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第20回全日本大学女子選手権1次ラウンド
11月26日 大阪・J−GREEN堺
7発大勝!準決勝進出を懸けた決戦へ
7得点中5得点に絡む活躍をみせた石田
全日本大学女子選手権(インカレ)1次ラウンド第2節。初日で白星発進に成功した早大は、姫路獨協大と対戦した。この試合の前に、同グループで勝点3で並んでいた吉備国際大が尚美学園大に6−1で勝利し、勝点を6に上積みし得失点差を+12としたため、得失点差+2の早大がグループ首位に立つためにはこの試合で10得点以上が必要となった。大量得点が求められたこの試合で、早大は7−0の完封勝利をおさめたが、グループ1位に与えられる準決勝進出権を獲得するためにはあすの最終節・吉備国際大戦での勝利が必要となった。
「前半でとにかく大量得点を取るように」という長岡義一監督(昭43商卒=京都・山城)の指示の通り、前半から積極的に攻めにいきたい早大だったが、前から激しくプレスをかける姫路獨協大の前にボールロストの場面が増え、なかなか前線にボールを運べない。その苦しい展開を打破したのは右サイドを駆け上がったDF石田みなみ(スポ2=静岡・常葉橘)のクロスだった。7分、石田のアーリークロスをFW大滝麻未(スポ4=横須賀シーガルズ)がペナルティエリア内でFW八木彩香(スポ2=東京・十文字)に落とし、八木が冷静にゴールに押し込み先制。しかしその後も姫路獨協大の積極的なプレスは止まず、ボールを奪取されてカウンターを仕掛けられる場面もあったがDF高畑志帆主将(教4=静岡・藤枝順心)とDF千葉望愛(スポ2=浦和レッズJr.)の両CBを中心に落ち着いて対処し無失点で切り抜ける。そして迎えた31分、石田のクロスに大滝が反応し、待望の追加点。前半アディショナルタイムには左サイドからの大滝のクロスを、ファーサイドで待っていたMF菅藤彩子(社4=宮城・常盤木学園)がサイドネットに突き刺し3−0に。「最低でも11点とろう」(MF大宮玲央奈、スポ2=浦和レッズJr.)という目標にむけて後半の大量得点奪取が期待された。
後半からの出場で、1ゴール1アシストを記録した大宮
控えの選手を投入し、ポジションを入れ替えて臨んだ後半。しかし度々迎えたチャンスを物にすることができない。追加点が生まれたのは60分。後半開始から交代出場の大宮からのスルーパスを、直前に交代したばかりのFW小林優加(スポ2=アルビレックス新潟U−18)がゴールに流しこみ4−0に。69分には左サイドで仕掛けたMF福沢真菜美(スポ2=北海道・室蘭大谷)が得たFKを石田が蹴り、大宮があわせて5−0。73分にはまたも石田のクロスにMF菊池梨佳子(スポ3=東京・成立)が合わせて6−0とし、78分には石田の左CKに福沢が頭であわせて7−0に。しかしこれ以上追加点をあげることはできず、試合終了。目標の得点には届かず、準決勝進出のためにはあすの吉備国際大戦で勝利が必要となった。
1次ラウンド最終節の相手となる吉備国際大は、昨季の1次ラウンドでも最終節で対戦した。昨季も準決勝進出のためには勝利が必要とされる状況であったが、膠着した展開の中、大滝の値千金の1点を守りきり勝利して準決勝進出を決めた。今季も用意されたのは昨季と同じシチュエーション。「勝ちにこだわるサッカー」(長岡監督)で、インカレ3連覇への布石となる準決勝進出権を手繰り寄せるのみだ。
(記事 松田拓也、カメラ 山本利樹、下村龍史)
全日本大学女子選手権1次ラウンド 第2節
早 大
7
3−0
4−0
0
姫路獨協大
【得点者】
(早)7八木、30大滝、40+1菅藤、60小林、69大宮、77菊池、78福沢
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
25
三田一紗代
京都精華
社1
DF
2
石田みなみ
静岡・常葉学園橘
スポ2
3
千葉望愛
浦和レッズJr.
スポ2
◎6
高畑志帆
静岡・藤枝順心
教4
23
大島茉莉花
神村学園
スポ1
→40分
福沢真菜美
北海道・室蘭大谷
スポ2
MF
7
谷本晴奈
鹿児島・鳳凰
スポ3
→77分
千葉梢恵
宮城・常盤木学園
スポ2
8
菅藤彩子
宮城・常盤木学園
社4
→40分
大宮玲央奈
浦和レッズJr.
