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 第15回全日本大学女子選手権 1月12日 東京・国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場



 インカレ2連覇の夢、準決勝で消える

佐藤  「2連覇で終わるイメージしかなくて…」(山本)。今季1番の目標にしていた全日本大学選手権(インカレ)2連覇。今までの勝った試合や負けた試合、すべてその先に見据えていたのはただそれだけだった。しかし準決勝、一昨季まで5連覇を成し遂げていた日体大の前にはかなくも夢やぶれ、ベスト4で終わった。

 早いパス回しと高い個人技で相手陣内をかき回すサッカーをしてきた早大イレブンだったが、それが封じられた。佐藤が「止まった状態でボールを受けることが多かった」と語るように、ボールがつながらず日体大にゲームを支配された。そして前半18分、攻め込まれ続けて相手CKからファーの位置でシュートされ、クリアしたように見えたが無情にもラインを割ったとの判定で先制を許してしまった。その後もペースは日体大が握り、0−1で折り返えした。

 勝つためになんとしても点が欲しかった。後半、「ハーフタイムに話し合った」(渡辺主将)早大は、猛攻を見せる。いつゴールが決まってもおかしくない展開が続いた。しかし日体大の組織的な守備を崩すことができないまま、試合終了のホイッスルが西が丘に鳴り響いた。

礼をする早大イレブン  昨季はインカレの予選リーグで日体大がまさかの敗退を喫し、早大が初優勝をもぎ取ったが、やはり日体大は強かった。1年間のすべてをインカレ2連覇に捧げ、まい進してきたが、その夢は潰えてしまった。しかし、まだ彼女たちの戦いは終わったわけではない。現在都リーグに属している早大だが、来週から関東リーグ昇格のための入れ替えトーナメントが始まるのだ。これが今季、本当に最後の試合となり、4年生にとっては大学生活においても最後の試合となる。「気持ちよく卒業してもらうためにも絶対に勝って」(佐藤)笑顔で終わってもらいたい。

(菊地梨絵子) 


決勝トーナメント準決勝
早大 0−1
0−0
日体大


早大メンバー
位置 背番 名前 出身校・チーム 学部学年
GK 16 天野実咲 常磐木学園 スポ3
DF 後藤史 常盤木学園 教2
山本りさ 小金井SC 教4
深澤歩美 豊田レディース スポ3
堂下弥里 横須賀シーガルズ 教2
MF 藤本知恵 聖和学園 人2
→45分 武末彩子 豊田レディース スポ3
24 寺澤希 ルネサンス熊本FC 人1
28 大脇友里佳 十文字 スポ1
→88分 斉藤友里 十文字 人1
松長佳恵 伊賀フロイライン 教3
FW ◎10 渡辺夏奈 聖和学園 スポ4
11 佐藤衣里子 清水第八SC スポ3
※◎は主将




◆コメント
長岡義一監督
(今日の試合を振り返って)もうちょっとのがんばりがほしかった。後半は押していたけど、勝負なんてのはあんなもん。“楽しく”は試合、練習では負荷をかけてやっていかないと、あと一歩のところで勝負強さは試されるから。(日体大の印象は)向こうのほうが一人一人が上回っていた。チームワークはうちのほうが上だけどね。(一年間を振り返って)中盤でケガ人が続出してしまった。体の弱さが出た。(4年生について)春は頼りない感じで二、三度話し合った。それで団結してひっぱってくれた。団体競技ではチームの第一条件だから、4年生にはお礼を言った。(来期への課題は)基礎体力がない。サッカーのインテリジェンスはある。これからは基礎体力を上げないといけない。走れるサッカー、体だけじゃなくて頭も走るサッカーを目指す。

