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相撲特集
弱小から強豪へ−早大相撲部の挑戦
今年は近年稀にみる戦力が揃う相撲部。団体と個人戦共に好成績を叩きだす快進撃が続いている。そんな破竹の勢いの相撲部だが、一方で学内では意外にその存在が知られていない。そこで今回は、大一番のインカレ直前の練習にお邪魔し、相撲部の全貌に迫ってみた。
体のぶつかり合う音が響き渡る…道場は東伏見キャンパス、体育館の地下奥深くに存在する。道場の門を叩くと、そこにはトレーニング設備が完備され、ちゃんこ鍋を調理する台所も幅を効かせている。さらに奥へ。道場の中央にある仰々しい土俵には部員達の図太い声と、重低音の「ぶつかり」。さらに土俵の袖には先代の相撲部師範である豊平悠三の銅像がそびえ立つ。黙々と淡々と練習に取り組むなかにも、部員達は終始なごやかに稽古を進めていった。
部員数は、選手が6人とマネジャーが2人と少人数。団体戦では一人でも選手を欠くと数的不利の試合を強いられることになる。まさに一戦一戦が総力戦だ。この日は3人の選手に直前に迫るインカレについて聞いてみた。
新進気鋭の活躍・川端洋介(社1)
――インカレに向けて夏の取り組みとは
合宿なども経て、体の動きを特に意識してやってきました。試合でもいつもどおり、練習どおりやれば結果がついてくると思います。森下先輩に色々教わり、成長できたと思いますね。
――先頃の全日本体重別選手権では3位入賞の快挙を達成した
出来すぎです。いつもどおりやった結果だと思います。ただ、全国区の上位の選手はそもそも力が違う。上の選手にはまだまだ通用しないこともわかりました。
勝ち頭・森下弘康(社2)
――現在のチーム状況は
相変わらず、怪我人を抱えて団体戦は苦しい状況です。しかし、自分もいままでにないくらい万全の状態ですし、ばっちりです。4年生にとっては最後の大一番なんで、絶対に自分達で勝たせたいですよ。
――手応えはよいみたいですね
そうですね。目標としてはベスト8以上はいけると思います。3位入賞目指して頑張ってます。対戦校は初戦が同志社、次は東農大だと聞いています。十分通用すると思いますね。今年は「数十年ぶり」という言葉をよくいただくように、記録を塗り替えています。この勢いで、気持ちを高めて頑張りたいです。
チーム一の巨漢・梁孟聖(スポ3)
――調子はどうでしょうか
実は肩を怪我していて…11月の大会では自分の相撲をどれだけとれるかですね。いろいろ病院に行ったり、有名な整体の先生にかかったりしているんですけどねえ。どうやら重傷みたいで、いわゆるドクターストップがかかっているんですよ。とにかく大会までにはよくしたいですね。そして出るからにはベストを尽くしたいです。
この日の練習の段取りは、まず四股を踏み、ストレッチなど軽い準備体操。その後は「すりだし」、「ぶつかり」と呼ばれる稽古で汗を流し、一通りこなすと仕上げは機械トレーニング。「相撲は一瞬のスポーツ」と部員の皆が口を揃えるが、その一瞬のために費やす時間、鍛錬は計り知れない。それでもなお土俵へ向かう6人の勇姿。今後も相撲部、そして彼らの同行に目が離せない。
(堀和彦)
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