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全日本学生選手権
10月12〜15日 兵庫・尼崎市記念公園体育館
逆転の下山!鮮やかにV2達成
全日本学生選手権が兵庫県尼崎市で開催され、下山隆敬(社3)がシングルスで去年に引き続き優勝。久保田隆三(社3)はベスト4、塩野真人(スポ2)はベスト8、時吉佑一(スポ3)はベスト16とそれぞれ健闘した。
ダブルスでは男女とも早々と敗退し、迎えたシングルスでは各選手とも順当な勝ち上がり。下山は準々決勝で、秋季リーグで敗れた明大水野と対戦し、2セットを連取されるものの、その後落ち着きを取り戻し4セットを奪い返し、逆転勝ちで準決勝に駒を進める。準決勝で対するは同じ早大で関東学生選手権で敗れた久保田。「対策を練って練習してきた」というように圧倒的な強さを見せつけ、ストレートで勝利した。決勝の相手は、阿部一博(スポ4)、塩野を破った青森大の坪口で去年と同じカードとなった。序盤はミスが目立ち、あっさりと3セットを奪われる。試合中何度も首をかしげる下山だったが、追い詰められた第4セットではいきなり5ポイントを連取し、すんなりこのゲームを取って流れをつかむ。すると武器であるサーブが効果的に決まりだし、優勝を意識してか硬さの見える相手のミスにもつけこみ第5、6ゲームを立て続けに奪う。第7ゲームでは、10−6と王手をかけるも、粘る相手に追いつかれジュースとなり、どよめく観客で会場は異様な雰囲気となった。「正直、ビビッた」という本人談とは裏腹に、冷静にポイントを重ね驚異的な集中力で優勝を勝ち取った。相手が同じ早大生でも、しっかりと研究する下山の勝利への貪欲な姿勢と、苦しいときに発揮する粘り強い試合運びに王者の貫禄を感じさせた。
一方女子は、シングルスでは宮本真梨子(スポ3)の去年と同じベスト32が最高で、もうワンステップ上のレベルで戦わなければ、全国では勝ちあがれないことを証明させられた形となった。この苦い経験をバネに、全体の更なる底上げに期待したい。
(松浦哲也)
◆結果
【男子】▽シングルス 優勝 下山 ベスト4 久保田 ベスト8 塩野 ベスト16 時吉
【女子】▽シングルス ベスト32 宮本
◆コメント
下山
(連覇を果たしたが、今の気持ちは)すごくうれしい。(準々決勝の明大水野戦、秋季リーグ戦では負けている相手だったが)相手のサーブが取れなく、出だしは苦労した。逆に3セット目からは自分のサーブが効いてきて、ペースを握れた。団体戦に強い相手だったが、個人戦では勝てると思っていた。団体戦でも勝てるようにはしたい。(準決勝は関東学生選手権では負けた、同じ早大の久保田。4−0と完璧な勝利だったが)トーナメント表を見て、当たるのはわかっていたので、今回は対策を練って練習してきた。その成果が出た。(決勝は、昨年と同じく青森大の坪口。0−3からの大逆転勝利だったが、振り返って)0−3で負けていても、こちらがミスしているだけで、試合内容は押されていなかった。序盤は相手の球質に合わず、自分のプレーが出来ていなかった。後半は、相手のボールにも慣れて調節して合わせることが出来た。(ラスト7ゲーム目も、最後はジュースまでもつれ込んだが)ラストは、向こうも粘ってくると予想はしていた。正直、ビビったが勝つことが出来てよかった。(サーブが非常に効果的だったが)サーブは誰とやっても効く。サーブからの3球目攻撃が自分の武器。これが上手くいくと自分のペースになる。(ダブルスは早々と敗退)国体続きで、練習不足だった。話し合う時間が足りなく、連携が上手くいかなかった。(次の目標は)今月末にある全日本選手権の団体では、強い社会人、高校生相手に勝ちたい。1月の全日本選手権(個人)では、一般の部で、勝ちに行きたい。
久保田
(去年に続き今年もベスト4になりましたがこの結果はどうお考えですか)良かったですね。頑張ったと思います。(下山選手との相性は悪いですか)相性は悪いですね、僕が負け越してますし。(準々決勝から準決勝まで休む時間があまりなかったわけですが、準決勝で疲れはありましたか)特になかったですね。ただ下山のボールがいつもより早く見えました。
時吉
