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 JR東日本カップ2006 第80回関東大学リーグ 4月1日 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場



 1部の雄・法大と激突―初陣は黒星発進

激しいチャージで相手に倒されPKを得る兵藤
 これが1部か――圧倒的な強さで関東大学リーグ2部優勝を果たし、ついに1部に戻ってきたワセダ。待ち受けていたのは1部の洗礼だった。開幕戦、昨季1部準優勝の法大に3−1の完敗。前半に先制するも後半に3点を返され悔しい逆転負けとなった。

 FW松橋優(スポ4)、MF鈴木修人(スポ3)の主力2人を欠くワセダは松本怜が1年生ながらスタメンに名を連ねた。前半はワセダペース。開始後すぐの渡邉のシュートを皮切りに積極的に相手陣内に攻め込んでいく。途中、相手のパスカットから金守が抜かれシュートを打たれる危ない場面もあったが、これはゴール右側に逸れて難を逃れた。その直後には島村のどんぴしゃヘッドがあったが、惜しくもキーパー正面でゴールならず。前半24分、塗師が右サイドから前線にロングパスをあげると、相手はペナルティエリア内に踏み込んできた兵藤をファールでしか止めることができずPKの判定。キッカーは兵藤。1度目はやり直しとなってしまうが、集中力を切らすことなく左隅に冷静に決め1−0。強豪・法大相手に1点のリードを奪って前半を折り返した。

開幕先発も島村は結果を残すことができなかった  前半のリズムをそのままに、より精度を上げて追加点を狙いたい後半。試合展開は180度逆になってしまう。後半9分、相手のシュートをバーすれすれで時久が片手ではじくファインセーブ。しかしその1分後、隙を突かれて同点に追いつかれてしまう。勝ち越し弾が欲しいワセダはここで金田主将に代えてMF山本脩斗(スポ3)を投入。だがセットプレーの好機を逃すと自陣ゴール前でパスを繋がれて2点目を献上、2−1とついに逆転を許した。ワセダは時間の経過とともに足が止まっていき、対応の遅れも目立つようになる。この戦況を打開すべく立て続けに選手交代を試みたが、いまいち機能せず、後半41分にはとどめの3点目を追加され、あえなく試合終了となった。

 先制はしたものの、リズムが崩れると立て直しを図ることができずにずるずると相手ペースにのまれてしまったこの試合。「運動量が減って、セカンドも拾えなくなったし、競り合いにも負けてた」(金守)。1部で強豪校と互角に戦っていくためには、これらの課題をクリアしていかなければいけない。大榎克己監督(昭63教卒)が「チームとして機能していかなければいけない」というように新チームでの連携もカギとなってくる。

 次節は王者・駒大戦。過去4年間で3度の優勝を誇る名門相手にどれだけワセダのサッカーが通用するか。厳しい戦いになることは間違いないが、昨季2度勝利しているだけに、勝算はある。最初の山場を乗り切るためには、開幕戦黒星を払拭させる勝利が必要だ。

(大倉麻美) 


第1節
早大 1−0
0−3
法大
得点者】(早)兵藤(法)本田勇、山本、菊岡


早大メンバー
位置 背番 名前 出身校 学部学年
GK 時久省吾 大津 スポ4
DF 塗師亮 湘南台 スポ2
山口貴弘 帝京 スポ4
金守貴紀 四日市中央工 社3
24 松本征也 浜名 スポ2
→84分 市川雄太郎 大宮東 スポ1
MF ◎6 金田隼輔 星稜 スポ4
→57分 山本脩斗 盛岡商 スポ3
12 横山知伸 帝京 スポ3
32 松本怜 青森山田 スポ1
→74分 中島健太 国学院久我山 社3
10 兵藤慎剛 国見 スポ3
FW 渡邊千真 国見 スポ2
18 島村毅 早稲田実業 スポ3
※◎は主将


◆コメント
大榎監督
(黒星発進ですが)前半は自分たちのペースでできたが、後半はガラッと変わってしまった。(チームの仕上がり状態は)なかなか全員揃ってできなかったところもあったんでね。(主力選手にケガ人もいますが)そうですね。でも長いシーズンを戦っていく上では仕方のないこと。レギュラー確定なんてことはないし、その時のベストメンバーで戦うしかない。(昨季とのチームの違いは)システムが違うのと、徳永や矢島のような飛び抜けた選手がいないことですかね。その分チームとして機能していかなければいけない。(次節、優勝候補の駒大が相手ですが)自分たちのサッカーをしっかりやって、相手の良いところを出させないようにしたい。

