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アイク生原&ピーター・オマリー記念スポーツマネジメント講座
1月27日 早大西早稲田キャンパス
今回はあの古田敦也が講師で登場
2003年、スポーツ科学部の開設と同時に始動した「アイク生原&ピーター・オマリー記念スポーツマネジメント講座」は早くも6回目。毎回、故アイク生原氏(昭34法卒)の理念のもと、スポーツマネジメントの見地から第一線で活躍する実務者を講師に迎え、大学内外から評価を集めてきた本講座。今回は東京ヤクルトスワローズの古田敦也選手兼任監督が、「古田敦也 40歳 早稲田の杜で大いに語る!」と題して、プロ野球界を三宅正治フジテレビアナウンサー(昭60商卒)との絶妙の掛け合いで熱く語った。会場には満員の本学学生のほかに今回は、主催するスポーツ科学部の最大の理解者のひとりであるMLBドジャースの元社長、ピーター・オマリー氏、千葉ロッテマリーンズの小宮山悟(平2教卒)、さらにはアイク氏の早大野球部時代の恩師、石井連蔵氏(元早大野球部監督)も駆けつけるなど、多くの注目を集めて開催された。
「40歳?大きなお世話だよ」。なごやかなムードで切りだした監督は、まずプロ野球選手会の会長だった頃の苦労話を披露し、「コンテンツを広げることがプロ野球ファン拡大へつながる」と持論を展開。また古田監督自らが進める、従来のチームとファンの関係を抜本的に見直す「F-PROJECT」についても触れる。内容は、ユニホームからタテジマを無くしてメジャーリーグでも見たことのないデザインにするというもの。これで会場をアッと言わせた監督はその後も次々とリップサービスを展開。今回の講演会出演のようなファンサービスの企画立案にも携わる古田監督は、契約交渉での現場とフロントのすれ違いを乗り越え、ファンサービスの点で両者が協力できる体制が必要だと訴えた。
さらに生前のアイク氏が尽力した野球の国際化についても言及。「WBCだっていろんな問題がある。MLBのプレシーズンマッチの意味合いが濃い。各国が話し合ったうえで始めるべき」。WBCに問題点がでてくるのは当然で、それを改善できるシステム作りが必要だという監督の主張に、多くの学生がうなずく場面も。また自身のヤクルトからは青木宣親(平16人卒)ら4人がWBC日本代表に選出されていることについて、「日本を背負って戦うことで人間的にも大きく成長してほしい」と、選手を思いやることも忘れなかった。
大学、社会人ドラフトでヤクルトへの自由枠入団を果たした期待の武内晋一選手(人4)については「いまのところ全然分からないが、オープン戦からがんばって、開幕には1軍で出場してほしい。ファーストにはリグスがいるし、むしろライトで宮出、真中と争ってスタメンを勝ち取ってほしい。」と熱いエールを送った。
講義の終盤に、紺碧の空を学生と共に唱和した監督は、「今日はいい思い出になった。(開幕戦の阪神の)岡田監督はこの大学だっけな、と思いながら歌った」と、率直な感想を言った。講義終了後に全体を振り返った監督は、冒頭に行われた本学学生のドジャースへのインターンシップの報告について「これを楽しみにしていた。うらやましいし、とてもおもしろかった」と満足げ。オマリー氏も「講義に活気があった。今日から私も皆さんのように古田ファンのひとり」。学生だけではなくオマリー氏の心をもつかんだ古田敦也のF-PROJECTは、どうやら成功したようだ。
(堀 和彦)
★F-PROJECTとは?
チームとファンとの新しい関係を創造するべくして設立した、多菊善和(株式会社ヤクルト球団 代表取締役社長)統括責任者をはじめ古田監督や穐田誉輝(株式会社カカクコム 代表取締役社長)など、球団内外で独自のノウハウを持つメンバーで構成されたプロジェクトチーム。詳しくはヤクルト球団のホームページで。
◆コメント
古田敦也選手兼任監督
(今日はわれわれ学生のためにありがとうございました。さて今年の早大野球部はエースの宮本をはじめ有望な選手がそろっています。印象を聞かせてください。)うーん、具体的な戦力はよくわからないけど、卒業してうちのクラブハウスにもたくさんいる。そういう意味でも親しみを持っているしね。名門野球部だし、これからも強いチームであってほしい。プロ野球界にこれからも多く選手を輩出してほしいね。
■講座の模様を一部抜粋
―監督業は大変?(三宅アナ 以下三宅)
さすがに戦術面は問題ないが、選手を気持ちよくさせる環境をつくるのが難しい。打順を変えたりとか。
―監督はズバリ今年はどんな野球をするのか、ID野球か?(三宅)
打撃陣の得点圏打率が去年は6位だった。今年はバランスを意識したチーム作りをしたい。
―アイク氏は「指導者には哲学が必要」というが。(三宅)
初志貫徹という言葉があるが、状況、環境に応じてリードで対応したりすることが大事。
―ヤクルトの早稲田出身選手について(三宅)
結構いるけど、あんがい東京人は少ないんだ。
―野村監督(楽天)からはなにか言われた?(学生)
特にないですが、「大変だけどやってみろ」と。「ヘッドコーチをつけたらできないこともない。」と言っていた。
―古田監督の将来の目標(学生)
地域単位、いろんなスポーツをできる地域コミュニティをつくりたい。将来どこかでやりたい。
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