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 FINAワールドカップ東京2011 11月13日 東京辰巳国際水泳場



 星奈が世界大会で堂々の3位!

堂々の3位に輝いた星奈
 短水路(25メートル)世界一の座を競い合うFINAワールドカップ東京の最終日。世界のトップスイマーが顔を揃える中、ワセダ勢が奮闘した。星奈津美(スポ3=埼玉・春日部共栄)が得意の200メートルバタフライで3位入賞。見事メダルを手にした。また、男子1500メートル自由形で五十川祐記(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が8位入賞と最高峰の舞台で熱いレースを繰り広げた。

  前日惜しくも表彰台を逃した星奈が、第一人者としてその名を誇る200メートルバタフライに満を持して登場した。予選をトップタイムで通過し決勝に駒を進める。決勝のレースでは、「前半から積極的に」と言葉通り好調なスタートを見せる星奈。序盤からスピードを上げ100メートルを2着で折り返す。勢いそのままに先頭の選手を捕らえるかと思われた。だが、後半に疲れが出てしまい星奈最大の持ち味である終盤の強さを発揮できずに終わった。タイムは2分05秒97と目標にしていた2分4秒台に及ばず、最終的な順位は3位。しかし、日本人トップに輝いた今レース。五輪メダル候補である存在感を十分に発揮する試合となった。また、星奈にとって泳ぎの課題を確認する絶好の機会となる。それは前半の積極性と後半の持久力のバランス。力強い外国勢との試合が勝負どころを知る上での大きな収穫となった。「(オリンピックの)メダルに対する気持ちは今まで以上に強くなった」と意気込む星奈。星奈の目標はすでにロンドン五輪に向けられている。

国際大会で8位と健闘した五十川
 今シーズンから1500メートル自由形に重点を置き練習に励んできた五十川。持久力はもちろんのこと精神面でのタフさも要求される長丁場の種目。最終組の五十川は最後まで諦めない気持ちで試合に臨んだ。レース前半は横一線の大混戦。自分のペースを維持し落ち着いた泳ぎを見せる五十川は中盤から徐々に後続の選手を引き離しにかかる。15分03秒13の自己ベストタイムを記録しフィニッシュ。8位入賞を果たした。日々の練習の手応えを実感するとともに、今後の課題を見つけられる結果となった今大会。五十川はロンドン五輪を意識し、「もう一段階レベルアップしたい」と来年4月の日本選手権への思いを力強く宣言した。この冬を越えてさらに進化した五十川に期待したい。

 世界選手権、日本学生選手権(インカレ)が閉幕し、大会オフシーズンに入っている競泳。しかしそんな中での国際大会は、世界中の強豪との試合を通して、自身の課題を再確認する重要な機会となった。来年4月に行われるオリンピック代表選手選考会、更にはロンドン五輪を見据えた選手たち。強化への取り組みに抜かりはない。

(記事 佐々木啓介、深谷汐里 カメラ 奈良圭、郡司桃子) 






7位入賞も悔しさ残った三島前主将
★決勝残るも結果奮わず

 1年ぶりのインカレシード奪還の立役者である三島将崇前主将(スポ4=市船橋)も、200メートル自由形の決勝に挑んだ。結果は1分48秒13で8位。周りのレベルが高い中実力及ばず、本人も「あまり良くなかった」と納得いかない表情を見せた。しかしあくまでも目線の先は4月に行われるオリンピック代表選手選考会に向けられている。今後はメキシコで高地トレーニングに励むという三島に、国際大会で決勝の舞台に立てたことは大きな糧となることだろう。ワセダを巣立っても、成長した背中を見せてくれることを期待したい。






◆主な成績
▽女子200メートルバタフライ 星奈 28秒73 【3位】(日本人トップ)
▽男子1500メートル自由形 五十川 15分03秒13 【8位】(日本人7位)自己ベスト
▽男子200メートル自由形 三島 1分48秒13 【8位】(日本人5位)



