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JR東日本カップ2007 関東大学リーグ
9月8日 東京・国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場
決定力不足も…逆転白星リスタート
首位との勝ち点差2の4位で迎えた後期リーグ初戦。早大は国士大を相手に終始決定機を外し続け、苦しい戦いを強いられる。終了間際に渡邉の逆転弾でなんとか勝ち点3を手に入れたが、決定力不足が浮き彫りになった。
前半から圧倒的に試合を支配した早大。流動的に動く攻撃的なポジションの選手たちが次々に飛び出し、国士大DFの裏を幾度となく突いていき、早大の一方的な展開となる。しかし、きょうの早大にはチャンスを生かし切れない場面があまりに目立った。先制点を国士大に許した後も、いくつものチャンスを逃し、前半終了間際にFKを金守が頭で合わせて同点に追いついたものの、兵藤主将が言うように「4、5点はとれた」前半終えて1−1というスコアは決して満足のいくものではなかった。
後半になっても完全に主導権を握りながら肝心の得点に結びつかない早大。直接ゴールを狙える位置での兵藤主将と鈴木修のFKもわずかに外れる。優勝を狙う上では無駄な引き分けは許されない。焦る早大。次第に攻撃が行き詰まって単調になり、崩しきれない場面が目につくようになる。
そんななか後半19分に島村が投入される。ケガで前期リーグを棒に振ったこの男が国士大に移りかけていた流れを再び早大に引き寄せた。島村の抜群のテクニックは早大に時間を生み、分厚い攻撃が蘇る。だがそれでも均衡を割るには至らない。刻々と時計は進んでいく。しかし引き分けがちらつき始めた後半43分、ようやく試合を決める一発が放たれる。鈴木修の入れたくさびを兵藤主将が体を張ってキープし、走り込んだ渡邉におとす。ダイレクトで思い切り振りぬいた右足からのシュートは相手DFにあたってコースを変えながらゴールに吸い込まれた。
国士大にほとんど見せ場与えなかった素晴らしい守備を見せたこの試合。同時に多くの選手のゴール前で頭を抱える姿が印象に残った。優勝を争う上位陣との戦いが続くリーグ終盤にそうした姿は減らさなくてはいけない。内容で圧倒しながら決定力に泣いた開幕戦。ただ大事な初戦で結果を残したことは重要なことだ。選手たちの心境はまさにこうだろう。「勝ててホッとした」(兵藤主将)。
(青木 現)
第12節
早大
2
1−1
1−0
1
国士大
【得点者】
(早)43金守、87渡邉(中)24高橋
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
流経大
24
7
2
3
24
12
12
2
法大
23
7
3
2
21
13
8
3
早大
22
7
4
1
28
19
9
4
明大
22
6
2
4
18
9
9
5
駒大
21
6
3
3
20
19
1
6
順大
16
4
4
4
20
19
1
7
東学大
15
4
5
3
13
15
−2
8
中大
15
5
7
0
15
25
−10
9
青学大
13
4
7
1
20
24
−4
10
国士大
12
3
6
3
19
22
−3
11
東海大
12
3
6
3
16
25
−9
12
筑波大
7
2
9
1
13
25
−12
※第12節終了時
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
16
河野猛
大分トリニータU18
社2
DF
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
5
横山知伸
帝京
スポ4
3
藤森渉
早実
教4
20
幸田一亮
港北
スポ1
MF
2
塗師亮
湘南台
スポ3
7
鈴木修人
市立船橋
スポ4
17
中川翔平
国見
スポ2
→64分
島村毅
早実
スポ4
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
→89分
松本征也
浜名
スポ3
FW
8
山本脩斗
盛岡商
スポ4
→89分
中野遼太郎
FC東京U18
スポ1
9
渡邉千真
国見
スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
兵藤主将
(ケガの具合は)だいぶ良くなったんですが、体力がなくてコンディションには問題ありましたね。(国士大とは切り替えの早さが違いましたね)ポゼションはとれていたんですが、裏を狙いすぎてメリハリがつかなかったのもあったんで。走れてはいて守りの意識も高かったとは思うのですが、もっとミスを少なくしていかないと。(裏のスペースをうまく使えていたようですが)(山本)修斗は中盤もできて裏もとれるので相手はつかみきることが難しいと思います。そうしたなかで形は何度もできたんですが、決定力ですね。相手のプレスが早くなかったんでボールももてました。(最後の精度は課題ですね)4、5点は取れましたからね。多少はあせりはありましたが、あせってもゴールは来ないので自分たちのスタイルを続けるだけでした。(決勝ゴールをアシストしました)疲れて戻れなかったのですが、(鈴木)修人から良いボールが来て(渡邉)千真がフリーだったので。(チームとしては良く走れていたと思うのですが)けど結構他のチームも走り込んできていると思うので。もっと声をだして楽しい雰囲気にしたいですね。自分たちは勝ち続けるしかないし、そうしたら自力優勝も可能なので、とりこぼさないようにしたいです。
山本
最初やられた(失点した)んですけど、まだ時間はあったし、そこから逆転出来て良かった。開幕戦で勝てたのは大きいです。前半はサイドに流れることが出来てクロス上げたりと良かったんですけど、後半運動量が落ちてミスも多くなってしまった。そこが課題です。(島村選手が久しぶりに出場して)島村が体張れるので、セカンドボールとかその次とかを安心して取れるっていうのは大きいですね。(夏はどういう部分の強化を)チームとしては走りと練習試合を結構しました。個人的には筋トレをしたりと充実してました。最後のほうに恥骨と腰を痛めてしまって練習試合出られなかったりしたんですけど、それまではコンディション良くやれました。(後期の抱負)しっかり勝ち点3とって、個人としてもいいプレーを、チームでもいいサッカーをしていきたいです。
島村
(今季初の公式戦でした)久しぶりに緊張感持った試合ができて楽しかったです。(ケガの状態は)完治はしていないんですけど、力はMAXでだせるぐらいになっているんで問題ありません。(夏は何を中心的にやってきましたか)走り込みですね。(今夏はとても暑かったので)去年と同じメニューをやっていても大分しんどかったです。それがプラスにでるといいですね。(ゴール前での存在感は健在でした) でももっとパスとかきてくれればいいですね。(次節はスタメンでしょうか)そんなことはないと思います。途中からでることによってできる仕事もありますので。(次節でれたら)点取りたい、というか点決めます!
渡邉
きょうは自分たちのサッカーができなかったけど、初戦なので勝ち点3をしっかりとれたのはよかったと思います。立ち上がりがよくなくて、皆静かだったんですけど、もっと声出して自分たちのサッカーを長くできるようにしないといけないと思います。(開幕前に不安だったことは)特にないです。コンディションは試合をするにつれて徐々に上げていけばいいと思います。(決勝ゴールについて)引き分けで終わりそうなところだったのでチームに貢献できてよかったです。(得点後は兵藤選手が雄叫びを上げながら渡邉選手に飛び付いていましたが)みんな嬉しそうでした。(リーグトップの8得点目ですが得点王は意識していますか)得点王より、得点王は昨年も取ったので、昨年よりゴールを取ることが大事だと思います。(次戦への目標)完封して勝ちたいです。
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