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JR東日本カップ2006 関東大学リーグ戦
11月5日 茨城・古河市立古河サッカー場
優勝戦線から離脱…またも東学大に勝てず
次節からいよいよ上位陣との直接対決が始まるため、どうしてもここで‘勝ち点3’が欲しいワセダ。しかし、7月の総理大臣杯で敗れた東学大にまたしても0−1で敗れた。セカンドボールが拾えない、FW渡邉が孤立してしまう、中盤でパスが回せない…。総理杯と全く同じような内容のゲームをしてしまった。
相手の戦い方もわかっているし攻略法も練ったはずだ。だが、東学大の厳しい守備にワセダの持ち味であるつなぐサッカーが出来なかった。前半始め、ゲームメイクの中心である兵藤・鈴木・山本になかなかうまくボールが入らず、入ってもすぐに相手2、3人が寄ってきてしまい、攻撃がつくれない時間帯が続く。「引かれて、ボランチにもマンツーマンで付いてきて、ボールが回らなかった」(鈴木)と、中盤をうまく使えないワセダは、後ろでのパス回しからサイドに展開するも、そこからも東学大の堅守は崩せない。全員で守ってくる相手に対し、セカンドボールを拾われ焦ってはファールをしてしまう、という悪循環を繰り返していたワセダであったが、前半25分あたりから、中盤にもパスが回るようになってきて、段々ワセダらしいサッカーが見られるようになってきた。
いい流れで迎えた後半立ち上がり早々、前半孤立してしまっていた渡邉がもらったFKを鈴木が蹴り、体格のある山口がヘディングでシュート。ゴールを大きく超えてしまうものの、いいリズムをつくっていく。さらに塗師・兵藤・鈴木とパスワークの中からのシュートも見られ、段々と得点が近くなってきたように思われた。しかし、運動量とチーム力に定評のある東学大だけに、堅守を崩さず、ゴールを割ることは出来ない。攻めあぐねるワセダは、走り続けたサイドの中島、首藤に代えてキックの精度の高い中川、スピードのある前田を投入し、攻撃のバリエーションを増やしてなんとか東学大ゴールをこじ開けようとするが、後半38分、前のめりになっていたワセダの守備陣が一瞬の隙をつかれ、カウンターをくらってゴールを許す。思わぬ失点に戸惑いを隠せないワセダは、すぐに得点力のある島村を入れ反撃しようと試みるが、焦りからかボールが落ち着かず、力を出し切れないまま試合終了のホイッスルが鳴った。
ここまで必死で上位陣に食らいついてきただけに、この敗戦は痛すぎた。上位陣との直接対決を前にして、リーグ戦での優勝は夢と散った。昇格1年目にしては上出来だという見方もあるかもしれないが、ワセダイレブンはこの結果に納得していないに違いない。この借りはしっかりインカレで返してほしい。その前に、リーグ戦の「22分の1として」(大榎監督)残り3試合も一つ一つしっかり戦って、上位陣にワセダサッカーを見せつけてほしい。
(本濱 遥)
第19節
早大
0
0−0
0−1
1
東学大
【得点者】
(東)平井
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
流経大
43
13
2
4
41
19
22
2
駒大
41
13
4
2
36
18
18
3
明大
35
10
4
5
37
17
20
4
早大
34
10
5
4
39
21
18
5
法大
29
9
8
2
31
28
3
6
東学大
27
7
6
6
19
17
2
7
国士大
25
7
8
4
29
30
−1
8
中大
24
7
9
3
22
38
−16
9
順大
23
7
10
2
29
27
2
10
筑波大
18
5
11
3
29
34
−5
11
専大
11
2
12
5
20
49
−29
12
東農大
10
2
13
4
14
48
−34
※第19節終了時点、残り3節
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
1
時久省吾
大津
スポ4
DF
12
横山知伸
帝京
スポ3
4
金守貴紀
四日市中央工
社3
3
◎山口貴弘
帝京
スポ4
MF
2
塗師亮
湘南台
スポ2
→85分
島村毅
早実
スポ3
7
鈴木修人
市立船橋
スポ3
14
首藤豪
市立千葉
スポ3
→69分
前田亮
都立駒場
教3
15
中島健太
国学院久我山
社3
→61分
中川裕平
四日市中央工
社1
10
兵藤慎剛
国見
スポ3
FW
9
渡邉千真
国見
スポ2
8
山本脩斗
盛岡商業
スポ3
※◎はゲーム主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(試合前、選手に何を話しましたか)リーグ戦は勝って、総理大臣杯で負けて今日決着をつけようということは言いました。それからまだ優勝の可能性が残されている、その上でこの試合は大事な試合になるということを言いました。(タイトに守る東学大への対策は)ラインコントロールの上げ下げを頻繁にして2列目の飛び出しということを意識していたけれどもどうしてもボールが収まらなくて浮き球を使って相手と五分五分の状況を作ってしまって拾われ相手のペースになって。30分すぎにDFラインできちっと足下でつなぎながらもしだめだったらもう一度やり直してってことを続けたら前があいてきたので後半も続けようと指示したんですけどあまりうまく機能しなくかったかなという感じかな。(中島選手に代えて中川選手を投入した意図は)中島の特質としてサイドの深いところでの1対1を仕掛けるところ。