(何位を目標に今大会に臨んだか)一応優勝を目指してたんですけど。(ダブルスは4回戦で敗退、敗因は)この大会の前に国体があって、違うチームで練習していて、下山とのダブルスの練習が全然出来ませんでした。試合ではやりたいことが出来なかったし、ゲームを作れなかった。力はあると思っていたんですけど、練習不足とコミュニケーション不足が結果に表れてしまいました。(シングルスは5回戦で愛工大の安本に破れたが)国体で安本と当たった時は勝っていたし、向こうは1年生僕は3年生で、年上という立場でもあったので、絶対勝ちたいという思いがありましたが、これらがプレッシャーにもなって、空回りしてしまいました。試合内容も良くなかったです。単調になってしまいました。(今大会の調子は)良くはなかったんですけど、悪いなりにももっと出来るはずでした。(課題は見えたか)コンディション作りですね。国体など試合が続いていて体力的に疲れてしまって。体力、筋力の強化が必要だと感じました。あと精神面を強くしていくこともです。これらを克服していって、来年こそは、という思いです。(下山の優勝は刺激になるか)そうですね。下山は根性があるので、気持ちの面が強くて、それがあの逆転劇につながったのではないかと思うし。今3年生3人(下山、時吉、久保田)がチーム内で争っていて、常にライバル、というわけではないんですけど、2人より上に行きたいという気持ちはいつも持っています。(今後の目標) 個人戦はまず全日本学生選抜があるんですけど、僕はその後の全日本に照準を合わせています。もう国内ではなく世界の舞台で戦っていきたいと思っているので。全日本では自分のランク以上はいきたいです。
塩野
(大会に向けて意識したこと)調子が良かったので、優勝を狙っていた。(具体的にどこが調子が良かったか)カットが安定して、攻撃も練習したように決まった。コンビネーションも良かった。(坪口戦の敗因は)特殊な球に合わせられなかった。応用力がなかった。(今後の課題)応用力と攻撃力をつけること。(今大会の収穫は)強い選手に勝てたこと。自信になった。(次大会に向けての抱負)勝てるかどうかは分からないが、優勝を目指す。
阿部
(今大会の結果について)シングルスはランク入り、ダブルスは優勝を目指していたのでラン決で負けたのはくやしいです。特にシングルスでは去年と同じ選手に負けたので。(シングルス終盤に追い付かれるという試合でした) 前半離し、後半おいつかれラストで追い抜かれました。最後の詰めが甘かったです。くやしいですね。(全日本選手権団体に向けて、チームの雰囲気)大学1位の下山もいるので大学ではリードしていると思います。去年は1回戦で負けたのでトーナメントにでて社会人に勝ちたいです。(全日本選手権個人に向けて)ミックスダブルスではタイトル、シングルスダブルスではランク入りを目指して頑張りたいです。
宮本
(今回の結果はどう捉えていますか)あと一歩でした。技術というよりは、精神的に自分のプレーが出来なかったです。(大会を通じての調子は?)調子自体は悪くなかったんですが、(勝負所で)思い切って行けませんでした。(単複ともに強豪を追い詰めながらも足りなかったものは?)んー、どうですかね。シングルスでは相手の方がサーブレシーブが上手かったこととかですかね。そこで攻めて行こうか迷ってしまった。(今後に向けて)団体戦は春までないので、新しいチームで2部優勝して、さらに1部に昇格したい。最後の学年で今まで超えられなかったカベを乗り越えたい。
河原智監督
(今大会に向けて、選手にはどのような指示を出されましたか)競争でやってきてるので、自分がやってきた練習を出せるようにと指示しました。(今大会の試合の進行(誰がどこまで勝ち進むかなど)は予想どおりでしたか)ランキングベスト16は4人ですが、去年も同様のメンバーです。時吉が負けてしまったのが予想外でした。早稲田同士の試合がもっとあるかと思ってましたがこういう結果になりました。(下山選手のシングルス優勝おめでとうございます。はじめ3セットをとられて、危ない状況でしたが、監督としての心境を聞かせて下さい)下山は去年も優勝してプレッシャーがあったと思います。気持ち的には守りに入らなかったのがよかったです。(下山選手には今後どのような選手に育ってほしいですか)夢は大きく日本代表になってオリンピックにでてほしいですね。でもまずは、全日本優勝狙ってほしいです。その前にもう一度やり直すことです。具体的に基本力、技術力、体力をアップするような練習をさせていくつもりです。
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