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JR東日本カップ2006 関東大学リーグ
5月20日 東京・駒沢陸上競技場
“勝負師”仕様攻撃的シフトも初零封負け
「なんとしても勝ちたかった」(大榎監督)。その思いは結果にはつながらず。リーグ前期を上位で折り返すためには、絶対に勝ち点を落とせない国士大戦。しかし、試合終了間際にカウンターから失点を許してしまう。“勝負師”大榎監督の敷いた攻撃的シフトも、相手の厚いカベを壊せず。今季初の無得点で3つ目の黒星を喫してしまった。
前半は完全に早大ペースだった。鈴木を起点としたリズムある攻撃はこの日も健在。ロングボール、細かいパスの使い分けでチャンスを作っていく。しかし、引いて守る相手になかなかゴールを奪えない。山本が相手から奪ったボールを自ら持ち込み、キーパーと1対1の場面を作るも枠を捉えられず。前半終わってシュート数が国士大1本に対し、早大7本。決めきれない状況に“勝負師”が動く。
前節、大活躍した松本を「動きに不満があった」(大榎監督)とバッサリ。代わってケガ明けの松橋を後半から投入すると、その松橋がゴール前、左サイドと豊富な運動量で流れを変える。だが、どうしても点が決まらない状況に監督は、島村に続き、ここまで守備で貢献してきた金田主将に代わり首藤を投入。それでもゴールは生まれない。このまま引き分けで試合終了かと思われた後半42分。カウンターからまさかの失点。90分間、攻め続けていた中での一瞬の出来事だった。
ついに開幕戦から続いていた連続試合先制点記録も「9」でストップ。早大のスコアに初めて「0」がついた。課題は決定力不足――。試合後、選手たちはそう口を揃えた。「決めるとこで決めないと勝てる試合も勝てませんから」(松橋)。前期最終節となる次節、専大戦を大量得点で締めくくれれば、“最強の挑戦者”して後期の巻き返しにつなげられるだろう。
(杉渕 敦)
★守護神もたまにはお休み
ここまで全試合フル出場していたGK時久省吾(スポ4)がケガのためベンチ外となった。この日、先発で出場した伊藤は「久しぶりで緊張した」と話すものの、危なげないプレーで守護神の代役をしっかりと果たすことに成功。「一週間くらいでよくなるみたいですよ」(伊藤)と、時久のケガも心配はなさそう。次節の出場は微妙だが、守護神の早い復活が待たれるところだ。
第10節
早大
0
0−0
0−1
1
国士大
【得点者】
(国)菅原
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
流経大
24
7
0
3
22
8
14
2
駒大
23
7
1
2
20
9
11
3
法大
18
6
4
0
16
12
4
4
早大
15
4
3
3
15
13
2
5
国士大
14
4
4
2
20
16
4
6
東学大
14
3
2
5
7
5
2
7
順大
11
3
5
2
11
12
−1
8
筑波大
11
3
5
2
15
18
−3
9
中大
11
3
5
2
8
19
−11
10
明大
10
2
4
4
11
11
0
11
東農大
9
2
5
3
8
16
−8
12
専修大
4
0
7
3
11
25
−14
※第10節終了時点
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
16
伊藤拓真
前橋育英
スポ2
DF
2
塗師亮
湘南台
スポ2
4
金守貴紀
四日市中央工
社3
31
中川裕平
四日市中央工
社1
MF
6
◎金田隼輔
星稜
スポ4
→78分
首藤豪
市千葉
スポ3
7
鈴木修人
市立船橋
スポ3
15
中島健太
国学院久我山
社3
→69分
島村毅
早稲田実業
スポ3
32
松本怜
青森山田
スポ1
→45分
松橋優
国見
スポ4
10
兵藤慎剛
国見
スポ3
FW
9
渡邉千真
国見
スポ2
8
山本脩斗
盛岡商
スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
※順位表は21日の他大の試合が終わり次第アップいたします。
◆コメント
大榎監督
(松本選手に代えて松橋選手を投入したことに驚いたのですが)今日の松本の出来はよくなかった。彼のスピードあるプレーが見られなかったし、ボールがないところでの動きにも不満があった。あの時間に代えるのは勇気が必要だったけどね。(首藤選手投入の前にピッチサイドに出て指示を出されていましたが)上位陣が勝ち続けていたのでなんとしても勝ちたかった。もっと攻撃的に行きたかったから、前からのプレーを指示しました。(今後の課題を)やっぱり獲れるときに点を獲ること、どこのチームも決定力が問題になっているけど。もっと攻撃パターンを工夫しないといけない。チャンスがなかったわけじゃないからね。そこをきっちり決めること。
金田主将
(今日の試合の個人としての課題は)セカンドボールへの対応が遅いのでもっと早くしたいです。あと攻撃のテンポやリズムをもっと良くして、シンプルで有効な攻撃をしたいです。(チームとしての課題は)相手に引いて守られた時の対応があまり良くないですね。あとカウンターへの対応とフィニッシュの精度を上げたいです。(次の試合に向けての抱負を)次の試合は自分は教育実習があって出れないのですが、チームは日に日にまとまってきているので、ぜひ全力を出して勝ってほしいですね。