体力的にもアップダウンが激しくて体力も消耗していたので。サイドを崩してもクロスを上げるというところまではほとんどいかなかったので、もう少しシンプルにいくために中川裕平のキックの精度を活かしてクロスを上げてもらう、守備の意識も高いので代えました。(一瞬の隙をつかれての敗戦、選手達への影響は)非常に優勝が厳しい状態になって、それをモチベーションにしていた彼らが次の試合へモチベーションを持つのは難しいと思うけど、ただ今日の試合にしても22試合分の1だからこれからの3試合も同じように戦ってそれで順位が出ると思うから、22分の1として次の試合もベストな戦いをしていこうと思います。(これからの強豪との戦いを残しているが)当然前期やられている相手なので選手たちも優勝は厳しくなったけどリベンジの気持ちを信じて戦ってくれると思うし長い目で見ればインカレにつながっていくような戦いができればと思います。
時久
(今日を振り返って)自分達のサッカーができなかったです。(プレッシャーがきつかったせいですか)そうですね、前からのプレッシャーがきつくて、自分達はボランチから展開するかんじがうまくできなくて点が取れなかったのだと思います。(前回も負けている学芸大の印象は)守備が堅いなって印象が一番で、カウンターからの速攻がすごく早いイメージがあったので、そこは注意して守ろうと。(前半から防戦で点が入らなくて焦りは)ディフェンスはしっかりゼロで焦らずやっていこうといったので、そのへんはそんなに焦りは無かったです。(攻守の切り替えを叫んでいた)セットプレーになった瞬間相手が早いので、そこだけもうちょっと切り替えを早くしようと。(次の駒大戦にむけて)優勝争いが厳しくなったなかで、次勝たないともっと厳しくなるので、しっかり勝てるようにもう一回やりなおしたいです。(J1甲府入りが決定しましたが、甲府を選んだ理由は)チームの雰囲気が良かったのと、キーパーの指導もしっかりしているので良いなと思って選びました。(戦力的にチームの印象は)速いサッカーをしているので、キーパーのフィードのこととかキックの精度とかが要求されるので、ワンランク上の要求っていうか、すごい良い勉強になったので。チームに貢献できるように、まずはリーグ戦で頑張りたいです。
金守
(相手はシュート数は少なかったですけど、攻撃陣の印象は)裏に走ってくる感じでした。DFラインから一発で抜けてくる感じ。(対策は)それに対しての特別なものはなかったですけど、いつも通り、しっかり人を見て対処するってことですかね。(中盤でのプレスが厳しかったですが後ろから見てて)前半立ち上がりはサイドではめられてて上手くまわせてなかった。DFでまわせるようになってからは相手のプレスを外せるようになった。ハーフタイムでは、もっと落ち着いてボールをまわそうってことを言われた。(総理杯でも0−1で負けてしまいましたが、東学大は守備が堅い印象?)そうですね。組織的にやってくるって感じです。(敗因は)点がとれなかったこと。引き分けでも優勝は厳しいから。点を早い時間に獲れていれば、というところはあります。(駒大戦に向けて)次は勝てるように頑張りたいです。
山本
(負けた原因は何だと思いますか)決めるところで決められなかったからです。(前期総理杯で負けてしまった相手に同じ負け方をしてしまいましたね)総理杯で負けてたし、今日勝つのと負けるのでは優勝(の行方)も違ってくるので勝ちたかったですけど。あと3つなので厳しいかなと思いますが、残り試合しっかりやって、インカレにつなげたいです。(前半中盤で回せず、苦しい時間が続きましたね)自分もミスが多くて、簡単にやれずに持ちすぎて変な取られ方をしてしまって。もっと1タッチ2タッチで簡単にやればよかったです。前半の最後はそれでいいリズムが出来てたんですけど。あのサッカーを出来る時間をいかに長く出来るかが勝ちにつがってくると思います。(次は暫定1位の駒大との対決ですが)やるからには勝ちたいし、優勝は厳しくなったけどラスト3試合しっかり勝って、次のインカレにつなげたいです。
兵藤
(今日の試合を総括すると)守備陣は1失点しましたけど、しっかり守ってくれたので、うちら攻撃陣がゼロに抑え込まれたっていうのが敗因だと思いますね。もっと攻撃面でのコンビネーションを高めたり、パスをつないでいったりしないといけないと思いました。(前半に兵藤選手が「もっと全体が連動しよう」と声を出していたが)ワセダらしいサッカーができてなくて、相手に合わせるサッカーになってしまった。パスを回して相手の嫌な所にボールを持っていくサッカーをしていかなきゃいけないと思いました。(東学大の印象は)個人としてではなくて、チームとして組織的に頑張ってくるので、自分らももっとチームとして戦うことが大事かなと。(今後今日の様なタイプのチームと対戦するにあたっては)守備を頑張ってくるチームなので、攻撃陣がもっとボールを回して相手を疲れさせて、後半の決定機をしっかり決められるように練習したいと思います。
鈴木
(今日の試合を振り返って)引かれて崩せなくて、決められるところで決めないとこうなると思います。(今日はチャンスを作れなかった)引かれて、ボランチにもマンツーマンで付いてきて、ボールが回らなかった。もっとサイドから崩すことが必要だった。(自分のできは?)ボールもらえなくてミスもした。全然ダメだった。(残り3戦)インカレもあるし、チームをいい状態にして、まだわからないし全部勝ちたい。
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