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JR東日本カップ2006 関東大学リーグ
10月15日 神奈川・大和市営大和スポーツセンター競技場
4ゴールで勝利の凱歌!専大退け4位浮上
前節では勢いに乗る明大に完敗を喫し、5位に転落したワセダ。上位戦線に食らいついていくためには勝ち星を積み重ねていくしかない。下位に沈む専大から勝ち点3を奪取すべくエンジの選手たちが躍動し、4−1での大勝。格の違いを見せつけた。
攻撃の要である兵藤慎剛(スポ3)を欠く布陣で臨んだこの試合で攻撃陣のタクトをふるったのは鈴木だった。相手からのプレスが甘い中盤の底の位置から得意の右足でボールをサイドに散らし、チャンスを演出する。5バックに近い陣容を敷いてきた専大の守備網を崩せず序盤は苦しむものの、ミドルシュートを効果的に放っていくことによりペースは早大に傾きだす。3列目からの飛び出しや、トップ下に入った山本が絡むようになり、ゴール前でのパス交換から度々専大ゴールを脅かした。鈴木のシュートが2度ポストに嫌われるなどツキもなく前半を無得点で折り返したワセダだったが、「前半も良かったと思う」と大榎監督が語るように得点の兆候はあった。そして後半、攻撃サッカーが爆発する。
まずは47分、中央から塗師のパスを受けた渡邉がシュート。GKに弾かれるが、詰めていた塗師が押し込んだ。欲しかった先制点を得た早大は勢いに乗り、敵陣でのダイレクトプレーを多用してテンポの良い攻撃を展開する。55分には左サイドから中島が中に切れ込みスルーパス。これを渡邉が豪快に決めてリードを広げる。
渡邉の得点の直後、専大に1点を返されるが、早大の猛攻はとどまる気配を見せなかった。鈴木を軸にボールが動き、攻撃のリズムを奏でる。すると82分、鈴木が右サイドの松本怜に散らして松本がピンポイントクロス。フリーで待っていた山本がヘディングシュートでネットを揺らし、自らの日本代表選出に花を添えた。終了間際には前田が右足を一閃してダメ押し。終わってみれば4点を奪う快勝だった。
法大が敗れたため、早大は4位に浮上した。首位の流経大との勝ち点差は8。已然として追いかける立場は変わらないが、この日のワセダが魅せた流麗なパスサッカーは今後に向けての可能性を大いに感じさせた。シュート数19本が証明するように攻撃をいい形で終わらせ、中途半端なボールの失い方も少なかった。流経大・駒大の2強にプレッシャーをかけるにあたり求められるのはやはり大型連勝。飽くなき攻撃サッカーで大榎ワセダが反撃を開始する。
(斉藤 純)
第16節
早大
4
0−0
4−1
1
専大
【得点者】
(早)47塗師、55渡邉、82山本、89前田(専)56荒田
★日本代表・山本が“御前試合”で今季初ゴール!
第15回アジア競技大会2006/ドーハ(ドーハ・アジア大会)日本代表メンバーに選出された山本が後半37分に今季初得点となるヘディング弾を叩き込んだ。ちょうどこの日、会場には同代表の反町康治監督が視察に訪れており、“御前試合”で見事アピールに成功した。「なんで選ばれたんだろう?」と話していた発表当日に比べ、「(日本代表に)選ばれたから変なプレーはできない」(山本)と早くも自覚が芽生えてきたようだ。
◆山本が日本代表メンバー選出…アジア大会(10/13)
★“上位食い”の明大が後期5連勝で3位浮上!
明大が強豪・法大を倒し、後期無敗の5連勝とした。後期を8位でスタートした明大だったが、今節(第16節)が終わった時点で順位は3位。首位と「14」もあった勝点差も今では「8」と脅威の追い上げを見せている(下記順位表参照)。明大の次節は1位の流経大。ここまで早大、駒大、法大など上位チームを倒してでの連勝のため、流経大に土がつく可能性が非常に高い。早大としては、明大に離されないよう踏ん張り、上位2チームに追いつきたいところだ。
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
流経大
36
11
2
3
34
14
20
2
駒大
35
11
3
2
33
16
17
3
明大
28
8
4
4
32
16
16
4
早大
28
8
4
4
30
18
12
5
法大
28
9
6
1
28
23
5
6
東学大
21
5
5
6
14
13
1
7
中大
20
6
8
2
16
31
−15
8
国士大
19
5
7
4
25
25
0
9
順大
17
5
9
2
19
22
−3
10
筑波大
15
4
9
3
23
30
−7
11
専大
11
2
9
5
17
38
−21
12
東農大
10
2
10
4
11
36
−25
※第16節終了時点、残り6節
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
1
時久省吾
大津
スポ4
DF
13
中川裕平
四日市中央工
社1
4
金守貴紀
四日市中央工
社3
3
◎山口貴弘
帝京
スポ4
MF
2
塗師亮
湘南台
スポ2
7
鈴木修人
市立船橋
スポ3
15
中島健太
国学院久我山
社3
→86分
柳瀬貴史
国学院久我山
商1
14
首藤豪
市立千葉
スポ3
→59分
松本怜
青森山田
スポ1
8
山本脩斗
盛岡商業
スポ3
FW
9
渡邉千真
国見
スポ2
18
島村毅
早稲田実業
スポ3
→70分
前田亮
都立駒場
教3
