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wasedasports.com >  競泳 >  競泳 大林一樹インタビュー


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 【特集】大林一樹インタビュー

 北京オリンピック出場者を3名(OB・OG含む)輩出した水泳部競泳部門。今春、そこへ新たにトップアスリート入試を経て入部した注目選手、小野友愛、大林一樹(ともにスポ1)の2名にインタビューしました。


取材を受ける大林 ――水泳をいつから
 2歳の頃に初めてプールに入りました。幼稚園の年中の時に選手育成コースに入ったのですが、すぐに鹿児島に引っ越し、そこでは年長から選手コースに入りました。

――きっかけは
 元気が有り余っていて、何かに使わないと物を壊すから、っていうのは聞きました(笑)。

――(笑)。その元気の使い道がなぜ水泳だったのですか
 きっとあの頃はまだ水泳が流行っていたからだと思います。

――数々の高校記録をお持ちですが高校時代の一番の思い出は
 アメリカ遠征に行ったことですね。3か月の期間で、合わせて2度行きました。イトマンの大塚社長のご支援で行かせてもらえたのですが、本当にいい経験になったと思います。

――古賀(淳也=スポ3)選手や小森谷(勇輝主将=スポ4)選手など早大には同じ高校(春日部共栄高)の先輩が多く在籍していますが
 うーん、あまり話さないですね。高校の先輩がいるからという訳で早大に来たということもないですし。

――では早大に入った理由は
 自分がこれから何を勉強したいかと考えた時、人間科学や経済など自分の興味がある分野がばらばらなんですね。それで、ワセダはオープン科目があるじゃないですか、だからワセダに入れば幅広く勉強ができると思ったからです。

――入学前に行われた全国JO(ジュニアオリンピック)では最優秀選手に選ばれ、 高校新も記録しました
 200のバタフライは最後ということもあり(高校新を)狙っていたのですが、100のフリーはリレーの1泳(第一泳者)で泳いで、自分のベストタイムをよく知らなかったので、このタイム速いのかなーと思っていたらアナウンスが流れたので、高校新ってこんなもんなんだー、と。あまり短水路に興味がないんですよね。短水で勝っても名前は売れないし、本当の勝負はほとんどが長水路なので。

――オリンピックなど大きな大会は長水路ですしね
 そうですね。今回は日本選手権の調整として出たのですが、個人では1種目しか出ていないのに最優秀を取れたというのは前代未聞らしいです。

――今回、マイケル・フェルプス(米)の泳ぎを参考にしたのですか
 そうなんです。NHKかなにかでマイケル・フェルプスのドルフィンキックの仕方をやっていたので、真似してみたらしっくりきて、キックのスピードが格段に上がったので。

初の早慶戦、スタートから勢いよく飛び出す大林 ――好きな種目は
 バタフライと背泳ぎですね。一番嫌いなのが自由形です。

――平泳ぎは
 あんまり泳いだ記憶がないですね。泳げないです。結構好きなんですけど、遅い、というか才能がないんです。立石(諒=KITZ藤沢・慶大)もいてあんまり手が出せないっていうのもありますし。

――長距離もあまり得意ではない
 泳ごうと思えば200、400くらいはフリー(自由形)で泳げますけど、まぁ疲れるので(笑)、短距離がいいかなぁと。

――自分の長所、持ち味は
 ドルフィンキックですね。浮き上がりだけならそこらの選手には負けないです。あとは長所というか自分のテクニック論なんですけど、自分に合った泳ぎができていると思います。

――泳ぎに関しては完成されている
 いや、全然。スポーツ全般で言えると思うのですが、完成という言葉はないと思うので。体力面がついていってないですし。

――早大の練習には参加するのですか
 いや、たぶんしないです。でもたまに参加することもあるかもしれないですが、本格的にやるということはないと思います。

――水泳部の雰囲気は
 まだみんなの顔がよく分からないし、誰が同じ学年なのか先輩なのか…。寮に入らず一人暮らしをしているので、雰囲気はまだよく分からないですね。  

――大学生活には慣れましたか
 (日本)選手権があってまだ3日しか行っていないんですけど(笑)、まあ楽しくやれそうです。

――授業は楽しいですか
 興味ある授業は何個かあるんですけど、なにせスタートが遅かったので友達がいないっていう…。

――スポーツ科学の中で何か興味のある分野は
 うーん…。

――やはり経済などの方が興味がある
 そうですね。基礎科目にマーケティングがあるんですけど、ずっと前からマーケティングは独学で勉強していたので、それがどのくらいのレベルなのかなと。ただそれは2年からしか取れないので、1年生の間に取るべき単位はとって、あとは3、4年でオープンを取りまくろうかなと思っています。

――まだ始まったばかりですが単位は大丈夫そうですか(笑)。
 (笑)。そうですね、まだ分かりませんけどこのままいけば大丈夫だと思います。

――水泳や勉強以外でやりたいことは
 今やっていることと言えば、もう仕事にもできるんですけどネイルアートですね。編み物など手芸は全般的に好きですし、美術で何か作るのも好きでした。あと家事一般も得意ですね。姉が2人いるんですけど、その中で育ったせいか特技が女の子っぽくなってしまって(笑)。

――自炊もしているんですか
 どちらにしろ一人暮らしなのでしなきゃいけないんですけど。遠征に行った時も自分でやります。そこらへんにあるものを使えばある程度何とかなりますね。

色紙に書いてくださった言葉は…? ――好きな言葉は
 自由奔放ですね。一つの事に熱中することができないんですよ。

――好奇心旺盛ということですか
 そうですね。だから皆みたいに寮に入って水泳だけやるっていうことはできないです。やっぱり若いうちしかできないことっていうのはたくさんあると思うし、それを自分の時間を見つけてやりたいので、そこまで水泳にのめり込むということはできないかなと思います。やっぱり普通の人ができないことをやりたいです。

――将来はアメリカに住みたいんですか
 はい。グリーンカードを取って永住したいです。

――アメリカに行って何をしてみたい
 いろいろとビジョンは持っているのですが、どれにしようか決めていないので在学中に決められれば。向こうにも知り合いがたくさんいるので、いろいろ仕事もしていきたいと思っています。


(取材・編集 小南祐太) 


好きな言葉は「好奇心」 ◆大林一樹(おおばやし・かずき)
 1989年8月22日生まれ。
 スポーツ科学部医科学科1年。埼玉・春日部共栄高出身。現在はスウィン埼玉に所属。2007年ジュニアパンパシフィック選手権優勝。3月に行われた春季ジュニアオリンピックでは100メートル自由形、200メートルバタフライで短水路高校新記録を樹立し、最優秀選手賞に選ばれる。3年時の高校総体(インターハイ)でも50メートル自由形、100メートルバタフライ優勝。






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