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世界選手権
5月21〜27日 クロアチア・ザグレブ
世界選手権展望
21日から7日間、クロアチア・ザグレブの地で卓球の世界選手権が開かれる。早大からは福原愛(スポ1)が女子シングルス、ダブルス、混合ダブルスの3種目に出場。自身初となる世界選手権でのメダル獲得を狙う。
シングルスには過去2度出場し、14歳で初出場した2003年パリ大会でベスト8。2005年上海大会は3回戦敗退という結果を残している。今回は、当然ながらそれを超える結果、すなわちメダル奪取が最大の目標となる。世界ランキング(WR)11位の実績が評価され第10シードに選ばれたことで、決して楽ではないが、これまでの世界選手権中、最もメダルに近いといえる組み合わせとなった。順当に勝ち進めば、3回戦で日本の福岡春菜(WR23=中国電力)と当たり、4回戦では帖雅娜(WR6=香港)と対戦する。メダルを懸けて臨む準々決勝では、WR4位の郭躍(中国)との対戦が濃厚だ。
福岡には今年2月の国際卓球連盟(ITTF)プロツアー・カタールオープンにおいて4―0で勝利している。王子サーブを得意とする選手であり、最近は使用頻度が減ったとはいえ福原も持ち技とするだけに、王子サーブの打ち合いが見られるかもしれない。
帖雅娜は過去国際舞台において幾度となく対戦している相手だ。直近の対戦は今年4月のブラジルオープン決勝で、そこでは福原が敗れているが、2005年W杯の3位決定戦などでは勝利も収めていることから、展開次第では十分に勝利を狙える相手だろう。
郭躍は2年前所属していた中国超級リーグ遼寧省チームの同僚であり、同世代であることからも周囲からはライバル視される存在だ。昨年は福原が移籍し、敵同士として対戦する機会もあったが、そのときは福原が勝利。今年のカタールオープンでも殊勲の勝利を挙げている。これまでの実績で劣ることは否めないが、絶対的に勝てない相手ではない。大舞台でのジャイアントキリングに期待したい。
ダブルスは前回大会に引き続いて藤沼亜衣(WR62=ミキハウス)との愛・亜衣コンビで臨む。前回の2005年大会は同ペアでベスト8進出を果たした2人。今大会ではメダルの期待が大いに高まる。最大の山となりそうなのが、やはり準々決勝での対戦が予想される郭躍・李暁霞(中国)組だ。WR4位とWR5位で構成される中国ペアは非常に強力だが、何とか勝機をつかみ取りたい。
混合ダブルスには岸川聖也(WR88=スヴェンソン)とのペアで出場する。4回戦に待ち受けるであろう馬琳(男子WR1)・王楠(女子WR2)の中国ペアが鬼門だ。厳しい戦いとなるだろう。
どの種目にせよメダル取りへ向けては、国際舞台で猛威を振るう中国勢を撃破することが必須となる。大舞台での大物食いには定評がある福原が、高い集中力を連続して発揮し、中国勢を切り崩すことができるかどうか。そこが今大会のキーポイントとなってくるだろう。
(富永俊矢)
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