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| 全日本大学対抗選手権 8月4〜7日 神奈川・横浜文化体育館 |


宿敵・青森大に敗れ、連覇ならず

全日本大学対抗選手権(インカレ)が今年は神奈川・横浜で開催された。連日猛暑のなか、前年優勝校である早大の中野祐介主将(人4)の選手宣誓で、夏より熱い戦いの火ぶたは切って落とされた。
連覇を狙う男子は、去年の優勝校らしい貫録を見せ、予選リーグから決勝トーナメント2回戦の立命大戦まですべて3―0で完勝し、順当に勝ち進んでゆく。最初のヤマ場が訪れたのは、準々決勝の同大戦。今や中野主将とともにチームの主軸であるトップの時吉佑一(スポ2)が、ほとんど見せ場をつくれずまさかの敗戦。6月の関東学生選手権シングルで優勝し、世界を視界に捉える時吉の2度目のインカレは、「自分のしてきたプレーがほとんどできなかった」。チームのため、そしてより高い己の目標のため、復調が待たれる。試合はその後も一進一退の展開で2―2となり、勝負の行方はラスト・中野の右腕に託された。この場面で、早大の主将かつエースは厳しい戦いを見事にモノにした。追い込まれても力を発揮する精神力の強さは、頼もしいの一言だ。準決勝の埼玉工大戦も5戦目までもつれ込んだが、最後は下山隆敬(スポ2)が気迫溢れるプレーで勝利を手繰り寄せ、チームは決勝へとコマを進めた。
そして迎えた決勝戦。相手は昨年対戦が叶わなかった青森大。「去年の優勝がまぐれだと言われないためにも青森大に勝って優勝したかった」(時吉)と待ち望んだライバルに意気込んで挑んだ大一番。敵に不足なし。早大の連覇へ最高の舞台が整ったかのように思えた。しかし、壁は厚かった。トップの下山は積極的に仕掛けて幸先良く1セット目を先取するものの、2セット目以降3連取され敗れる。2番の中野は「何回もやったことあるけど全然勝てない。やりにくい。強い」と語る青森大・高木和に1―3で敗退。そして時吉・下山の3番ダブルスは粘りを見せたものの1セットも取れず敗れ、0―3で幕はあっけなく下ろされた。
優勝しか見据えていなかった選手たちは、インカレ準優勝という誇るべき結果を手にしても、落胆の色を隠せなかった。「日本一を取り返したい」(時吉)。その思いを胸に、また新たな一歩を踏み出す。「うちは若い選手が強いし、来年もまだまだ強い。うちは未来があるチーム」(中野)。青森大を倒して日本一になる――。その願いは来年の後輩たちに託された。
一方の女子は、予選リーグの2戦と、決勝トーナメント1回戦を3―0で勝ち進んだものの、2回戦で立命大に接戦の末2―3で敗れ、ベスト16で大会を終えた。こちらも去年のベスト8を上回る成績を残せず、選手は悔しさをにじませた。この悔しさをバネに、4年生にとっては最後の大会となる秋の関東リーグ戦での2部優勝、そして入替戦での1部昇格を狙う。
(和泉恵太)
◆記録
【男子】<決勝トーナメント> ▽1回戦 早大3―0中京学院大▽2回戦 早大3―0立命大▽3回戦 早大3―2同大▽準決勝 早大3―2埼玉工大▽決勝 早大0―3青森大
【女子】<決勝トーナメント>▽1回戦 早大3―0国学院大▽2回戦 早大2―3立命大
◆コメント
中野
(大会を通して)優勝したかったから、とにかく悔しかった。(青森大は)実際にやってみてとりあえず強かったという印象。まあやっぱり、向こうが少し上なんですね。でも勝てないわけじゃない。もう一歩、あと少しの差で勝てるはず。技術的にはサーブレシーブがよくない。1球目、2球目が悪くてそういった細かいところで負けてしまう。ラリーが続けばけっこう取れるんだけど。(青森大・高木和選手とは)何回もやったことあるけど全然勝てない。やりにくい。強い。でもみんなよくやったと思う。精一杯やったが、負けてしまったというだけ。うちは若い選手が強いし、来年もまだまだ強い。うちは未来があるチーム。時吉、下山とかはあと2年もあるしまた頑張ってもらいたい。(リーグ戦に向け)時吉、下山が中国遠征で最初3戦は出られないから、そこで残り2日につながるようにしっかりやる。うちは層が厚いから、もちろん優勝目指してやっていきます。
