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 JR東日本カップ2006 関東大学リーグ 4月30日 千葉・フクダ電子アリーナ



 強いワセダにあと一歩、筑波大に引き分ける

渡邉が今季3発目!だがこの歓喜の直後に悪夢が待っていた  前期の折り返し地点の第6節、対筑波大。名門同士のぶつかり合いとなった試合で、ワセダらしい『パスサッカー』がついに見えた。終始筑波ゴールを襲い掛かり、渡邉のゴールで先制する。しかし、すぐに追いつかれ、またも勝ち点3は手元を滑り落ちていった。

 ワセダは今季初先発の中島を左サイドに置く布陣で臨んだ。「今日はサイドの怜(松本)とナカシ(中島)にボールをだして、そこからいこうって言われました」(金田主将)という監督の指示の通り、前半はサイドを基点にチャンスを作る。しかし、なかなかシュートにまでつながらず、攻守の切り替えの早い筑波大にカウンターを食らってしまう。27分、28分と立て続けにピンチを迎えるが、時久のファインセーブでなんとか難を逃れた。すると30分過ぎからはミスの増えた筑波大を攻め立て、山本、渡邊、松本怜らが立て続けにシュートを放つ。極めつけは43分。左サイド、中島からのパスに走りこんだ市川が足で合わせる。これはゴールライン目前で相手DFにブロックされ、0−0で前半を終えた。

 ワセダの勢いは後半になっても止まらない。「一人ひとりの動きが連動してうまくいってた」(金田主将)。主力の怪我もあり、今季影に潜んでしまっていたワセダらしいサッカーが蘇った。待望の先制点は後半27分。交代したばかりの右サイド首藤がクロスを上げると、中央の前田を介して渡邊がヘディングシュート。これはクロスバーに跳ね返されるが、それを再び渡邉が右足で思い切りゴールネットに突き刺した。しかし、喜びもつかの間だった。1分もたたずに筑波大にミドルシュートを決められ同点に追いつかれてしまう。その後もワセダは分厚い攻撃を仕掛けるが、得点をあげることはできず、2試合連続の引き分けに終わった。

 開幕から6試合連続で先制するも、追いつかれる展開に、大榎監督は「全くもって不満」とご立腹の様子。今季3得点目の渡邉も「あと1点、2点取れるチャンスがあった」と表情は晴れない。チームは上り調子だが、真のワセダの実力はこんなものではない。次節、明大戦で求められるのは勝ち点3だけだ。

(釜谷美穂) 


第6節
早大 0−0
1−1
筑波大
【得点者】(早)渡邉(筑)田中


順位表
チーム 勝点 勝数 負数 分数 得点 失点 得失
駒大 14 10
流経大 12 13
法大 12 11
筑波大 11 13
国士大 10 15 10
東学大
順大 −1
明大
早大 11 −3
10 中大 10 −7
11 東農大 11 −6
12 専修大 18 −16
※第6節終了時点
早大メンバー
位置 背番 名前 出身校 学部学年
GK 時久省吾 大津 スポ4
DF 山口貴弘 帝京 スポ4
塗師亮 湘南台 スポ2
12 横山知伸 帝京 スポ3
MF 10 兵藤慎剛 国見 スポ3
→83分 松本征也 浜名 スポ2
◎金田隼輔 星稜 スポ4
15 中島健太 国学院久我山 社3
→69分 首藤豪 市立千葉 スポ3
32 松本怜 青森山田 スポ1
山本脩斗 盛岡商 スポ3
FW 渡邉千真 国見 スポ2
33 市川雄太郎 大宮東 スポ1
→61分 前田亮 都立駒場 教3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)


◆コメント
大榎監督
(金守選手が出場停止で塗師選手が3バックのセンターに入る布陣でしたが)まず守備の安定を考えての布陣です。(山本選手が高い位置に張って3トップのような形に見えたのですが)攻撃の時は前に3枚、守備の時は戻って中盤を5枚にすることになってます。(右サイドの松本選手については)やっぱり彼はスピードがあるので、そのスピードを生かしていきたいとは思ってます。(筑波大の流動的な動きに苦労したのでは)そうですね、マークがはっきりしないことがあったのですが、自分達のDFの型を崩さないように言いました。(その中で3バックは集中していましたね)よくがんばってた。今日はしっかりした試合だった。(何かハーフタイムに指示を)特にはないですけど、ボールサイドと反対サイドがしぼってコンパクトにすることは常に言っていますし、今までがズルズル下がりすぎた。(前田選手を投入しましたが)相手の動きがとまってきたので速い前田を入れたかった。島村と迷ったんですが千真(渡邉)とのコンビを考え前田にしました。ちょっと早いかとも思ったんですけどね。(首藤選手を投入し右サイドが活性化しました)中島は前半からがんばってくれて運動量が少し落ちたので。使い続けたかったんですが、首藤を入れました。松本怜は左もできますし左足も使えるので。首藤はオフ・ザ・ボールの動きにいいものを持っているので。(渡邊選手はシュートの意識が高かったように思うのですが)いつも言い続けてますからね。(今後の課題を教えてください)うちは6試合連続で先制しときながらいつも追い付かれる。特に先週のことがありながら今週も同じ失敗をした。自分たちがとった後、一番注意しないといけない時間にとられる。全くもって不満。そういう意識、メンタルを改善する必要があります。(鈴木修斗選手(スポ3)が復帰した後はどういう布陣を考えていますか)全く決まってないよ。鈴木にしても松橋にしても早く治ってほしいね。今は1試合1試合を同じように戦うだけです。

