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第59回東京選手権
3月12〜18日 東京武道館
難敵を撃破!時吉がベスト8入り
日本卓球界の強豪選手が集う東京選手権の最終日が18日、東京武道館で行われ、男子シングルス7回戦で時吉佑一(スポ3)が難敵・張(青森大)を下してベスト8に入る活躍を見せた。一方、エースで新主将の下山隆敬(社3)は、アテネ五輪日本代表の遊澤(東京アート)戦で3−0から逆転負けを喫し、悔しさの残るベスト16で大会を終えた。
大学最高峰の牙城を崩した! ワセダの誇る右のエース時吉が、これまで大学生相手に無敗を誇っていた張(青森大)に快勝。昨年12月に行われた全日本学生選抜選手権の決勝で苦杯を喫した雪辱も果たした。
当の本人も“予想外”の勝利に驚いた。「学生選抜の時も逆転負けだったので、今回もチャンスはないと思っていたんですけど…」。
激戦必至と思われた試合も、蓋を開けてみると意外な大差がついた。第1ゲームを11−2であっさり奪取すると、第2、3ゲームになっても11−3、11−5と情勢は変わらない。「一瞬、『あれ?』と思った」。第4ゲームからは張も本来の姿を取り戻し、王者の脅威にさらされ始めたものの、時吉は難敵を倒す千載一遇のチャンスを逃さなかった。「相手が自信をなくしていたので、ここで一気に攻め込もうと思った」。正確さ、キレともに抜群な球を相手コートに大事に返していき、ゲームカウント4−1で撃破。「今まで勝ったことのない相手に勝てて上出来。自信になりました」と歓喜の余韻に浸った。
今大会で確かな自信を手にした時吉が次に見据えるのは、世界の舞台での活躍だ。時吉は、今月末に開催されるユニバーシアード選手選考会に出場する予定。以前から「もう国内ではなく世界の舞台で戦っていきたい」と言っているだけあって、この大会に向けては特に気力の充実ぶりが際立っている。「個人としてはとても大きい大会。ユニバーシアードはこれがラストチャンスなので、代表を狙っていきたい」。大きな飛躍を期した若武者は、上昇気流に乗っている。
(石川祥子)
◆結果
【男子】▽シングルス ベスト8 時吉 ベスト16 下山 ベスト32 久保田隆三(社3)、塩野真人(スポ2)
※上位進出者のみ掲載
◆コメント
下山主将
(3―0から逆転を許した遊澤戦)完全にやられました。途中で戦術を変えられた。それまでは、バックは表で打ってたのが、4ゲーム目からバックを回して裏で打ち始めて…最後までタイミングをずらされっ放しでした。(全日本選手権、ジャパントップ12、東京選手権とトップクラス相手に戦ってきたが、手応えは)間違いなく成長している。誰に対しても簡単に負けなくなったし、日本代表についても、どんどん狙っていきたい。(今年は主将として過ごす1年)初めは中々まとまらなかったが、今はだいぶみんなしっかりやってくれている。厳しくするのが重要ですね。新入生は真面目なのが多い。下がやれば上もやってくれると思う。リーグ戦は秋に負けているし、挑戦する立場。チームの状態も徐々に上がってきているし、優勝を狙っていきます。
時吉
(5回戦の熊田戦は見事な逆転勝利でした)熊田選手は高校の先輩で、自分が高3の時1年間コーチをしてもらっていたので、やりづらいという気持ちもあった。でも試合になったら普段通りだった。出だしは悪かったが、第6ゲームの5−8の場面でコーチがいいタイミングでタイムを取ってくれて、そこから流れが変わった。(6回戦の倉嶋戦も逆転勝利だった)第1、2ゲームも勝てるゲームだったけれど、流れ的に負けていた。後半にやられていたので、粘っていこうと決めた。諦めずに戦っていたら、相手がタイミングが合わなくなっていった。勢いで4セット取れた。(準々決勝で対戦した偉関選手は強かったか)偉関選手は(ダブルスの)オリンピックチャンプなので、簡単には勝たせてくれないと思っていた。大会前にワセダに練習にきていたので、その時にサーブを受けたりしていたが、試合で受けてみるとやっぱりちょっと違うなと思った。(ベスト8という結果について)今まで勝ったことのない選手2人に勝ったので、上出来。自分でもここまでこれるとは思っていなかった。上位との差も縮まってきているので、さらに上にいきたい。(新チームの雰囲気は)後輩がもう入ってきて、みんな真面目。いいキャラをしているので、リーグ戦がどうなるか楽しみ。リーグ戦はもちろん優勝を狙う。
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