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JR東日本カップ2006 関東大学リーグ
5月28日 神奈川・平塚競技場
渡邉2発で快勝!3位で前期を折り返す
前節の敗戦で上位2チームとの勝ち点差を広げてしまったワセダ。後期へつなげるために1つでも順位を上げるべく臨んだ前期最終節で、今季、関東大学リーグ2部から1部に共に昇格してきた専大を3−0で一蹴した。
前期を3位で折り返すためには2点差以上での勝利が絶対条件のワセダは前半から積極的にゴールを狙う。開始10分、右サイドを駆け上がった松本のセンタリングが相手のハンドを誘いPKの判定。いつもなら兵藤が蹴るところだが、この日ゴール前に立ったのは渡邉。「ただゴールしたかったんで。自分から兵藤さんに蹴りたいって言って蹴らしてもらいました」(渡邉)。学年も上がり、エースとしての風格も漂い始めたストライカーはどこまでも貪欲だ。右足を振りぬき、これをしっかりゴール左隅に決めて早くもリードを奪う。序盤の得点で波に乗るワセダは相手のミスを見逃さず、ルーズボールも数多く奪取し好機を演出。40分には、セカンドボールを中央で奪取した兵藤がフリーの渡邉にパスを出すと、渡邉が難なくこれをゴールに流し込み、2−0。セットプレーでも流れの中でも枠内に飛ばす正確さは随一。自身通算8点目のゴールで得点ランキング首位をひた走る。攻撃が目立つものの、ワセダは守備も安定しており、金守のスライディングクリアなどで相手になかなかシュートまではもっていかせない。ほとんど自陣に踏み込まれることなく前半を折り返す。
後半もワセダの攻勢は変わらない。50分には右サイドの松本からのボールを山本、渡邉とつないで最後は中島の左足シュートがゴールネットを揺らした。この日、再三パスカットや前線への供給で活躍していた中島の今季初ゴールとなった。リーグ序盤はベンチスタートだったが、ここ数試合ではスタメンとして本来の緩急つけた突破を遺憾なく披露。やっとゴールという結果がでた。このままいい流れを維持したいワセダだったが56分、この試合最大の危機が訪れる。ペナルティエリア内のファールで相手にPKを献上。しかし前節からGKを任された伊藤がここで渾身のセーブ。上体はボールと逆方向だったが伸ばした足で見事クリア。チームメイトもハイタッチでこれを祝った。62分、ワセダは島村に代えて期待の新戦力・反町を投入しさらに得点を狙う。続く69分には前田をピッチに送り出し攻撃をまくし立てたが、結局追加点は奪えず3−0で試合終了となった。
不安要素もあったが、リーグ戦で序々に調子を上げてきて今季最高の3位で前期を締めくくったワセダ。今日はケガ人や教育実習でメンバーに入れ替わりがあったが、ボランチに入った塗師の献身的なマークや、伊藤のスーパーセーブ、ルーキー・反町の奮闘など、層の厚さは増すばかり。来月から始まる総理大臣杯全日本サッカートーナメント(総理大臣杯)予選に向けて「全国に出て、去年の準優勝という結果を上回ること」を目標に掲げた大榎監督にとっては嬉しい悩みとなりそうだ。
(大倉麻美)
★“エリート”ルーキー反町がデビュー
待望の新人FW反町がついにリーグ戦にお目見え。群馬・前橋育英高時代、高校生ながらJFA・Jリーグ特別指定選手としてザスパ草津(J2)でプレーした経歴を持つ。最近では、高校選抜としてデュッセルドルフ国際ユース大会で国際経験も積んだ生粋のエリートだ。「自分の持ち味はシュート」と本人が言うだけに、新たなゴールゲッター誕生への期待が高まる。
第11節
早大
3
2−0
1−0
0
専大
【得点者】
(早)渡邉2、中島
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
流経大
27
8
0
3
24
9
15
2
駒大
26
8
1
2
22
10
12
3
早大
18
5
3
3
18
13
5
4
法大
18
6
5
0
17
14
3
5
国士大
15
4
4
3
20
16
4
6
東学大
15
3
2
6
7
5
2
7
中大
14
4
5
2
10
19
−9
8
明大
13
3
4
4
18
12
6
9
順大
11
3
6
2
12
14
−2
10
筑波大
11
3
6
2
15
20
−5
11
東農大
9
2
6
3
9
23
−14
12
専修大
4
0
7
4
11
28
−17
※前期リーグ(第11節)終了時点
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
16
伊藤拓真
前橋育英
スポ2
DF
12
横山知伸
帝京
スポ3
4
金守貴紀
四日市中央工
社3
31
中川裕平
四日市中央工
社1
MF
2
塗師亮
湘南台
スポ2
10
◎兵藤慎剛
国見
スポ3
15
中島健太
国学院久我山
社3
→82分
山口貴弘
帝京
スポ4
32
松本怜
青森山田
スポ1
8
山本脩斗
盛岡商
スポ3
→69分
前田亮
都立駒場
教3
FW
9
渡邉千真
国見
スポ2
18
島村毅
早稲田実業
スポ3
→64分
反町一輝
前橋育英
スポ1
