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総理大臣杯全日本大学トーナメント(総理大臣杯) 関東代表決定戦
6月10日 東京・早大東伏見グラウンド
総理大臣杯奪取へ、エンジの再挑戦始まる
「タイトルを取りにいこう」(大榎監督)。昨年、関東2部でありながらも、準優勝という大躍進を見せてくれた総理大臣杯。その出場権をめぐる戦いが始まった。総理大臣杯関東代表決定戦初戦、関東2部リーグ所属の日大を相手にワセダは2−0と好スタートを切り、ブロック決勝へと駒を進めた。
梅雨の中休みに行われたゲームは天気が象徴しているかのように湿った感じで始まった。両サイドから鋭いドリブルで何度も仕掛けていくが、引いた相手を崩しきることができず、なかなか決定機を作れないまま30分が過ぎる。「途中からミドル(シュート)とか打ちだしてペースをつかめた」(松本怜)と言うように徐々に調子を取り戻し、35分には右サイドからのクロスを関東1部リーグ前期得点王の渡邊が右足で上手くあわせシュート。しかし、これは惜しくもバーに嫌われノーゴール。このまま前半を折り返すかのように見えた前半終了間際、ルーキーが欲しかった先制点をもたらした。ゴール前で上手くボールを回し、渡邊が左足でシュートを狙うも相手GKの好セーブによって阻まれボールは宙へ。舞い上がったボールを松本怜が右足ボレーシュートで相手ゴールに叩き込んだ。
後半になってもワセダの勢いは止まらない。後半10分、前線で献身的な守備を見せていた島村が相手陣内でボールを奪い、そのままドリブルでゴールへ突き進んだところ、ペナルティーエリア内で倒されPK獲得。自ら得たPKを落ち着いて蹴り込み、勝負を決めにかかる。この際の後ろからのファールは一発レッドの判定。DFの一角を失い10人になった日大にワセダを脅かす力は残されていなかった。ワセダは選手を入れ替え、試合を優勢に進めていく。しかし、最後に悲劇が待っていた。試合終了間際、金守が後ろから相手を止めにいったところ、今日2枚目のイエローで退場処分を受け、明日のブロック決勝は出場停止。試合には勝利したものの、次戦に不安を残す形で試合が終了した。
「勝ち進んで行くのはそんなに甘いもんじゃない」(大榎監督)というように明日の相手は今日、5−1で神奈川大を沈めた明大。「五分の戦いになると思う」(島村)というように、その攻撃力にはかなりの注意が必要だろう。しかし、本戦出場のため負けるわけにはいかない。すべては昨年果たせなかった優勝のために――。
(長田洋平)
関東代表決定戦2回戦
早大
2
1−0
1−0
0
日大
【得点者】
(早)松本怜、島村
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
1
◎時久省吾
大津
スポ4
DF
12
横山知伸
帝京
スポ3
4
金守貴紀
四日市中央工
社3
13
中川裕平
四日市中央工
社1
MF
2
塗師亮
湘南台
スポ2
10
兵藤慎剛
国見
スポ3
15
中島健太
国学院久我山
社3
→72分
松本征也
浜名
スポ2
17
松本怜
青森山田
スポ1
8
山本脩斗
盛岡商
スポ3
→62分
鈴木修人
市立船橋
スポ3
FW
9
渡邉千真
国見
スポ2
→62分
反町一輝
前橋育英
スポ1
18
島村毅
早稲田実業
スポ3
※◎はゲーム主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(総理大臣杯が始まりましたが、選手達には何て鼓舞しましたか)去年は2部だったにも関わらず準優勝することができて、選手たちにとってすごく自信がついた大会だった。でも今年はもう一つ上を目指したい。タイトルを取りにいこうと。ただ今日の試合を見てもわかるように、勝ち進んで行くのはそんなに甘いもんじゃないね。そこは一戦一戦丁寧にやってくしかない。(今日の試合はあまり動きがなかったですが)立ち上がりがカジュアルな感じでふわっと入ってしまったからね。2点取った後は冷静になって、しっかりボールを回すことを言いました。まぁ今日の試合の出来をしっかり考えて、気を引き締めて明日の試合に備えないとね。(試合後に明大の試合を見ていましたが、印象は?5分間で3得点も決めていましたが)ポジションが流動的で、色んな場面でチェンジしていたからマークを徹底しないと、とは思いましたね。(今日金守選手が退場になってしまい、明日の試合に出れませんが)これから寝ずに考えます。ポジションを(笑)。
松本怜
(今日の試合を振り返って)調子は100%ではなかったが、悪くはなかった。立ち上がりが悪くて相手に少しやられてしまったが、相手はだいぶ引いてきたので、途中からミドルとか打ちだしてペースをつかめた。(ゴールを決めましたが)フリーだったんで決めれると思いました。ゴールも欲しかったんでうれしかったです。でもドリブルはあんまりよくなかった。(今大会への意気込みは)先輩から去年は2位って聞いていたんで、やっぱり優勝を狙いたい。あれば新人賞なんかも取りたい(笑)。
島村
(今日の試合を振り返って)調子は普通でした。相手は守りがガチガチに引いてきたんで、攻めづらかった。2部のチームはあんなんなんで、セットプレーから点を入れられるようにしないと。課題です。(前線でプレスをかけてからのPKでしたが)前線から守備をするのはやっぱりDFの負担を減らしたほうが良いと思うから。PKはお願いしたら蹴らせてもらえました(笑)。(今大会への意気込みは)優勝したい。次の試合が大事だと思う。明治も強いし五分の戦いになると思う。がんばります。
金守
(総理大臣杯が始まる事について監督から何かありましたか?)去年優勝を逃してしまったので、今年は(優勝を)取りに行こうと。でもまずは一戦一戦を大事にいかなくちゃいけないって言われました。(審判のジャッジが厳しめでイエローカード2枚、退場になってしまいました。)しょうがないです。みんなに申し訳ないです。(明日勝ったら本選になりますが)きっと明日はみんなが勝ってくれると思うので…、今日退場してみんなに迷惑をかけてしまった分、本選に行けたら頑張りたいです。
塗師
(今日の試合を振り返って)結果的には勝ってよかったですけど自分たちのプレーはできなかったです。(ボランチとしての出場でしたが)専修戦とか練習でもずっとボランチをやってたし、ボランチとしての仕事を監督から指示されているので問題ないです。(よく攻撃参加されていましたがバランスは?)行くときは行かないと相手のバランスが崩れないので。ボランチだからこそ上がればフリーでもらえるしチャンスを作れるので自信を持って攻めてます。
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