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 JR東日本カップ2006 関東大学リーグ戦 11月21日 茨城・ひたちなか市総合運動公園陸上競技場



 目の前では優勝させない!強敵にリベンジ激勝

 負ければ、その場で相手の優勝が決まる。現在首位を走る流経大との一戦は、既に優勝を逃した早大にとっても消化試合などではなかった。「相手の優勝だけは目の前でさせたくない」(大榎監督)。この思いが、前期1−4で大敗した最強の敵を打ち砕いた。

 試合開始からペースを握ったのはやはり流経大だった。難波・船山貴の破壊力抜群の2トップを中心に、スピードの速い攻撃的サッカーで早大ゴールに襲い掛かる。テンポの良いパスの連携で繋いではドリブルで中央を突破され、いつ点を取られてもおかしくない状態であったが、紙一重で逃れてゆく。対照的に、ここ2試合得点のない早大のパスの精度はいまひとつ。それでも辛抱強い守備からバランスを取り戻すと、39分には混戦から山本が泥臭く先制ゴールを叩き込んだ。

 前期は先制するもその後4点を叩き込まれ完敗した早大。しかし、二の舞は演じなかった。それは全てDF陣の研ぎ澄まされた集中力のおかげだろう。GKの時久をもってして「点を取られるかんじがしなかった」と言わしめた堅守。前節ことごとく拾われたセカンドボールにも素早く対応し、ピンチの場面でも球際の強さも見せた。焦って攻める流経大に対しても落ち着いて処理し、徐々に形勢逆転。首藤を右サイドに投入した72分過ぎからは、完全にワセダペースに。終了間際には兵藤がゴール前からループシュートで2点目をあげ、勝負あり。早大が王者の足を止め、流経大・駒大との優勝争いを最後の最後までわからない混戦に仕立て上げた。

 1年間にわたる長いリーグ戦も、残すはあと1戦。最後の相手は、今年2戦2敗とどうも相性の悪い法大だ。2度あることは3度ある?いや、3度目の正直を見せつける。

(牧野賢志) 


第21節
早大 1−0
1−0
流経大
【得点者】(早)39山本、86兵藤


順位表
チーム 勝点 勝数 負数 分数 得点 失点 得失
流経大 46 14 48 22 26
駒大 45 14 38 19 19
明大 41 12 40 17 23
早大 37 11 41 22 19
法大 35 11 34 28
中大 30 29 41 −12
東学大 28 20 20
国士大 25 10 30 38 −8
筑波大 24 11 32 35 −3
10 順大 23 12 30 32 −2
11 専大 11 14 20 52 −32
12 東農大 10 15 17 53 −36
※第21節終了時点、残り1節
早大メンバー
位置 背番 名前 出身校 学部学年
GK 時久省吾 大津 スポ4
DF 12 横山知伸 帝京 スポ3
金守貴紀 四日市中央工 社3
◎山口貴弘 帝京 スポ4
MF 塗師亮 湘南台 スポ2
鈴木修人 市立船橋 スポ3
30 中川翔平 国見 スポ1
→72分 首藤豪 市立千葉 スポ3
山本脩斗 盛岡商業 スポ3
→89分 反町一輝 前橋育英 スポ1
10 兵藤慎剛 国見 スポ3
FW 渡邉千真 国見 スポ2
19 前田亮 都立駒場 教3
→60分 中川裕平 四日市中央工 社1
※◎はゲーム主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)


◆コメント
大榎監督
(久し振りの完封、DFがよく機能した)流経大は能力の高い選手が多いので、全体的に守備をコンパクトにしてバランスを崩さないようにした。まぁ少し引き気味になっちゃったんですけどね。(FKからの失点も防いだ)FKもCKも、ゾーンで守るようにやってからは失点がない。直接FKは先週駒沢にやられましたけど、今日も2本あったけどやられなかったですし良かったと思います。(相手はパスサッカーでつないできましたが、やりやすさは)どうですかね。ドリブルでもけっこう仕掛けてやられている。前期には法政、流経とやられていますし、パスサッカーに強いとは言えないんじゃないかな。でも今回克服できたのは良かったです。(後半連携が良くなりましたが、どんな指示を)サイドから攻められて中央にくさびをいれられることが多かった。そこにFWの難波・船山にポストプレーをされすぎたので、くさびを打たれないようにと。(1位のチームに勝ったのは大きい)そうですね。流経は勝てば優勝だったので、目の前で優勝はさせたくないってのがあったので。いつもと同じように22分の1なんですが、優勝を逃してモチベーションを保つのが難しかったんですが選手がよく戦ってくれました。(次は法大戦。リベンジしたいですね)そうですね、ぜひ。インカレに出ることが決まっているので、つながるような試合をしたいです。