金田主将
(いつも出ていた金守選手が出場停止でしたが)カナモ(金守)もうまい選手だけど、塗師もいい選手なので問題はないです。(前節、ベンチからチームを客観的に見て感じたことは?)苦しい時間帯に点を決められてしまったり、点を取らなくてはいけないところで波に乗れないですね。なので今日はしっかり守るところは守れるように声だしていったんですけど、得点の後すぐに(筑波に)決められちゃって。(監督からは?)今日はサイドの怜(松本)とナカシ(中島)にボールをだして、そこからいこうって言われました。前半はよく機能していたと思います。(今日は早大らしいサッカーができたのでは)フォーメーション変えて、自分たちのやるべきことがはっきりしたと思うし、一人ひとりの動きが連動してうまくいってたと思います。(特に後半、ボールがよく回ってましたね)みんな落ち着いてやれていたと思います。(次節、明大戦は去年勝っていますが)(選手とかもぬけて)去年の事は参考にならないので。今年は今年でやっていきます。

渡邉
勝ち点3をまだ1回しか取ってないんで、今日は絶対取ろうと思ってたんですけど。今まで先制点入れて2点目すぐ取れないで、失点してしまってて、今日もすぐ取られてしまって悔しいです。(どういう試合展開になると予想していましたか?)毎試合難しい試合になるとは思っているんですけど、今日はチャンスをいっぱい作れて、それを決めるのが大事ですね。(早大らしいサッカーができましたがどこがよかったですか?)パスがつなげた。あとはフィニッシュがうまくいけば。(今季3点目ですが)あと1点、2点取れるチャンスがあったので…(調子は?)徐々に上がっています。(市川選手、山本選手との関係は?)うまく声をかけあってコンビネーションを気にしてやってます。3人とも前線に張っちゃって中盤が空いてしまうことがあるので、3人とも上がらないようにバランスよくやりたいです。(明大戦の抱負は)勝ち点3を取れるようにがんばります。

塗師
課題は得点してから失点してしまうことです。ずっと集中してはいたんですが、逆に意識しすぎちゃって。分かっていたのに、してやられてしまいました。(得点した後すぐに決められてしまいましたが)カバーに意識しすぎて、2列目からの飛び出しにうまく寄せきれなくて決められちゃいました。(監督からの指示は)回していけって。あとは体で覚えてます(笑)(早大らしいサッカーが出来たのでは)(監督からも)回していけって言われてて、自分も回すの好きなんで。サイドの怜(松本)とかに回したりして、後ろからどんどん繋げていくようにしました。(次節へ向けて)1試合1試合しっかりやっていって、それが結果としてついてくればいいです。

兵藤
(ここまで調子のいい筑波とやってみてどうでした)どちらかと言うとワセダがよくなった。今までで1番ワセダらしい試合ができた。ボールもつなげれてたし、チャンスも多く作れた。シュートも多く打てたので。でも、またすぐゴール取られちゃいました。(ここまで全試合先制点なんですが)そうなんですよ。もうなんなんですかね。今日みたいにあんだけすぐ同点に追いつかれると気持ちもなえますよ。(2戦連続ボランチでプレーしてみてどうですか)まぁ、どこでも出たら頑張る感じです。きっとチームにリズムを与える役割で使われてると思うので、そういう意味ではいいリズム作れた。でも守備があんま得意ではないので、守備の練習をしっかりうやっていきたい。(ケガのまだ治ってないんですか)よくないです。流経大戦の前からずっとです。毎試合痛み止めの注射と座薬で試合出てます。でもやらなきゃなんで。(次の明大戦への抱負は)キーパーとボランチが国見のやつなんで負けたくない。自分たちの目指してきた、ワセダのサッカーをやろうと思います。

前線で豊富な運動量を披露した山本 山本(写真右)
筑波は10番がドリブルで中に入ってくるっていうのは分かってたんで、注意していたんだけど、それでもやっかいだった。今までと比べたらつなげてたし、サイドも使えてて、自分たちの時間が多かった。そういうふうに攻撃の形はできてたけど、最後決めるところがなかなかできなかった。今日も先制はしたけど、すぐ追いつかれちゃって…。今季はいつもこのパターンだから、点とった後は声掛け合って集中してたんですけど。チャンスはあるのに結果が出ない。1点取った後、守備の面で集中するのもそうだけど、攻撃の方でも2点目、3点目と取っていかないと。それができないから勝てないんだと思う。前節から3−5−2になって自分はトップ下になったけど、高校の時からやってたし違和感はない。1番好きなポジション。今季はまだ全然自分自身の得点はなくて、去年と比べるとそれが目立つかもしれないけど、別に自分がゴールしなくても、チームが点とって勝てるならそれでいいです。もちろん自分の得点でチームの勝利に貢献できればそれに越したことはないですけど。次の明大戦は、引き分けじゃ勝ち点1なんで、勝ちたいです。どんな形でもいいんで。

市川
勝てる試合を逃してしまったので悔しい。自分もゴールできなくて悔しい。(前線からよくボールを追っていましたが意識しているのですか?)僕のプレースタイルなんで。それでチームが盛り上がれるように。(前半終了間際は惜しかったですね)ああいうところ、決めるべきところで決めないといけないです。(今日は早大らしいサッカーができましたが)グランドが良くてパス回していい感じにできた。サイドに簡単に出してクロスも多く上がっていた。あとはシュートだけです。(渡邉選手、山本選手との関係は?)僕は入ってあまり経ってないんですけど、みんなうまいんでどんどん吸収していこうと思っています。(明大戦の目標は?)僕はまだ点を取ってないのでとにかく点を取りたいです。







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