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蹴魂(17)
徳永悠平×吉村文宏インタビュー
ワセダ一部昇格…この偉業を語る上でこの二人の存在は欠かせない。徳永悠平(人4)、吉村文宏(政経4)。ともに主将、主務として一年間、チームを支えてきた。目標を達成した二人の四年間、そして未来…
―昇格、優勝から2日、少し落ち着いた今の心境は?
吉村:楽になりました。肩の荷が下りた。昇格、優勝を目標にやってきてたんで。
徳永:とりあえず終わってほっとしました・・・ってまぁまだ終わってないっすけど。自分の進路も考えれるようになってきた。
――4年間を振り返ってどうですか?
吉村:1〜3年のときはボロボロでしたね。4年になってから楽しめだした。それも1〜3年があったからだと思うけど。今年は結果もまぁまぁだったし。
徳永:この4年間いろんなとこでプレーして色々経験できた。4年目になってキャプテンになって責任ある立場だったけど、一番充実した1年だった。
――辛かったこととかはありますか?
徳永:うーん・・・いっぱいありすぎて。1年のときは毎日辛かったです。
吉村:1〜3年のときは毎日仕事がすごくてきつかった。精神的にも肉体的にも。
――大榎監督はどんな存在?
徳永:友達みたいな感じ。1,2年の時の監督とは距離もあって言いたいことも言えなかった。でも3,4年、大榎監督になっていろいろ言えて、チームもいい方向に向いていった。
吉村:イケメン。1,2年の時は監督と関わりがなかった。大榎監督は仕事的にはやりやすかった。トク(徳永)をキャプテンに選んだのも監督だし。すごい良い人。
――人工芝やコーチ陣など環境も整いましたが?
徳永:人工芝とか環境が整うといい選手も集まる。選手1人1人のプレーの向上にも繋がるし、そうなるとチームも基本的に強くなる。フィジコ(フィジカルコーチ)も助かります。
吉村:数字でデータを出してくれるから。
徳永:それで課題見つけて一緒にトレーニングしてくれるし。
――お互い4年生ですが、主務、主将という立場は?
吉村:できる自信はあった。始めた頃は不安でしたけど。チームをできるだけいい組織にしていこうってマネの中では話してました。部員が試合に集中できるように迷惑かけずに。あと、甘やかさずに。例えば試合会場は自分で調べろとか。
徳永:3年間チームのために何もしてなくて、逆に迷惑かけてた。だから最後の1年はチームのために、昇格、優勝っていう目標を達成できるように、と思って取り組んできた。
――チームを引っ張って行く上で心がけていたことは?
吉村:身を以って示す。まずは自分が仕事を一生懸命やってから。上に立つと上から言ってくる人がいないんで、その分自分からやるってことが大事になってくる。そうすれば下もついてきてくれる。
徳永:別に自分にはそういうの向いてないと思ってるし・・・ただ自分がしっかりして、まわりの4年と協力していい雰囲気で試合、練習ができるように心がけていた。自分がというよりはみんなで。
――お互いのことについて話してもらえますか?
吉村:ほとんど関わってなかった。1,2年のときはトク(徳永)いなかったし、僕もグラウンドにいなかった。4年になってから仕事のこととかでしゃべるようになった。トクは主将にってからお金を払うようになった。
徳永:だって練習ほとんど行ってなかったのになんで部費払わなきゃいけないの?
吉村:すごい額滞納してますよ(笑)まあでも、そういわれたら言い返せなくて。でも、サッカーの面でいえばいいキャプテンですよ。監督選んでくれてありがとうって感じですよ。僕なら選んでなかった。
徳永:吉村は、普通にちゃんと仕事やります。あと、言えないんですけど面白い一面があります。意外とやり手です。これだけは申し訳ないけど言えない(笑)。
吉村:(苦笑)
――各学年についてお話を聞きたいんですが?
――まず今年の4年生
吉村:良くも悪くも自己中。自己中の塊の塊。
徳永:いろんな人がいます。
――3年生は?
吉村:まとまりがある。
――ミーティングをしてるって時久(省吾=スポ3)さん言ってましたよ?
吉村:偉いねトキ(笑)。
――では2年生は?
徳永:2年は・・・ダメなんじゃないっすか(笑)?去年仕事ミスってたしプレーでもミス多いし(笑)。まとまりないし。でも俺自身は2年の寮生と仲良いし、遊んだりもします。2年は上手いやつ多いんで好き勝手やらしてやろうってとこもありますけど。
――最後に1年生は?
吉村:もっとダメなんじゃないんすか?へなちょこの集まり(笑)。敢えて良いとこを挙げるとすれば、先が見えない面白さかな。
――趣味は何ですか?
吉村:野球、ラグ観戦です。
徳永:いろいろ中途半端にやってるんで趣味ってのはないですね。ウイイレとかは結構寮でやります。僕が強いです。
――1部でプレーするのに必要なことは?
徳永:普通通り、監督の指示しっかり聞いて今までやってきたサッカーをやれば十分優勝目指せると思う。今まで通りやれば。
吉村:同じっすね。
――敢えて課題を挙げるとすれば?
徳永:特にないです。
吉村:サッカー的なことはない。でも態度はどうにかしないと。行儀悪い。特にトップチーム以下。あいつらがしっかりせんと。謙虚さを忘れずに、礼儀をしっかりと。
――ずばりア式とは?
吉村:部活。・・・もっと言った方がいいのかな?他に比べて伝統と注目度が高い。その辺がすごい部活だなと。
徳永:ちゃんと言ったらいんですよね?自分を成長させてくれたところです。
――将来の夢は?
吉村:日本スポーツ界が全ての世界大会で優勝。あとは日本がアメリカを抜いて世界一の経済大国になることです。個人としては幸せな家庭を築くこと。
徳永:いろんな人達に感動を与えられるような選手になりたい。W杯に出たい。2006年は無理だと思うんで、2010年には必ず。
――後輩へのメッセージをお願いします
吉村:ま、頑張れ。総理杯かインカレ、どっちか毎年1つは獲って欲しい。大学日本一という味を体験してみてほしい。
徳永:また強いやつらがここから出ていって伝統を作っていってほしい。あとは早く日本一になって、その報告が聞ければ嬉しいです。
肩の荷が下りた二人。その表情は安堵に満ちている。来年以降、彼ら四年生が踏み出した大きな一歩を糧にワセダはまた新たな歴史を作り上げていく。
(取材・編集 灰野研一)
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