wasedasports.com

記事一覧


速報掲示板


お知らせ


定期購読



Click Here!





wasedasports.com >  サッカー >  結果


 ▽過去記事一覧



 ▽大会予定



 ▽野球



 ▽ラグビー



 ▽陸上競技



 ▽サッカー



 ▽アメフト



 ▽競技一覧



 ▽特集



 ▽OBOG選手



 ▽課外活動



お気に入りに追加!



Click Here!









読者アンケート
お名前
メールアドレス 
コメント




 JR東日本カップ2011 第85回関東大学リーグ戦 5月3日〜12月4日 東京駒沢陸上競技場ほか



 
関東大学リーグ戦総括


☆チーム部門


最終節流経大戦で戦術を確認するワセダイレブン。インカレ出場まであと一歩だった
 関東大学リーグ戦(リーグ戦)での優勝、そして全日本大学選手権(インカレ)優勝へとつなげるはずであった。しかし結果は、リーグ戦を5位で終え、インカレ出場圏内の4位以内には届かなかった。この一年、ワセダはどのような戦いの軌跡をたどったのか。リーグ戦を中心に、シーズンを振り返る。

 リーグ戦の第一節中大戦に勝利し幸先の良いスタートを切ったワセダだが、その後の3試合では2敗1分け。浮上のきっかけを掴んだのは第五節の国士大戦。ワセダの強みである「攻守の切り替えの早さ」をプレーで体現。ここからリーグ前半戦の最終節である流経大戦まで4勝1分けとチームは好調を維持した。リーグ前半戦を5勝2敗2分けの首位で終えたワセダだが、後半戦開幕から3試合は2敗1分けとなり、順位も5位まで落としてしまう。再び浮上のきっかけを掴みたいワセダであったが、得点力不足により勝ち切れない試合が目立ち、結局は4位にわずか勝ち点1差の5位でシーズンを終えた。

笑顔でリーグ戦閉会式に臨む選手たち。来季に向けて、明るい材料は多い
 今季のワセダを語るうえでキーワードとなったのが、鉄壁の守備をベースとした「攻守の切り替えの早さ」であった。オフェンス面ではボールを奪ってから素早くゴールへと迫り、ディフェンス面では相手にボールが渡るとファーストディフェンダーを素早く定め、守備のブロックを形成。前半戦ではこの戦術が見事に功を奏し、首位という結果につながったが、後半戦になり課題として現れたのが、守備のブロックを固めた相手をいかに崩すかということ。この課題を克服できず、シーズン後半の得点力不足につながってしまった。そしてもう一つ課題となったのが、90分間集中力を保ち続けること。リーグ終盤の大事な試合で、一瞬のスキを突かれ得点を許してしまうシーンが多く見られた。

 今季は5位となったが、昨季の10位から順位を上げているのは確かであるし、古賀聡監督(平4教卒=東京・早実)就任2年目で去年から積み上げてきたサッカーの質が浸透し、確実に向上している。「この2年間やってきたことをベースに「日本一」を目指してやっていく」とのDF畑尾大翔(スポ3=FC東京U−18)の言葉通り、主力の多くが最終学年を迎える来季こそ、先輩たちの築きあげたワセダというサッカーのマグマを爆発させる時だ。来季の載冠を目指して――。「すでにチームミーティングを開始させている。」(DF山地翔、政経3=浦和レッズユース)の言葉通り、来季への戦いは静かに始まっている。



☆ポジション部門


赤堀
★GK部門
 最も多くワセダのゴールマウスを守ったのがGK赤堀勇太(スポ4=ジュビロ磐田ユース)。リーグ戦17試合に出場し、190センチの高さを生かしたハイボールへの対応や、素早いスローイングで攻撃の起点となった。他にも下級生ではケガで離脱するまでは正ゴールキーパーの座に就いていたGK阿部雄太(人2=千葉・渋谷教育幕張)、パントキックが得意でUー17日本代表に選出された経歴を持つGK松澤香輝(スポ1=千葉・流通経済大学付属柏)がワセダのゴールを守り、来季からの活躍が期待される。








畑尾
★DF部門
 シーズンの大半の試合でDF菅井順平(スポ3=浦和レッズユース)、DF山地翔(政経3=浦和レッズユース)、DF畑尾大翔(スポ3=FC東京U−18)、DF三竿雄斗(スポ2=東京ヴェルディユース)の4人が4バックを形成した。守備をベースとしているワセダにとって、畑尾・山地のセンターバックはまさにチームの壁となった。あらゆる攻撃に対応できる柔軟性を持ち、単調な攻撃であればほぼ確実に跳ね返す安定感で、リーグ最小失点を記録した。守備偏重の菅井もシーズンを通してレギュラーを守り続け、三竿は持ち味である攻撃参加とFWへのくさびのパスで存在感を示し続けた。来季はこの4人に加え、冷静沈着なカバーリングを得意とするDF福田勝也(スポ3=石川・星稜)、サイドバックもセンターバックもできるDF高橋拓也(スポ3=東京・国学院久我山)などが絡み、非常にハイレベルなレギュラー争いが繰り広げられるとみられる。