◆コメント
三島将嵩(スポ4=市船橋)
――今日の泳ぎを振り返って
あまり良くなかったです。
――今大会の位置づけは
4月に向けての強化として、こういう大きな舞台で今の現状を把握する、といった位置づけでした。
――今後の調整はどのようにされていくのでしょうか
冬場はメキシコに高地トレーニングに向かうので、更なるベースアップをしてこれからにつなげていきたいと思います。
――来年の日本選手権に向けて意気込みを
代表を狙って出ることができる最後の舞台だと思うので、少しでも可能性がある限り代表を狙ってこれから取り組んでいこうと思っています。

星奈津美(スポ3=埼玉・春日部共栄)
――レースを振り返っていかがですか
 きょうは朝から体がけっこうよく動いたので、前半から積極的に59秒台で入ってどこまで踏ん張れるかというところを試しました。できれば1分4秒台を出したかったので、ちょっとタイムには満足していないんですけど、韓国のチェ・ヘラ選手と一緒にレースができたのが良い経験になったかなと思います。
――2分5秒97というタイムについて
 ことしの春の六大学対抗選手権で2分5秒00を出してそれが自己ベストだったので、1分4秒台を出したかったというのが本音です。
――以前から短水路が苦手とおっしゃっていましたがその意識は残っていましたか
 そうですね。やっぱりターンが苦手というのがあるので、ターンの修正はしてきたんですけどやっぱり苦手意識はありますね。
――ターンなど細かい部分の手応えはいかがでしたか
 ターンは昨日の100メートルでは良い感じでつかめた感覚はありました。コーチの方からもうまくいっているように見える と言われましたし、自信になりました。ただ、200になると後半でばててしまってあがってしまいまったので、そこが課題ですね。
――今大会は昨日の100メートルでは昨年できなかった決勝進出、200メートルでは3位という結果でしたが2日間を振り返っていかがですか
 やっぱりこの時期なので直前まできついトレーニングをやっていたので、こういうきつい中で良いところまでタイムが出せるかというところだったので、そういう面では今回のタイムはよかったんじゃないかなと思うので、満足しています。
――これから冬場に強化したい部分はどこですか
 来年のオリンピックで2分4秒台を出したいので、4月の選考会では2分5秒台前半を出すというプランを持っています。そのためには、この冬から春にかけてスピードを強化して前半からおいて行かれないようについていける力をつけたいなと思います。あとは後半の自分らしさをさらに強化するために、持久力の向上も平行してやっていきたいと思っています。
――4月の選考会まであと半年余りですが、改めて来年に向けた思いを聞かせてください
 来年はロンドン五輪があるということで、3年前の北京の時にできなかった決勝進出はもちろんなんですけど、やっぱり今回はメダルを世界選手権で逃してしまったのでメダルに対する気持ちは今まで以上に強くなったので、来年オリンピックでメダルが獲れるようにまずは4月で2分5秒台の前半くらいまでは出せるようにしたいので、トレーニングをしっかりやっていきたいと思います。

五十川祐記(スポ2=神奈川・桐蔭学園)
――本日のレースを振り返って
 昨日の感じでは調子は悪くなかったというのと、最終組で泳げるチャンスをいただきさらにそのために先輩たちも残ってくださったということで、恥ずかしいレースはできないなと最後まで諦めないで頑張りました。
――結果については
 一応自己ベストなので、この時期にベストが出たということは結構トレーニングが出来ているということなのだと思います。冬場は合宿が続くのですが、狙っているのは4月のオリンピック選考会なので、さらにもう一段階レベルアップしたいと思います。
――国際大会の雰囲気は
 やはり国内の大会とは盛り上がり方などが違うので、少し嫌かなと思っていたのですが、逆に楽しもうと捉えて楽しむことができました。
――今取り組んでいる課題は
 今シーズンは本格的に1500メートルを狙おうということで、長い距離の練習に積極的に取り組んでいます。
――冬場の課題は
 短水路は力で泳ぎきることができるのですが長水路はまだ実力が足りないので、長水路でもしっかりと泳げるようにしたいと思います。
――来季の目標は
 オリンピックを目指せるなんて人生で最後だと思うので、全然まだ夢のような話なのですが目指すということだけは意識していきたいです。







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