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横山が来シーズン、J1・川崎フロンターレに加入
兵藤慎剛主将(スポ4)を始め、今季ここまで4選手のJリーグ加入が内定した早稲田大学ア式蹴球部からもう一人、Jリーガーが誕生する。DF横山知伸(スポ4)のJ1・川崎フロンターレ加入を、12月21日に同クラブが正式発表した。
「もうこんな機会もないんだなぁ」。自身最後の早慶戦、横山は試合が終わっても一番最後まで名残惜しそうに国立のピッチに残っていた。一般企業に就職するつもりだった横山にとって、次に大観衆の前で国立の舞台に立てるのは、全日本大学選手権(インカレ)で決勝に進んだ場合だけのはずだった。しかし、状況は一転。今季AFCチャンピオンズリーグにも出場した川崎からのオファーで、プロへの道が開けた。
名門・帝京高時代はFW。総体優勝も経験した。大学からのDFへのコンバートにも柔軟に対応し、今や早大DFラインに欠かせぬ存在となった。ウリは何といってもその柔らかなボールタッチ。足元の技術で相手をいなし、ロングフィードで攻撃の起点になる。「ヘディングでは負けたくない」というように、長身を生かした空中戦の強さも武器の一つだ。更に、自身のストロングポイントをポゼッション能力と分析するだけに、ポゼッションサッカーを標榜する川崎のプレースタイルにも早く順応できるだろう。同クラブに内定している駒大・菊地とのポジション争いは必至。持ち前の粘りで“川崎山脈”の一峰になることができるか、期待が高まる。
最後かもしれなかった国立でつぶやいた言葉は、見事に裏切られた。横山は卒業後も、いくらでも大舞台にチャレンジできる。だがその前に、まだエンジのユニホームのうちに、もう一度あのピッチを目指す。インカレ決勝まであと2勝。「タイトルを取って、今後のサッカー人生につなげていきたい」。
(大倉麻美)

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