柿沼副将
★MF部門
 チームの生命線であるボランチで戦い続けたのが、MF柿沼貴宏副将(教4=大宮アルディージャユース)とMF島田譲(スポ3=鹿島アントラーズユース)の二人。柿沼副将は昨季のサイドハーフからボランチへとポジションを移したものの、献身的な守備とチームのテーマである「攻守の切り替えの早さ」を誰よりも体現。副将としてもチームの精神的な支柱となった。島田は持ち味である精確な左足のキックで幾多もの好機を演出し、得点も奪ってきた。サイドハーフを担ったのが、先日J1ヴィッセル神戸への入団が決定したMF奥井諒(スポ4=大阪・履正社)と本来のFWからポジションを下げたMF白井豪(スポ3=東京・三鷹)、ルーキーながら開幕スタメンを勝ち取ったMF近藤貴司(教1=三菱養和SCユース)だ。奥井はワセダの10番を背負い、文字通りエースとしての活躍を見せた。白井は素早いアジリティを生かし、大一番での得点やアシストが光った。近藤も本来のポジションはFWということもあり、ゴールへと直接絡むプレーでチームに貢献した。来季焦点となるのが、柿沼副将の抜けたボランチであろう。攻撃的な島田と組むだけに、チームのバランスを考えると守備的なボランチが望まれるのではないか。現在ワセダには、攻守両面において安定したプレーを見せるMF野村良平(スポ3=千葉・流通経大柏)、正確なボールコントロールが持ち味のMF近藤洋史(スポ1=名古屋グランパスU−18)、今季はケガの影響で一度も出場機会がなかったものの実力は確かなMF中田航平(スポ2=横浜FMユース)などレギュラー候補となる選手が出場機会を伺っている。来季のリーグ開幕戦、ダブルボランチがどのような組み合わせになっているのか、注目だ。

小井土
★FW部門
 今季2トップを組んだのが、チームトップの7得点を記録したFW小井土翔(スポ4=ジェフ千葉U−18)と広州アジア大会でUー22日本代表として金メダル獲得に貢献したFW富山貴光(スポ3=栃木・矢板中央)の二人。ポストプレーを得意とする小井土だが、古賀監督の語る「相手ディフェンスを深くまで押し下げ、空いたスペースを使う」ということを実行するためにも不可欠なプレイヤーであった。富山もゴール数こそ昨季の9ゴールから5ゴールへと減少したが、広い視野を生かした展開を見せるなど、プレーの幅が広がった一年であった。来季は小井土が抜けるが、期待されるのがFW榎本大希(スポ2=横浜FMユース)。今季も数試合に出場し、絶妙なポジショニングから得点やアシストを狙うプレーで存在感を見せていた。他にも途中出場の機会が多かったFW秋岡活哉(政経1=FC東京U−18)やリーグ後半戦にベンチ入りしたFW山口潤(スポ2=FC東京U−18)が候補として挙げられる。





☆個人部門


島田
★チームMVP
 今季のワセダでMVPを選ぶとすると、島田であろう。古賀監督の厚い信頼もあり出場停止の1試合を除けば、リーグ戦22試合中21試合に先発フル出場。6ゴール4アシストを記録し、ボランチながらワセダの総得点の3分の1に絡んだこととなる。チームではプレースキッカーも務め、攻撃面で決定的な仕事ができるということを証明してみせた。そんな島田だが、もっとも輝いたのがインカレ出場権をかけた大一番であった21節の慶大戦。チームを勝利に導くことはできなかったが、大舞台で挙げた2ゴールは自らの存在感を示すには十分すぎるほどであった。ケガなどの不測の事態が生じない限り、来季は今季以上に中心選手として活躍が期待される。









近藤貴
★チーム新人王
 今季は4人のルーキーがリーグ戦のピッチに立ったが、中でも近藤貴の働きは目を見張るものがあった。開幕戦からスタメンに名を連ね、リーグ戦では18試合に出場。細かいボールタッチを駆使したドリブル突破を武器に、右サイドハーフのポジションを不動のものとした。ケガの影響から後半戦は出遅れてしまったが、試合後半途中から出場する切り札としてチームに貢献。リーグ戦で挙げた4ゴールはどれもチームにとって貴重な得点ばかりであった。来季は右サイドハーフのレギュラーポジションを絶対のものとし、さらなる飛躍のシーズンとしたい。







(記事 田端亮介、カメラ 久保沙織) 









wasedasports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は早稲田スポーツ新聞会に帰属します。
なお学校長期休暇中のお問い合わせには応じられませんのでご了承をお願いします。
(c)2001-2012,waseda sports press