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 全日本大学女子選手権・開幕直前特集 武末主将×松長×佐藤インタビュー



 インカレ開幕直前対談 武末主将×松長×佐藤(1)

左から佐藤、松長、武末
ついに1週間後、全日本大学選手権(インカレ)予選リーグがスタート。“大学日本一”奪還への挑戦を目前に控えた心境や今季の戦績などについて、チームの主軸を担う武末彩子主将(スポ4)、松長佳恵(教4)、佐藤衣里子(スポ4)の3人にお話を伺った。終始和やかな雰囲気から、サッカー以外の意外な話も…?



 ――まず関カレ(関東大学リーグ戦)初優勝、東京都リーグ連覇おめでとうございます。秋は連戦で大変でしたか
 佐藤 全日(全日本選手権関東予選)で負けちゃったんで。そんなにはきつくなかったです。
 武末 予定よりは。もっとハードになる予定でした。

 ――全日のレッズ戦(浦和レッズ)は台風による大雨で、長岡監督(長岡義一監督=昭43商卒)も「プールみたいだった」とおっしゃってましたが
 武末 そうですね。確かにグラウンドコンディションは悪かったんですけど、負けは負けなので。

ハイタッチする松長
 ――目標はベスト8だったんですよね
 佐藤 本戦のベスト8が目標だったんですけど負けてしまったんで、まぁあれは…負けです(笑)

 ――あの試合に関して敗因などは
 武末 雨の中のサッカーは絶対レッズの方が上だったなって思うんで。練習で雨の時があんまりなかったと思うから、それは反省点です。その後は雨の中でもやるようになったので、あの負けを生かそうという方向で進めてきました。

 ――じゃあもしもインカレで雨が降っても問題ないですかね(笑)
 武末 はい。負けません(笑)

 ――では関カレについて。日体大戦が最後に同点に追いつかれて悔しかったんじゃないかと思うんですが、特に印象に残っている試合とかはありますか
 佐藤 うちはやっぱ日体戦ですかね。先取点を決めた形がほんと2人で絡んで、自分がそこに流れてそこからもらって最後センタリングみたいな形で小野(瞳=スポ1)が決めたんですけど、自分の持ち味のプレーが出せてそれが得点に繋がって、しかも結構大事な得点だったので、あのシーンは満足してます。が、同点にされた場面は自分のミスが直接点になっちゃったんで、良かった点と悪かった点が両方あった試合で1番覚えてますね。

 松長 自分も日体戦と神大戦で、日体戦はまず絶対勝ちたいっていうのがあったんで、あとは後半最後交代しちゃったんで、自分の体力のなさというかフィジカル面でまだそれがダメだったんで交代させられたんですけど、自分も交代しちゃって、失点もしてってその2点で辛かったから印象に残ってるのと、それで引き分けたんですけど日体が(神大に)負けたんで、最後神大戦に勝てば優勝で、神大戦はみんな結構動きも良くて、チームとしてできたなっていうのがあったし、衣里子(佐藤)にもアシストできたし、パスもらって決めることもできたんで、神大戦はすごい嬉しかったですね。

武末主将
 武末 私はムサ短(武蔵ヶ丘短大)戦なんですけど、あの試合は元々、大量得点で勝つっていうことを目標にしていた試合で、私は関カレを通してサブでっていう状況だったんですけど、なんかおかしいぞっていう雰囲気がグラウンド内にもあったし、外から見ていてもサブのメンバーも試合に出てない悔しさもあるし、別に悪い意味じゃないですけど(笑)、試合を見ててもっと頑張れるんじゃないかっていうか何て言うんだろう(笑)そういうのがふつふつと沸いてきて、サブの人も出てた人も相当悔しかったと思うし、あの試合からまた1つ意識が変わったような気がします。

 ――その意識や雰囲気を変えるのに、主将としてチームにどういう声かけをしたんですか
 武末 チーム全体には優勝狙えなくないんだからって言って声かけて、あと私はサブの方にいることが多かったんで、紅白戦とかでも絶対勝とうっていう声がけをしました。

 ――日体大が神大に敗れたのは想定外でしたか
 松長 かなり。まさかって感じでした(笑)

