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 JR東日本カップ2006 関東大学リーグ 4月15日 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場



 流経大に完敗、鮮やか兵藤FK弾も空砲に

今季2つ目の黒星に肩を落とす兵藤  早大ディフェンスが崩壊…。昨季まで安定した守備が売りであったチームも、全国でトップクラスの攻撃力を誇る流経大に終始攻め続けられ1−4の大敗。開幕戦から3試合、いまだ無失点試合のなかった状況で、今度は大量4失点を許してしまった。前節の勝利から波に乗りたいところだったが、関東1部リーグの向かい風が再び早大を悩ませる内容となる。

 開始5分にいきなり試合が動く。ゴール前で横山が競って得たFKを、ケガのなか強行出場した兵藤が鮮やかにゴール右上スミに流し込んだ。これで流れを掴むはずだった早大だったが、逆に慌ててしまうことになる。流経大の裏への飛び出しを常に狙い、1対1ならドリブルで仕掛けてくる攻撃的なサッカーに何度も決定的なチャンスを作られた。そして、32分にセットプレーから失点すると、前半終了間際にはスルーパスに反応した西にフリーで決められ、あっけなく逆転を許してしまった。

 後半も流経大の出だしの速さについていけず、何度もディフェンスの裏に抜け出される場面が続いた。「チームの疎通がとれていないというか、一つになっていない」と塗師が言うようにチームは落ち着きを失い、バラバラの状況。つまらないパスミスや簡単にボールを取られてしまうシーンも増えた。前田、島村を投入し流れを変えようとするも相手の勢いは変わらず。さらに流れの中から2失点を許し、1−4で試合終了。ここ2,3年では珍しいほどの完敗となってしまった。

 「戦う気持ちが足りなかった。相手にはそれがあった」(金田主将)。シュート数は流経大の18本に対し早大は8本。得点も兵藤のFKのみと、攻撃陣も黙ってしまった。新体制になり、未完成な部分を露呈してしまった早大。だが、リーグ戦は始まったばかり。チームを立て直すには十分な時間がある。“最強の挑戦者”として今はまだ、1部で荒れ狂うまでの序章にすぎないのだ。

(杉渕敦) 


第4節
早大 1−2
0−2
流経大
【得点者】(早)兵藤(流)武井、西2、武田


早大メンバー
位置 背番 名前 出身校 学部学年
GK 時久省吾 大津 スポ4
DF 塗師亮 湘南台 スポ2
山口貴弘 帝京 スポ4
金守貴紀 四日市中央工 社3
24 松本征也 浜名 スポ2
→33分 中川裕平 四日市中央工 社1
MF ◎6 金田隼輔 星稜 スポ4
12 横山知伸 帝京 スポ3
14 首藤豪 市立千葉 スポ3
→65分 前田亮 都立駒場 教3
10 兵藤慎剛 国見 スポ3
→72分 島村毅 早稲田実業 スポ3
FW 渡邉千真 国見 スポ2
山本脩斗 盛岡商 スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)


◆コメント
大榎監督
(完敗ですが)厳しかったね。俺も含めて、システムが悪いのか、選手に問題があるのか、ビデオで確認して考え直さなければならないね。(攻守の切り替えが遅かった気がします)取られ方が良くなかったね。ポゼッションの意識が強いのが逆に良くなかった。ボールを離すのが遅いし、嫌な取られ方をして、守備のバランスが整わないうちにやられてしまったという感じだね。(攻撃に関しては)相手のシュートが18本に対して、うちは8本しか打ててない。相手の守備が堅かったのももちろんあるけれども攻めきれなかったね。(次節に向けて)基本的なやり方っていうのは変わらない。今日の反省をしっかりとして、練習から意識を持って取り組んでいくしかないですね。

厳しい試合展開のなかチームを鼓舞し続けた主将・金田。後ろは山口 試合中、仲間に声をかけ続けていた金田主将(写真右)
自分たちは今年関東1部にあがって、チャレンジャーとして試合に臨んでいるはずなのに全体的にしまりがなかった。戦う気持ちが足りなかったと思う。相手にはそれがあった。相手は運動量が多く、出足も速かったが、相手がどこだろうと関係ない。まだ、22試合中の4試合しか終わってないので、これから、1戦1戦を大切にして、チームとして成長していきたい。次の試合は修正するところはしっかりして、勝ちに行く。

今季ここまで4試合3得点の兵藤
(前半から声出しを頻繁にしていましたが)実は一昨日にケガしちゃって今日は出るかどうかも微妙だったんです。だから、動けない分声を出そうと意識しました。結局、自分の出来が悪くて、チームの流れも悪くなってしまった。(チームの未完成の部分っていうのが見えたのでは)はい。とりあえず今まで失点ゼロが1回も無い。守備がダメですね。ボールにいっても軽いし。でもDFだけのせいじゃなくて、チーム全体の問題。みんなで声を掛け合って立て直したい。(先制のFKを決めたことについては)本当はケガで自分が蹴る予定ではなかったんですよ。試合前、1回もロングボールを蹴っていなかったし。試合始まって1回蹴って大丈夫そうだったら、みたいな感じでやってました。決まったのは距離も近かったし、2本目だったんですけどやっぱり2本とも決めなきゃいけないです。

金守
流経大のやるサッカーは去年の総理大臣杯の時と変わってなかった。流経大の攻撃陣はコンビネーションがよくて裏を取られてしまった。自分のミスもあって4失点してしまったから、次の試合までに修正すべき点がたくさんある。今季ここまで完封っていうのがないし、まずは練習から盛り上げていかなきゃいけないと思う。大敗した後の試合が重要になってくると思うんで、次の中大戦はしっかり勝てるようにしたいです。

塗師
(今日の敗因について)まだチームの疎通がとれていないというか、一つになっていないというか… 自分も含めて相手チームのやり方に合わせたプレーもできてないんで、これから良くしていきたいです。

この試合がデビュー戦となった中川
ベンチから見てて、前半はサイドからおしこまれてるなぁと思ってたんで、そこを抑えようと意識してた。けど相手に出てこられて、そのままずるずるいってしまった。流経大の前線の選手、特に27番(武田)は動きが速くてつかまえづらかった。GKとディフェンスラインの間にボールを入れられてしまった場面もあった。ラインをひきすぎてたと思う。そのせいで相手と五分五分になってたから、もっとラインを高く保っておくべきだった。そこが修正点。次節はまず出ることが目標。出たら活躍したいです。







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