スポ2
9
瀬口七海
兵庫・日ノ本学園
スポ1
10
山根ひかり
鹿児島・神村学園
スポ4
→63分
菊池梨佳子
東京・成立
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FW
11
大滝麻未
横須賀シーガルズ
スポ4
→58分
小林優加
アルビレックス新潟U-18
スポ2
19
八木彩香
十文字
スポ3
※監督は長岡義一監督(昭43商卒=京都・山城)、◎は主将
全日本大学女子選手権1次ラウンド グループA
順
チーム
吉備国際大
早 大
尚美学園大
姫路獨協大
勝点
勝数
分数
負数
得点
失点
得失
1
吉備国際大
◇
11/27
○6−1
○7−0
6
2
0
0
13
1
12
2
早大
11/27
◇
○3−1
○7−0
6
2
0
0
10
1
9
3
尚美学園大
●1−6
●1−3
◇
11/27
0
0
0
2
2
9
―7
4
姫路独協大
●0−7
●0−7
11/27
◇
0
0
0
2
0
14
―14
※第2節終了時点
1位のチームが準決勝進出
◆コメント
長岡義一監督(昭43商卒=京都・山城)
――きょうのゲームプランは
前半でとにかく大量得点を取るように指示したんだけど、日頃やってることができてない。あれじゃあ採点ゼロ。
――後半にメンバーやポジションの変更が多くありました
前から言ってたんですが、サイドからのオープン攻撃が必要なんですね。前半のやり方はすごくみんながマンネリ化していた、それに対してポジションを動かしてからはリフレッシュできてフレッシュナブルなサッカーができるようになったかなと思います。
――ではサイドバックの石田さんのクロスからのゴールが多かった点については
狙い通りです。あと中盤の選手は止まってプレーしようとしている。動きながらプレーしていなかった。試合前のミーティングでも動きながらプレーしなきゃダメだよって言ってたんですけど、全然できてなくて立ったままボール出したり。0点に近いサッカー。さっきみんな謝りに来たけど、きょうミーティングでしっかりやるように言おうと思っています。
――昨日ときょうの結果については
もっともっと点を取らないと。きょうのホテルでのミーティングではできるだけ前半で点を取ってしまいなさい、と。明日の吉備国際大は多分ガッチリ守ってくることが予想されるんでね。仮に0ー0とか1−1では得失点差の勝負になるんで、できるだけ多く入れるように指示したんだけどそれが全然できていない。明日は勝ちにこだわるサッカーをしないと。
DF高畑志帆主将(教4=静岡・藤枝順心)
――試合を振り返って
自分達のサッカーが出来ずに不完全燃焼に終わってしまったことは悔いが残りますが、とにかく勝てたことは明日に繋がります。今は明日に向けていい準備をしようと気持ちを切り替えています。
――1次ラウンド突破を引き寄せるために、大量得点も求められた試合だったと思いますが、いかがでしたか
大量得点は自分達としても今日のテ−マに掲げていましたが、その点に関しては自分達の実力が発揮出来ず、もどかしさもあります。まだまだ出来ると思っています。
――昨日の反省点にも挙がっていたポゼッションサッカーはできましたか
今日も自分達のポゼッションサッカーが出来ずに終わってしまいました。今後にむけて、自分達の実力、強みを発揮して明日勝つことが1番大切だと思うので、今日しっかり反省して、明日に向けて準備をしたいです。
DF石田みなみ(スポ2=静岡・常葉橘)
――試合全体を振り返って
明日上位にたつために目標としていた得点に届かなかったので、いい試合とはいえなかったです。
――クロスや、セットプレーなど、多くの得点にからみましたが
質自体はよくなかったけど、みんながつなげてくれました CKはよかったです。
――前半、ディフェンスラインで相手のプレッシャーからボールを奪われて危ないシーンが多かったですが
10点以上取らなきゃいけないという焦りと、相手を下に見すぎていたのがいけなかったと思います。
――前の試合の課題にもあった、ポゼッションについては
昨日は、風が強かったのと、朝早かったという、環境が悪かったのもありますが、今日は意識してできました。
――1次ラウンド最終節にむけて意気込みを
明日はとにかく勝つしかないので、スタッフ、選手が一丸となって、勝って東京に帰りたいです。
MF大宮玲央奈(スポ2=浦和レッズJr.)