渡辺主将
(試合を振り返って)前半に落ち着いたプレーが出来なかったです。落ち着いていれば勝てる相手だったのに、落ち着けなかったしパスミスも多かった。(後半は攻め込んでいくシーンも増えましたが)ハーフタイムに話し合ったっていうのもあったし、後半は前半よりも落ち着いていたと思います。(日体大対策は?)キーマンの10番に対する対応です。(予選リーグを突破してから重点を置いてきたことは?)一対一の仕掛け方や、日体大の10番にマークについた時のバランスなどです。(今シーズン、インカレ連覇を目指してきたと思いますが)今日は失点の形が崩されて失点したわけではなかったので悔しいです。チャンスで決め切れなかったのも悔しいです。(最後に都リーグの入れ替え戦が残っていますが)関東リーグに上がれば社会人の強いチームとも出来るので、最後に勝って今年しっかり昇格して後輩達に良い形で持って行ってあげたいです。

山本
(今の気持ちは)悔しいです。終わったときはよく状況がわからなくて、終わったっていう実感がなくて、「まだ行ける!」って思いました。でも笛が鳴って、じわじわと実感が沸いてきました。(前半は攻め込まれた)守りきれる相手だと思っていて、前半のうちに返したかったけど返せなかった。でもハーフタイムは焦りはなくて、勝てると思ってました。(前半は硬さが見られた)緊張していたのはあると思う。クリアが小さかったり、パスをつなげられなかったり。(後半は攻勢をしかたが、後ろで守っていて)行け行けって気持ちでした。みんなが前に前にいけるように後押ししようと。コーナーキックでは自分も上がって気持ちを前面に出して、点を取りたかったです。(この一年間は2連覇を目標にずっとやってきた)2連覇で終わるイメージしかなくて…悔しいです。でも今の仲間とサッカーできるのは幸せだった。支えてくれる人たちみんなと一つになって戦えて、感謝の気持ちと幸せをすごく感じています。(関東リーグとの入替戦が最後の試合になるが)もう負けません!勝って終わります!

佐藤
(日体大への対策は)10番を自由にさせないということでした。あと9番。9番と10番をつぶして、右サイドバックと真ん中の2枚を狙いました。(敗因、いけなかった点は)最初に得点チャンスがきた時に点を決められなかったことです。いくらいい試合をしてもそういうタイミングで決めていかなければ、チームが失速してしまう。それでDFが弱気になってラインがさがり、さがったラインからいい球が供給されてもFWの力不足で体が上手く使えませんでした。(後半30分頃に流れがきたようにみえましたが)あそこで点を入れたかったですね。(ワセダはボールを回す印象がありましたが、今日は相手のボールカットが多かったですね)最近、いい時はすごくいいんです。けど、悪い時には止まった状態でボールを受けることが多くて、繋がらなくなっちゃうんです。(1年間目標としてきたインカレ優勝が潰えてしまいました)結果は結果なので、自分たちに足りなかったところを冷静に分析・理解して、来シーズンでは優勝したいです。(これから入れ替え戦がありますが)4年生がまだいてくれるので、気持ちよく卒業してもらうためにも絶対に勝って、関東リーグに昇格して…そして笑顔で終わってもらいたいです。

松長
(内容は)前半攻めてたんですけど、なかなか点取れなくて、あそこで点取れてれば、もっといい流れになったんですけど、それが痛かったなと思います。(その原因は)攻撃がかみ合っていなかったですね。(それを後半どう改善したか)トップ下の選手が裏に抜ける動きが多くて、そこで中盤ががっぽりあいちゃって、そこでボール失うシーンが多かったので、いったん選手を真ん中において、FWが裏をとろうってことはみんなで話し合いました。(突破力のある相手FWへの対応は)山本りさがマンツーでちゃんと対応してくれてたので、それはそのままいくって感じで、10番に関しても、深澤がけっこうちゃんとやってくれてて止めれてたんで、そこで挟みに行こうってことで、ボランチが挟みにいったり、そのほかの選手がカバーしていこうと。(4年生にメッセージを)来年、是非この借りを返してインカレ優勝したいと思いますっていうのと、あと4年生がすごい頑張ってくれてて、感謝しています。(入れ替え戦の抱負を)いままで通りのサッカーをしつつ、来年を見据えて、もっと高いところを目指して、精度や質を求めて、勝ちにこだわって絶対関東リーグにあがりたいと思います。







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