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第87回日本学生選手権
9月2〜4日 神奈川・横浜国際プール
星奈が優勝!小西が準優勝!2人の活躍で最終日へ弾み
悲願のメダル獲得し、表彰台でガッツポーズを見せた小西
日本学生選手権(インカレ)が2日目を迎えた。初日は星奈津美(スポ3=埼玉・春日部共栄)が200メートルバタフライで3連覇を果たすも、全体的に結果が奮わずワセダは男女とも6位からのスタートとなる。ところが2日目は200メートル自由形で小西一輝(スポ4=岐阜・帝京大可児)が準優勝を果たしチームに勢いを与えると、星奈も100メートルバタフライで優勝し大会2冠を達成。明日の最終日に向けてチームの士気を高める結果となった。
4年生にとっては今大会が最後のインカレとなり、ワセダとして戦う最後の大会でもある。休憩時間が短く疲労の残る中での200メートル自由形決勝のレースとなったが、小西は「攻めていくことができた」と振り返るように、序盤から積極的な泳ぎを見せる。50メートルを2位で通過し、100メートルを終えた時点では1位にまで順位を上げた。最後は1位にわずか0秒20及ばず2位となったが、表彰台の上では晴れやかな笑顔を見せ、両手を挙げて仲間の声援に応えた。一方、小西の隣のレーンで泳いだ三島将嵩主将(スポ4=千葉・市船橋)は7位という結果に終わったが、「お互い刺激し合ってここまできた」(三島)と語る小西とともに決勝の舞台で泳げたことで三島にとっても充実したレースとなった。
2冠を達成し、仲間への感謝を表した星奈
また、星奈も100メートルバタフライ決勝で前日の200メートルに続き素晴らしい活躍を見せる。予選を1位で通過した星奈だったが、レース序盤はスピードに乗れず50メートルを6位で折り返す。しかし、ここから力強い泳ぎで追い上げ1位でフィニッシュ。星奈自身も「久しぶりに自分らしい泳ぎができた」と話すように、星奈らしい粘りを発揮し見事に接戦をものにした。これで大会2冠を達成し、応援してくれたチームの仲間への感謝の気持ちを勝利という結果で表した。
この日、良い結果が出せなかった1、2年生の選手たちも小西や星奈ら先輩の活躍する姿を見ることで、次回は大きく成長した泳ぎを見せてくれるだろう。インカレも残すところあと1日。「最高の1日にして笑顔で終わりたい」(小西)という選手の言葉通り、最終日はワセダのさらなる活躍に期待したい。
(記事 高田麻里、中丸聡史、戸澤美穂、片貝早輝子 カメラ 杉山幸美、奈良圭)
★下級生二人が健闘するも一歩及ばず
注目のルーキー佐藤は初のインカレで7位
女子200メートル自由形には佐藤恋(スポ1=東京・藤村女)と山崎美里(スポ2=東京立正)が出場。「泳ぐことができるか不安でした」となかなかタイムが上がらないことに不安を抱えたままインカレに臨んだ佐藤恋。しかし予選を2分2秒90という好タイムで突破し、「安心して」決勝に臨んだ。佐藤は前半から攻めの泳ぎで好位置の2位につけるも、後半には疲れが見え失速。7位という不本意な結果に終わった。同じく山崎も積極的なレース展開で上位を狙うも結果は8位。レース後には倒れてしまうほどの懸命な泳ぎでチームを鼓舞した。
★ラストインカレで示した4年間の集大成
4年生としての責任を果した大賀
最後のインカレ、大賀貴嗣(スポ4=熊本・九州学院)は4年生としての責任を持ち、チームのために泳いだ。メドレーリレーでは順位を落とすことなくしっかりと自分の役割を果たす。100メートルバタフライ決勝では、最初は3位で折り返すが後半で順位を落とし、7位と悔しい結果。だが、レース後の大賀の表情はとても充実したものだった。一見個人競技のように思われる競泳。しかし、大賀が4年間で得たものは「連帯責任や団結力」だという。ワセダで得た大きな財産を今後存分に生かしていってほしい。
★メドレーリレーは男女とも表彰台届かず
最後のインカレで力泳した出川
2日目の最終種目は400メートルメドレーリレー。女子は4位でバトンを受けた第3泳者の星奈が2位に追い上げメダル圏内に入るも、後続が続けず4位とあと一歩のところで表彰台を逃した。それでも最後のメドレーリレーとなった出川友理江(スポ4=東京・渋谷教育幕張)は「本当にこのメンバーでリレーを組むことができて幸せだった」と感慨深そうに語った。一方男子は、多田が3位でスタートするもワセダの課題である平泳ぎで6位に順位を落とす。最後小西が粘りを見せるも、5位に終わった。「自分の力の無さで・・・」。レース後、多田の目からは涙が止まらない。先輩メンバーが多田を支えるかたちで早大はプールをあとにした。