時吉
(惜しくも準優勝でしたが)残念です。(去年の優勝校としてのプレッシャーなどはありましたか?)いや、特には。自分達より相手の方が強いと思いながらやっていたので。自分たちのプレーができればいいと思っていました。(決勝の相手、青森大について)団体戦は個人戦と違う雰囲気があるけど、相手は団体戦の経験が多くてそれに慣れている感じがあった。もうちょっと向かっていければ良かった。去年の優勝がまぐれだと言われないためにも青森大に勝って優勝したかったので、残念です。(シングルについて)自分のしてきたプレーがほとんどできなかった。大会を通して、レシーブやバックハンドがいつもより入ってなかったし、調子はあまり良くなかったです。(ダブルスについて)ラリーは上手くいった。いつものパターンや、自分たちのリズムでてきなかったところもあったけど。サーブやレシーブで上手くパートナーをアシストできるようにしていきたいです。ラリーでは負けていないと思うので。(今後に向けて)今年で中野さんが抜けてしまうので、自分の学年の強い3人でチームを引っ張っていって、日本一を取り返したい。下山とのダブルスは時間が経てばもっと良くなっていくと思うし、個人では海外にいくチャンスがあるので、日本代表を目指したいです。
下山
(去年当たらなかった青森とついに当たりましたが、実際当たって)(青森は)やっぱり強かったです。自分たちよりも実力が上だったので、さらに練習が必要だなと感じました。(準優勝という結果について)満足はしていないです。もう一回青森とやって今度は優勝したいです。(今回の調子は)悪くなかったです。いつも通りです。(準決勝シングルは2−2で迎えた五人目。プレッシャーがかかる場面でしたが)元気を出して、とにかく気持ちを大事にして臨みました。(決勝のシングルは1セット目は非常によく見えましたが、2セット目以降三連取されました)1セット目は相手がまだこっちをわかっていなかったので積極的に行きました。ただ、2セット目からは相手にしっかり対応されて、自分もミスが多くなってしまって。対応されてからでも勝てる力をつけていきたいです。(ダブルスでは準決勝、決勝と負けてしまいましたが、時吉選手とのコンビは)ちょっとかみ合ってなかったです。コンビとして、もっと練習が必要ですね。(9月のリーグ戦にむけて)春も優勝しているので、春秋連覇を目指してがんばります。
田中梢(社4)
(全体を通して)残念でしょうがない。自分は最後のインカレだったし、優勝目指してやっていたから。ベスト16という結果は、上のOB・OGの方にも申し訳ないし、下の後輩たちにも申し訳ない。この結果が来年にも響いてしまうし。個人個人の調子は良かった。だけど、自分たちの学年は色々な面で良くなかったな、と思う。自分たちは試合に出ていなくて、下の子たちが出ているわけですけど、そこでうまくサポートできていない。ベンチに帰ってきたときのアドバイスだとかもしっかりできなくて、後輩に任せっきりになってしまう。そういった部分を背負わせてしまっているのは残念。1年生はまだインカレの重さも分からないだろうと思うし、うちの学年がもっと頑張らなければと思いました。(今の時点での課題は)技術的には、サーブレシーブがよくない。最初でつながらないから流れが悪くなる。あとはみんな、もっとのびのびプレーができればと思う。試合慣れしていない部分もあって、普段は楽しくやっているのに、試合になると卓球を楽しめなくなってしまう。(秋のリーグに向け)まず自分たちの代は、2部優勝して、入替戦で勝って1部昇格して、かっこよく去ろうって言ってるんです。そのためにもチームのことを考え直して頑張って行こうと思います。

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