※◎はゲーム主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(今日の出来は)ケガ人もいて厳しい部分もあったけど、サイドの選手を代えたり、リズムを変えて戦いました。(前期の総括は)11試合戦って、1部の力というものを感じました。惜しい部分で負けた試合もあったし、逆にラッキーな勝ちもありましたしね。ただ、実力での差みたいなものは感じませんでした。前期のスタートではシステムの問題がありました。4バックにして、開幕前はうまくいってたんですけど。やはりカウンターに対する守りの部分でうまくいかなかったですね。あとはボールの失い方もよくなかったり、一つひとつの判断が良くなかったです。(今後の抱負は)ずば抜けて良いチームはないし、実力での差はそこまでないと思います。まずは総理大臣杯で全国に出て、去年の準優勝という結果を上回ること。リーグ戦では流経大、駒大との直接対決で勝つこと。前期で学習したことをしっかりと活かしていきたいです。早慶戦も勝ちに行きますよ。
渡邉
(今日の試合は)自分たちのイージーミスでピンチを招いてしまった。相手どうこうよりも、そういう自分たちのミスをなくしていかなきゃいけない。(PKを蹴ったのは得点王を意識してのことですか)いや、ただゴールしたかったんで。自分から兵藤さんに蹴りたいって言って蹴らしてもらいました。GKとの駆け引きとかは特になくて、最初っから左隅を狙ってました。(2点目は流れの中からきめました)あれはボールもった時にもうシュートするだけだったんで。ハットトリックも狙ってたんですけど、入らなかったです。(前節の課題は克服できましたか)前節よりはシュートまで持っていける場面も多かった。けど、簡単にとられてからカウンターってシーンもあった。相手のセットプレーの時には自分も下がって失点しないように守備はしています。(前期を振り返ってどうですか)チームとしては、調子良い時と悪い時の差があった。ここをもっとコンスタントに保てるようにしないといけない。個人としては簡単なミスが結構あった。だからそれを減らすように。あとは精度を上げて、毎試合点がとれるようにしていきたいです。(総理大臣杯予選が始まりますが)金田さんたちが教育実習でいないけど、しっかり勝っていきたいです。(早慶戦に向けて)1年を通しての大イベントなんで、たくさんの人が自分のプレーを見てくれればなと思います。
中島
(得点した時点で)まぁ勝負は決まってたんで、点が取れたのは良かったって感じです。(前期を振り返って)最初の頃はあんまり良くなかった部分があったんですけど、だんだんと修正できてきましたね。これは後期に活かしていきたいです。(個人的には)監督にも言われてるんですけど、クロスの制度をあげること。切り込むところとあげるところと含めて、調子をあげていきたいです。
兵藤
(キャプテンマークをつけての試合でしたね)飾りでつけさせていただきました。(来年もつけるのでは)それはないかな?修人(鈴木)も2年のときつけてるんで関係ないです。(試合内容を振り返ってみて)前期を3−0でいい締め方ができた。でももっと点は取れたと思う。今日の展開だと、シュート数が足りないし決定力も足りない。(前節負けてからのチームの雰囲気は)やっぱり点を取らなきゃいけんという感じです。正直あんまいい雰囲気ではなかった。でも、もっと練習のときからピリピリしてやらなきゃいけない。(前期リーグを3位で折り返しとなりましたが)個人的には全然満足していないです。どのチームにも負けるつもりはなかったし、このチームなら負けないと思った。最初の5試合がダメだった。修人が帰ってきてリズムにのれたのがでかかった。(横を渡邉選手が通り過ぎる)アイツ(渡邉)が今日2点入れたんで俺との得点差が開いちゃったんですよ。くそ〜。PKはアイツが「蹴らしてください」って言ってきたんで、まぁ譲りましたけど。最終的には得点王かアシスト王のどっちか取りたいです。(総理大臣杯までの課題は)1試合2、3点は点取って、守備は0点っていう試合をしていきたい。あとはワセダの楽しいサッカーをやりたい。
金守
(相手の印象は)PK守れたんで、あとはカウンターに注意するだけって感じでした。(試合内容は)高い位置でボールを奪えてたんで、そこからどんどん攻撃にもっていけてた。ただ、ゴール前でのラストパスのミスもあった。もうちょっと落ち着いてシュートを打ってもいいかなと思う。(守備面で注意していたことは)点獲った後の5分とかは特にカウンターに備えて注意していました。しっかり枚数残して、バランスを見ることを心掛けていました。(前期を振り返って)最初は全然上手くいかなかったけど、3枚に変わってからいい感じになりました。だんだんよくなってきています。(総理大臣杯の予選が始まりますが)予選をしっかり勝ち抜いて、本戦に進めるようにしたいです。(早慶戦に向けて)楽しんでやりたいです。
反町
ケガ人とかもあって、やっとチャンスがめぐってきたといった感じです。初めは緊張してたんですけど、だんだん良くなってきて楽しくなりました。自分の持ち味はシュートなんですが、今日は打てなくて残念でした。ただ、試合に勝てたんで良かったです。
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