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RETADOR−頂点への挑戦− 『最低一冠』のLast Chance
第2回 DF編 金守貴紀×横山知伸×藤森渉
『ワセダサッカー』といえば、テンポよいパス回しで相手を翻弄(ほんろう)し、鮮やかにゴールネットを揺らすというように、どうしても華やかな攻撃陣を思い浮かべてしまう。しかし、その陰にある守備陣の存在を忘れてはいけない。
ディフェンス陣の脳裏に焼きつくのは昨季大学選手権(インカレ)決勝、駒大に1−6と大敗したこと。チーム全体としても、今季は攻撃もさることながら守備にも力をいれてきた。3バックから4バックへの変更もそのうちの一つだ。初めはなかなかフィットしなかったが、だんだんとうまく機能するようになった。その4バックの3人が『黄金世代』――1年時からセンターバックとして早大ディフェンスの要を務める金守貴紀(社4)、高さと粘りを生かして柔らかくも激しくマークする横山知伸(スポ4)、空中戦を制しロングボールを供給して攻撃のチャンスもつくる藤森渉(教4)。
最後の大会を目前に控え、今胸の中にあるものとは。
――まずは今シーズンのここまでを振り返っていただきます。昨季はリーグ戦でスタートダッシュに失敗しましたが、今季は開幕3連勝を飾りました
横山
:確か開幕戦(○2−1国士大)が苦しかったんだよね。後半に同点にされて。
藤森
:終了間際にFKでなんとか勝って。あそこで勝てて勢いがついて次からぽんぽんと連勝できました。
――ただ4節(●1−2法大)と8節(●0−2明大)で優勝を争うライバルに敗れてしまいました
金守
:法大にはまた負けてしまって。確か明大戦も雨だったと思うんですが、雨で自分たちのパスをつないでいくサッカーができなかったので苦しかったです。
横山
:その前の筑波大戦(●2―4)も2点先制しながら逆転されて良い試合ができませんでした。
――それでも3連敗の後に麻疹で延期されていた駒大戦(○3−1)には内容的にもすばらしい試合で圧勝しました
藤森
:あの麻疹はうちのチームのためにあったものでした(笑)。1週間授業もなく練習に集中できたのは本当に大きかったです。
――首位との勝ち点差2で前期を終え、夏合宿を向かえました
横山
:夏は毎日試合ばっかりやっていましたね。
金守
:遠征先でも試合ばっかりで、正直疲れました(笑)。
藤森
:2部練習もあったりでね。でも試合の方が夏は疲れるよね。
――前期は特に連敗をしていた時期に失点が目立ちました。それは攻撃的なチームとしては仕方ないことなのでしょうか
横山
:カウンターをくらう機会は多いですが、それはあんまり関係ないと思います。
藤森
:3バックから4バックに途中で変わって、そこでの慣れに時間がかかった部分もあると思います。
金守
:うちはやっぱり攻撃的でうまい選手が多いんで前がかりになって攻撃になって当然だと思いますし、とられても取り返す力があるので、攻撃的にいってとられても本望という感じですね。攻撃が自分たちのスタイルだと思うので。
――その成果もあり後期の3連勝で首位に躍り出ました。ただそのあと明大(●1−3)と中大(●1−4)に連敗を喫しました。選手の話からも弱気なコメントが目立ちましたが
横山
:明大は強かったですね、2点目とかすごくうまかったし。
金守
:中大も予想とは違ってすごく前からプレッシャーをかけてきて、それに最後まで対応できませんでしたね。
――その後うまく立て直したように思えたのですが、流経大(●1―2)に敗れ優勝が遠のいてしまいました
横山
:終了間際に失点して、あれは結構こたえましたね。
藤森
:みんなで試合会場から帰ろうって話していたんですが、全然そんな雰囲気じゃなくて、ぐだぐだになっちゃったよね(笑)。
――第21節の駒大戦(○5−1)で理想的なサッカーをして完勝しながら、その日のうちに優勝の可能性は消滅しました
横山
:駒大戦は本当にやっていて楽しかった。ただ優勝の可能性がなくなったときは正直少しへこんだよね。
金守
:でも最終戦がそれまで2年間勝てていなかった法大だったので、すぐに切り替えることができました。
藤森
:法大戦は気持ちの入ったプレーが変わらずできました。ただ2位になれば関東でインカレを迎えられると思ったんですが…
横山
:去年までは2位が関東でできたんですが、今年は三重っていう(笑)
――インカレという話がでましたが、次のインカレがタイトルへの最後の大きな大会になります
横山
:今まで2度タイトルに王手をかけていたのに、去年のインカレとかは本当に悔しい負け方をして、いままで何も手にしていないので、絶対に勝たなければいけない大会だと思っています。
――先ほど試合会場の三重の話がでましたが、金守選手の故郷ですよね(三重・四日市中央工高出身)。ふるさと紹介をお願いします
藤森
:赤福(笑)。
金守
:世間のみなさまには大変なご迷惑をかけている場所です(笑)。何も無いですけど、すごくいい場所ですよ。
――残りわずかな大学生活ですが、4年間を振り返ってどうでしたか?
藤森
:自分は教育学部なんですが、やっぱり最初は授業との両立に苦労しました。でも1年と2年でがんばったので、3年からはサッカーに集中できるようになりました。
横山
:スポーツ科学部はア式の仲間がいっぱいいるので助け合いながらやってこれました。
金守
:社会科学部は授業が午後からなので、練習とかぶるので苦労しました。でもやっぱり練習の方が大切だと思うので。でもしっかり両立できた4年間で、とてもかけがえのない時間を過ごしたと思います。
藤森
:授業行ってないじゃん(笑)。卒論もないし、せこい(笑)。
――サッカーの面ではどうですか。『黄金世代』との呼び声も高いのですが
藤森
:最初に入ったときはみんなテレビで見たことある選手ばっかりで。で、やっぱりみんなうまいし、意識が高い。高校の時から数段上の世界でした。
横山
:みんなうまいよね。
金守
:みんなうまかったけど、この中でやっていけば自分ももっとうまくなると確信しました。
――最後にインカレにむけて、ファンのみなさんにメッセージを
藤森
:絶対勝ちます。
横山
:絶対タイトル獲ります。見ていてください。
金守
:残り少ないので、1試合1試合を大切に戦って、勝ちたいと思います。ぜひ三重まで見に来てください(笑)。
(取材・編集 青木 現、小島恭介)
★インカレへ向けての意気込みを書いていただきました!
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