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 第87回日本学生選手権 9月4日 神奈川・相模原市総合水泳場



 『王者』に屈するも5年ぶりの準優勝!

選手は得点の度に喜びを爆発させた
 第87回日本学生選手権(インカレ)最終日。前日、宿敵・筑波大を大差で破り決勝に進出した早大。対するは、現在インカレ13連覇中で、7月に上海で行われた世界水泳の日本代表の主力選手を擁する王者・日体大。序盤からその圧倒的な実力に押される形となり、結果は9−18の完敗。リーグ戦に続いて王者の前に屈することになり42年ぶりの優勝は叶わなかったが、早大としては5年ぶりの準優勝ということもあり、選手にとって満足のいくインカレとなった。

 当日は日曜日ということもあり、会場には多くの応援が集まった。それでも、「向かっていくいっぽうで守るものは無かったので緊張とかはなかった」(木下智貴主将=スポ4、埼玉・伊奈学園)という言葉通り、試合前の選手紹介の際にはどの選手も笑顔で登場した。試合前に両チームとも円陣を組み会場のボルテージも一段と上昇するなかで、ついに決勝戦が始まった。しかし、「今までとレベルが違う相手で、そのレベルに対応できなかった」(木下主将)と、開始30秒で右サイドから崩され先制されてしまう。その後も相手の素早いカウンターに早大のマークが対応できず、早大の得点も吉田耕平(創理3=東京・城北)、近藤祐貴(スポ4=東京・明大中野)の得点のみに抑えられ、2−6で第1ピリオドを終了する。

準優勝に笑顔の木下主将(左)、近藤(右)
 第2ピリオドに入ると、選手たちの動きもよくなり始め、GK加藤廉也の好守を中心に相手の攻撃を阻止する回数が増えていく。しかし、エースの江崎大地(スポ3=鹿児島南)が相手の徹底マークにあい、早大も思うように攻撃が決まらない。そのなかで江崎がなんとか2点を決め、合計得点を4−9として前半を折り返す。第3ピリオド以降も相手の素早いカウンターに何度もゴールを脅かされながらも粘りのディフェンスで大量失点は免れた一方で、早大の攻撃も相手の強い当たりに負けてしまいなかなか点差が縮まらない。木下主将、江崎、戸張真寿(スポ1=埼玉・秀明栄光)を中心に得点するも第4ピリオド後半に3連続失点を喫しそのまま試合終了。完敗してしまったものの、5年ぶりの準優勝は選手にとって決して悔しいだけの結果ではなかったようだ。


 昨年度よりひとつ順位をあげ、準優勝という結果を残した早大。王者・日体大の牙城を崩すには至らなかったものの、「下級生に優勝の夢を託したいと思います」(木下主将)と来年以降のリベンジを誓った。次の大会は、9月30日から開幕するWaterPolo Japan Challenge 2011。この大会は社会人を交えた大会で、早大もOB選手を含めた稲泳会として出場する。インカレでの悔しさをこの大会にぶつけ、優勝という最高の結果でシーズンを締めくくって欲しい。

(記事 志村遼太、カメラ 楽満賀奈子) 


第87回日本学生選手権
早 大  日体大
 1Q 
 2Q 
 3Q 
 4Q 
 total 18



◆コメント
木下智貴主将(スポ4=埼玉・伊奈学園)
――試合を終えての感想
やっぱり王者ですね。その一言ですね。僕らはチャレンジャーだったんですけど、チャレンジャーらしさも出せず、王者の猛攻に耐えられないままKO負けしたという感じです。
――試合前は緊張していましたか
昨日よりは緊張はしてなくて、当たって砕けろという感じだったので、もう向かっていくいっぽうで守るものは無かったので緊張とかはなかったです。
――選手紹介のパフォーマンスはいつ考えたましたか
きょうの朝にスタッフの人になんかやってくださいというのを言われて、この時期なのでボルトかなと思って(笑)
――1ピリ目に離されてしまったが
今までとレベルが違う相手で、そのレベルに対応できなかったというのがあると思います。
――それ以降は慣れましたか
そうですね。慣れてきて対応できた部分もあると思うんですけどそれでもクォーターごとのスタートで一回もリードできた展開が無かったのでやっぱり王者で、全く歯が立たなかったですね。
――得意のバックシュートを決めました
昨日のシュートと同じような感じで撃ててそれは満足していますけどそこだけだったのでもっと見せ場を作らなきゃ駄目だと思います。
――退水のチャンスをしっかりと決めていました
ずっと前から研究していて、海外のチームのを参考に僕らでアレンジしながら1年間かけて作り上げた形だったのであれが決まったのは満足しています。
――準優勝という結果について
正直優勝はしたかったんですけど、今シーズンの目標として、まず決勝に行くというのが第一の目標としてあったので、それを達成できたことというのは満足しています。でも満足しすぎて決勝で抜けてしまった部分もあるので来年、下級生に優勝の夢を託したいと思います。
――インカレを総括して
長いようで短く、あっという間に終わってしまったんですけど、4年間のインカレで一番思い出深いものになったし、一番個人的にも良かったし、チーム的にもよかったし、本当に満足のいく大会だったと思います。
――次の目標は
1ヶ月後に日本選手権という社会人チームを含めた選手権大会があって、来週の土曜日にそれの予選があるので、まずそこをしっかり突破して本選に進出できるように頑張っていきたいと思います。

江崎大地(スポ3=鹿児島南)
――今日の試合を終えて
日体大はやはり強かったです。すべてにおいて向こうが上だったとしか言いようがないです。
――試合前に選手間で言っていたことはありますか
相手のエースに点を取られないようにしようと話していたんですけど、それができなくて結果的に点差がついてしまいました。
――きょうは江崎選手は3得点を挙げました
僕がもっと点を取らないと勝負にならないと思ったのでふがいないです。
――インカレ全体を振り返って
チームとしては昨年3位で今年は2位になることができたのでよかったのですが、個人的にはチームに迷惑をかけてばかりで調子も上がらずダメだったなと思います。
――今後の目標
1か月後に日本選手権があるのでそこでは優勝できるようにしたいです。

戸張真寿(スポ1=埼玉・秀明栄光)
――準優勝という結果に充実感と悔しさではどちらの方が大きいか
五分五分と言いたいんですけど、やっぱり負けるのは悔しいですね。
――きょうの試合を振り返って
結局、自分たちの方がチャンスが少ないのにもかかわらずミスが多かったなと思います。やっぱり、完成度の高さが相手の方が上回っていたと思います。
――決勝戦にどのような気持ちで臨んでいたか
相手が絶対王者という感じなので、少しでも食らいつけるよう、いい試合をしたいなと思っていました。
――2点決めたことについて
1点目は江崎先輩のナイスパスからのごっつあんゴールみたいな感じでいただいた点で、2点目はまぐれみたいな感じで自分ではあまり納得していないです。
――相手の印象は
代表選手も多かったので、最初から強い相手だなと、ちょっとびびってました。
――インカレを終えての感想
初めてのインカレで5年ぶりの2位をとれて嬉しかったです。
――今後の目標について
卒業までに日体大を倒したいです!








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