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第20回全日本大学女子選手権1次ラウンド
11月27日 大阪・J−GREEN堺
涙のドロー。インカレ3連覇の夢潰える
ポスト直撃のシュートを放つ福沢。交代出場で好機を作った
全日本大学女子選手権(インカレ)1次ラウンド第3節、対吉備国際大戦。4チームの1回戦総当たり形式で行われるリーグ戦で、お互い2試合を全勝で迎えた最終節は、苦しい展開の中、0−0の引き分けに終わった。この結果、吉備国際大と勝ち点では7で並んだものの、ワセダの得失点差が+9となり、吉備国際大の+12に及ばなかったために、ワセダはグループAで2位に。よって、1位に与えられる準決勝進出権は吉備国際大に与えられ、ワセダのインカレ3連覇の夢は潰えた。
前節からサイドの選手を3人替えて臨んだワセダは、普段のポゼッションが影を潜め、試合の主導権を握る事が出来ない。攻撃面では、エースのFW大滝麻未(スポ4=横須賀シーガルズ)にボールが渡らず、MF谷本晴奈(スポ3=鹿児島・鳳凰)や、MF山根ひかり(スポ4=鹿児島・神村学園)の中盤の中央でボールを奪われるかたちが多く、攻撃に厚みがもてないでいた。それでもDF高畑志帆主将(教4=静岡・藤枝順心)を中心に粘り強いディフェンスで、一度は決定機を与えたものの、何とか無失点で前半を終える。
高畑主将に支えられ、挨拶の列に向かう大滝
後半からFW瀬口七海(スポ1=兵庫・日ノ本学園)を投入し、前半からの改善が期待されたが、変わらぬまま相手にペースを握られる苦しい戦いが続く。しかし、46分にFW福沢真菜美(スポ2=北海道・室蘭大谷)が投入されると、この交代がワセダに最大のチャンスをもたらす。59分、瀬口のポストの落としから最後は個人技で福沢がシュートを打つも、ボールは惜しくも左ポストに嫌われた。絶好機を逃したワセダは、勝つしかないために焦ってしまったのか、思うようにチャンスを作れない。逆に不用意なボールロストからキーパーと一対一の場面を迎えてしまうが、これは相手のシュートミスに助けられた。結局最後まで押された展開のまま0−0で試合終了。「0−0では(準決勝に)出られない」、長岡義一監督(昭43商卒=京都・山城)が試合前のミーティングで言っていた事が現実となってしまった。
試合終了直後、泣き崩れる4年生の選手。インカレはワセダにとって3連覇のかかる大学生最大の大会であり、そして4年生としては最後の大舞台であった。この1年、『大学日本一』を目指して戦ってきただけに、1次ラウンドでの敗退は選手、コーチ、スタッフ陣の誰もが予想しなかった結果である。しかし、「心機一転、全日(全日本女子選手権)に向けて調整して頑張ります」(長岡監督)とあるように、シーズン最後の大会である、全日本女子選手権がワセダにはまだ残されている。中学・高校からなでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)のチームまで、年代を超えての参加が許されているこの大会で、ワセダはシードにより2回戦を勝利すると、今季なでしこリーグで優勝したINAC神戸レオネッサと対戦することができる。日本最強のチームと戦い勝利するためにも、まずは12月11日(土)の2回戦で勝利をおさめ自信を取り戻してほしい。痛恨の敗退を乗り越えて、今は前に進むしかない。
(記事 斎藤亮、カメラ 松田拓也)
全日本大学女子選手権1次ラウンド 第3節
早 大
0
0−0
0−0
0
吉備国際大
【得点者】
(早)
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
1
鈴木望
日テレ・メニーナ
スポ3
DF
2
石田みなみ
静岡・常葉学園橘
スポ2
3
千葉望愛
浦和レッズJr.
スポ2
◎6
高畑志帆
静岡・藤枝順心
教4
5
臼井理恵
東京・吉祥女子
スポ4
MF
7
谷本晴奈
鹿児島・鳳凰
スポ3
→74分
千葉梢恵
宮城・常盤木学園
スポ2
12
大宮玲央奈
浦和レッズJr.
スポ2
→51分
福沢真菜美
北海道・室蘭大谷
スポ2
27
権野貴子
常盤木学園
スポ1
10
山根ひかり
鹿児島・神村学園
スポ4
-->
FW
11
大滝麻未
横須賀シーガルズ
スポ4
19
八木彩香
十文字
スポ3
→40分
瀬口七海
兵庫・日ノ本学園
スポ1
※監督は長岡義一監督(昭43商卒=京都・山城)、◎は主将
全日本大学女子選手権1次ラウンド グループA
順
チーム
吉備国際大
早 大
尚美学園大
姫路獨協大
勝点
勝数
分数
負数
得点
失点
得失
1
吉備国際大
◇
△0−0
○6−1
○7−0
7
2
1
0
13
1
12
2
早大
△0−0
◇
○3−1
○7−0
7
2
1
0
10
1
9
3
尚美学園大
●1−6
●1−3
◇
○2−1
3
1
0
2
4
10
―6
4
姫路獨協大
●0−7
●0−7
●1−2
◇
0
0
0
3
1
16
―15
※最終節終了時点
1位のチームが準決勝進出
◆コメント
長岡義一監督(昭43商卒=京都・山城)
――きょうの試合、大会全体を振り返って
ミーティングでは、0−0では本戦に出られないので、勝たないといけないとは言っていました。相手は1トップで中盤を厚くしてくることはわかっていたのですが、FWが不安定だったこともあり、残念ながら得点する事ができませんでした。
――全日に向けて
月、火曜日とオフにして、また心機一転頑張って行きたいと思います。いかにして点をとるかを課題にして、三回戦のINAC戦の戦術を練るためにも、12月3日の浦和レッズレディースとの試合で試したいです。
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