山口
(暫定一位の流経大に勝ちましたね)はい。(目の前での)優勝を阻止出来て良かったです。(久々の完封勝利ですね)そうですね。流経は中で回して、引いてコンパクトに守るので、前からのプレスが無くて0に抑えられました。(次節で4年間最後のリーグ戦ですね)そうですね。最後なんで、気持ち入れて、明日オフなんで明後日から練習からピリっとして、優勝はないけど次のインカレにつなげるようにしたいです。

時久
(完封勝利。守備が堅かったですね)チーム全体がすごい守備の意識ってのが、自分の力だけじゃないんで、一つになってやれました。(今日は天候が悪くて、特に風は意識しましたか)風と、あと下(グラウンド)が濡れていてボールが滑るのでやりにくかったです。(相手はドリブルで仕掛けてきたり勢いで攻めてくるイメージでしたが、気をつけた点は)前半はちょっと中盤をパスで崩されて、危ないシーンもあったんですけど、後半は回させるかんじで慌てずやって、ゴール前の危ないところだけは抑えて。そういうかんじでやったら上手くいき始めました。(強烈なヘディングもあった難波選手はマークしましたか)すごい高さも強さもあって、DFも結構苦戦したんですが、セカンドボールをしっかり対応できたので。(後半集中力が全体的に高くて良いサッカーができた)そうですね。後半の中盤ぐらいは回されても、後ろから見てても安定してるかんじがして、点を取られるかんじがしなかったので。集中してやってたと思います。(やはり目の前の優勝は阻止しようと)それだけはやらせたくなかったので。自分達のやれることをやって、インカレにつなげていこうと。(次は法大戦)前回負けてるので、しっかり借りを返したいです。

兵藤
(今日の試合の感想)立ち上がりはうちのバランスが悪くて攻められていたんですけど、DF陣が体を張って守ってくれたので、0点に抑えることができたと思います。(前期の流経と比べて)前期は今日の立ち上がりみたいに完全に押されてたんですけど、今日の試合の後半は、チームで悪いところを修正して、うまく自分たちのサッカーができたので、そこが前期と比べて自分たちが成長した点だと思います。(チームとして戦術的な意図は)攻撃は、いつも通りのワセダらしいサッカーをしようということで意識を統一して、守備の仕方を少し変えました。ディフェンスラインで相手がボールを持った時、無理に追わないで、少し引いて守るということを意識しました。(久しぶりの得点ですが)前節の駒沢戦は、自分が調子悪くて得点も取れなかったと思うんですけど、今日決めることができて、それが勝利につながったので良かったです。(法大戦に向けて抱負を)最終節なので、気持ちを引き締めて、前期の借りを返したいです。

鈴木
(今日の試合の感想)前半は調子が悪かったんですけど、後半で流れをつかむことができて良かったです。(前期の流経と比べて)前期は怪我してて、試合に出てないからよくわからないんですけど、まずFWに当てて、そこから組み立てていくという感じですね。(久しぶりの勝ち星ですが)ここ最近チームが無得点だったんですけど、2点取れて勝つことができたので良かったです。(法大戦に向けて抱負を)優勝は無くなってしまったんで、順位は気にせず、インカレにつなげられるように頑張りたいです。

山本
(流経大相手に勝ちましたね)嬉しいです。(自身1得点1アシストですね)そうですね、結果が出たので良かったです。前半立ち上がりあまり上手く出来なかったんで、点決めて安心しました。後半はだんだん良くなってきましたね。(もうU-21の合宿に行くんですか)はい。(ではアジア大会の抱負をお願いします)練習からしっかりアピールしていきたいです。試合に出ないと意味ないんで。自分の持ち味であるドリブルとかをみせていきたいです。チームとしては、出るからには優勝したいですね。

横山
自分達の目の前で優勝させるっていうのは嫌だったんで。みんながそういう気持ちを持って試合に臨んだ。前期負けた時は自分達が最初おしてたのにやられてしまった。今日は前期自分達が相手にやられたような感じで攻撃できた。あの時の試合を逆にした感じ。今日はうちがカウンターから点をとることができた。守備は気持ちでしました。完封できたのも気持ちで負けなかったから。集中力も高かった。次は最終節だけど、まずはチーム内の争いから。それに勝たなきゃ試合に出れないし。出れたら、勝っていいかたちでリーグを終わらせて、インカレにつなぎたいです。

渡邉
(今日の試合の感想)前半は攻められるシーンも多かったんですけど、守備陣がねばって、無失点で勝てたので良かったです。(久しぶりの勝ち星ですが)2得点できて勝てたので良かったです。(チームとして戦術的な意図は)前線からの守備の時、まず引いて、リトリートするように心がけました。そしてボールを奪ったら、速く攻撃に移るよう意識しました。(法大戦に向けて抱負を)最近点を決めてないので、自分が点を決めて勝ちたいです。







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