 ――そこで優勝が一気に近づいて、さらにモチベーションが上がりましたか
 一同 そうですね。
 松長 元々モチベーションは高かったけど、さらに。

   ――初優勝ということで昨年までとの相違点や勝因とかは
 佐藤 苦しい試合でも点が入るようになったことだと思います。

 ――最初の方は大勝する試合が多かったですが、格下と戦う時もモチベーションを保つには
 武末 今年良かったよね?
 松長・佐藤 うん。
 武末 去年とか一昨年だと相手に合わせてっていう試合があったんですけど、今年は結構緊張感もあったし、どんな試合でも点取りに行くっていう姿勢が、特にこの2人は。私が外から見てて思ったのは、日女戦とか大量得点狙う試合で、衣里子とかがシュート決めたらすぐまた点取りに行くよっていう姿勢を見せてたから、他の下級生もそうなんだなっていう意識でやってくれたような気がします。

 ――4年生がプレーで示してチームを引っ張っていってるんですね
武末 はい!と思ってます(笑)

――試合後に佐藤さんもおっしゃってましたが、やはり関カレは「通過点」という認識ですか
佐藤 はい。

 ――都リーグに関しては、関東リーグとの入れ替え戦(1月)で何としてでも勝ち上がりたいですよね
武末 そうですね。去年負けてますしね。いや負けてないです。引き分けです佐藤
(笑)

 ――ではインカレについてお伺いしたいんですけれど、あと約1週間後に開幕ですが、ご自身の調子やチームの雰囲気はいかがですか
武末 はい!調子いいです。

 ――チームとしては士気は高まってますか
武末 そうですね。一昨日レッズとまた練習試合ができて、全日で負けてしまってやっぱ公式戦がない分、緊張感のある試合が少なくなってしまったんですけど、練習試合でも勝ちにこだわってできるようになってきてるんで、いい感じだと思ってます。

 ――その試合はいかがでしたか
武末 結局負けてしまったんですよね、2−3で。
松長 最初5月ぐらいは8−0ぐらいで負けて、次が2−0で負けて、こないだが2−3だったんで、失点はしてるんですけど得点もできてるから、それなりにチームとしての調子は上がってきてると思います。

――佐藤さんは調子はいかがですか
佐藤 あげあげです。
一同 (笑)

 ――戦術的なことをお伺いしたいんですけど、早慶戦から3−5−2のシステムが多くなってきたと思うんですが、3−4−3との違いについて、特に攻撃陣の方はいかがですか
松長 3−4−3だとトップに3枚いて、しかもそのトップの3枚が個人技がずば抜けてるし、能力も高い3人なんで、と言って、格下だったり同じぐらいの相手だったら勝負できるんで、そこから崩して得点という形が多くなって、それはチームとしてもうみんなたぶんわかってるんですけど、3−5−2だと守備をしっかりしてからFW2枚にあててためて、その後両サイド上がっていくっていう形になるんで。なのでそれはたぶん中盤の選手はすごい意識してると思います。あとFWは2トップでも3トップでも仕掛けるっていうのが特長なんで、そこは変わらないんで中盤がどう対応するかだと思ってます。

――お話に出たサイドっていうのが、長岡監督もチームのコンセプトとして両サイドに起点を置きたいとおっしゃってましたが、リーグ戦を戦ってみていかがですか
 松長 1番は神大戦じゃない?でもそんなにサイド……起点?(笑)
 佐藤 サイドすごい難しかったよね。
 松長 なんかやってると難しいんですよ。でも意識はサイドに起点はあるよね?
 佐藤 意識は。
 松長 でも実際は……どうだろうね?
 佐藤 どうでしょう。
 松長 今のは(長嶋茂雄の)モノマネです(笑)貴重な(笑)
 一同 (笑)

