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 JR東日本カップ2007 関東大学リーグ 4月7日 東京・国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場



 これぞエース!渡邉2発で早大、開幕ダッシュ

エース・渡邉の本日2発目!相手DFもものとはしない!  開幕戦を劇的な勝利で飾った早大は西ヶ丘サッカー場で難敵・東学大と対戦した。総理大臣杯大学トーナメント、リーグ戦と2冠の望みを奪われた相手だけに昨季の雪辱を果たす絶好の機会になった。

 だが試合は意外な形で幕を開ける。開始直後、渡邉が放ったうまくコントロールされたシュートはゴール右に吸い込まれた。まさに電光石火。東学大を慌てさせるにはこの1発で十分だった。早大は昨季までのタイトな守備からモデルチェンジした東学大の隙をつき、優位に試合を運ぶ。前半30分には松本怜が起点となり、スペースに出したパスを山本が相手DFとうまく体を入れ換え冷静にゴールに流し込む。続けて前半35分には左サイドをフリーで駆け上がった松本怜にボールが渡ると右足に持ちかえてクロス。ゴール前に走り込んだ渡邉が胸トラップから強烈なシュートを叩き込む。3−0。前半終了を待たずして試合の勝敗は決してしまった。

 この日の主役は渡邉で間違いないだろう。もちろん2得点はそのハイライトだが、持ち前のフィジカルコンタクトの強さと柔軟な技術を活かしたポストプレーは常に味方が前を向いてプレーすることを可能にし、攻撃の基準点になり続けた。試合後には「コンディションが良くないので、上げていきたい」と反省の言葉を並べたが、ゴール前での驚くほどの落ち着きは格の違いを見せつけ、抜群の存在感を醸し出していた。

 後半開始から攻撃の枚数を増やしてきた東学大を相手に早大は個の力で次々に決定機を作り出していく。途中、1年生の幸田を起用。右サイド、ボランチと複数のポジションをこなす器用さ、ドリブル突破でチャンスを作る巧さを見せ、今後の活躍を予感させる印象を残した。チームもダイレクトパスが3人、4人と次々につながる華麗なサッカーを披露。危なげない試合運びで開幕連勝、見事リベンジを成功させた。

 この日は展開力に優れ攻撃の起点となる鈴木修人(スポ4)が欠場したが、代役の松本征が粘り強い守備でチームを支えるなど層の厚さも見せつけた。理想のサッカーも形に成りつつある。が、今季は始まったばかり。『挑戦』はまだまだ続く。

(青木 現) 


第2節
早大 3−0
0−0
東学大
【得点者】(早)1渡邉、29山本、36渡邉


順位表
チーム 勝点 勝数 負数 分数 得点 失点 得失
法大
早大
流経大
中大
駒大
明大
東海大 −1
順大 −3
国士大 −2
10 青学大 −3
11 筑波大 −3
12 東学大 −4
※第2節終了時
早大メンバー
位置 背番 名前 出身校 学部学年
GK 伊藤拓真 前橋育英 スポ3
DF 金守貴紀 四日市中央工 社4
横山知伸 帝京 スポ4
23 藤森渉 早実 教4
MF 塗師亮 湘南台 スポ3
12 松本征也 浜名 スポ3
→71分 首藤豪 市立千葉 スポ4
17 中川翔平 国見 スポ2
→57分 前田亮 都立駒場 教4
13 松本怜 青森山田 スポ2
→89 幸田一亮 港北 スポ1
◎10 兵藤慎剛 国見 スポ4
FW 山本脩斗 盛岡商 スポ4
渡邉千真 国見 スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)


◆コメント
大榎監督
(きょうの試合は)早い時間帯に得点がとれたのが1番大きいですね。相手の背後に入るのもよくできていたし。(後半は東学大も立て直してきました)試合90分の間ずっと自分たちのサッカーをできるわけじゃないから。そこで得点を決められてしまうか、0点に抑えるかが問題だからね。まぁ後半はシュート2本だけだったし、もう少しアグレッシブに戦ってもいいと思うけどね(笑)(反省すべき点は)もう少し精度をあげることかな。(前節と違って)きょうはグラウンドも良かったし、ボールをさばくのももっと早くできたんじゃないかな。(前節は3枚、きょうは1枚イエローをもらいました。ノーファールとよく声をかけあっていたのはそれが原因ですか)リスタートからやられるってパターンも多いからね。自陣で相手がゴールに背を向けているのにファールをもらって、相手に有利な体勢で始まらせてしまうのはもったいないからね。(幸田選手を起用しました)やれると思ってるから投入しました。ボールを持っていない時もいいプレーしてますからね、見ておいて下さい。(次節は)1週間あるので、これから東海大を研究してまた勝てるように頑張ります。

兵藤主将
(東学大の印象は)去年荒れてるんで…俺らは今年の目標である『レタドール』(=スペイン語で挑戦者)という気持ちを持って臨みました。(前半で3点先取しましたが)立ち上がりすぐ点が取れたので、やりやすかったですね。東学大は守備がいいチームで先制点が大事だと思っていたので、取れてよかったです。(後半はいかがでしたか)相手の裏を狙うっていう意識があったんですけど、やっぱり後半なんで体力が落ちてきたりしてワセダらしいサッカーをやれてなかったというか…切り替えとか上手くできなかったですね。そういう体力面やペース配分をこれから調整していきたいと思います。(次節は2部からの昇格ながら、前節で駒大に引き分けた東海大ですが)東海大、いいっていう噂も聞くし…まぁ、俺らはいつもどおりのサッカーをしたいと思います。

