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全日本大学選手権 準決勝
1月10日 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
昨季の雪辱果たし、いざ決勝へ
雪辱を果たすときがついに訪れた。全日本大学選手権(インカレ)の準決勝、迎えた相手は昨季の決勝で惨敗を喫した駒大。試合は息詰まる一進一退の攻防となったが、鈴木修の豪快なダイレクトボレーで先制点を奪うと、2−1で逃げ切り勝ち。見事に昨季の覇者を倒し決勝進出を決めた。
試合の立ち上がり、ワセダは「リスクのないサッカーを心がけ、前半15分までは相手ディフェンスラインの裏を狙って蹴る」(鈴木修)戦略を展開した。お互いに探り合いで始まった試合は膠着状態のまま進んでいくかに思えた。しかし劇的なゴールシーンは突如生まれた。前半11分、CKからゴール前での混戦となったボールを駒大DFは必死にクリアするも不十分に終わり、このボールを待ち構えていた鈴木修がダイレクトボレーで均衡を打ち破るスーパーゴールを披露した。観客席からは感嘆の声が上がり、見る者全てを魅了したこのプレーにも本人は「とりあえず打っとけと思って蹴ったら入りました」とおどけて見せた。このゴールで本来のリズムを取り戻したワセダは本来の持ち味である華麗なパスサッカーを展開、試合を優位に保ち1−0で前半を終えた。
後半に入り追加点が欲しいワセダであったが駒大の最終ラインを崩せない時間帯が続く。逆に攻め込まれる場面もあったがワセダDF陣の体を張ったプレーで同点ゴールを許さなかった。すると後半26分、この頑張りに応えるかのように首藤がゴール前の混戦から押し込み、念願の追加点を奪った。その後、駒大に1点を返されるも「踏ん張れるチームになった」(鈴木修)ワセダは駒大の猛攻を凌ぎ切り、見事昨季の雪辱を果たすとともに決勝進出の切符を手にした。
「(昨季インカレ決勝で)駒大に1−6で負けた試合から始まった」(大榎監督)このチームも、残すはあとワンゲーム。「この最高のチーム全員で戦って勝ちたい」(兵藤主将)。『黄金世代』の集大成となる最終決戦、国立の舞台で法大と対戦する。最大の目標であるタイトル獲得に向けてワセダは全てを法大にぶつける。日本一まであと1つ。
(小島恭介)
準決勝
早 大
2
1−0
1−1
1
駒 大
【得点者】
(早)11鈴木修、71渡邉 (駒)73中山
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
1
伊藤拓真
前橋育英
スポ3
DF
2
塗師亮
東京ヴェルディY
スポ3
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
5
横山知伸
帝京
スポ4
3
藤森渉
早実
教4
MF
7
鈴木修人
市立船橋
スポ4
30
中野遼太郎
FC東京U18
スポ1
→61分
松本征也
浜名
スポ3
13
松本怜
青森山田
スポ2
→81分
島村毅
早実
スポ4
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
FW
9
渡邉千真
国見
スポ3
14
首藤豪
ジェフ市原Y
スポ4
→89分
中川裕平
四日市中央工
社2
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
このチームは(昨季インカレ決勝で)駒大に1−6で負けた試合から始まった。決勝にいくことは決まったけれど、まだ(昨季と)同じ状況にきただけ、しっかり戦い。(駒大は)迫力があるチーム。高崎とかと競った後のボールをしっかりとること、前からプレスをして長いボールだすことを指示しました。遅れた状態だと何もできない、早いリスタートから失点したのは改善しなくては。2点目の後は自分たちのサッカーができなかった。でも本当に選手たちは最後までよく戦ってくれました。(監督自身も次が最後の試合になりますね)都リーグからやってきて、最後の大会。優勝して4年生には気持ちよく卒業してもらいたいけれど、そううまくハッピーエンドにはいかないからね。(ゲームプランは)ラインは高く保とうと。あとディフェンスラインのあげさげのコントロールはうちの生命線だし。意識をしっかり持ちました。守備はリーグ戦よりすごくよくなっている、安定した。(ボールに対しての貪欲さが増した)駒大にはそうしないと勝てないからね。(選手交代について)後半になって中盤がよくなくなったときに、汗かき役になって、体張ってボール拾える松本征也を。あと島村は、兵藤が「島村!島村!」って言っていたのもあるけど(笑)、いつものプランとしてね。パワープレーに対して横山を少しあげようと思ったけど、ディフェンスラインは崩したくなかったから中川裕平を入れました。(決勝に向けて)何が起こるかわからない。去年もいけると思ったけど、1−6ってね。もう次の試合は選手を信じて、じっくり見たいです。