◆主な成績
●決勝
▽女子200メートル自由形
佐藤 恋(スポ1) 2分03秒94【7位】
山崎 美里(スポ2) 2分05秒48【8位】
▽男子200メートル自由形
小西 一輝(スポ4) 1分49秒78【準優勝】
三島 将嵩主将(スポ4) 1分50秒57【7位】
▽女子100メートルバタフライ
星 奈津美(スポ3) 59秒62【優勝】
▽男子100メートルバタフライ
大賀 貴嗣(スポ4) 53秒73【7位】
▽女子400メートルメドレーリレー
早大(出川友理江−杉山沙侑南−星奈津美−山崎美里) 4分08秒53【4位】
▽男子400メートルメドレーリレー
早大(多田邦徳−丸山省吾−大賀貴嗣−小西一輝) 3分40秒48【5位】
●B決勝
▽女子200メートル個人メドレー
森川 愛理(スポ1) 2分18秒04【4位】
◆コメント
三島将嵩主将(スポ4=千葉・市船橋)
――レースを終えたいまの気持ち
やっぱりちょっと順位とタイムには満足していないんですけど、この舞台で2回泳げたというのがすごくよかったです。
――いまは悔しさよりも充実感の方が大きいですか
あんまり自分の納得のいく練習ができてなかった分、ここで泳げたことがすごくうれしいですし、明日も800メートルリレーあるので、それにつながると思います。
――隣のコースで小西選手が泳いで準優勝しました
向こうの方がスピードがあったのでそれについて行けばよかったんですけど、最後ちょっと離されちゃって。でも楽しく一緒に泳げたのでよかったです。
――やはり小西選手は特別な存在ですか
そうですね。練習も一緒にしていますし、お互い刺激し合ってここまできたと思うので、明日のリレーでは一花咲かせて終わりたいと思います。
星奈津美(スポ3=埼玉・春日部共栄)
――接戦をものにしたいまの気持ち
100メートルは混戦になるのは覚悟していたので、落ち着いてレースをしようと思いました。最後タッチが合わなかったのでどうだろう思ったんですけど、優勝できたのでうれしいです。
――後半では星選手らしい強さを発揮できたのでは
そうですね。世界水泳が終ってからユニバーシアードでは本当に情けないレースをしてしまって後半での自分らしいレースというのがなかなかできていなかったので、きょうと昨日の200では後半粘るレースができて、久しぶりに自分らしいレースができたのでよかったなと思います。
――100、200と2冠を達成しました。100では去年の悔しさがあったと思いますが
100に関しては周りの選手と競るというのは覚悟して臨んで、去年の4位という順位の借りを返すためにも最後は優勝しようという気持ちが強かったので、優勝することができたと思います。決勝では59秒台を出さないと優勝できないというのは分かっていて、でもタイムよりも勝つことをずっと考えていたので、勝つことができてよかったと思います。
――昨日から「勝つことが大事」と何度も仰っていますが
チームの仲間がいて応援してくれるというのが私はなかなか経験できないことなので、インカレをいままで2回経験してきて、仲間の応援やサポートや陰で支えてくれるマネージャーさんとかの協力のありがたみを2年間で本当に強く感じたので、自分ができるのは勝って恩返しすることだと思っています。
――メドレーリレーはいかがでしたか
きょうの100メートル4本は2年間でいままでやっていたので、どういう風に泳ぐというのは考えてやったんですけど、100メートルの予選と決勝とリレーの決勝と3本とも全力で泳ぎきることができました。いま疲れはあるんですけど、いい感じで泳げたのでよかったなと思います。
――強さの秘訣は何ですか
普段の試合は全く別なので、普段は所属で練習して試合に出ているのであまりチームのみんなと関わる機会は少ないんですけど、それでも国際大会とかではみんなテレビを見てくれていたりとか、応援メールとくれたりとか、チームのみんなの優しさを感じていました。そういうお陰で私もインカレはチームとして戦うという意識を強く持つことができるので、チームの仲間たちに感謝する気持ちが強かったから勝てたんじゃないかなと思います。
――100メートルでの来年4月までの目標は
58秒の真ん中くらいは出せるように頑張ろうと思うんですけど、本当にいまの力だとどんなに持久力をつけても100メートルで58秒真ん中というのは厳しいと思うんですよ。まずは50のターンを27秒台で入れるようにしないと58秒台は見えてこないと思うのでそこが課題ですね。スタートの部分が100では大事になってくるので、27秒で楽に入るというのができれば良いなと思います。
