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関東学生選手権
6月29日〜7月1日 東京・駒沢体育館ほか
時吉が下山を振り切ってV
時吉佑一(スポ2)が関東学生選手権、男子シングルスで優勝。決勝で下山隆敬(社2)との同士討ちを制し、関東学生NO.1に登りつめた。男子ダブルスでは接戦に次ぐ接戦を勝ち上がった阿部一博(スポ3)、久保田隆三(社2)組が頂点に。「……またワセダかよ」。敗れた他大選手のつぶやきが、今季ことごとくワセダの名前で埋め尽くしたタイトルの数、そしてその強さを表していた。
時吉が今大会最も苦しんだのが準決勝、フルセットにまでもつれた大正大・ハオとの対戦であった。「気持ちに迷いが出てしまった」というように、時吉はなかなか積極的なプレーができず、相手に追い上げられてしまう。しかし、競った場面でこそ強さを見せるのが昨年の全日本学生選手権準優勝者の実力であろうか。テンポの速いラリーで相手を翻弄(ほんろう)する。そして瞬く間にコースを変えていく。相手はスピードとテンポに付いていけず、たまらずミスを連発してしまう。目指しているプレーが他とは違う。時吉が見せたプレーにはさらなる強さを予感させるものがあった。ダブルスを制した阿部・久保田組は、準々決勝以降の3戦をすべてフルセットで勝利した。攻撃力に秀でた阿部と小技が得意な久保田のコンビネーションが、終盤にいくほどかみ合い、少しずつ相手を追いつめ勝利をもぎ取っていった。厳しい試合を乗り越えたことも今後の糧になるだろう。
「関東にとどまらず、全日本選手権でも優勝したいです。今大学2年生ですけど、目指しているのは世界なので」。時吉がそうした目標を語るのも、彼が他でもなくワセダにいるからだ。すでに世界への挑戦経験もある主将の中野祐介(人4)を始め、今大会シングルス準優勝の下山、ダブルス優勝の久保田といった同期の存在が、彼をより高い目標へと駆り立てている。
実力者ぞろいの卓球部は、連覇の期待がかかる全日本大学対抗選手権(インカレ)に挑む。連覇への期待がかかった大会で、プレッシャーにどう向き合い、どう戦うのか。インカレまで1カ月を切り、選手の緊張感も高まってきているころであろう。横浜で行われるインカレでも彼らの勇姿に期待したい。
☆3連覇を逃した中野。不調の今季は苦しい戦いが続く
中野らしからぬ戦いぶりが今季は続いている。準々決勝、1年生ながら今大会シングルス3位、ダブルス準優勝と勢いと実力を見せた明大の水野に敗れ、関東3連覇を逃した。「(調子は)全然ダメ。ケガとか関係ない。とにかくダメ」。今季はただ自身が勝つだけではなく、主将として部をまとめることも求められている。右手に巻かれたテーピングは痛々しく、そしてこの日の中野は言葉少なにコートを去った。
(増田 仁)
◆コメント
時吉
(優勝した今の気持ちは?)去年3位だったので、嬉しいです。この後日本代表の選考があるので、それに向けていい試合ができるように調整してきました。(シングルの準決勝は競った展開になりましたが)去年と気持ちが違っていて、1年の時はガンガン行けたけど、今年は受け身になってしまって、気持ちに迷いが出てしまった。競ってから、自分から積極的に攻めて自分のプレーをしようと思いながらやったことで、何とか厳しい試合をモノにできました。(決勝は同じくワセダの下山選手が相手でしたが)多少はやりづらいと言うのもあったけど、そこは勝負の世界だし、優勝したかったので精一杯やりました。下山とは対戦の相性がいいし、楽にできました。(普段は仲良し?)そうですね、ダブルスのパートナーですし。お互いよく分かり合ってます。(その今回のダブルスを振りかえって)下山とは去年の夏までダブルスを組んでいて、1度そこで終わって中野さんと組んでいたけど、最近また組むようになった。個人的にダブルスは苦手な分野なので、これからメンタル面を鍛えて、上手く駆け引きができるようにしたい。コンビは去年より良くなっているので、これからです。(今回の大会を振りかえって)あまり調子は良くなかったけど、そういう状態のなかでここまで戦えたことは自信になります。試合前に調子を上げるような練習をしていきたい。関東にとどまらず、全日本でも優勝したいです。(今後の抱負など)今大学2年生ですけど、目指してるのは世界なので。シニアの部で日本代表になりたいです。チームとしては、8月の全日本で去年優勝してるので、今年も受けずにチャレンジ精神で挑みたいです。
阿部、久保田
(優勝おめでとうございます)
久保田
:うれしいです。みなさんのおかげです。
阿部
:うれしいです。(優勝は狙っていましたか?)はい、狙っていました。優勝するしかないと思っていました。ポジティブなんで(笑)(阿部さんも狙ってらしたのですか?)そうです。優勝を狙っていました。(二人はいつ頃から組まれたんですか?)最近です。去年この同じ大会で組んで、すぐ負けちゃったんですけど。(同じ高校ですが、高校時代に組まれたことはないんですか?)
阿部
:最後の大会だけです。(二人のペアの特徴、良さはどんなところですか?)
外野
:仲の良さじゃない?(勝ち上がりを見ても競った試合が多いですよね。競った場面ではどんなことを感じていたんですか?)
久保田
:心の中ではびびっているけど、見せないようにしていました。攻めて攻めて攻める感じで、僕が守って阿部さんが決める感じで。みんなの応援で燃えました。(今日はすごい試合数ですよね。体力的に問題はありませんでしたか?)
久保田
:こういう試合は慣れています。
阿部
:自分は体力はある方なので。チャンスボールを逃さずに打ち込むだけです。(課題にしていることは?)フットワークだとか・・・。自分は細かいことが苦手で、逆にパートナーの久保田はそういうのがうまく、パートナーが良いお手本です。
久保田
:いや、逆に僕は細かいことしかできないので。(男子は2冠で、競争力はホントに高いですよね?)
久保田
:本当にプラスになります。部内でも気が抜けないですね。(インカレ、全日本と頑張って下さい)頑張ります。ありがとうございました。
中野
(調子は)全然ダメ。ケガとか関係ない。とにかくダメ。練習も全然できていなかったし、自分は練習してないとダメだから。でも後輩がたくさん優勝して、それでよかったんじゃないですかと思う。
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