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 サッカー特集



 Jリーグ加入選手特集!熱き副将・山口貴弘

 ワセダが誇る熱い男が湘南へと飛び立った! 昨季、副将として関東大学サッカーリーグ戦5位、そして全日本大学選手権(インカレ)準優勝という躍進を支えた山口貴弘(スポ)が、J2・湘南ベルマーレに加入した。チームを引っ張る立場から新加入選手となり、新天地で迎える1年を前に、今山口が思うこととは――。

取材に答える山口 ――ワセダに入学した理由は
んー、近いから(笑)。スポーツ推薦とかもあったし、徳さん(徳永悠平=現J1・FC東京)とかもいて、(当時都リーグだったけど)これから良くなるかなっていうのはありました。

――4年間でたくさん変化がありましたが
色々経験できたのは一番大きいですね。大榎さん(大榎克己監督=昭63教卒)が来て、グラウンドも変わって、それが一番大きな違いで、サッカーもポジッションでボールつなぐようになったし、ぼくの後輩からもいい選手が入ってきて。でも、土のグラウンドの時はグラウンド整備とかもあったけど、それで学年で団結できた部分もあるので、よかったと思います。

――大榎監督になってどう変わりましたか
あまりミスをしないように。守備に関しては、自分は人につくっていうのを得意にしているんですけど、ボールタッチもあんまうまくないし、攻撃参加は得意じゃなくて、最初は苦労しましたね。まだまだ全然ですけど、少しずつよくなって、ある程度試合に出られるようになりましたね。やっぱミスを恐れたら成長しないし、ミスばっかりでも試合に出でられないんで、難しい状況ですけど、そこはチャレンジしていこうと。

――副キャプテンになった経緯は
キャプテンは大榎さんが決めて、副キャプテンは金田(隼輔=スポ)が決めました。金田からの絶大な信頼を得てましたんで(笑)。何をしてもそうだと思うけど、副キャプテンとしてもっと出来たなっていう部分はあります。自分の特徴を出していこうという気持ちでやってました。金田がやたらと声出すんで、おれまで出してもしょうがないかなとも思ったんですけど、やっぱりサッカーやる上で示していかないといけないと思うんで。一時期自分はできるからいいやって思う時もあったんですけど、それは間違ってて、示さないと下が付いてこないので。

――金田さんも山口さんも自分に厳しいそうですが
金田はほんとにやりすぎです(笑)。金田にかなうヤツは今までみたことないですね。メニューは、個人的にトレーナーにメニューを作ってもらうことはありますが、トレーナーからやれって指示されることはないですね。それは多分ここ(湘南ベルマーレ)入ってからも変わらないです。

――自分の持ち味は
FWに仕事させないってのが一番で、裏にも、上のボールも下のボールも、相手に自由にプレーさせないで、相手を後退に追いやるっていう。そういう意味では、ストッパーやセンターバックが一番いいですね。

早大時の山口 ――インカレでは準優勝を収めました
コミュニケーションがとれていたし、チームの雰囲気も良くて、最後だった4年生も含めチームが一つになってきてました。そういう部分で決勝まで行けたと思います。もともとチーム力はあったんで、もっと早くこうなっていれば、と後悔してる部分もあります。リーグ戦は初めての1部だったのでうまくいかなかったっていうのもあって、ワセダの元々の良さである『頑張る』って部分がだせなかったかなと思います。

――1部のカベは感じましたか
2部と違うのは、本当に最後まですごく走ってくること。まぁ、相手も気抜いてないんで、その部分でなかなか勝てないなって。東学大にしても守ってくるし。

――3年生がスターぞろいの中、4年生としての意識は
自分たちの代はそんなうまい選手もいなかったし、自分たちのスタイルは熱くプレーするってことだったんで、走ってスター選手に負けないように頑張ろうと。4年生で練習後毎日ミーティングしていました。でも、あいつら(3年生)はそんなしなくてもいいんじゃないですか。その学年にあったやり方でやればいいと思うので。

――来季主将は兵藤(慎剛=スポ3)選手ですが
あいつは真面目で、ミーティングしてもちゃんと発言するし、そういう部分でもしっかりしてるし大丈夫だと思います。

――自身が抜けたDFラインについては
全く問題ないです(笑)!(自分が出場しなかった)インカレの決勝では、大事なときに声出してひっぱらないとやっぱり押し込まれちゃうと思いました。駒大のスタイルを受けてたたないと、勢いでやられちゃうんで。そういうときに誰かが「集中しろ」とか声出すだけで全然違うので。もらった色紙に金守(貴紀=社3)が「今度は俺ががっつく!」って書いてあったんですけど(笑)、あいつまだ大人しいんですよね。うまいですけど。だんだんインカレから声だしてきて良くなってはきました。ヨコ(横山知伸=スポ3)もいるし。

――湘南ベルマーレに加入が決まった心境は
あー決まったんだーって。実感がなかったです。徐々に…ですかね。サインはもう100枚以上書きましたけど、まだプレーと一緒で硬いです(笑)。