 ――左サイドで小野瞳(スポ1)選手がドリブルできて、ためを作れるという形はチームとしてはラクですか
 佐藤 そうですね。ためてくれるとラクです。

 ――特に前線の1年生は活躍してる選手が多いですが、4年生から見ていかがですか
 松長 あたし喋りすぎかな?(笑)司会っぽくなってる(笑)
 一同 (笑)
 佐藤 1年生…そうですね…。今結構頼ってる感があります、正直。ですが、1年生に頼ってるのも良くないと思います。やっぱ1年でも2年でも経験の豊富な……
 一同 (笑)
 武末 1年生に頼っちゃいけないんだって。
 松長 うんそうだと思う。だから実際頼ってるからどうですか?って。
 佐藤 だからうちらが頑張る。
 武末・松長 はい(笑)

 ――1年生がやりやすいようにとかいった意識は
 武末 今年の1年生は元気で主張もしてくるし、変に縮こもってなくていいですね。チームにマッチしてます。

松長
 ――2、3年生はどうですか
 松長 2、3年生も頑張ってくれてるし、練習とかでもチームを盛り上げようとか考えてくれる選手も増えてきたんで。やっぱ1年生は試合は出てるんですけど、練習だとまだ意識が若干低いと感じます。でも2、3年生は出てても出てなくてもそれなりの意識っていうか、4年はやっぱ最後だから常に日々向上っていうか、日々優勝に向けてやってるんですけど。だから2、3年生もめっちゃ頑張ってくれてますね。

 ――ワセダのサッカーは「いつでもアグレッシブにやるサッカー」と長岡監督がおっしゃってましたが、今季のチームカラーみたいなのはありますか
 松長 明るい。あとは…
 佐藤 繊細でもあり豪快でもありみたいな感じじゃない?
 松長 うん。1人1人がやっぱ能力は持ってるから。

 ――インカレ優勝に向けて今のチームに不足してる点とか、こうしたら優勝できるんじゃないかとかはありますか
 武末 妥協しないことですね、今の状態に。さらに上を目指す意識を持ち続ければいいと思います。
 松長 あとは個人の能力を落ち着いて発揮するのと、勝ちたいとか負けたくないとか、メンタルの部分で負けちゃうとどうしてもそれが試合で出ちゃうと思うんで、とりあえずメンタルで、勝ちたい、優勝したいっていうのを4年が全面に出して、それを下級生にも思ってもらうことが重要だと思ってます。

 ――日体大戦後に、ゲームマネジメント能力が足りなかったと長岡監督がおっしゃってましたが、その辺はいかがですか
 松長 こないだレッズとやった時に感じたのは、ゲームを支配するとかゲームをどう作るとかっていう意識はしてるんですけど、それをまだチームに浸透させることができてなかったり、気付けてなかったりして、監督にハーフタイムに言われてそこからは修正はできるんですけど、だからそういう面では進歩が必要というか、冷静になればたぶん誰でもできるんで、そこは普通にやればいいんじゃないかなって思います。

 ――予選は北翔大、中京女子大、神大との対戦で、神大は関カレのリベンジを狙ってくるんじゃないかと思いますが、特に警戒しているチームとかはありますか
 武末 予選はまずは神大ですね。あの日(関カレ)の神大は調子が悪かったっていう話も聞きましたし、インカレになるとどのチームも急変してくるんで、侮れないですね。

 ――他のチームの情報はありますか
 松長 北海道のあのチームは去年やったよね?
 武末 (北海道)浅井学園っていう学校が名前変わって北翔大になったんですよ。

 ――長岡監督が神戸のグラウンドは風が強いっておっしゃっていたんですが、それは去年もそうだったんですか
ピッチでの姿とは異なる意外な一面を見せてくれた佐藤(左)
 松長 めっちゃ風強いですね。やりづらいです。
 佐藤 さむい。
 一同 (笑)

 ――ピッチのコンディションは
 一同 いいです。

 ――日体大にリベンジしたいですか(昨季、準決勝で●0−1)
 武末 日体大は(当たるとしたら)準決なんですよ。まずは神戸で神大を倒してから、リベンジですね。

 ――自信のほどは
 武末 自信はあります。
 松長 自信はあります。
 佐藤 ……。
 一同 (笑)

 ――まだ不安とかはありますか
 佐藤 不安は…ないことはないでしょう。
 武末 それは確かに。
 松長 それは確かに。

(取材・編集 菅田早希、菊地梨絵子、斎藤純) 







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