山本
前半15分までは相手の裏を狙ってけるっていってて、早い時間帯に自分からのパスで点が入って、そのあとも2点3点と点数入ってよかったです。自分の得点シーンは、相手をうまく抜けてゴールめがけてけった感じですね。入ってよかったです(笑)。昨季は苦手な相手だったけど、DF陣が1人以外変わってるし、中盤の大きい2人も抜けたので余裕をもってボールをまわせました。うちも鈴木が膝をケガして抜けてるんですけど。征也とは練習試合とかでもやってて、今日もがっつり出来てて良かったです。誰が出ても遜色ないですね。監督も言ってたけど、幸田も良かったですし。次の東海大戦も早いうちに得点してリズムにのりたい。勝負に、結果にこだわりたいです。

渡邉
(今シーズン初ゴール。今の気持ちは?)素直に嬉しい。(得点シーンを振り返って)1点目は立ち上がりから積極的に裏を狙っていて、そこにいいボールが来た。うまくシュートに持ち込めた。3点目はトラップが良かった。(開幕より調子が上がっているように見えますが)開幕前からコンディションが良くなくて、今日も前半は良かったけど後半は良くなかった。試合を通して上げていきたい。(今日の攻撃で良かったことは)相手の背後を狙って裏をついて基点になれたと思う。(昨年からメンバーは変わっていませんが攻撃面で変えたところや良くなったところは?)特にない。コンディションが良くないので、上げていきたい。

塗師
(先制点が早い時間帯に入りましたが)東学大は守備を固めてくるのはわかってたし、相手より早く点が取れたのは良かったです。取られる前に点取ることが大事と監督も言ってましたし。(きょうは比較的前線にポジショニングをとっていましたが)監督には、前からプレスかけるように言われてました。そんなに前へ前へという意識はなかったです。(ボランチは松本征也選手と組みました)いつも通りです。征也には征也の良いところがあるし、(鈴木)修さんには修さんの持ち味があるので、それを生かしながら自分もいつも通りのプレーをするだけです。(ボランチを組む)相手が変わっても自分のやることは変わらないです。(次節への抱負を)きょうのように先制点をとれると試合を進めやすくなるし、まず先制点に意識を置いていきたいですね。きょうは後半、点が取れなかったから次は決めるべきところをしっかり決めていきたいと思います。

松本怜
(きょうは左サイドでの起用となりましたが)やりにくさはないですけど、まだ左になって間もないので慣れない部分もあります。(きょうの東学大は昨季までとは違う戦い方でしたが)去年よりプレッシャーが少ない分、裏に抜けることができましたし、やりやすかったです。(序盤はあまりリズムがつかめていないようでしたが)自分でもパスミスが多いと感じていたしドリブルも2枚相手がついて、仕掛けにくい部分もあって、前半は良いプレーができなかったです。(3点目のアシストは左サイドだからこそでは)右利きなので中に持っていった時に右足で上げやすいのが左サイドのメリットなので、あのプレーは自分でも前半唯一納得のいくものでした。(クロスの精度があがったのでは)気をつけていますので(後半、相手が攻撃の枚数を増やしてきてSBの役割も担ったが)今日も相手のサイドが張りっぱなしでボール持ったら中に切れ込んできたので、守備の負担も大きかったのですが、自分は守備が課題なので、今のうちに頑張っておこうと思います。攻撃しにくかった分守備の意識を持とう試合中考えていました。(兵藤選手とうまく左サイドのスペースを使っていたが)前半パスミスが多かったのでちゃんと人を見てパスを出すように心がけて、兵藤さんもスペースに行くからって言ってくれていたので、なるべく兵藤さんを見るように心がけていました。(理想のパスサッカーに近づいているのでは)内容的には悪くなかったし、ワセダらしいサッカーをできたと思います。(開幕2連勝です)去年は出だしでつまづいた分、今年は調子がいいのでこのまま突っ切っていこうと思います。(調子は)去年より勢いがないし、ドリブルのキレも戻っていないので、自分には満足していないのでこれから自分らしさを取り戻して行こうと思います。(今後の抱負を)ずっとスタメンでいることです。あと去年よりゴールを決めることです。今年は欲張らずに3点を目指したいです。

幸田
(公式戦初出場)先輩が声かけてくれてサポートしてくれました。体が勝手に動いてたんで、緊張とかはあんまりなかったです。(周りのレベルは)寄せが早いし体が強いです。でももうちょっと試合やってみて感覚をつかんでいきたい。(早大にはうまい先輩が多いが)プレーとか、プレー以外でもサッカーに対して意識が高いし、高校とはレベルが違うなって。早稲田に入ってよかったなって思いました。(次の抱負を)練習からしっかりアピールして、ベンチ入り出来なくても腐らずに常に100パーセントでやっていきます。







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