――チームにはなじみましたか
なじんではいるけど、まだプレーの面で、考えの違いというか、お互いわかっていないところがあるので。もうちょい時間をかけて、自分の言いたいことも言わないといけないなと思います。

――沖縄でのキャンプは
時間が長くて、ダッシュ系が多かったです。長いんで疲れましたけど、練習自体は大学の方が動きがありますね。

――チームメイトには有名選手が色々いますが
プレー面では勉強になります。俊さん(斉藤俊秀=平3人卒)とは喋って、色々聞いてます。ワセダ卒の選手も結構いますけど、まだ上下関係がちょっとこわくて(笑)。副務の為ちゃん(為沢浩一=平19商卒)も、トレーナーも強化部長もユースの監督もワセダだし、ワセダ多いですね。ナラさん(名良橋晃)がそうとうおもしろいです!持ってます。あの年で、若手みたいなこと言うんですよ(笑)。天然みたいな感じで。プレー面は、始動が遅かったんで、まだ調整中なのかなって印象です。ノゾさん(加藤望)は、ほんとこの歳(37歳)でやるってのがすごいじゃないですか。何でその歳で出来るかって聞いたら、「やりたいっていう気持ちだよ」って言われて。そういう人とコミュニケーションとって吸収して、自分も少しでも長くプレーしたいですね。普段は大人しいけど、ベテランは空気が読めるから、今なにしなきゃいけないってのがわかるんですよ。だから面白いです。

――攻撃陣は
アジエルはうまいっす。トップスピードでプレー出来るから飛び込めないし、外国人選手のボールの持ち方って独特だし。攻撃陣はみんな特徴あっていい選手なんですけど、ワセダのときもヤジとかいたんで。化け物がいたから(笑)。スピード・パワーが日本人離れしてますもん。

――1人暮らしはいかがですか
大変です。昼食はチームからでるんですけど、夜は定食屋に行ってます。定食屋は4つくらい見つけました!チームメイトとも行ったりします。原竜太さんが仲良くしてくれて、メシおごってくれたりしますね。自炊も、この前初めて料理して、カレー作って、「あ、けっこう俺ってできるんだ!」って(笑)。

――出場機会を得るために何をしていきますか
斉藤さんやジャーンとか、いい選手いるんで、見て盗んで練習して、萎えないってことでかね。今年はいい選手いるんで、なかなか出れないのはわかりきっていることなので、自分の成長が一番かなって。

――練習試合で得点もしているいようですが
あ、あれは自分の得点じゃないけど、ネット上では俺の得点になってました!やっぱゴールすると、友達とかからも「お前点取ったな!」ってメールくるんで、これからは得点ねらっていこうかなと。チャンスだって思ったときの攻撃参加には自信あるんで。やっぱり、人より体力はあるから、それ生かさないともったいないって思って。みんなが疲れた頃に攻めあがって総力で勝つ!みたいな。そういうしたたかな面も大学時代の最後のほうに身に付けました(笑)。

――空中戦は
ヘディングも強い選手いっぱいいるし、自分はまだ普通なので、タイミングとか落下点はやく呼んで、見極めて行きたいです。

――対戦したい選手はいますか
昨日マリノス(J1・横浜F・マリノス)と練習試合やったんですけど、大島(秀夫=横浜F・マリノス)がやたら強くて、競り合いたいと思ってたんですけど、後半途中からでたらもういなくて。めっちゃ気合入ってたのに、監督から、「今日はヤマ、サイドバックだ」なんていわれて(笑)。

――最高学年から新人になりましたが
最初は自分の好きなように、新人としてプレーしようって思ってたんですけど、やっぱりそれは違うと思って。自分の持ち味は練習からもしっかり盛り上げて、ってことなんで、そこを出していきたいですね。それだけは出来ることなんでやろうって。

――来季のワセダに期待することは
最後にポーズを決めていただきました!
ありがとうございました いい面がでればいいけど、悪い面がでるとズルズルってやられちゃうんで、その悪い面を出さないようにしてもらいたいと。あとは楽しんで欲しいですね。ワセダの試合は間違いなく見に行きますね!

――Jリーガーになって、大学の4年間振り返ってみて思うことは
大学の4年間でそうとう変わりますよね、みんな。考え方とかもしっかりしてくるし。自分は大学の4年間で、サッカーをしようって決断しましたね。学業との両立は厳しかったですけど。特に教育実習中は練習できなくて、それが出来ないことにイライラして。練習しないとプロも行けないし、っていう葛藤があって。一番辛かったですね。でも、教員免許も持っとかないとと思って。

――プロでの目標は
長くプレーしたいですね。最低でも30歳までは。目標はそういう感じです!

(※取材は3月7日に行われたものです。また所属を明記していない人名はすべて湘南ベルマーレの選手。)

(取材・編集 本濱 遥、斎藤 純、大倉麻美) 








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