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 JR東日本カップ2006 関東大学リーグ 5月14日 茨城・古河市立古河サッカー場



 勢い乗って3連勝!首位を目指して爆走中

今節2ゴールの大活躍渡邉。得点王も夢じゃない  14日、関東大学1部リーグ第9節が古河サッカー場で行われ、早大は東農大相手に3−0と快勝。優勝を狙える4位をがっちりとキープした。

 ワセダの勢いが止まらない。前節とほぼ同じメンバーで臨んだ早大だが、この日は鈴木がスタメン復帰。展開力のある鈴木、兵藤を中心に前半から中盤で東農大を圧倒。短いパスで局面を打開し、サイドチェンジで空いたスペースを突き、華麗なパスサッカーで幾度もチャンスをつくりだす。先制点は32分、ワセダらしい波状攻撃からうまれた。中央の細かいパス回しから右サイドの松本怜にボールが渡ると、松本は迷わずセンタリング。山本が頭でそらすと、ファーでフリーになった渡邉が落ち着いてゴールネットを揺らした。まさにチームでもぎ取った1点だった。

 後半になってもワセダ優勢の試合展開は変わらない。前半に何度か見られたカウンターからのピンチも後半では修正、相手にチャンスを与えない。攻撃面でも前半にも増して中盤を支配、サイドから松本、中島が再三決定機をつくりだす。49分には中島が左サイドを切れ味抜群のドリブルで抜け出し、渡邉の今季6点目となるゴールをお膳立て。68分には松本のチャンスメイクからワセダの頼れる10番、兵藤が左足を振りぬき3点目となる駄目押しの一撃をゴールへ突き刺した。試合終了間際には東農大に押し込まれる場面も見られたが、安定した守備陣が乱れることはなく2試合連続の零封を果たし、連勝記録を3に伸ばした。

 開幕から頭を抱えてきた守備では、カウンターの対応にもたつく場面が見られたものの、中盤をコンパクトに保ち、前線、中盤からの積極的なプレッシングが光った。オフェンス面では6人で構成された分厚い中盤が終始ゲームを支配、なりを潜めていた“らしい”パスサッカーを復活させた。

 「日に日に良くなってきている」(金田主将)。主力選手の戦列復帰、3連勝、2試合連続無失点とワセダは今、上昇気流に乗っている。前期、残すは国士大戦と専大戦の2試合。勢いそのまま、『てっぺん』へ。残り2試合、勝ち点6を獲りに行く。

(内田 樹) 


戦列復帰を果たした松橋。高速ドリブルで駆け上がる ★松橋隊長が帰ってきた!

 この日は待ちに待ったワセダの“切り込み隊長”松橋が長期の戦線離脱から復帰。後半63分から27分間松橋らしいスピード感溢れるプレーや球際での激しさなど、久しぶりの公式戦のピッチを精力的に駆け回った。試合後「きつかったっす。空回りしちゃいました」と復帰戦を振り返ったが、復帰を誰よりも望んでいたのは松橋本人。その表情は充実感に満ち溢れていた。松橋の復帰で選手層は更に厚くなる。4年として臨む最後の年、松橋の挑戦は始まったばかりだ。
第9節
早大 1−0
2−0
東農大
【得点者】(早)渡邉2、兵藤


順位表
チーム 勝点 勝数 負数 分数 得点 失点 得失
流経大 21 19 12
駒大 20 18 10
法大 18 15
早大 15 15 12
国士大 11 19 16
東学大 11
順大 11 10 10
筑波大 11 14 16 −2
明大 10 11 10
10 東農大 14 −8
11 中大 18 −12
12 専修大 23 −14
※第9節終了時点
早大メンバー
位置 背番 名前 出身校 学部学年
GK 時久省吾 大津 スポ4
DF 塗師亮 湘南台 スポ2
金守貴紀 四日市中央工 社3
31 中川裕平 四日市中央工 社1
MF ◎金田隼輔 星稜 スポ4
鈴木修人 市立船橋 スポ3
15 中島健太 国学院久我山 社3
→63分 松橋優 国見 スポ4
32 松本怜 青森山田 スポ1
10 兵藤慎剛 国見 スポ3
→80分 松本征也 浜名 スポ2
FW 渡邉千真 国見 スポ2
→72分 島村毅 早稲田実業 スポ3
山本脩斗 盛岡商 スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)