※◎はゲーム主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(今日の試合を振り返って)チャンスで点がとれなかったですね。早く点がほしかった。(前半よりも後半の内容が良かったですが)前半よくなかったですか?前半も良かったと思ってます。(ボールは前節と比べるとよく回ってましたけど、チャンスを決めきる面でいうと良くないかなと)そうですね。グラウンドの状態もあまりよくなかったし、チャンスは決めきれませんでした。サイドからのいい攻撃がなかった。相手の速攻が本当に速くてうまく対応しきれなかったです。(後半に柳瀬選手を投入しました)右サイドや最終ラインでこれからも使っていこうと思ってます。今3枚でやってるからサイドになるけど、4枚なら1番右になりますしね。(これから上位チームとの対戦が増えていきます)自分たちのサッカーを思い切りやるだけだと思いますね。(山本選手が代表に選ばれたことについては)本人はもちろんのこと、ワセダとしても嬉しいです。思い切って自分のプレーをどんどんだしてきてほしいです。代表に選ばれるのは本人も初めてのことでしょうし、逆に入らなかった選手にも「自分も頑張れば…」っていい刺激になるんじゃないでしょうかね。
山本
(公式戦ではかなり久しぶりのゴールですが)今季初です!今季初!うれしかったです。あと安心しました。1点も取れてなかったんで。(コンディション的には)腰の調子もよくなってきて、問題なしです。試合中も気にならないです。(日本代表に選ばれましたね)チャンスなんで自分のプレーでアピールしたい。大学生でもやれるということをみせたいです。(選出後、初の試合でしたが心境の変化は)大きく変わったことはないけれど、モチベーションは自然にあがりますね。あと、選ばれたから変なプレーはできないなってのはあります。そのなかで1点取れてよかったです。(次節への抱負は) チームは勝って、自分はチームのためにアシストや得点していきたいです。前後半通して、コンスタントにいいプレーができたらいいですね。
時久
(専大の印象は)けっこう引いて守ってくるなと思って。だからうちとしては高い位置から前線で攻めてくって感じで考えてました。(前半はチャンスがいくつかあるも無得点でしたが)けっこういい形で攻めてたんですけどね。あとは、ディフェンスが体張ってくれていい守備できてたんで。(後半は一気にワセダペースでしたが、何か修正した点はありますか)まあ、前半でもいい感じで出来てたんで、やり方は継続しました。あとは一点入ってからリズムが良くなった感じです。(次回東農大戦にむけて意気込みをお願いします)ここ何試合か失点が続いてるんで。しっかり0に抑えられるようにしたいと思います。
鈴木
(今日の相手は5バックで普段より敵陣でボールがさばけてたのでは)相手が引いてきたんでうちもDFラインからボールをうまくもらえなくて、相手も両サイドにいっぱいマークがついていたんでサイド展開という部分であんまりできませんでした。(塗師選手とともに鈴木選手も攻撃的なプレーが目立ちました)相手が引いているときにボランチがミドルを狙っていったり飛び出していくとマークに付きづらいと思うんで、僕たちが得点源になれば引いている相手にも点が取れると思うので。(今日は多くのプレースキックの機会がありました)風も考えたんですけどゴール前に速い球を入れようと考えたんですが。1点も入らなかったんですが、セットプレーで点が取れたら簡単なんで練習していきたいです。(山本選手が代表に選出されて鈴木選手も代表が目に見えるところにあると思うのですが)当然狙ってはいますけど、自分は自分のプレーをして自分のプレーの精度をあげていくだけなんで。(今後の課題と抱負を)内容が良いだけで勝てなかったら結果としてダメなんで、やっぱリーグ戦なんで長い目で見ながらも勝ち続けて良いチームになっていければと思います。
塗師
(今日は今季初ゴールでしたね)はい。自分のゴールでチームに貢献できることはとても嬉しいです。(今日は前半無得点でしたが後半に向けて何か修正点などを話しあったのですか)いえ、無得点でしたが、良い形は作れていたのでこのままいこうと。
渡邉
(専大は5バックに近い布陣でした)相手が相当引いてきたのでやりにくかったですが、遠めからシュートを打っていこうというのを心掛けていました。(前半は結局無得点でした)やっぱり前半のうちに1点取っておきたかったですね。(攻撃の)形は作れていたので特に焦りはなかったです。あと自分もどんどんシュートを打とうと。(後半一気に4得点)ミドルシュートが多くなってきて相手DFが崩れ始めたのと、山本さんが絡んでゴール前でパスを回せるようになったんで攻撃がよくなりましたね。(1得点ですが今日のご自身についての評価は)今日はシュートをたくさん打てて自分としてはいいプレーができたと思います。あとはもっとゴールに結び付けたいですね。(快勝の中でチームに課題は)シュートチャンスをモノにするっていうことと、得点した後に失点することが多いので修正していきたいです。(次戦への意気込みは)今日はいいサッカーができて、次もこういった試合ができれば必ず勝てると思うんで頑張ります。
柳瀬
(前半はベンチで見てて)いつか点入ると思ってました。(後半の修正点は)特になくて、今まで通りでした。(公式戦初出場でした)勝ってたんで気楽にプレーできました。(東農大戦に向けて)もし出れたら頑張りたいです。(チームとしては)勝って上位に食い込んでいきたいです。
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