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JR東日本カップ2006 関東大学リーグ
4月23日 東京・江東区夢の島競技場
ワセダに黄信号、試行錯誤は続く…
簡単には勝たせてくれない――これが1部の実力。前節で流経大に完敗を喫し、チームの建て直しを図ったワセダだが、今節も苦しい戦いは続く。小雨のぱらつく中、中大相手に1−1の引き分け、辛くも勝ち点1を得た。
今季初めてシステムを4−4−2から3−5−2に変更し、心機一転、今節に気合を十分にみせる。序盤、相手に押し込まれるピンチを迎えるも山本が初先発、1年の市川に中盤から鋭いスルーパスを出すなど、チャンスを作る。また、松本とこちらも初先発となった中川の1年生コンビが両サイドを駆け上がり随所で光るプレーをみせるなど良い流れを作る。そして迎えた前半32分、とうとう先制点を奪取する。今日ボランチで先発した兵藤からのスルーパスに山本が素早く反応し、落ち着いて中でフリーの渡邉にグラウンダークロスを供給。渡邉は「(山本)脩斗からいいボールがきたんで、決めるだけでした」と言うように難なくゴール右隅に流し込んだ。しかし、この美しいゴールの歓喜も束の間。前半終了間際、相手に良い形を作られ再三ワセダゴールを脅かされるが、ここは前半終了の笛に助けられる。
なんとか1点リードで迎えた後半であったが、前半の勢いそのままに中大はワセダ陣内に攻め込んでくる。中盤にスペースが空きはじめ、両サイドから攻め込まれるもGK時久の連続ファインセーブでなんとか凌ぐ。しかし、とうとう我慢出来なくなった後半36分、中大の辻尾に綺麗なボレーシュートを決められ、同点に。さらに、終了間際には裏へ抜け出た相手をペナルティエリア付近、金守は後ろからのファールで止めるしかなく、一発退場。次節出場停止…。しかし、このファールがなかったら敗戦は決定的だっただろう。そして試合終了のホイッスルが鳴った。
「(敗因は)押し込まれる時間帯の耐えるべきところで耐えきれなかったところと、2点目を取れなかったところですね」と大榎監督が言うように、1点を先制するもどうしても勝ちきれないという悪循環にはまってしまったワセダ。しかしシステム変更をするなど、発展途上のチームにまだまだ限界は見えない。このチームが完成されたとき、彼らは最高のゲームを見せてくれるだろう。ディフェンスリーダー金守を欠く次節はチームの真価を問われる試合になる。“最強の挑戦者”への試練は続く…。
(長田洋平)
第5節
早大
1
1−0
0−1
1
中大
【得点者】
(早)渡邉(中)辻尾
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
流経大
11
3
0
2
12
5
7
2
駒大
11
3
0
2
9
4
5
3
筑波大
10
3
1
1
12
7
5
4
東学大
9
2
0
3
5
1
4
5
法大
9
3
2
0
10
7
3
6
国士大
7
2
2
1
11
10
1
7
明大
5
1
2
2
4
3
1
8
早大
5
1
2
2
7
10
−3
9
順大
5
1
2
2
4
7
−3
10
中大
5
1
2
2
3
6
−3
11
東農大
4
1
3
1
5
10
−5
12
専修大
0
0
5
0
4
16
−12
※第5節終了時点
早大メンバー
位置
背番
名前
出身校
学部学年
GK
1
時久省吾
大津
スポ4
DF
3
◎山口貴弘
帝京
スポ4
4
金守貴紀
四日市中央工
社3
12
横山知伸
帝京
スポ3
MF
10
兵藤慎剛
国見
スポ3
2
塗師亮
湘南台
スポ2
31
中川裕平
四日市中央工
社1
32
松本怜
青森山田
スポ1
8
山本脩斗
盛岡商
スポ3
FW
9
渡邉千真
国見
スポ2
→66分
島村毅
早稲田実業
スポ3
33
市川雄太郎
大宮東
スポ1
→87分
前田亮
都立駒場
教3
※◎はゲーム主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