兵藤
(試合を振り返ってみて)本当すんません。完全に俺のせいです。コンディショニング調整ミスで、全然体が動いてくれなくて。チームのリズムを作れませんでした。もっと俺がチャンスを作れれば絶対に勝てたのに…。自分のせいです。(ケガのせいですか)いや、ケガってわけではないです。無難なプレーしかできなくて。2列目からの飛び出しやFWへのパスみたいな自分らしいプレーを1回もできなかった。相手が引いていたっていうのもありますが。(今季初の無得点となりましたが)やっぱり自分です。DFは頑張ってくれてたし。(前期も残り1試合となりました)これで1,2位と離れてしまったし、厳しい状況。でも優勝するしかない。後期は、前期負けたチームには絶対勝っていきたい。まずは1試合1試合を大事にしていきます。
松橋
(ケガから復帰して2試合目ということですが、試合勘は戻ってきましたか)だいぶ良くなってきましたね。今日の試合は違和感なく普通にできたと思います。(ケガの具合はどうですか)ほぼ大丈夫ですね。(今日の試合をしてみての個人としての課題は)ボールを取られた時の攻守の切り替えがまだ遅いのでもっと早くしたいです。(チーム全体としての課題は)やっぱり決定力ですね。決めるとこで決めないと勝てる試合も勝てませんからね。(次の試合に向けての抱負を)今日の敗戦をバネにして次は絶対勝ちます。
鈴木
(チャンスは作っていましたが,点が決まりませんでした)相手が守りに入っていたので点がとれなかった。1点取れてればこっちのペースだったけど,とれなかったのが敗因でした。(GKが違うと雰囲気変わりますか)仲はいいし,練習からいいプレーをしてたので大丈夫だった。関係ないです。(久しぶりの敗戦でしたがどうでしたか)次の試合に向けて切り替えるしかないです。(相手は1年生中心のチームでしたが,戦いにくかったですか)戦いにくいとかはなかった。絶対勝てると思っていて,攻めてたのであのカウンターはしょうがないけど,点が取れなかった。(次節は前期最終節ですが,抱負お願いします)勝ち点3とりにいきます。
金守
(カバーリングも上手くできたと思うしディフェンスのルールも守れてたとおもうんですが)まあまあよくできてたと思いますが負けてしまってとても残念です。(3バックでもディフェンスが一枚のこるは鉄則なのにゴールを決められたときだけコーナーからのカウンターで一枚あまれなかったとおもうんですが)相手のFW1枚に対して2枚残すということができてよく対処できたんですが、そのあとのリアクションが遅れて失点につながってしまった。(風の影響もあってロングフィードが上手くつながらなかったと思うんですけど)前半は向かい風だったのでなんとか耐えることができて追い風の後半は上手くロングフィードがつかえることができたと思います。(ショートパスのミスが目立ちましたが)今日は芝が粘っこくてショートパスを用いるのにみんな苦労していた。
渡邉
(国士は去年と比べて印象はどうでしたか)ディフェンスラインも変わってたし、前線も変わってました。ドリブルとかスピードにのってやってきたりしてました。でも相手がどうかっていうことよりも、自分たちがどれだけいつものサッカーができるかっていうことの方が大事なんで。(試合内容は)前半はずっとペース握っていて、自分自身も惜しいヘッドとかあったんですけど、やっぱりあぁいうところできちんと決めていかないと今日みたいな試合になってしまう。ゴール前でのパスが上手く繋がらなかったのはピッチコンディションがよくなかったっていうのもありました。シュートで終わるようならよかったんですけど。(ハーフタイムに監督から言われたことは)相手がバテてる部分もあったんで、パスを繋いでシュートまでもっていこうと。でも相手も引いてたんでなかなか思ったようにいかなかったです。(失点シーンは)カウンターでやられちゃったから。こっちのゴールキックになったら、そこからシュートで終わらせるようにするのが理想です。そうすれば相手に簡単にクロスあげられたりシュート打たれたりしなくて済むわけだから。(得点王のままですが)個人的なタイトルよりもチームの方が重要なんで。チームの勝利のために点をとっていこうと思っています。(前期最後の専大戦に向けて)まだ上位にいるんで、次はちゃんと勝利というかたちで締めくくりたいです。
伊藤
(今季初のスタメンですが)久しぶりで緊張した部分もあったんですけど、周りのみんなが声をかけてくれたりしたんで。(試合感の鈍りとかはありましたか)ジュニアリーグでやってるんで、そのへんは大丈夫です。(失点の原因は)相手をスピードに乗らせてしまったので、戻りながらの守備でフリーをつくってしまい、自分もあまり周りが見えてなかった。(全体の出来は)半々くらい。ただ、点を取られているので。(3バックというシステムについて)僕が入ったときも3バックだったので、逆にやりやすかった。(時久選手のけがについて)あまり、詳しくは知らないんですが、一週間くらいでよくなるみたいですよ。
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