――きょうの試合は7−0と快勝でしたが振り返って
前日に吉備国際大が大量得点で勝っていて前の試合も尚美に大差で勝っていたので私達も大差で勝とうと最低でも11点とろうというのが目標でした。
――後半からの出場でしたが何か指示や狙いはあったのですか
監督からは特になにも言われなかったのですが前半を見てる感じだと相手は結構ボールサイドに寄せてきて逆サイドのスペースが空いていて、サイドハーフでの出場ということだったのでファーサイドを狙って裏に飛び出ていこうと思っていました。
――自身の得点を振り返って
みなみ(石田)が良いところにフリーキックを蹴って、こぼれてきたので。全然点取って無かったので絶対決めたいと思って試合に臨んでいて冷静に決められて良かったです。
――明日は勝たなければならない試合ですがそれに向けて
得失点差というのはおまけのようなものだったのでとりあえず皆気持ちは落ちてないし勝てばいけるでしょって感じなので絶対に勝つというのはもちろんなのですが、しっかり内容を求めて準決勝に進めたらいいと思います。
FW小林優加(スポ2=アルビレックス新潟Uー18)
――きょうの試合を振り返って
得失点差の関係もあって点を沢山とらなければならなかったので、得点にこだわってやりました。
――ベンチからみていてどうでしたか
前半は中々得点が入らなかったので後半にもっと点が入ればいいなと思ってみていました。
――交代の際はどのような気持ちで
点を決めたいと思ってました。
――得点シーンを振り返って
素直に決められて嬉しかったです(笑)
――今のチーム状態はどうですか
昨日も今日も勝てたのでこの流れで明日も出来れば良いと思います。
――明日の意気込みを
明日勝たないと次がないので絶対に勝てるように頑張りたいです。もし出場したら点を決めます!
DF千葉望愛(スポ2=浦和レッズJr.)
――完封勝利でした。試合の感想をお願いします
もっと点をとりたかったということがあります。少しみんな慌ててしまって、ボールが落ち着かなくて、思うようなサッカーができなくて、なかなか1点目が入るまでに時間がかかってしまいました。あしたはもっと強いところなので、これからミーティングして、あしたに繋げられたらいいなと思います。
――きょうの試合にあたっての目標としては
きのうはグラウンド状況があまりわかっていない中でミスがけっこう多かったので、そこを注意しながらサイドに展開したりとか、ダイレクトプレーを落ち着いてやっていこうと思っていました。あと、最初はDFラインから裏を狙って、セーフティーにいこうとしてたんですけど上手くいかなくて。そこを次は注意していきたいと思います。
――DFラインからのロングパスは、上手くいっていた場面も見えました
監督からもいつも、なるべく自分から逆のサイドのスペースを狙うように言われていたので、そこを狙うようにしていました。前半はちょっと裏を狙いすぎて周りがあまり見えていなかったと思います。
――得失点差を考慮するとあしたは勝利が必要となります
あしたはまた朝早いので、時間が少ないんですけど、ホテルに戻ってしっかりケアして、あしたに向けて準備していきたいと思います。
MF福沢真菜美(スポ2=北海道・室蘭大谷)
――交代出場するまでの、前半のチームをどうみていましたか
良いところまではいくんですけど、決めきれなくて。もっとサイドとかにパスして、センタリングしたら簡単に入るかなと外から見ていて思ったし、持ちすぎてしまって取られて、危ない場面もあったので、もっと簡単にやっていれば、もっと点を入れられたかな、苦戦しなかったかなと思います。
――出場してどのようなプレーをしようと
簡単にはたこうとは思っていたんですけど、なかなか出来なくて。センタリングとかで中に入れることは出来たので、そういうところはよかったと思います。
――動きにキレがあるように見えました。調子はいかがでしたか
昨日に比べたら良かったです。勝負も出来ましたし。昨日はちょっと緊張しました(笑)。きょうはいっぱい仕掛けていけたので良かったと思います。
――CKからヘディングで決めたゴールを振り返って
みなみ(石田)から来るなと思ったので、そこで待っていました。良いボールが来たので、ヘディングするだけでした。
――あしたは勝利が必要となる吉備国際大戦ですが、意気込みをお願いします。
引き分けでも無理なので、勝つしかなくて。気持ちで負けないで、どんなにひどい試合でも、勝たないと意味が無いので。勝つことを目標に全員で戦っていきたいと思っています。
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