兵藤
(開幕戦黒星スタートとなってしまいましたが)勝てる試合だったのにもったいなかったです。(前半まではいい流れでしたね)前半よかったのに1点しか取れなかったのが痛かったです。後半は出だしが悪くてそのまま終わっちゃった感じです。修正して、次に向けて切り替えたいです。(大学選抜の疲れはありますか)疲れというよりも、ケガ…ですね。やましゅう(山本脩斗=スポ3)と俺はずっと練習別メニューだったんで。ある程度は動けるんですが100%ではないです。(次節の駒大の印象は)1部で1番強くて1番手強い相手。でも、ワセダも能力はある。能力あるのに負けるのは本当によくない。みんなで声出して勝ちたい。(大学選抜の遠征で科目登録は大変だったんじゃないですか)いや、完璧です!いろいろ友達に手伝ってもらって、なんとかなりました。単位もサッカーも頑張ります(笑)。

金田主将
(今日の試合振り返って)前半はいい感じでやれたんですが、後半相手のリズムになって流れを変えれなかった。(同じボランチの鈴木選手がケガをして戦線を離れてますが)兵藤やほかにもいい選手がいるので大丈夫です。タイプはそれぞれ違うので、お互いの持味を出し合いながらやりたい。(駒大戦へ向けて)駒沢は前へ前へ出てくると思うので受け身にならないようにする。とにかく切り替えてやりたいと思います。

時久
(開幕戦の感想を)前半は良かったんですけど後半失点してからリズムが崩れて、持ち切れなくなった。(前半は守備が締まってた)相手がそこまで前に出てこなくて、うちも自由にボールを持てていい感じでした。(法大FWの井上をマークしてましたか)代表で一緒にやってたんで、どういうプレーヤーか分かってたんで。ただケガで本調子ではなかったです。(井上が交代した後半5分近くから崩れはじめました)そうですね、連係不足です。DFは球際も緩かった。次の試合では引き締めないと。(点が入らなくて焦ってたように見えましたが)実際3点目を入れられて焦りを感じてどんどん中に蹴り込むようになって、監督が最初の10分にやれって言ったことが逆になってしまった。(今季からの4バックは)1週間前にチームに合流して、(松本)征也も左サイドで出ててまだ不慣れな点が多い。連係をもっとしっかりしないと。(駒大戦に向けて)2試合やって勝ってるけど、今回法政に負けたってことでもう一回引き締めて頑張りたいです。

金守
前半は自分たちのサッカーができていたけど後半は全然ダメだった。運動量が減って、セカンドも拾えなくなったし、競り合いにも負けてた。そこが敗因だと思う。新シーズンになってメンバーが変わったところもあるけど、それは別に問題ない。(1年の松本選手がスタメン、市川雄太郎選手、中川祐平選手もベンチ入りしていましたが)監督からは、怜(松本)は速いから、当てて勝負させろって言われていた。上手い人いっぱいいるんで、1年生にはそういうひと達のプレーを見て、いろいろ学んでほしいです。まぁ自分もなんですけど(笑)。(駒大戦に向けて)初戦負けちゃったんで、次が大事。しっかりやって、この3連戦、2勝1敗で乗り切りたいです。

山口
前半はそんなでもなかったけど、後半になって体力だとか強さだとか、差が出てきたと思う。最後までもたなかった。足が止まってバランスを崩してしまった。敗因として挙げるならロングボールを多用しすぎたこと。裏を狙っていこうって言ってたんですけど、そればっかりになってしまった。ポゼッションも全然だった。相手はプレスかかってたんで、そこが結構やりづらかった。前が疲れるから、次節はもうちょっと後ろで回していくようにしたい。(1年生の松本選手がスタメンでしたが)スピードがあるんで、ワイドに開いて怜(松本)にあてようってことだったんですけど、あんまできなかった。もっと怜を使えれば。(駒大戦に向けて)駒大は蹴ってくるチームなんで中盤があくから、そこを狙って。あとはポゼッションをしっかりと。ワセダのサッカーをして勝ちたいです。

松本怜
(ルーキーで開幕スタメンですが緊張しましたか)してないです。チームにはなじんでいたのですが…。練習中はボールがきたけど、今日の試合はこなかった。今日の自分の出来としては、ボールをもらったときはよかったが、ボールをもらう回数が少なかった。サイドに張ってるだけで、中に入ったり、効果的な動きをすればよかった。そうすればドリブルしたりできたと思う。(駒大戦に向けて)開幕戦負けて、チームの雰囲気はよくないけれど、切れかえて、次は絶対に勝ちます。(観客に見てほしいプレーは)スピードに乗ったドリブルです。







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