今季初の3−5−2を導入してきた大榎監督
厳しかったですね。3バックにして、仕事分担はできて前節よりは良くなった部分はあったんだけれども、勝ちきれなかったですね。(敗因は)押し込まれる時間帯の耐えるべきところで耐えきれなかったところと、2点目を取れなかったところですね。つなぐサッカーをしたいのに、このグラウンドで負けないサッカーをするためにはどうしてもセーフティーなサッカーをするしかなかった。また1週間考え直します。
勝ち点1のために名誉の退場となった金守
システムを変更してどうなるのかな、と思ったけど、前半はよく守れた。後半は相手が3トップ気味だったので少し中川を守り気味に、(松本)怜は攻撃みたいな感じで。2点目が入らなかったんで、押し込まれたときが課題です。(最後のレッドカードに関して)その前のポジショニングも問題あったが、やらなきゃやられていたと思う。(連続出場が切れたことに関して)いつもどおりの調整をするだけです。練習からチームを盛り上げていきたい。
今季2ゴール目を決めた渡邉(写真右)
(今季2ゴール目の感想は)チームが勝てなかったので…。(前回のゴール(CK)と違い、流れのなかからの得点でしたが)脩斗(山本)からいいボールがきたんで、決めるだけでした。システムが変わって、リズムよくボールが回った時が何度かあったので。サポートも良かったし。(グラウンドコンディションは)悪かったっす。(結果は引き分けに終わりましたが)いつも先制はするけど逃げ切れないので、2点目、3点目をとれるようにしたい。(次節への抱負は)勝ち点3を取れるよう頑張ります。
今季初先発で猛アピールした市川(写真右)
(初先発でしたが監督からの指示は)裏をとるように言われました。積極的に攻めてチャンスを活かせって。前線で体を張るようにとかですね。(惜しいシュートもありましたが)FWが決めなくてはいけないのに、決めきる事ができませんでした。千真さん(渡邉)のように決めるところでできるようにしたいです。(課題は)得点力です。(ディフェンスや、今日のポジションについて)今日は3バックになって、4バックの2枚より3枚の方がよく見えるので良かったと思います。トップ下に慎剛さん(兵藤)が入ってくれた事によって攻撃もよくなったと思います。(ア式に入って、チーム・部の雰囲気はいかがですか)上下関係とかなくて、いい雰囲気だなぁって思いました。自分の力を出せるし、引き出してくれると思います。(次節へ向けて)とにかく得点をとりたいです!
何度となく早大ゴールを死守した時久
今日は中盤がきびしかった。うちは繋ぐサッカーだから、もっと中盤で速く回していかないといけない。ピッチコンディションが悪くてゴールキックが乱れていたので、もっと精度を上げていく必要がある。(今日は3バックでしたが)相手が2トップだったからマンツーマンでみていこうと。4枚と違ってマークや受け渡しがしっかりできるし、ディフェンスがしやすくなる。(辻尾選手に決められてしまいましたが中大の攻撃陣はどうでしたか)サイドの辻尾がよく上がってきていた。失点の場面では中のマークが乱れてごちゃごちゃしてしまった。(最後のFK、ナイスセーブでしたが)密集していてどこから来るか分からなかったけど、きちんと対応できたと思う。(今季まだ完封がありませんが)徐々にはよくなってきている。今日もそこまで悪くはなかった。もう一踏ん張り必要。集中力を保つようにしなくてはいけない。金守の退場もあって次節はまた少しディフェンスラインが変わるだろうけど、集中力を切らさずに、うまく統率して0点に抑えたい。
Jリーグと同じくボランチで出場した塗師
良くなかったです。コンビネーションの部分でまだまだできてなかったです。フォーメーションの練習はしてるんですけど、やりづらい部分がある。自分もヴェルディ(J2)の方に行ったりで、試合のなかで合わせていく感じだった。問題は山積みです。
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