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平成18年度天皇杯・皇后杯全日本選手権
1月16〜21日 東京体育館
日本代表相手に大金星!下山快挙のベスト8
「シャー!」下山隆敬(社3)は何度も拳を突き上げながら叫んだ。学生王者という冠を背負って出場した今大会、シングルス6回戦では実績上格上とも思われる06年世界選手権日本代表の岸川(スヴェンソン)相手に強気のプレーを連発。今季、常に好成績を残し続けてきたエースがこの大舞台でも躍進した。また男子ダブルスでも時吉佑一(スポ3)・下山組がベスト8とランク入りを果たした。
ベスト8を決する6回戦、1ゲームを驚くほどあっさりと先取されるが第2ゲームから流れがかわった。素早いリズムでバックにボールを集め、岸川に本来のプレーをさせない。そして1−2とリードされて迎えた第3ゲーム。激しいラリー戦を制し、得点を決めるごとに下山の勢いが増していった。さすがの集中力で流れを一気に引き寄せそのまま3ゲームを連取。岸川に完全に打ち勝ち勝利を収めた。続く準々決勝は前試合で青森大の坂本相手にストレート勝ちを収め、勝ち進んできた強敵大矢(青森山田高)。素早い攻撃に第1ゲーム目から全く「手がつけられない」(下山)ままストレート負けと圧倒された。
社会人から中学生まで名の通った選手が勢揃いした今大会でのベスト8は昨年のベスト32という結果と比較してもまさに快挙であり、これで日本のトップクラス選手の仲間入りを果たしたといっても過言ではない。しかし下山が試合後口にしたのは、「もう少し(上に)行きたかった」という決して満足のいかない言葉だった。今大会でベスト8入りしたことで、来月に行われるジャパントップ12の出場権も手にした。実力のある若手が次々と出現する中、低迷気味な大学卓球界を引っ張っていく存在として、強豪選手と戦う中での更なる成長に期待したい。
(飯田唯)
◆結果
【男子】▽シングルス ベスト8 下山 ▽ダブルス ベスト8 時吉・下山組
※上位進出者のみ掲載
★今春入学予定の大物新人たちも活躍
女子シングルスでは今春、スポーツ科学部に入学が決まっている福原愛(青森山田高)が注目を集めた。しかし、結果は6回戦敗退のベスト16に終わり、シングルス初優勝は早大入学後の来季以降へとお預けとなった。
だが、それ以上の活躍を見せたのが、同じく教育学部へと入学が決まっている照井萌美(秀光中等教育)。昨年の全日本選手権ジュニアの部で優勝を収め、エジプトで行われた世界ジュニアではダブルス3位に入るなど、福原には及ばないものの華やかな実績を持つ実力者だ。照井は社会人の実力者を破り、一般の部では自己最高となるベスト8入りを果たし、福原を上回る好結果を収めた。
高校生にして、すでに日本トップクラスの実力を持つ2人。早大入学後の活躍にも目が離せない。
◆コメント
下山
(準々決勝の大矢は)久しぶりにやったんですが、予想していたよりも打点が早く、相手の攻撃について行けなかった。反応も速く、止めることが出来なかった。本当にすごい。何考えてるかもわからないし、手が付けられなかった。途中、集中力が切れた面もあった。(6回戦の岸川は)やりやすい面もあって、あいつはいけるかなと思っていた。レシーブとかもやりやすかった。(ベスト8という結果)もう少し(上に)行きたかったですね。来年はもっと上を目指したい
時吉
(元々今大会に照準を合わせていたと思いますが、目標は)シングルスはとりあえずランク入りを目指していました。ダブルスは他のペアよりも恵まれている組み合わせだったので、上を狙えるチャンスがあるなと下山とも話し合っていました。ベスト8までいけるとは思ってませんでしたが、いけるとこまでいこうと考えていました。(シングルスは4回戦で青森大の坪口選手に敗れてしまいましたが、敗因は)サーブレシーブで苦しんだことです。前やって勝った時と今回ではそこが違いました。(ダブルスのベスト8という結果は満足していますか)全日本でランクに入れたことは良かったです。今まで入れなかったので、一つカベをこじ開けられたなという感じです。(4回戦の青森大ペアとの試合は粘っての逆転勝ちでしたね)相手がシングルスの試合がまだで、今大会の第1試合っていうことで、出だしで緊張していたと思うし、そこにつけこんでいこうと思ったんですけど苦戦してしまいました。でも、第5セットの7−4の場面で相手がサーブミスした所で流れがこっちにきて、それを最後まで切らさずにいけました。(今大会を通して課題は見えましたか)課題はフォアハンドが安定していないことなので、確実に決められるようにしたいです。あとは、足が動いていないということですね。それがフォアハンドが上手くいかなかった原因にもなっていると思うので、鍛えて、コート内を走り回れるようにしたいです。(収穫はありましたか)上の方に来ると、精度が必要になってくるなと感じました。僕は台上処理が得意で、それがシングルスでは上手くいかなかったんですけど、ダブルスでは上手くいったことが良かったです。全日本はこれからも続くし、成績的には年々上がってきているので、これからも上げていきたいです。やっぱり今回の成績は自信になりましたね。
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