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JR東日本カップ2007 関東大学リーグ
10月20日 茨城・龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド
「絶対に負けられない」! 東学大に快勝
きょう負ければ3連敗…「負けたらもう優勝はないという危機感」(渡邉)がワセダを突き動かした。終始安定した戦いで、東学大に2−0と快勝。勝ち点3をゲットし、リーグ戦優勝へ望みを繋げることができた。
早大の十八番、繋ぐサッカーは見ていて面白いし、それがハマると相手はなすすべもない。しかし、それがいつもうまくできるとは限らない。ワセダは「前がかりにきた相手の裏を狙って」(兵藤主将)、シンプルに攻めることを選択した。
結果を見ると、その判断は間違っていなかった。前半23分、ディフェンスからのロングパスを島村がうまく渡邉にパス。すると渡邉が、難しい体勢ではあったがなんとかゴールへ押し込み、理想的な時間帯に先制点を決めることができた。その後も、前がかりにくる相手に本来のスタイルで戦うことはできなかったが、臨機応変に変化させたプレーでも、幾度となくチャンスを演出。そして後半44分に、CKからニアへ駆け込んだ渡邉のヘッドが勝利を決定付けた。
特筆すべきは攻撃面ばかりではない。「前2試合で失点が多かった」(金守)ため、守備が課題とされていたが、きょうはその意識も高かった。一人ひとり徹底したディフェンスで、東学大に許したシュートはわずか1本のみ。攻守ともに勝ちにいけた試合といえるだろう。
繋ぐパスサッカーが早大のスタイルで、そういった点ではきょうのサッカーは『ワセダサッカー』と言わないのかもしれない。だが、「絶対に負けられない」(大榎監督)――すべてのプレーから、表情から、その想いがひしひしと伝わってきた。「優勝するためにはもうトーナメントで戦っているような意識で戦いたい」(渡邉)。選手たちはこんなに気持ちや想いをこめ、一つになって戦っている。それも『ワセダサッカー』としないなら、なんと呼べばいいのだろうか。
(菊地梨絵子)
第17節
早大
2
1−0
1−0
0
東学大
【得点者】
(早)23渡邉、89渡邉
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
法大
35
11
4
2
36
20
16
2
駒大
34
10
3
4
34
22
12
3
明大
32
9
3
5
29
15
14
4
早大
31
10
6
1
42
26
16
5
流経大
30
9
5
3
30
20
10
6
順大
26
7
5
5
26
22
4
7
東学大
25
7
6
4
20
21
−1
8
中大
21
7
10
0
25
36
−11
9
国士大
18
5
9
3
28
31
−3
10
青学大
14
4
11
2
23
38
−15
11
東海大
13
3
10
4
17
39
−22
12
筑波大
9
2
12
3
17
37
−20
※第17節終了時
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
1
伊藤拓真
前橋育英
スポ3
DF
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
5
横山知伸
帝京
スポ4
3
藤森渉
早実
教4
20
幸田一亮
横浜F・マリノスY
スポ1
MF
30
中野遼太郎
FC東京U18
スポ1
→89分
岡根直哉
初芝橋本
スポ1
7
鈴木修人
市船橋
スポ4
17
中川翔平
国見
スポ2
→76分
松本征也
浜名
スポ3
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
FW
11
島村毅
早実
スポ4
→82分
首藤豪
ジェフ市原Y
スポ4
9
渡邉千真
国見
スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(きょうの試合について)東学大が意外と前からプレスしてきた。いつもはビルドアップしかけれるけど、きょうはラインを上げて前線張って、プレッシャーを。リスクのないことはしない。そういう意味では対応しきれた。(試合前やハーフタイムで話したことは)相手の前線に足の速い選手がいたから、リスクマネージメントをするようにと。ディフェンスラインは大丈夫だった。きょうだけじゃなくていつもなんだけど、ルーズボールを拾えるかがうちのチームの課題。あと、コンパクトにと。きょうはまぁまぁだった。でも、攻撃はガチャガチャしていたから落ち着かせて、ためをつくろうと。(島村選手をスタメン起用した意図は)点取り能力がいいし、前で体をはれるから。山本が戦線離脱しているし、首藤もケガで100%じゃないからどっちを使うか迷った。いろんな選手にチャンスを与えないとね。(きょうの課題や、次節に向けて)戦う姿勢では満足している。残り5戦だけど、うちはトーナメントのつもりでいかないと。絶対負けられない。結果と内容を求めたいけど、なかなかそう完ペキな試合はない。その中で、きょうは結果をとれてよかった。
兵藤主将
(前半はいつもの展開を作れなかったが)東学大が前から取りにきたので、最近は立ち上がりの失点が多いこともありシンプルに攻めて、前がかりにきた相手の裏を狙っていたんで、いつものサッカーというわけにはいきませんでした。前半の1点もワセダらしいきれいなものじゃなかったけど、ああいうどろくさいのも必要なんで。(後半も崩しきれない展開だったが)東学大は全員で体を張って守って、カバーの意識も高かったのでやりづらい部分はありました。(セットプレーからの得点について)前半からいい感じで蹴れていて、きょうはキックがいいなとは思っていたんですが、なかなか決めきれなくて。最後は千真が決めてくれてよかったです。(次節の青学戦について)青学大はうまい印象がありますが、この前戦った時は風邪で調子を落としてほとんど出れてないので。課題を克服して次も必ず勝ちたいです。
金守
(完封勝利について)前2試合で失点が多かったので、無失点におさえられて良かった。(ディフェンスについて事前に監督から言われていたことは)特にこれといってない。コンパクトにして、ラインコントロールをきっちりすることぐらいです。(後半にGKが抜かれて無人ゴールの状態で対応できたシーンについて)カバーに行ったら、(伊藤)拓真が抜かれて、正直やられるな、と思いました。(次の青学戦にむけて)もう負けたら優勝はないので、きょうと同じくらいの気持ちで頑張りたいです。
渡邉
(2ゴールで計14得点となりました)連敗していたし、どうしても勝たなくちゃっていうのがあって、だから点を決めれたこともいいことだけど、勝つことができたのが本当によかった。(きょう負けたら3連敗でした。この試合にむけての意気込み)きょう負けたらもう優勝はないという危機感があって、みんないつにも増して気合いは入っていた。それをいい方向に持っていけたと思う。(きょうは繋ぐサッカーというよりはシンプルなプレーが多かった)とにかく勝ちにいこうということで、前にシンプルに行ってセカンドを拾う。高い位置からボールを奪って攻めよう。と指示されていました。(結果勝てて、しかも完封です)完封できたこともよかった。ディフェンスの意識というのをいつも言われているし。(リーグ戦、混戦ですね)上位陣も好調だし、負けたり取りこぼしたりしていては、おいていかれてしまう。優勝するためには次からトーナメントで戦っているような意識で戦いたい。(次節は青学大)個人としては昨季よりゴールを決めたいので、次も点取りにいきます。チームとしては、(攻撃的で)点がとれるチームなので、守備意識も徹底できれば勝てると思う。
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