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春季関東学生リーグ戦
5月11日 東京・代々木第二体育館
頂上決戦で専大に逆転負け…V逃す
代々木第二が涙で濡れた。早大は最終日、2部優勝を懸けて勝敗で並ぶ専大と対戦。亀崎遥(スポ1)、福原愛(スポ1)のシングルスで先手を取ったものの、その後4セットを連取され、逆転負けを喫した。早大は2位でリーグ戦を終えた。
試合の雲行きが怪しくなったのは、3番ダブルスの福原・照井萌美(教1)ペアの敗戦からだった。
「ダブルスを取られてから流れが相手にいった。その流れを止められなかった」(宮本真梨子主将=スポ4)。
福原がプロツアーや代表合宿で多忙を極めたため、ダブルス練習は皆無に等しい“急造”のペア。連係面などに一抹の不安が残った。それでも櫻井茂雄女子ヘッドコーチ(昭45社卒)は、「強気のオーダーを組んだ」と、二人の抜群の実力、実績を信じて必ず出番の回る3番手で起用。フレッシュな活躍で、一気に優勝をたぐり寄せたかった。
だが、練習不足は痛かった。専大ペアは、個々の能力では劣るが長年組んできた熟練のコンビ。「相手のペアは経験豊富、自分たちは経験不足」と福原が語る通り、コンビネーション面での差は傍目にも歴然だった。「ずっと組んでいたペア相手に勝つのは難しかった」と照井。最後まで相手に試合の主導権を握られ、1―3で敗戦。この試合早大に初めて土がついた。
ただ、この時点では櫻井ヘッドコーチの脳裏にあるVへのシナリオはまだ揺らいではいなかった。「試合前から、4―2や4―3までもつれることを想定していた。だからこそ、力のある梶本(麻莉菜=教3)、宮本を後ろに置いた」。終盤まで試合が進行することは予想の範囲内だった。「チームメイトに勝ってもらいたい」(福原)、「いけるんじゃないか、先輩たちなら勝ってくれるだろう」(照井)。コーチ、選手全員の思いは経験豊富な上級生に託された。
しかし、願いはかなわなかった。宮本・梶本ペア、続く梶本のシングルスも粘りを見せたが敗戦。優勝の二文字はするりと逃げ、選手たちは悔し涙にくれた。そばで試合を見守った河原智男子監督は、「『勝って当たり前』みたいになっていたのが重圧になっていたのでは」と代弁した。スーパールーキーの加入で、2部優勝、さらには44年ぶりの1部昇格さえも確実視されていた女子。見えないプレッシャーは、選手たちをむしばんでいた。
「負けたことを素直に受け止めて、秋に1部に上がれるようにしたい」と櫻井ヘッドコーチ。早大は、2位という結果を受け入れつつも、早くもその視線をV奪還へと向けた。秋にもう一度チャンスは巡ってくる。この敗戦は必ずや、上昇のエネルギーとなるはずだ。
(石川祥子)
★結果
【女子2部】●早大2−4専大○
※最終成績 2位 4勝1敗
◆コメント
櫻井女子ヘッドコーチ
試合前から、4―2や4―3までもつれることを想定していた。だからこそ、力のある梶本、宮本を後ろに置いた。最後に3―3で回っても、宮本主将ならやってくれるだろうと。負けたことは謙虚に反省している。選手は力を出し切った。勝負の山は3番ダブルス。相手のオーダーは大体予想通り。強気のオーダーを組んだが、強気すぎた。オーダーの責任だと反省している。負けたことを素直に受け止めて、まずはインカレ。そして、秋に1部に上がれるようにしたい。
宮本主将
(主将として戦った5日間を振り返って)今までと違い、チーム全体を見なければならなくなって、自分の思うような動きができなかったです。(今日の敗因は)ダブルスとられてから流れが相手にいきました。その流れを止められなかったです。(チームの課題は)やはり1部の選手は1人1人の力がすごいので、個人のレベルを上げて、チーム全体の力を上げていきたいです。
福原
2位になって入替戦にいけず、負けてしまったことは残念。シングルスは青森山田高校の先輩で知っている同士で、接戦になったけど勝てました。ダブルスは照井さんがチャンスを作ってくれたが自分のミスが多かった。相手のペアは経験豊富で、自分たちは経験不足。練習で取り戻せると思う。大学の試合は中学、高校、世界選手権と同じプレーが出来たと思う。すごくチームメイトに勝ってもらいたかった。本当に悔しい。世界選手権では今日負けた分、みんなの分まで頑張りたい。大学では、秋季リーグ戦の前にインカレ(全日本大学対抗選手権)で優勝したい。
照井
(敗因)ダブルスは練習不足だった。うまく乗らなかった。シングルスは高校の時同じチームの子が相手。分が悪かった。もっと強気で行けばよかったかなと思う。(福原選手とのコンビネーションは)初めてコンビを組んだ時はそんなに悪くなかった。練習すれば良くなるはず。(上級生の試合をどのように見つめたか)相手はずっと組んでいたペアなので。相手の選手も強いので、いい勝負をするとは思っていた。勝ってくれるだろう、いけるんじゃないか、そうは思っていたんですけど。
亀崎
(1番手で緊張は)はい、とても緊張しました(調子は)最初は本当に力が出ていなくて、これで終わったら先輩方に申し訳ないと思って必死にプレーしました(2セットとられた後の逆転。気持ちの切り替えは)負けたくないしか思っていなかったです。トップででて緊張してそのまま終わりにしたくないと思って夢中でした(きょうの課題)すべてが課題です。選手としても未熟ですし、いろんな面で未熟です。卓球だけじゃなくいろいろなころから学んでいきたいです(目標は)秋のリーグ戦で活躍したいです。個人戦でも上位目指して頑張りたいです
梶本
(リーグでの調子は)みんなはいいって言ってくれてたんですけど、自分ではやってきたことが出せなかったという感じです。勝ってもしっくりこないっていうか。いいのと悪いのが5割5割くらいです。(攻めの姿勢は最後まで通せましたか)攻めないと勝てないってことはわかっていました。とにかく自分のプレーを出そうと。最後の方は勝ち負けにこだわらないで、自分のプレーを出すことを考えてました。(率直にどんな気持ちですか)4年生を1部でプレーさせてあげたいってことを目標にやってきました。悔しいってよりはまだまだなんだなぁって思いました。
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