信につながりました。全日学のときの方がよかったですが、今回もベスト16入りを果たせましたし、調子を崩さずに成績を維持できているのは良いことだと思います。
――1月の全日本選手権に向けて
高校生から社会人までが集う日本で一番大きな大会なので格上の選手がたくさんいると思いますが、すこしでも次につながるような試合ができたらいいなと思います。また学生の大会でランク入りできたのを自信にして、強い人との壁を壊していきたいです。

中島
――準決勝はフルセットでの勝利でしたね
カットマンがいない中で、男子の御内さんが練習しようといってくれてカットの練習をしました。そのおかげで、負けたくない気持ちが強くなりましたね。自分のためだけでなく、助けてもらった人のためにも勝ちたいと思いました。
――決勝はどのような気持ちで臨みましたか
予選で当たった相手で、その時は自分のサーブが効いていました。今回はやはりそうはいかなかったです。向こうに仕掛けられたりして、体力不足等もあり、悔しいですが、いい反省点が見つかった試合でしたね。
――刘選手は予選と決勝の時では何か違いましたか
私が攻めていけなかったのもありますが、向こうのサーブがリーグ戦よりも鋭くなっていたと思います。早めに対処すべきでしたが、相手の思い通りにさせてしまいました。
――次へ向けての意気込み
全日本はとてもレベルの高い戦いなので、今のままでは上の方にはいけません。トレーニングを積んで、体力、技術ともにレベルアップしたいと思います。

中尾
――今日の試合を振り返って
今日の試合の相手は去年に活躍していた選手だったのですが、関西の選手でどんな選手なのか掴めかったのと、自分がやりにくいタイプの選手だったことにうまく対応できなかったことが敗戦の原因だと思います。
――4セット目をデュースで獲得できた理由は
1セット目から3セット目まで一気にとられてしまって、攻めの姿勢である対戦相手に対してこっちは自分自身でミスをしてしまっていたのですが、4セットからはただ着実に点数をいれていこうと考えることできたので4セット目はとれたのだと思います。
――今回の大会全体を振り返って
良かった点は、今回の大会では、速いラリーのときでも点数につながるような色々なボールが出せるようになったことですね。 悪かった点は、少し崩されたときや展開が悪くなったときにすぐに切り替えることがてきずにその状態を立て直せずいたことです。だから、そのようなところを改善していきたいと思います。
――次回の全日本に向けての目標
去年の大会でスーパーシードをもらえて出場できたのですが1回戦で敗退してしまったので、今年は1回戦は絶対勝ってランキングに入れるように頑張りたいです。あとダブルスもあるので去年に中島さんが残した3位という成績よりもいい結果が出せるように頑張りたいと思います。






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