兵藤主将
(きょうの試合を振り返って)とにかく勝てたのが一番良かったです。(駒大の印象は)いつも通りの駒大らしいサッカーでした。でもワセダもワセダらしいサッカーができて後半の苦しい時間帯を耐えることができました。(駒大は去年のインカレ決勝戦で負けた相手)あの試合は自分のサッカー人生の中でもかなり悔しかった試合でした。借りを返そうと思ってやってきて、このインカレ本戦で勝てて良かったです。(決勝戦に向けて意気込みを)4年間の集大成を見せられるようにしたいです。このチームへの思い入れとかも凄く強くて、この最高のチームで全員で戦って勝ちたいです。あと、監督も最後なので胴上げをしてあげたいです。
鈴木修副将
(きょうの戦い方)相手が駒大なので、リスクのないサッカーを心がけた。前半15分までは相手ディフェンスラインの裏を狙ってけって、それ以降はいつも通りつなぐパスサッカーをしようと。きょうは(中野)遼太郎を上げて自分は守備的に位置してディフェンスのカバーにも入れるように。駒大の(小林)竜樹も上がったし怖かったので。2ー0から失点したけど、逃げ切れたのは大きいですね。踏ん張れるチームになりました。(ゴールシーンについては)太陽であんまり見えなかったんですけど(笑)、カウンターもこわいしこぼれてきたボールはとりあえず打っとけと思ってけったら入りました。(昨季敗れた駒大を倒しての決勝進出)始めから相手を意識はしていました。でもまだ去年と同じ。去年も一昨年の総理杯(全日本大学トーナメント)も今季のリーグ戦も2位だったし、タイトルをとりたい。自分たち学年にとっても監督にとってもラストなので、優勝して監督を胴上げしたいです。
首藤
(集中したいい試合でしたね)最後の大会だし、優勝することしか狙っていないので、絶対負けたくなかった。相手は球際に強いし、受身になるとやられてしまうので、いつも通り前から攻めた。早い時間に点が取れたのは良かった。とにかく勝ちたかったので前から行けた。(2点目について)千馬からいいボールがきた。苦しい時間帯もあったけれど、みんなで耐えて、最後はたまたま自分のところにきただけ。(1、2点とも得点後はベンチにかけよっていたが)自然と。ベンチや試合に出れない選手含めたチームで戦っているので。(決勝戦の抱負)ここまでは去年と一緒なので、対戦相手がどこでも勝つことしか考えていない。出られない4年生もいるけれど、自分はピッチに立てるので、みんなの分までがんばりたい。
藤森
(決勝進出を決めた今の気持ちは)勝った瞬間は嬉しかったです。でも監督がよく言うようにまだタイトルを取ってないのでみんなで笑っていい形で終わりたいです。(次で最後ですが4年間を振り返って)個人的には4年になって試合に出られるようになって、国立でやるなんてなかなかできないことだから出られない人の分も頑張りたいです。これからあと1試合あるんで 終わりっていう実感はまだないです。(決勝戦への意気込みを)勝つだけです。
渡邉
(予定通りの試合運びでした)駒大のサッカーわかっていたので、前半15分まではシンプルに裏に流れてボールを受けて、そこからつなげるところはつないでいきました。(インカレ通して積極的にゴールを狙うシーンが多いが)前半、狙えるシーンでパスしたんですけど、後半は積極的に打っていきました。決勝でも狙っていきます。(次は4年生にとって最後の試合)4年生にとっても監督にとっても最後の試合なんで、去年は負けたけど今年は絶対に勝ちたいです。(次への修正点は)やっぱり早い時間帯での先制点が大事になってくると思います。先にとられないように守備からしっかり入っていきたい。
塗師
(ファイナル進出おめでとうございます。今の気持ちは)素直に嬉しいです。去年負けてからインカレでまたやるのを心待ちにしていたんで。決勝まで行けてよかったです。(相手が駒大ということで対戦する上で意識したことは)相手がああいう(長いボールを蹴ってくる)チームなので、第一にセカンドボールを拾うのに集中するということですね。そしてもちろん裏のボールへのケアも怠らないように。監督さんにも言われたんだけど、準備をしっかりしておこうって。それはチームの中でも話あってたことですけど。(『最低一冠』へラストゲームになりますが、抱負をお聞かせください)せっかくここまで来たんだからには勝って終わりたい。優勝するために全力を尽くします!
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