◆コメント
大榎監督
(鈴木選手がスタメン復帰しました)修人は長いボールが出せる選手なので有効なサイドチェンジができたと思います。千真(渡邊)にあててサイドにっていういつものことが厳しかったので最初からサイド勝負でいきました。中島も怜もいい突破を何本できていたのでよかった。(前半の渡邊選手のゴールは)山本がそらして千真がうまくフリーになれた。引かれた時にもしっかりサイドから崩せたのがよかった。(後半開始直後の追加点はセットプレーからでした)良い時間帯に2点目をとれたね。ずっと追い付かれるパターンが多かっただけによかったね。(松橋選手を投入しました)そうだね、相手が落ちてきたので松橋を使いたかった。中島か山本で迷って山本を交代用紙に書いたんですが相手が高い選手を入れてきたので急遽中島にしました。中島は今日もがんばってたんですがね。松橋はFWかトップ下の選手なので山本を中島の位置にずらしました。(セットプレーが得点源になりそうですが)そうだね、けどうちは高さがそんなにあるほうではないからね、ヘディングは強いけど。(今日は素晴らしい試合運びでした)いつもこれぐらいやりたいんだけどね、相手あっての試合だからね。でも2試合0に抑えることができてよかった。東学大戦は崩されていた場面も多かったけど今日は崩された感じはしなかったしね。(これからの抱負を)上位陣が勝ち続けているので、うちは1試合1試合をしっかりやって、後期にうまくつながるようにしたいですね。

金田主将
(ワセダらしいサッカーでしたね)日に日に良くなってきてます。ラインはコンパクトにできていたし、守備も良くなりました。ところどころ間延びしてしまう時間帯があったので、あのあたりボランチの自分がコンパクトに保つように修正していかないと。(ドリブルで仕掛けられたときの対応については)そうですね、そこが課題です。練習でも1対1の対応の練習をやっているので、まずは縦をしっかりきって遅らせることを意識していきたいですね。(攻撃面は)修人(鈴木)が入って展開できるようになったのでだいぶ良くなった。サイドの選手もうまくて速い選手だし、前線の選手も上手い奴らばかりなのでそこは信頼しています。(攻撃面での課題は)やはりフィニッシュですね。決めるところで決めていかないと、苦しい試合になったときにはつらい。楽しくやろうっていうのが自分たちのコンセプトなんですが、相手によっては厳しい試合もあるし、決定力をあげていかないと。(松橋選手が復帰しました)そうですね。素直に嬉しいです。やっぱりあいつはプレーで引っ張っていける選手だし、チームにとってすごいプラスになる。(次節の国士大戦に向けて)個々の能力が高いチームだし、1年生が多いみたいなので勢いづかせないように。ただ、相手がどこであろうと、自分たちのサッカーをするのが第一です。

渡邉
(今日は2得点の活躍ですね)チームの勝利に貢献できるようなゴールを決めれてよかったです。(自ら先制点、追加点を挙げましたね)常に得点を狙ってたんで、決めれてよかったです。(これでチームは3連勝となりましたが)この流れにのって次も勝ちたいです。

兵藤
(前半開始早々相手のシュートをブロックしましたが)試合開始直後にいいシュートが来たので、なんとか体を当ててやろうっていう気持ちでブロックしました。ちょっと痛かったです。(今日は前節に比べてパスもつながりましたね)修人のところでサイドチェンジができるようになったのでそこが大きかったです。ビルドアップもそれほどミス無く、みんな落ち着いて余裕を持ってやれたので良かった。(松本怜選手からのゴールのシーンは)パスもらっていいポジションにいたので自分で仕掛けました。そんないいシュートではなかったんですけど、入って良かったです。(後半開始直後にタイミングのいいスルーパスがありました)自分は点も取ってアシストもしたいので、ああいうスルーパスは狙っています。(やはりなかなか自由にプレーさせてもらえませんね)そうですね。警戒されてるなっていうのは感じました。でも、警戒されるのは嬉しいと思ってます。(今日は快勝でしたがあえて次節に向けて課題を挙げるとすれば)決定力ですね。決めなきゃいけないチャンスはたくさんあったから決めるべきところをしっかり決めないといけない。リーグ戦は得失点差とかも関係するので。守備はわりとよかったと思うのでこの調子でいきたいと思います。(怪我の具合は大丈夫ですか)はい。来週は大丈夫だと思います。