――明日は最後に800メートルリレーが残っていますが
200メートル2本なので本当にしんどくなるとは思うんですけど、きょう100メートルで優勝して自信がついたので、8継もしっかりチームのために泳いで去年よりも良いタイムで泳ぎたいと思います。きょうメドレーリレーでは表彰台に登れなかったので明日は必ず登りたいです。個人としても2分1秒台で泳げるように頑張りたいと思います。
佐藤恋(スポ1=東京・藤村女)
――レースを終えての感想を
4月の日本選手権が終わってからずっと2分5秒とかしかタイムが出ていなくて。あとは8月に体調を崩して練習があまりできていなかったので、本来なら自分の1番持ち味が出せる種目なんですけど、すごく200メートルを泳ぐことができるか不安でした。予選は自分の事を信じられずに泳いだんですけど2分2秒台が出せたので、安心して決勝に臨むことができました。
――満足のいく決勝となったのでしょうか
決勝でタイムを落としてしまったのと順位も下から2番目ということで、ワセダのためにも自分のためにもあまりいい結果ということはできないと思います。なのでこの借りを明日の800メートルリレーで返したいと思います。
森川愛理(スポ1=東京・淑徳巣鴨)
――いまの気持ち
予選よりタイムを落としてしまったことが一番いけないことだと思います。
――泳いでいる感触として予選より良くないなという感触でしたか
けっこう予選から決勝を狙って泳いでいたので、それと同じくらいB決勝でも頑張ったんですけど、課題のバタフライと背泳ぎがあまり余裕を持って入れなかったかなと思います。
――逆に得意の泳ぎはなんですか
平泳ぎです。
――明日のレースに向けて
200よりも400の方が得意なので、明日は朝一で身体を動かすのが大変なんですけど、決勝に残ってワセダの女子に少しでも貢献できるように頑張りたいなと思います。
(女子400メートルメドレーリレー後)
第1泳者・出川友理江(スポ4=東京・渋谷教育幕張)
――リレーを終えての感想を
インカレ最後のメドレーリレーでしたので、とにかく死ぬ気で泳ごうと思い頑張りました。
――表彰台への思いは
そうですね。やはり表彰台には登りたかったんですが、メンバーもきょうだけで何種目も泳いだ後のメドレーリレーでしたので疲労が溜まっている中よく頑張ってくれて。本当にこのメンバーでリレーを組むことができて幸せでした。
第2泳者・杉山沙侑南(スポ1=静岡・日大三島)
――きょうのレースを振り返って
今シーズンは足を引っ張ってばかりで、本当に貢献できたレースが一回も無かったので、きょうは貢献できてよかったです。
――初めてのインカレの感想は
初めてのインカレは、インターハイとは違って大学のためにという気持ちが大きくて緊張してしまったが、先輩方が頑張ってくれて、先輩方に助けられての4位だったと思います。
――明日のレースに向けて
明日は200メートルで、200メートルは苦手なんですけど、100メートルは決勝に残れなかったので200メートルでは決勝に残れるように頑張りたいです。
第4泳者・山崎美里(スポ1=東京立正)
――メドレーでの泳ぎを振り返っていかがですか
1日に4本レースがあって、これがきょう4本目だったので、とてもキツかったです。1本前の自由形200メートルの決勝に一番懸けていたというのもあって、そこで優勝ということばかり考えすぎてしまっていたので、固くなってしまいタイムを大分落としてしまって。レースが終わってからも倒れてしまったのですがラスト1本頑張ろうと思って、でも頑張ってみたのですがやっぱり他の大学は強かったです。
――自由形200メートル決勝は少し悔しい結果でしたが
去年2位だったということもあって、優勝ということにとらわれすぎてしまったり、レースがどんどん重なって疲れとかもあったりして、固くなってしまったのだと思います。
――明日のレースに向けて一言お願いします
明日は100メートルの自由形と800メートルのリレーがあって、リレーの方は去年のリベンジもしなければならないので、しっかり頑張って優勝したいと思います。他の大学も強いのですが負けたくないです。
(男子400メートルメドレーリレー後)
第1泳者・多田邦徳(スポ1=埼玉・春日部共栄)
――リレーを終えての感想を
