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| 第76回全日本大学対抗選手権 8月10〜13日 東京武道館 |


昨年のリベンジならず…準V

第76回全日本大学対抗選手権(インカレ)が、今年は早大の地元・東京で行われた。女子はベスト8入りを懸けた決勝トーナメント2回戦で惜敗し、昨年と同じベスト16に終わった。一方の男子は、昨年のこの大会青森大に敗れて準優勝。「自分達はチャレンジャー」(塩野正人=スポ2)という立場のもと、打倒・青森大を掲げ今大会に臨んだ。
予選リーグを難なく突破した早大は、決勝トーナメントでも春季関東学生リーグチャンピオンらしい戦いぶりを見せつけながら順当に駒を進めていく。準々決勝の駒大戦、準決勝の埼工大戦もともに完勝。予選リーグから決勝トーナメント準決勝まで全対戦を3−0で勝ち上がり、あっさりと宿敵・青森大への挑戦権を手に入れた。
そしてついに「本番が来た」(時吉佑一=スポ3)。決勝は予想通り青森大との顔合わせとなる。緊迫した空気が会場を包む中、戦いの火蓋は切って落とされた。1番手の久保田隆三(社3)の相手は、昨年全日本学生選抜で優勝した強敵の張。「相手の方が実力が上だと思っていたので受け身になってしまった」と久保田自身も語るように、序盤から試合のペースを握られてしまう。終盤は粘りを見せるものの、ストレート負けを喫した。
続く2番手はエースの下山隆敬(社3)。対する青森大は今年の全日本選手権シングルスベスト4の実績を誇る坂本。ゲームカウント1−1となった後の第3セットは、両者譲らずこの試合最も激しい戦いとなる。最終的に下山がこのセットを15−13でもぎ取り、試合の流れを掴んだかに思われた。しかし、強敵のカベは簡単には破れなかった。その後下山にミスが目立つようになり、第4、5セットを連取され逆転負け。あと一歩の所で勝利を逃した。
後が無くなった早大は下山・時吉ペアを送り出す。負ければ青森大の優勝が決まってしまうというプレッシャーのかかる場面であったが、2人は今大会通じて最高のコンビネーションをこの決勝の舞台で見せる。「(昨年この大会で青森大のペアに負けて以来)ダブルスの練習を1年間しっかりやってきた」(下山)。その成果が実り、ゲームカウント3−1で勝利を掴んだ。逆転優勝へ向け、期待は4番手・時吉にかかった。試合は第5セットまでもつれる大熱戦となったが、最後は青森大の高木和ペースのゲームとなってしまい、一歩及ばず時吉敗退。この瞬間早大の準優勝が決まった。
昨年の雪辱を果たすことは出来なかった。選手達も口を揃えて悔しさをにじませる。だが、昨年はほとんど歯が立たなかった強敵相手に、今年は「どの試合も紙一重」(阿部一博=スポ4)という戦いを繰り広げた。来年も、今大会試合に出場した全てのメンバーが残る。この悔しさを心に刻み込み、来年までに選手一人一人が一回りも二回りも大きくなって、再び宿敵に挑戦状を叩きつける。
(石川祥子)
◆結果
【男子】
<決勝トーナメント>
▽1回戦 早大3−0札幌大
▽2回戦 早大3−0福岡大
▽準々決勝 早大3−0駒大
▽準決勝 早大3−0埼工大
▽決勝 早大1−3青森大
【女子】
<決勝トーナメント>
▽1回戦 早大3−0東北学院大
▽2回戦 早大2−3立命大
◆コメント
阿部主将
(昨年に続いて青森大との決勝。惜しくも負けたが)悔しいです。青森大に目標をおいてきたので(だが、昨年と比べると今年は差はわずかに見えたが)本当に僅差。どの試合も紙一重。悔しいです。(次は秋のリーグ戦。意気込みを)この試合で、課題が見えたのでまたリーグ戦に向けてがんばりたい。
下山
(6〜7月にかけてハードスケジュールでしたが今大会を通しての調子はどうでしたか)よかったです。(去年からずっと目標にしていた青森大との決勝いつもと意気込みは違いましたか)そうですね。他とは違います。ずっと勝ちたかった相手だったので。ちょっと技術が足りなかったです。(決勝シングルス第3セットは接戦の末ものにしましたがその後気持ちの変化とかありましたか)なかったです。思いきっていくだけでした。入んなかったですよね。(シングルスで対戦した相手とのダブルスで意識するところはありましたか)全然なかったです。リーチをかけられていたので。(ダブルスは、去年のこの大会の決勝で青森大にストレート負けを喫していましたが、今回雪辱を晴らしましたね)そうですね。ペアが違うんですけど、ダブルスの練習は1年間しっかりやってきたので、その成果が出ました。(時吉選手とのコンビネーションはどうですか?)よくなってきました。(団体戦ではエースとして自分がチームを引っ張っていかなければならないという思いはありますか?)ないです。みんな強いので、エースというのは意識していません。(今回見えた課題と9月の秋季リーグ戦に向けて)サーブレシーブをつめることですね。リーグ戦は優勝を狙います。
時吉
(決勝戦への意気込み)本番が来たって感じ。それまでは練習試合のようなもの。絶対に勝とうと思って望んだ。(今大会通しての調子)悪くもなく良かった方。(ダブルスでの試合・勝利について)団体戦では絶対にとらないといけない。昨年は決勝に行かず負けたので(確か準決or準々決勝だった)、今年は全勝するつもりで望んだ。うまくいってよかった。(シングルスでは接戦が続いたが…?)相手もしぶといので一つ一つのラリーで凡ミスしないようにした。(青森大に負けたことについて)残念…今年が強い大学なのですごくくやしい。相手の方が少し上手だった。(今後について)リーグ戦とか続くのですべて1位をねらう。個人戦優勝を目指す。
久保田
(準優勝という結果について感想をお願いします)優勝を目指していたのでもちろん悔しいです。けど、この敗戦をプラスに考えてまた頑張りたいです。(青森大の印象を教えてください)強かったです。(今大会を通じて調子はどうでしたか)悪くはなかったです。(決勝での張戦の敗因を教えてください)思いきってやれず受け身になってしまったことです。相手のほうが実力が上だと思っていたので受け身になってしまいました。この試合でまだ課題がたくさんあることがわかりました。(今後克服すべき課題と今後の目標を教えてください)フットワークをもっとつけること、サーブ、レシーブをもっと練習することです。目標は秋のリーグ優勝です。
塩野
(大会前に特に意識したことは?)優勝です。(自分が)全勝して貢献出来ればと思った(ご自身の調子は?)最初はよくなかったが、決勝の前に上がってきた。戦えなくて残念です。(青森大の印象は?)強い王者。自分達はチャレンジャー。向かっていく感じ(決勝戦でやぶれましたが早稲田に足りなかったものは?)経験。(ご自身の今後の課題は?)カットが安定してきたので小さいレシーブ、サーブ等の小技をみがくこと。凡ミスを減らし、安定したプレーをしたい。

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