松橋
(久しぶりの公式戦でしたね)きつかったっす。空回りしちゃいました。(ケガの具合は)完治に近い状態ですね。(残り前期も2節となりましたが抱負は)チームがいい感じになってきたんで次の2試合も勝っていきたいです。(個人的には)2試合ともスタメンで出て、点を入れて結果残したいです。

松本怜
今日の相手は強くなかったんでやりやすかったです。戦術としては、僕と中島さん両サイドが(山本)脩斗にあてて、そっから裏に走り込んでセンタリングをあげるっていうのを描いてました。(ご自身もアシストをマークしましたが)今日は(自分)やばかったですね!調子よかったです(笑)!野次が多かったのが気になりましたけど。集中しづらかったです。けど自分が野次られたら逆にやってやろう、みせてやろうって気になりますね。(今日は鈴木選手がスタメン復帰しましたが)やっぱり展開力が全然違います。めちゃくちゃ上手いですよね。逆サイドから自分にもボールが入るとドリブルで仕掛けて行けるし。今日も自分でゴールしたかったんですけど、だめでしたね。惜しいのはあったんですけど。(3点目が入ってからは大人しくなった様に見えたんですが)ちょっと疲れちゃってたんで。3点差あったんで、どっちかというと守備の方に重点を置いてプレーしてました。(首から肩にかけてアイシングしてますが)相手の肘が思いっきり入ったんですよ。痛い…。(今観てるのは次対戦する国士大ですけど、どうですか)国士は一年生が多いんで負けたくないですね。高校の時のチームメイトもいるんで。さっき点入れた人です!(伊東)いい選手なんですよ。彼らに負けないように頑張りたいです。

鈴木
(今日の試合について)無失点におさえられたのは大きい。ボールがよく回わっていた。出来は70点くらい。(今季初のフル出場ですが)体力が落ちていて、後半バテました。あと、グラウンド状況が悪かったのもあって後半はトラップとかのミスが目立った。(セットプレーを全て任されていましたが、狙い通りにいきましたか)練習で何回もやってたので、ある程度は。スペースに蹴り込むことを心がけた。(ケガの具合いは)まだ左足は痛む。痛み止めの薬をのんでやってます。(鈴木選手が復帰したことで、一度ボールを集めてそこからサイドに散らして展開する本来のカタチが今日は多く見られましたが)ワセダは前線に優れた選手が多いので、活かしたいし、それが自分に与えられた仕事だと思ってる。できなければ出場する意味がないです。そういった点で今日はいいリズムでゲームを運べたと思う。

山本
(試合内容は)今日はだいぶ良くなってきましたね。サイドをうまく使えて崩せたし、いつも以上にボールが回って良いサッカーができました。(個人的には)最後疲れもあって足がつってしまったり、最後ループシュート狙った場面もいいボールが来て、決めなければいけないところだったんですけど、それを生かしきれなかったのが反省点ですね。

無失点に貢献した金守。ヘアスタイルを変えて優勝を目指す 金守
(完封でした)そうですね。だいぶ安定してきましたね。(ドリブルに対しての対応は)1対1の対応については今練習でやっているので自分の得意な距離感っていうものをしいかりと身に付けて実戦に生かしていきたいです。(次節について)特別にこうしようとかはありません。いつも通り、ワセダのサッカーをするだけです。(髪型が坊主になりましたね)髪を切ったらミスっちゃって…。仕方なく坊主にしました(笑)高校以来、人生2回目です。

塗師
(今日の試合は)ゼロで抑えられて良かったです。(Jリーグとの兼ね合いで日程的に厳しくはないですか)疲れはありますけど大丈夫です。前半はちょっと重かった感じもありましたけど、すぐに問題なくなりました。(ドリブルの対応については)特別な決まりごととかはないので、そこまで意識してません。ペナルティーエリアの外からなら時久さんが止めてくれるんで、ペナルティーエリアに入られないようには気をつけてますけど。(守備陣の連携は)問題ないですね。金守さん中心にうまくやっていきます。







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