先輩方の最後のリレーでしたのでどうしても勝ちたかったのですが、自分の力の無さで5位という順位になってしまい、すごく悔しいという気持ちでいっぱいです。
――レース前はとても気持ちが入っているように見えましたが
やっぱり昨日勢いをつけることができなくて、ここで勢いを止めるわけにはいかなかったですし、小西さんが個人でメダルを取っていたので自分もそれに乗って勢いをつけられたらなと思っていたので気持ちを入れて泳いだんですけど、それが上手くできなかったかなという感じです。
――昨日の200メートル背泳ぎの悔いはまだ晴らせていませんか
結果というかたちを出さないと自分も勢いつかないので。まだこうやってタイムを出せていないので悔しいという思いはあります。
――100メートル背泳ぎに向けて意気込みを
55秒1が出たので、このまま調子を上げて54秒台が出せるようにもう1度気持ちを入れて頑張りたいと思います。
第2泳者・丸山省吾(法3=埼玉・春日部共栄)
――レースを終えての感想
なんとか3番以内に入ろうとレース前から話していて、4年生の二人と泳げる最後のレースということもあり頑張りたいと思っていたんですけど、あと一つだったかなと思います。
――あと一つというのはどういった部分ですか
このインカレに入ってから調子が上がってきてベストタイムを大幅に更新していて、いい感じでは来ていたんですけど、まだ安定していなかった部分があったのかなと思います。
――3番でバトンを受けるかたちになりましたがどういったレースプランで臨みましたか
他のチームに比べてブレストがすごく遅いので、穴を埋められるように前半から思い切って上位のチームについていけるように意識して泳ぎました。
――その意識は泳ぎに表せましたか
前半は意識していけたと思うんですけど、後半までちょっと持たなかったのが残念なところかなと思います。
――今後に向けて
今回は個人で決勝に残れてリレーでも上位を狙えるくらいの力をつけてこられたと思います。ことしは4年生二人に引っ張ってきてもらったチームなので、来年は多田と他の部員と一緒に頑張っていきたいなと思います。
第3泳者・大賀貴嗣(スポ4=九州学院)
――メドレーの泳ぎを振り返っていかがですか
タイムはまだわからないのですが、最後出し切れて終われたのかなと思います。
――100メートルバタフライ決勝についてはいかがですか
個人の結果のみにこだわるかたちで泳いでいたらまた結果は違っていたのかもしれないですが、これはインカレでチームのために戦っているので。表彰台を狙っていたというのもあって悔しかったですが、でも4年生までやってきて最後に良いレースができたのではないかと思います。
――ワセダでの4年間はいかがでしたか
3年生まで結果が出せなくて、B決勝だったのですが、A決勝でワセダのタオルを着るというのが入部したときからの夢だったので、最後に夢を叶えられたかなと。
――この4年間で得たものをどう生かしていきたいですか
4月までは続けるつもりなので、チームの中で自分の働きをやっていきます。さまざまな連帯責任や団結力を学んできて、この半年では4年生という責任ももってやってきたので、これからは水泳を楽しみながら結果を狙っていけたらなと思います。
第4泳者・小西一輝(スポ4=岐阜・帝京大可児)
――メドレーリレーを振り返って
個人のレースが1時間半前にあって、そこからドーピング検査などもあって休憩できた時間が短かったんですけど、でも自分なりには攻めていけたと思います。
――個人では見事2位という結果でしたが
1位との差はちょっとだったので悔しい部分はありますが、実際ランキング的には予選が終わった時点では4位だったので、どうなるのか不安だったんですけど、周りに流されず自分の泳ぎを続けて2位がとれたのは良かったと思います。
――最後のインカレにどのような気持ちで臨んでいるか
僕が1年生の時、4年生の姿を見て、チームを強くしようという4年生の背中を見て自分もここまできたので、僕もいままで見てきた4年生のようにしっかりチームに上を目指していくところを見せていけるように、そういうレースができるようにと臨みました。
――明日のレースに向けて
明日はフリーリレーと100メートル自由形があって、また明日も結構ハードな1日になるんですけど、ハードな日だからこそそういう姿をしっかりと見せられるかなと思うので、リレーも個人もワセダでやれるのは最後なので、最高の1日にして笑って終われるようにしたいです。
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